有効求人倍率の最新情報!転職はするべき?IT業界を中心にご紹介します!
転職を検討するのであれば、有効求人倍率の良い「売り手市場」のタイミングで動くことが望ましいと言われています。有効求人倍率は変動する数値であるため、業種ごとに数値が異なります。今回の記事では2020年12月現在の求人倍率の動向を踏まえ、現時点で転職活動をはじめるかどうかをIT業界を中心に解説していきます。
目次
有効求人倍率とは?
そもそも「有効求人倍率」の意味をご存知でしょうか。
有効求人倍率とは「企業が出している求人の数」と「仕事を求めている人の数」の割合を示した数値です。
有効求人数÷有効求職者数で算出された値が有効求人倍率であり、値が1以上であれば求職者数に比べ求人数の方が多く、以下であれば求職者数の方が多いという解釈になります。
また、それぞれの数値は職業安定所の情報を元にしています。
実際に確認した有効求人倍率を転職に活かす場合、どういった方法が考えられるでしょうか。
数値に対する転職への活かし方をみていきましょう。
有効求人倍率とは転職時期の検討する判断軸となる
1つ目に求人倍率の数値を「今転職すべきかの判断軸」にできるという活かし方があります。
転職者としては、自身の希望する業界の有効求人倍率が大きければ大きいほど転職活動を有利に進めることができるといえるでしょう。
仮に倍率が低ければ日本全体の景気が悪く、就職難であることが予想されます。そのため、自ずと転職活動が長期戦になることや、仕事を辞めてしまっていた場合には無職の状態が続くというリスクが想定できます。
活動計画を立てる上で求人倍率の動向を確認することは大切です。
転職難易度が測れる
2つ目に有効求人倍率を見ることで「転職難易度がある程度測れる」という活用方法があります。
求人倍率からは自分の希望業種に転職意志をもっている人の数と、それに対する求人数を把握することができます。
仮に業界全体が売り手市場だったとしても、自分の進みたい分野がそうとは限らないため注意が必要です。
難易度が理解できれば、自身の転職活動に対するエントリー数や対策の質も変わります。有効求人倍率のデータを自身の転職に効果的に活用することで、万全の対策で活動を進めることができるでしょう。
最新の有効求人倍率の動向は?転職者に有利な市場なのか
それでは早速、現在の有効求人倍率の動向を見ていきましょう。
2020年10月の最新データに基づくと全業種での求人倍率は1.65倍、つまり1人に対して1.65倍の求人数があるという結果が算出されています。
この数字は前年同月比-0.87pと前年度と比べてやや落ちる結果となりますが、業界によってその求人倍率に大きな差が生まれる結果となりました。
「IT・通信業界」は求人倍率4.89と圧倒的な高さを誇る
業種別に最新の求人倍率を比較したとき、圧倒的な数値の高さを誇るのが「IT・通信業界」です。
平均の求人倍率が1.65倍、2位の「サービス業」が1.80倍であることからもその驚異的な需要の高さがうかがえます。
新型コロナウイルスの影響により、業界全体としては前年度より求人数の停滞が見られます。
IT業界も前年度よりは落ち込みを見せているものの、まだまだ人材の需要は伸びていくことが予想されるでしょう。
仮に「IT・通信業界での転職」を検討するのであれば、「売り手市場」である今このタイミングで活動をスタートすることは正しい選択と言えるでしょう。
おすすめのIT職種を検討する
「IT・通信業界」の求人倍率が高いことをふまえて、おすすめの職種をみていきましょう。
アートディレクター
アートディレクターは、製品やサービスにおける写真やフォントなど視覚的なデザインを総合的にまとめる職種です。
個人のスキルによる作品作りがメインとなるわけではなく、チーム全体をまとめることで商品のメインビジュアルやパッケージなどを製作していくことが目的となります。
プログラマー
プログラマーの仕事は、Webサービスやアプリケーション内で動作するプログラムを作成するというものです。J
avaScriptやPythonといったプログラミング言語を習得した上で、要件を満たすプログラムを納品します。
Webデザイナー
Webサイトの製作などを手掛ける仕事です。
ホームページ制作におけるデザインだけでなく、プログラミングスキル、SEOなども検討しながら効果的なWebページを作成することができれば、需要が高くなります。
セールスエンジニア
客先において、要件を満たすシステムやプログラムの解説を行い、商談をまとめる役割を果たす営業職です。
エンジニアとしての知識も必要であるものの、客先のニーズの把握が大切となるため、高いコミュニケーション力が必要です。
システムエンジニア
システムの導入などにおけるニーズの聞き取りから納品、保守にいたるまで管理する職種です。プログラムの知識を前提として、チームメンバーとコミュニケーションを取りながらシステムの開発、テスト、納品まで導くことが仕事内容といえます。
どの職種においても未経験OKと記述している場合、可能性はあります。
また、違う業界で営業を行っていたなど、これまでの経験を活かすこともできるため、自分にあった職種に応募してみましょう。
転職活動の進め方
転職活動には、ある程度計画性が必要となります。
実際に、転職を決意してから、面接・採用に至るまでには時間が必要です。
そのため、転職を行う場合はできる限り現職を退職する前にある程度の資金を貯蓄しておくか、現職を辞めずに転職活動を行う必要があります。
転職活動の流れは以下になります。
1.自己分析と情報収集
2.書類作成・応募
3.面接・内定
4.引継・退職・入社
まずは、自分の経験やスキルをまとめる所からスタートしましょう。
転職したい理由や現在の職種から転職先の職種との共通点、自分の性格や考え方の傾向なども把握することでミスマッチの起こりにくい転職が可能となります。
次に、応募書類を作成し、企業に対して応募を行います。
この際、転職サイトや転職エージェントなど様々な手段があるものの、転職の流れは変わりません。
面接対策などにおいては転職サイトよりも転職エージェントを活用しやすいといえます。
そして、内定となった場合には、現職に退職を申し出たうえで引継ぎ業務が発生します。
退職するまでの期間は企業によって 異なるため、よく確認しましょう。
転職すべき状況のなのか
新型コロナウイルスの影響により、業界全体としては前年度より求人数の停滞が見られる事は事実です。
転職市場全体では売り手市場から買い手市場にシフトしつつあります。
一方でIT業界は、政府主導で各企業がデジタルトランスフォーメーションの動きを進めている状況を受けて今後もIT需要が拡大を見込める事もあり高い有効求人倍率を維持していています。
今後も求人倍率が高い状況は維持されると思いますが、一方で業界職種未経験者よりも経験者が選考では有利に立つ傾向はあるので、未経験でIT業界を目指す人は面接や書類対策などは必要です。
IT業界を目指す人は「転職したい」という意思があれば積極的に企業へ応募する事をおススメします。
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まとめ
本記事では有効求人倍率の最新状況や転職すべきかんついて解説してきました。
「IT・通信業界」は、他の業界と比較して有効求人倍率が高く、現在は未経験者でも応募しやすい環境になっているといえます。
また、企業風土としてやりたい職種にチャレンジできる企業も多いため、入社前に分析を重ねることでより自分のニーズにあった転職ができるでしょう。
転職の流れを把握したうえで、自分に不利にならない状況で転職活動を行って客観的な意見を聞くことが大切です。
1人で進めず第三者と一緒に進めることで早期に内定がでる可能性があります。
「転職活動のプロである」である転職エージェントに相談しながら進めてはいかがでしょうか。
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