カスタマーエンジニアの志望動機の書き方を解説!求められる人物像とは?転職エージェントが例文を紹介
カスタマーエンジニアにはどのような人物像が求められているのでしょうか。また転職の時の志望動機の書き方も例文付きでご紹介します。
目次
転職の志望動機は書き方が重要!
カスタマーエンジニアに限らず多くの企業への転職では書類審査があります。
そしてその審査を通過した人が面接を受けることになるでしょう。
つまり書類審査は転職成功のための第1関門なのです。
いかにして採用担当者に「この応募者に会ってみたい」「直接話してみたい」と思ってもらえるかが鍵となります。
そのためには魅力的な志望動機を書いて自己アピールすることが重要なのです。
今回はカスタマーエンジニアの転職を目指すあなたへ、魅力的な志望動機の書き方をご紹介します。
カスタマーエンジニアの仕事内容は?どこで働いているの?
志望動機を書くために、まずはカスタマーエンジニアの仕事について振り返りましょう。
特徴を知っておけば未経験者の方も概要がつかめるでしょう。
CEの仕事内容
カスタマーエンジニア(CE)は電子機器や保守関係の導入や管理、故障した場合の修理を行う仕事です。
似たような職種にシステムエンジニア(SE)というものがあります。
SEはプログラミング技術などを用いて1から作り出すのが仕事です。
そしてCEはすでにできている製品の導入やメンテナンス、修理を行うのが特徴です。
カスタマーエンジニアは企業によって「サービスエンジニア」や「フィールドエンジニア」と呼ばれることがあります。
求人情報の仕事内容が同じならカスタマーエンジニアだと思っていいでしょう。
電子機器メーカー・保守会社・販促会社などに勤務
カスタマーエンジニアが勤務するのは主に電子機器メーカーや保守会社、販促会社となっています。
自社製品を顧客が使用するために導入や説明を行います。
また、その機械が故障した場合に原因を調べたり修理をするのもカスタマーエンジニアの重要な仕事です。
ほとんど社外で仕事をしている
エンジニアとはいっても常にパソコンに向かっているわけではありません。
カスタマーエンジニアはその仕事内容により顧客のところを巡回していることが多いのです。
営業職並みに社外で仕事をするのがCEの特徴の1つです。
カスタマーエンジニアの志望動機の書き方のポイントは?
転職活動で重要な志望動機の書き方をご紹介します。
ポイントを押さえてカスタマーエンジニアの転職を成功させましょう。
具体性をもたせる
志望動機を書く時には内容に具体性をもたせることが大切です。
採用担当者から「これってどこの企業でもいいんじゃない?」「他の企業にも当てはまること」と思われてはいけません。
どうしてもその企業がいいという気持ちを伝えなければならないのです。
そのためには内容に具体性をもたせた志望動機が必要です。
希望する企業の魅力を書く
まずは希望する企業のどういったところに魅力を感じているのかを書きます。
ここで注意したいのが「経営理念に共感しました」というようなどこの会社にもいえる書き方は避けるということです。
理念に共感したのであれば、具体的にどういう理念に共感し自分がどう感じたのかも書きましょう。
そうすれば、あなたがどれだけ企業に興味をもって調べたのかが伝わります。
これまでの経験を書く
これまでの経験を元に志望動機を書くこともポイントの1つです。
ただ前職の職種を伝えるだけでは採用担当者に興味をもってもらうことが難しいこともあります。
自分の経験やスキルについて相手に興味をもってもらうためには具体的に書くことが必要です。
これまでどのような職種でどういった業務をしてきたのか、どのような技術を得てきたのかをアピールしましょう。
また未経験でカスタマーエンジニアの転職を目指す人はこれまでの職種からCEに転職しようと思ったきっかけを書くといいでしょう。
経験を生かすことができるのであれば、志望動機としてアピールすることもできます。
企業に貢献できることを書く
転職したら自分が企業にどういった貢献ができるのかも書きます。
企業としてはただ経験やスキルがある人ではなく貢献してくれる人材を求めているでしょう。
しかし「御社に入社したら経験を生かして頑張ります」という書き方では伝わりにくいので注意してください。
人それぞれ得意な分野があるので貢献できる内容に特徴があっていいのです。
技術面でアピールしてもいいですし、コミュニケーションについて書いてもいいでしょう。
カスタマーエンジニアの志望動機の例文を紹介!
先ほどお伝えした志望動機の書き方のポイントを押させた例文をご紹介します。
経験者と未経験者それぞれの志望動機の例文を見てみましょう。
経験者の志望動機の例文
「私は御社の〇〇機器の顧客サービスに魅力を感じております。
顧客満足度を高めるために社員が一丸となって活動しているのが伝わってくるからです。
私は現在カスタマーエンジニアとして〇〇機器を担当して3年になります。
顧客対応をしているうちに人と関わる仕事のおもしろさがわかりました。
御社はカスタマーエンジニアをはじめ、社員への研修に力を入れていると伺いました。
現職で担当している機器は御社で扱っているものと通じるものがあるので機械の扱いは自信があります。
ぜひ御社の顧客サービスを学びながら、事業拡大に貢献したいと思っております」
経験者はぜひ経験やスキルを企業にアピールしてください。
具体的にどのような分野が得意なのか、どういった業務についていたかも書くといいでしょう。
未経験者の志望動機の例文
「私は御社の〇〇の導入や顧客サポートに魅力を感じました。
電子機器メーカーの設計の仕事について5年になりますが、
自分たちが設計したものが製品化することは達成感とやりがいがあります。
しかし実際に製品を利用する顧客と関わることができないことをもどかしく思っていました。
そのためカスタマーエンジニアとして顧客と直接関わりたいと思うようになったのです。
カスタマーエンジニアとしての経験はありませんが電子機器の仕組みについての知識を生かせると思っています。
これまで培ってきた知識をもとに、御社の事業拡大に貢献したいと考えております」
未経験であってもカスタマーエンジニアへの転職は可能です。
経験やスキルをアピールして企業への貢献度を伝えましょう。
カスタマーエンジニアに求められる人物像は?
カスタマーエンジニアに求められる人物像をご紹介します。
どのような人がCEに向いているのでしょうか。
人と接するのが好き
カスタマーエンジニアは機械だけでなく人と接することが多い仕事です。
時には顧客の気持ちを汲みって関わる必要もあるでしょう。
そのため人とコミュニケーションを取ったり関わったりすることが好きな人が求められています。
機械系の専門知識や技術
カスタマーエンジニアは電子機器などの導入やメンテナンス、修理に関わる仕事です。
そのため機械系やコンピュータに関する専門的な知識や技術が必要となります。
CE自体が未経験であっても、機械の設計・製造といった業務に関わっていた人は転職の時にアピールできるでしょう。
探求心がある
機械が故障した時にはその原因を追究するのもカスタマエンジニアの仕事となります。
顧客に故障までの状況を確認することも必要です。
様々な情報から故障の原因を突き止めて修理するところまでやるので、探求心がある人が求められるでしょう。
冷静に物事を判断することができる
物事を冷静に見て判断することもカスタマーエンジニアに求められることの1つです。
カスタマーエンジニアは機械だけでなく顧客の思いを汲み取らなければならない場面もあります。
また自分のペースで仕事を進められないこともあるでしょう。
特に機械の故障の場面では顧客とのやり取りも多く、クレームに発展することも。
そのような場面でも感情的になったり焦ったりしないことが重要です。
顧客はカスタマーエンジニアであるあなたを頼りにしているのですから。
そういったことから物事を冷静に判断することができる人が求められているのです。
学ぶことが好きな人
機械やコンピュータの技術は日々進化しています。
カスタマーエンジニアはその進化についていくために新しい知識や技術を身につけていかなければなりません。
また転職したらその企業のことや扱う製品について詳しく知る必要がありますね。
企業によっては入社後に数か月から1年という長い研修期間を設けているところもあるのです。
そのため学ぶことが好きな人がカスタマーエンジニアに向いているといえるでしょう。
カスタマーエンジニアにコミュニケーション能力が求められる理由は?
カスタマーエンジニアは知識や技術だけでなくコミュニケーション能力が求められる職種です。
それでは、なぜコミュニケーションがそこまで必要になるのでしょうか。
顧客と直接接する仕事だから
CEはその業務の特徴からわかるように、顧客と直接接することの多い仕事です。
他社に出向いて顧客に接する機会が多いので、人と話すことが好きでなければできないでしょう。
また言葉使いや身だしなみにも注意する必要があります。
わかりやすく説明しなければならないから
製品を導入する時は必ず顧客に使用方法や注意点などの説明が必要となります。
また故障した時にも、その原因や対処などを説明しなければなりません。
機械系の専門家であるカスタマーエンジニアにとってはわかる言葉や知識でも顧客にとってはわからないこともあるでしょう。
相手がわかるように説明することや、自分がした説明で顧客が理解・納得できているかを察することが求められます。
そういったことから、カスタマーエンジニアにはコミュニケーション能力が必要とされているのです。
クレーム対応をする場面もあるから
カスタマーエンジニアの仕事の1つに機会が故障した場合の修理があります。
不具合があれば顧客のところへ出向き対応することになるのです。
故障となると顧客からのクレームの可能性もあるでしょう。
クレーム対応の基本は、まず最初に相手の気持ちを聞くことです。
そのためカスタマーエンジニアは機械の専門的知識だけでなくコミュニケーション能力が必要なのです。
カスタマーエンジニアになるには資格は必要?
この資格がなければカスタマーエンジニアになれないというものはありません。
しかし電源や通信の保守・点検の業務に携わる場合は法律で定められた資格が必要です。
それが電気工学士、認定電気工事従事者といった資格です。
電源や通信関係の保守会社への転職を考えているという方は、こういった資格について調べておくことをおすすめします。
ただし転職前に必ず取得しなければならないわけではなく会社からの指示で資格を取得する場合もあります。
最後に
今回はカスタマーエンジニアの志望動機の書き方や求められる人物像についてご紹介しました。
転職ではこれまでの経験やスキルをどれだけアピールするかが鍵となります。
志望動機を書く際にはぜひ経験やスキルを具体的に書いて採用担当者に伝えましょう。
顧客と直接関わることの多いカスタマーエンジニアはコミュニケーション能力が求められます。
コミュニケーションに自信があるという方は志望動機の中でアピールしてください。
カスタマーエンジニアの転職を成功させるために転職相談に登録することをおすすめします。
転職エージェントが求人情報の提供だけでなく志望動機の書き方もサポートしてくれます。
企業に興味をもってもらえる志望動機を書いて転職を成功させましょう。
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