自走力とは?鍛え方4選と中途採用の面接で評価されるアピール方法も解説します
「自走力」という言葉をご存知でしょうか?転職活動時に度々耳にすることがあるかと思います。今回は「自走力」の定義や、中途採用で求められる理由、自走力を培うために意識することや、面接で「自走力」をアピールする方法についてもご紹介します。
目次
自走力とは?
働いていると時おり耳にする「自走力」という言葉。職場では自走力が求められることが多いです。そもそも自走力とはどういう力のことでしょうか?
自走力の定義
「自走力」という言葉自体にはしっかりとした定義がありません。しかし「自走」という言葉には定義があり、コトバンク(https://kotobank.jp/word/%E8%87%AA%E8%B5%B0-520129)によると以下のように記されています。
他の動力によらず、自身の動力で走ること
つまり自走力は、「自身の動力で走れる力」ということになります。仕事においては、自分で考えて仕事を進めることができる力、自分で意思決定して行動することができる力、と捉えることができるでしょう。
自走力がある人とない人の違い
それでは、仕事において自走力がある人とない人は具体的にどんな人でしょうか。
自走力がある人は、自分で考えて仕事を進めることができます。そのため、上司の指示された仕事だけでなく、プラスして必要だと思う仕事を自ら考えて行える人でしょう。
そして、上司の作業指示がなかったとしても、そのチームにとって必要な仕事を考えておこなう・生み出すことができる人が自走力がある人と言えます。
反対に自走力がない人の具体例は、指示待ち人間です。指示があるまで何も仕事をしない、言われた事しかできない人は自走力がない人と言えるでしょう。
仕事によっては、指示通りに動くことが一番良しとされている仕事もあります。その場合は自走力は必要がありませんが、多くの仕事は自走力がある人が求められています。
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なぜ中途採用で自走力が求められるのか?
多くの仕事では自走力がある人が求められます。しかし、自走力とは働き始めてすぐに身に着くものではありません。そのため、新人には自走力よりもまずは仕事に慣れること、言われたことがきちんとできることが求められます。
新人の場合は、研修が充実している企業も多くあり、自走力を身に着ける時間が用意されています。
しかし、中途採用では必ず自走力が求められます。なぜなら中途採用の場合は、即戦力が求められているからです。即戦力とはその文字の通り、すぐに戦力になる人のことなので、すでに働いている人と同じくらい働けるくらいのレベルの人です。
転職をするということは、今まで働いていた環境と異なるので戸惑うこともあります。しかし何でも全て周りの人に聞いていては仕事が進みません。自分で考えて行動できる人が求められるのは間違いないでしょう。
また自走力がある人は、仕事で成果を残しやすかったり、周りの人の刺激になったりします。そのため中途採用では自走力がある人が求められます。
そして特にIT関連の職種では自走力がある人が求められます。
IT業界は日々進化を遂げる業界です。そのため、IT業界で長く働いている人でさえITについて学びきる・理解しきるということはありません。つまり先輩に聞けば何でも教えてくれるということはなく、自分で学び情報収集をおこない、そして自分で考えて行動しなければ仕事にならないということを指します。
このような理由により、IT関連の職種に就く場合は自走力が必ず求められるのです。
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自走力を培うために意識すること
仕事においては自走力が求められることについてご紹介しました。それでは自走力を身に着けるにはどうしたら良いのでしょうか。自走力を培うために意識することをご紹介いたします。
まずはやってみる・経験値を積む
何も経験がない中でいきなり自分で考えて行動することはかなり難しいです。自走力がある人は、自分の経験や見たり聞いたりしたことの中から、今の状況と照らし合わせて近いものを探して判断していることが多いです。つまり意思決定できる判断材料が必要となります。
自走力を培うためにはまずはたくさんの経験が必要になります。経験を積むには仕事をえり好みせずどんな仕事にも挑戦してみましょう。
自分の方向性と関係なさそうな仕事でも、意外にも何か判断する際に重要な情報だったりすることがあります。そのためまずは経験値を積むことを意識しましょう。
しかし実際に色んな仕事を経験するには限界があります。そのため、たくさんの人に会ったり、情報収集・勉強したりして仕事で使えそうな情報を意識して集めるようにしましょう。
目標を立てて達成する
自走力を培うには、自分で意思決定し行動する力が必要です。そのため、まずは自分で目標を立ててみて、その目標を達成するために必要な行動を整理して実行してみましょう。
実行したら、その行動で目標は達成できそうか、できないなら何が問題だったのかを考えるようにしましょう。
目標を立てて終わり、という方が多いので、実際に行動し振り返るところまで意識して行うようにします。
この作業を繰り返すことで、何かを実行する際に、必要なことや不足していることが自然と意識できるようになります。
仕事で思いつかない場合は、まず手始めにプライベートなことでもいいかもしれません。大事なことは、目標に必要な行動を考えて実際に行動するということです。これが自然とできるようになれば、仕事にも応用できるでしょう。
仕事の目的を意識する
そして自走力を培うために、仕事の目的を意識して仕事をするようにしましょう。
なぜ仕事の目的を意識することが自走力に繋がるのでしょうか。
上司が丁寧に説明してから仕事を頼む人であれば問題はないかもしれません。しかし、上司は忙しいですし、丁寧に説明してくれる人ばかりではありません。そのため、仕事を頼まれたらまずは、この仕事は何のためにやるのかを考えるようにします。
例えば自社の会社概要をパワーポイントにまとめる作業を任された場合に、説明用なのか資料を渡すだけなのか、説明する対象・資料を渡す対象は社内の人間なのか社外の人間なのかというだけでも記入する内容や仕方が異なってきます。
このようなことを意識して仕事をするだけでも、自然と自走力が培われます。
適宜ベストな方法を意識する
仕事の目的を意識し、「よし!これでやろう!」と一直線に頑張る、というのも大事なことですが、時おり立ち止まり本当にこれがベストな方法なのかを意識するようにしましょう。
出来上がって見てみたら思ったものと違った、ということがよくあります。また、急に依頼内容に変更があった場合に、今までとは違った方法でおこなった方がより良い結果が得られる場合があります。
変化に柔軟に対応するためにも、常に今おこなっている作業の方向性はベストなものかを意識するようにしてみましょう。
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面接で自走力をアピールするには?
一緒に働いていれば、自走力をアピールする機会はたくさんあるかもしれません。しかし面接という短い時間でアピールするとなると、どうアピールすればいいのか迷う方もいるのではないでしょうか。面接で自走力をアピールする方法についてご紹介します。
なぜそれをやったのかも話す
面接の際に、必ず今まで自分が頑張ってやってきたことを話す時間があります。その際に、やった内容・事実を伝えることはもちろんですが、併せて「なぜそれをやったのか」を意識して話すようにしましょう。
なぜそれをやったのか、という部分にその人の考え方がもろに表れます。そのため、間違った考えを言ったら不採用になるのではないかと不安に思う人もいるでしょう。
しかし、この部分には答えはありません。どういう考え方だったとしても、いかに自分でしっかり考えられているかを伝えることで自走力をアピールすることができます。
転職先での自走力の活かし方を話す
培った自走力を転職先でどのように活かすかということも話すようにしましょう。
面接では、その会社に入ってやりたいことを話す時間があります。やりたいことをただ述べるだけではなく、そのやりたいことを達成するためにどうすべきかを考えて話すようにしてみましょう。また達成できると思った判断ポイントなども説明できると、自分で考えて行動できる人だという印象を持ってもらえるでしょう。
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まとめ
自走力がある人は仕事でも大変重宝されます。そのような人は、周りの人の刺激にもなりますので自走力を培うことはとても大事なことです。
しかし本当に自走力が培われているのか、転職の際にちゃんと話すことができるのか不安になる人も多いのではないでしょうか。
そのような時は周りの人に相談してみるのも良いですが、転職のプロでないと判断がつかないことがあります。そのため転職のプロである転職エージェントに相談してみましょう。
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