転職履歴書のフォーマットの選び方を解説!経験別に選べるおすすめテンプレは?ダウンロードサイトも紹介!
転職履歴書は自己PRや志望動機など記載項目が多いため、どういった履歴書を選ぶか悩みどころです。実は転職履歴書には多くのフォーマットがあり自由に選べます。転職履歴書に最適なフォーマットやダウンロードサイトをご紹介します。
目次
転職履歴書のフォーマットを選ぶべき理由
転職履歴書のフォーマットの選び方は大変重要です。志望動機などの項目の大きさ一つをとっても、書きやすさや印象が大きく変わります。
ぜひこれから紹介するフォーマットの選び方を参考にしてください。
履歴書のフォーマットによって欄の大きさが異なるから
履歴書はフォーマットによって様々な特徴があります。中でも大きな特徴は、各項目の欄の大きさに違いが見られることです。
フォーマットによっては志望動機や自己PRなどの欄が大きめに作られており、自分の書きたい項目に合わせて選べるようになっています。
人によって経歴やアピールポイントが異なるから
一口に転職といっても人それぞれ状況が異なります。第二新卒の人と過去に数回転職を繰り返している人では経歴に差があるでしょう。
アピールできるポイントも異なるため、履歴書は自分の経歴に合ったフォーマットを選ぶ必要があります。
アピールしたい項目の欄が大きいと受け取った側も熱意を感じることができますので、得意なことを多く記載すれば作成時の負担も軽くなります。
履歴書のフォーマットの種類
履歴書は学生用からパート用のものまで幅広いラインナップがあります。
まずはそれぞれの特徴を理解し、どのような履歴書を使うか考えてみてはいかがでしょうか。
JIS規格
日本工業規格の基準に沿って作られたものがJIS規格の履歴書です。
日本国内では代表的な履歴書の様式となっており、JIS規格の履歴書をベースにして様々な履歴書のフォーマットが作成されています。
企業側がJIS規格の履歴書を指定して提出を求める場合も多いようです。
そのため履歴書のフォーマットで迷う場合はJIS規格を選ぶと安心できます。
学生用
学生用の履歴書のフォーマットは職歴の欄が小さいことが特徴です。
職歴が小さい代わりに学生時代に打ち込んだことやサークル活動など自己アピールができる欄が大きくなっています。
社会人経験が少ない第二新卒でも使いやすいでしょう。
保護者の項目があるため、未成年の転職活動でも使いやすい点も大きな特徴です。
転職用
転職用に作成されている履歴書は職歴欄が大きいことが特徴です。
転職を考えている人の中には就職歴が複数あるケースも多く、様々な職務経歴を書くことができるようになっています。
職務経歴書を別で作成しなくてもわかりやすくまとまるため、読み手にとっても読みやすく仕上がります。
パート・アルバイト用
パートやアルバイトに応募するための履歴書は、通常の履歴書に加えて勤務時間などの希望記入欄が設けられています。
通常の履歴書では希望勤務時間は希望欄に記入するのが一般的です。
しかし自由記述式では記入漏れなどのミスの心配もあり記入欄が足りないこともあります。
パート・アルバイト用の履歴書であればそのようなミスを起こしにくく、採用担当者にとっても読みやすくなるはずです。
転職回数が多い場合の履歴書のフォーマットの選び方
転職回数が多い場合は、自分の職務経歴を正直に記入することが大切です。
採用担当者に対してわかりやすく今までの経験を伝えられるフォーマットを選ぶことがポイントになります。
履歴書単体で提出するなら職歴欄が大きいものを
履歴書を単体で提出する場合は、職務経歴の欄が大きいタイプのフォーマットがおすすめです。
転職回数が多いことをコンプレックスに感じる人は多いでしょう。しかし実際は転職回数に関係なく採用されています。
転職回数が多い場合でも、転職を希望する理由や今までの経験に基づいて判断されるからです。
前職の経験を十分に活かせる人材と認められ採用になるケースも多く、職務経歴が長くなっても丁寧に記入することが大切です。
職務経歴書を併用するなら職歴の欄がシンプルなものを
転職回数が多い人は履歴書だけでは職務経歴を書ききれない場合があります。
その場合履歴書自体は職歴欄がシンプルなものを選び、職務経歴書を別で用意するのがおすすめです。
履歴書の職歴欄には会社名や業務内容を簡潔に記入し、職務経歴書には詳細を別途記入することができます。
複雑な経歴でもわかりやすく、読みやすくなるのがメリットです。
また履歴書自体に職歴欄が少ない分、志望動機や自己アピールを多く記入することができます。
そのため、転職するまでの経験やスキルを十分にアピールすることが可能です。
第二新卒の場合の履歴書のフォーマットの選び方
新卒で就職し、1〜3ヶ月の短期間で転職をする第二新卒は、社会人経験が少ないからこそアピール方法を工夫できます。
自分の強みを十分に発揮できる履歴書フォーマットを選びましょう。
第二新卒の場合は職歴欄がコンパクトなものを
第二新卒の場合は、前職の経験をしっかりと記載することが大切です。
しかし職務経験自体は短期間である場合が多いことから、職歴欄が大きすぎるものは空白が目立ちます。
そのため第二新卒で転職を希望する人は職歴欄が小さい履歴書フォーマットを選ぶことをおすすめします。
職歴欄がコンパクトでも、前職の実務経験を嘘偽りなく記入していれば問題ありません。
採用担当者が人材として最適かどうかを判断するには、他の項目も重要です。
履歴書全体が薄い印象にならないように、職歴以外の欄を充実させましょう。
前職の経験を記載するなら志望動機の欄が大きいものを
短期で転職する場合、採用担当者は「なぜ短期間で転職を希望しているのか?」という点を見ています。
前職で体験したことや感じたことを志望動機につなげることで、前向きな転職だということをアピールできるでしょう。
第二新卒はフレッシュかつ、伸び代がある人材ともいえます。若さや意欲があると前向きに捉えられます。
そのため短期退職者として負い目を持つのではなく、社会人として若手であるからこそできることをアピールしましょう。
異業種に転職する場合の履歴書のフォーマットの選び方
前職とは全く関係のない異業種への転職にチャレンジする場合は、誰しも不安に思うでしょう。
異業種転職の場合に使いやすい履歴書フォーマットを紹介します。
これまでの経験をバランスよくアピールできる一般用を
異業種転職の場合、履歴書の中では最も一般的とされているJIS規格のフォーマットがおすすめです。
すべての項目がバランス良くレイアウトされており、偏りがなく記入ができます。
異業種の経験であっても、職歴や志望動機など各項目を丁寧に伝えられるメリットがあります。
未経験歓迎とされている求人の多くが「経験者だけでは採用人数が足りない」という人材不足の会社が多いです。
そのため「新たな仕事をしっかりと学ぶ意欲があるか」という点についてもチェックされます。
別の業界であっても実務経験やスキルなどをしっかりと記載することで、積極的にアピールができます。
異業種の経験を活かすなら志望動機の欄が大きいものを
異業種転職を成功させる大きなポイントは志望動機にあります。
わざわざ異業種に転職する場合は「なぜこの業界を選んだのか」という理由について問われるからです。
全く未経験の業界で仕事をすることは誰しも不安になります。
しかし今までの社会人経験をどのように活かせるかで「人材として使えるかどうか」が見極められます。
そのため前職の経験を活かす形で志望動機を記入することを意識できると良いでしょう。
同業種に転職する場合の履歴書のフォーマットの選び方
同じ職種の転職を目指す場合、同業種強みをアピールできる履歴書フォーマットを選ぶことが大切です。
スキルをアピールできる志望動機欄が大きいものを
同業種を経験している場合は、スキルを存分にアピールすることをおすすめします。
そのため自分のできることを漏れなく伝えられる履歴書のフォーマットを選びましょう。
志望動機欄が大きい履歴書フォーマットを選べば、前の業種での経験や担当していた仕事などをわかりやすく記載することができます。
志望動機の欄では、自分が即戦力になるというアピールが必要です。
具体的な実務経験や得意な作業などを記載することで、前職でどのような活躍をしていたかがわかりやすくなります。
志望動機の欄を大きいタイプのフォーマットを使い文章の余白をしっかり取ることで、細かい内容も見やすく記入できるでしょう。
前向きな転職であることを提示できる自己PR欄が大きいものを
自己PR欄が大きいタイプの履歴書フォーマットも同業種転職の履歴書としては最適です。
「なぜ今の職場を離れる必要があるのか」という点を、同業種転職ではしっかりと説明をする必要があります。
賃金の低さや労働条件だけではなく、自分にとってのキャリアアップにつなげたいというような前向きな姿勢を見せることがポイントです。
前向きな姿勢を見せるには自分自身の人間性や、転職することに対しての考えを表明する必要があります。
そのためには、自己PR欄が大きく設けられている履歴書フォーマットが適しているでしょう。
自己分析からキャリアプラン作成まで
役立つワークシート
こんな方におすすめ
- キャリアプランを見つけたい
- キャリアの方向性を再確認して仕事のモチベーションを上げたい
- 能力や興味に合った新しいキャリアの方向性を見つけたい
おすすめの転職履歴書のフォーマット
実際にダウンロードできる履歴書フォーマットを紹介します。
ダウンロードサイトによってレイアウトが違うので、自分の状況に合わせて使いやすいものを選びましょう。
複数ダウンロードをして比較をすることも、ベストな履歴書を仕上げる一つの方法です。
ロバート・ウォルターズ
ロバート・ウォルターズの履歴書フォーマットは、バランス良く項目が配置された履歴書が特徴です。
履歴書はワードとPDFで用意されており、手書きとパソコン作成の両方に対応しているため自分の好きな方法で履歴書を作成できます。
ロバート・ウォルターズは履歴書の書き方はもちろん、貼り付ける写真や写真を撮るときのネクタイの色までおすすめを解説しています。
履歴書の作成についてわからないことがあれば確認してみましょう。
yagish(ヤギッシュ)
ヤギッシュの履歴書フォーマットは、9つのタイプから選ぶことができます。
志望動機や経歴などの項目がそれぞれのタイプによって選べるように用意されています。
転職用のJIS規格・職歴が短いタイプ・WEBエントリー用まで用意されているため、自分の状況に合わせて選びましょう。
さらに職務経歴書のテンプレートもありますので、初めて職務経歴書を用意する方も必見のサイトだといえるでしょう。
電子履歴書
電子履歴書は履歴書のフォーマットを自分で編集するのではなく、事前に入力した情報を履歴書に反映させて自動生成してくれることが特徴です。
履歴書は5パターンから選択でき職務経歴書も用意されており、自動生成なのでワードやエクセルが使用できない方でも作成が可能です。
さらにコンビニプリントもサイト上から行うことが可能となっているため、作成から印刷まで電子履歴書上で済ませることが可能です。
履歴書Maker
履歴書Makerでも同じく事前入力フォームへ必要情報を入力すれば履歴書を自動生成してくれます。
細かく記入されている作成の例がありますので、不安な方は参考にしながら履歴書の作成ができます。
電子履歴書と同じく写真の貼り付けもアップロードだけでできてしまうのでおすすめです。
転職履歴書は自分の経験を考慮して選ぶと有利になる
転職履歴書のフォーマットは自分の状況や経験に合わせて選ぶことが何よりも大切です。
自分自身が作成しやすく、採用担当者にとっても読みやすい履歴書を作成することで転職は有利になります。
転職活動をよりスムーズに進めるために、ぜひ自分に合った履歴書フォーマットを探してみてください。
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