株式会社ギフティのビジネスモデル分析!ギフトで人と人とを繋ぐ事業に注目【エンタメ×IT企業への転職】
ここでは、eギフトを中心に、人や企業、街と街の間に様々な縁を育むサービスを提供している株式会社ギフティについて紹介します。ギフトで人と人を繋ぐ事業に注目し、ビジネスモデルや今後の事業展開、転職のポイントまで、詳しく解説していきます。エンタメ×IT企業への転職を考えている方はもちろん、転職を少しでも考えている方は転職活動の参考にしてみてください。
目次
会社の概要
株式会社ギフティは、東京都品川区東五反田に所在地を置き、インターネットサービス事業を展開する会社です。
代表取締役の太田睦は、2007年にアクセンチュア株式会社にて公官庁の大規模開発事業に従事したのちに同社を設立しています。
2019年には会社設立から1年ほどで東京証券取引所マザーズに上場し、2020年12月には東証一部へ市場変更、現在は2022年4月の東証再編にともない東証プライム上場となっています。
スターバックスコーヒージャパン株式会社や、コンビニ大手などが主な取引先として名を連ねています。
企業が自社の顧客に対して、店頭で1度限りしか利用できないeチケットを配信するSaaS型システムの「giftee e-Ticket System」を開発。
カジュアルギフトサービス「giftee」やギフト販売システム「eGift System」などのサービスを展開したりしています。
拠点地は東京の他にも、京都やマレーシアにも及んでいます。
ビジネスモデル
株式会社ギフティは、他人とつながることが手軽になった現代におけるつながりについて、独自の考えを持っています。
単につながるだけでなく、心の通ったつながりが求められていると考えているのです。
現代社会では合理性や効率が重視されすぎており、ドライな関係になりがちです。
そのため、株式会社ギフティはミッションに、「キモチの循環を促進することで、よりよい関係でつながった社会をつくる」を掲げています。
WEB上で手軽に日頃の感謝の気持ちを添えてギフトを贈れることで、人と人の関係を深める。
そして、そのギフトをきっかけに新しい土地へ出かけたり、新しいサービスを体験したりすることを目標にしています。
「eギフト」をはじめとするサービスの提供により、様々な縁を育み、世の中に温かいつながりが増える。
それによってキモチが表に出やすくなり、次第にそれがスムーズに循環しはじめ、よりよい社会を創ると考えています。
会社が解決する社会課題
株式会社ギフティのSaaS型システムのサービスでは、オンライン上でやり取りを行います。
オンラインで全てが完結するからこそ解決できる、同社が取り組んでいる社会課題を解説します。
環境に優しいサービス
まず1つ目の課題は環境問題です。
人が気持ちを形にする際に、これまでだと手段が限られていました。
言葉以上の方法で気持ちを伝えたい場合は、ものを買って、配送や手渡しをして、という方法になります。
これらは移動が多い分、無駄なCO2をたくさん排出してしまっていました。
しかしeギフトにすることで、オンライン上でギフトを贈ることができるため、大幅なCO2の削減になります。
また、梱包資材や配送資源も必要ないため、資源の大幅削減にもなります。
このようにeギフトは便利な上に、環境問題の改善も期待できる、環境に優しいサービスとなっているのです。
地域間格差の是正
2つ目の課題は地域間格差です。
都市部と地域では、人口や平均年齢など、さまざまな場面で大きな格差が生まれている現状があります。
そこで考えられたのが、新規事業の「地域活性化プラットフォーム」です。
このサービスでは、地域通貨や地域商品券を電子化する「Welcome!STAMP」という事業を展開しています。
この事業では、地域内の活性化や都市部から地域へお客さんを呼び込むようなサービスを展開。
地域限定で使うことのできる電子商品券や電子乗車券を用意し、地域と都市部の格差を是正しようと取り組んでいます。
このように株式会社ギフティでは、「人と人」や「人と企業」だけではなく「人と街」を繋ぐ手助けもしています。
今後の事業展開
画期的なサービスで成長し続けている株式会社ギフティですが、今後も成長していくためには課題もあります。
その課題を解決しながら、同社が今後どのような事業展開をしていくのか解説します。
認知向上
まず1つ目は、オンラインでギフトをやり取りできるサービスの認知向上のためのプロモーション活動です。
まだまだ認知度の低いオンラインサービス。
年配の方には、エンタメとIT企業が手を組むという発想のない方も多い分野です。
こうしたサービスや株式会社ギフティ自体の認知度を上げるためには、積極的な広報活動が大切です。
インターネットを活用してのマーケティングや広告活動、大手企業との提携など、さまざまなプロモーションに取り組んでいます。
新規ビジネスの創出
株式会社ギフティがサービスを展開しているeギフト市場は、近年需要が高まっている市場です。
個人の消費行動の多くがスマートフォンの経由で行われる中で、今後多くの企業が事業に参入することが考えられます。
そうした中で今後の事業規模の拡大や収益基盤の強化をしていくためには、新サービスや新規事業の展開が必要不可欠です。
そのために、eギフトプラットフォームを活用したポイントサービスや決済サービスなどを中心に、新サービスの提供を検討しています。
海外展開
現在もマレーシアに拠点地を置いていますが、会社の規模拡大のためにはさらに海外拠点を広げていく必要があります。
海外への事業展開は、予期しない法律の制定や政治、経済などの悪化、文化や宗教の違いなど、潜在リスクが多く存在しています。
これらの潜在リスクに対応できるように、拠点地を慎重に選び、検討していく必要があります。
さらに、海外展開のためには大きな投資が必要となります。
eギフト市場は年々拡大していくことが予想されていますが、予期せぬ原因によって市場拡大が阻止される可能性もあります。
そうなった場合、競争力や優位性を現在の勢いのまま保っていくことが難しくなることも予想できます。
そうしたリスクとどう向き合っていくかも、株式会社ギフティが海外展開し、さらに成長していけるかのカギとなっていくでしょう。
転職採用例
実際に株式会社ギフティに転職した方の声をご紹介します。
充実した福利厚生
同社に転職した方の中には、30代後半で同社に転職した社員がいらっしゃいます。
月に1回の社内パーティーや多くの部活動、リフレッシュスペースなど、大企業に勝る充実の福利厚生サービスに満足しているそうです。
これは高利益率の企業ならではの取り組みでしょう。
これから会社が大きくなるにつれ、さらに充実してくると予想しています。
事業の成長性や将来性に期待
株式会社ギフティのビジネスモデルはネットとリアルを融合させたものです。
顧客企業や消費者から基本的に喜ばれるので、営業として企業に提案がしやすいサービスになっています。
優良企業との接触機会も多く、大きなやりがいや働きやすさを感じているそうです。
広がれば広がるほど世の中が良くなっていく事業だと、転職した方は感じています。
今後の事業の成長性や将来性に期待しているそうです。
社員のレベルが高い
転職して、同社に所属する社員のレベルの高さに驚いた、という転職者もいます。
少人数のベンチャーなので、優秀な社員が多いそうです。個人個人が活躍し、基本放任でも事業が回っています。
また、能力に応じた報酬がもらえるため、年収に不満のある人が少ない印象を持っているそうです。
成果主義のため時間的な拘束がコントロールでき、子どものいる女性でもキャリアを築きやすい環境です。
いずれは女性の役員を輩出するのではないか、と期待を持てる職場のようです。
転職ポイント
株式会社ギフティの転職の対象となるには、大学院、大学卒以上の学歴が必要です。
また、必要な業務経験として、IT営業経験者が挙げられています。
エンタメ×IT企業のため、IT企業での営業の経験が必須となっているようです。
さらに歓迎条件としては、大規模企業向けの営業経験がある方が挙げられています。
今後株式会社ギフティを成長させるためにも、大企業との取引を広げていく必要があります。
そのため、大規模企業への営業経験がある方が会社にとって重宝され、歓迎されているようです。
株式会社ギフティに求められている人材として、以下のポイントが重視されているといえます。
・ITスキルや知識に長けていること
・営業経験があり、円滑な取引を進めていけること
発展途上の企業として、会社を成長させていくためにも、営業やコミュニケーションのスキルが重視されています。
事業を発展させていくために、さまざまなITスキルや知識を有することが求められていますが、それだけではありません。
「人と人」や「人と街」のつながりを大切にする企業としてコミュニケーション能力が最重視され、企業ミッションの遂行に臨んでいます。
会社情報
株式会社ギフティはこれから成長していく会社として、最先端のサービスを提供できるよう若い世代を中心に活躍している会社です。
社風や福利厚生などの会社情報について紹介します。
※2020年10月22日時点の情報です。
若くて活気のある会社
株式会社ギフティは平均年齢33.2歳と、業界の平均年齢が38歳なので平均と比べても若い会社です。
若い世代で年の近い同僚が多いので、社員同士の交流が活発で風通しがよく、居心地がいいと感じている社員もいます。
福利厚生は、通勤手当、健康保険、厚生年金保険、雇用保険、労災保険が保証されています。
ちなみに、社会保険は関東ITソフトウェア健康保険組合に加入しています。
入社後は1か月程度の営業同行によるOJTを行っています。
勤務における服装は自由で、技術書の購入費支給や勉強会への参加費一部補助など、業務に必要な金銭的補助も場合によっては支給されます。
入社時にはPC及びディスプレイが支給され、業務にあたることになります。
働きやすい勤務条件
勤務時間は10:00~19:00の標準的な労働時間の他、フレックスタイム制も導入しています。
勤務形態には、リモートワークも導入しており、会社と要相談で、それぞれの状況に合わせて勤務することが可能です。
完全週休2日制で、有給休暇は10~20日、休日日数は127日、完全取得を推奨されている5日間の夏季休暇も設定されています。
在職者のインタビューでも多くの方が「ワークライフバランスがいい」「休みがしっかり取れる」との口コミを寄せています。
まとめ
ここまで、これから大きく成長していく可能性のある、株式会社ギフティについて徹底解析してきました。
誰もがスマートフォンを持つ時代になり、ネット経由でギフトを贈るeギフト市場は今後成長が見込まれる業界です。
業界全体として成長途中にあるからこそ、この事業を展開している企業はそれぞれに違った魅力があります。
その中でも、株式会社ギフティは新しいことに挑戦したい方や自分が中心となって事業の提案をしていきたい方におすすめの企業です。
ITのスキルや知識を生かしたい方はもちろん、人と人のつながりを大切にしながら働きたい方や地域貢献に興味のある方に向いているでしょう。
今後の成長が見込まれるフレッシュな企業に転職を希望している方は、ぜひ転職エージェントにご相談ください。
ご経験やスキルに合わせてベストな企業様をご提案いたします。
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