株式会社Gunosyのビジネスモデルを分析!クーポンで食をもっと身近に【グルメ×IT企業への転職】
株式会社Gunosyは、情報キュレーションサービス「グノシー」を始めとした、数々のサービスを手がける会社です。独自のアルゴリズムを使用することで、収集した膨大な情報の中から最適な情報を提供。他にも、そのIT技術とグルメの融合により、新たなサービスを創出しています。今回はクーポンサービス「オトクル」を中心に、そのビジネスモデルを分析、転職に役立つ情報をご紹介していきましょう。
目次
株式会社Gunosyの概要
株式会社Gunosyは、2012年11月に設立された情報キュレーションサービス・ニュース配信アプリを運営する会社です。
Gunosyが提供するサービスは、独自に開発したアルゴリズムによって情報を収集し、それぞれの興味に沿うよう評価付けを行います。
これにより、ユーザーごとのニーズに合わせて、最適な情報を届けることを可能にしました。
そんなGunosyの企業理念は「情報を世界中の人に最適に届ける」です。
ネット上には膨大な情報が日々アップされており、自身のニーズに沿った取捨選択は以前よりも更に難しくなりました。
そんな時代において、ユーザーに対して最適な情報を届けるという理念の下、新たなサービスを展開しています。
そしてそのサービスを日本のみならず、世界へ届けようとしているのがGunosyなのです。
Gunosyは情報分析などのIT技術を用いることで、情報サービスに新たな価値を見出しています。
今回はそんなGunosyのビジネスモデルを分析していきましょう。
株式会社Gunosyのビジネスモデル
株式会社Gunosyでは、多様なサービスを運営しながらも、その根本として情報伝達の最適化を図っています。
ここではGunosyが提供するサービスを通して、そのビジネスモデルを紹介していきましょう。
情報キュレーションサービス
株式会社Gunosyは、自分に合った情報を求める人々に対してサービスを提供しています。
会社名からその名が取られている情報キュレーションサービス「グノシー」は、2013年から配信が開始されました。
設立直後にリリースされたこのサービスでは、情報を独自のアルゴリズムで収集。
更に収集した情報をユーザーごとにそれぞれの興味に合わせて届けています。
このサービスは顧客に対して、情報を最適化し届けることでその価値を提供しているのです。
また、この技術は、スポーツアプリ「グノスポ」や、女性向けトレンド情報アプリ「LUCRA」にも使用されています。
この技術は、「グノシー」内のグルメタブでも使用されており、ユーザーごとに最適なクーポンを配信。
食に関する情報でも、人々に対して最適な情報を提供しようとしています。
選定した情報を届ける
2016年6月にリリースされたニュース配信アプリ「ニュースパス」。
このアプリは、KDDIとGunosyが共同開発した、独自の情報解析・配信技術を用いたサービスです。
IT技術を駆使することで自動的にニュースや情報を選定し、届けることが可能となりました。
「ニュースパス」はアプリでユーザーが情報を閲覧した際、その情報に対してどれだけ興味を持っているかを測定、分析します。
これにより、ユーザーが求めるものを更に適切に届けるように変化していくのです。
使えば使うほどに自身のニーズに沿った情報を届けてくれるようになります。
これにより、日々自身が欲するニュースを自身で選択することなく享受することが可能となるのです。
取捨選択をアプリ側が行ってくれるため、ストレスなくニュースを読むことができるでしょう。
高い費用対効果のある広告商品を広告主に提供
情報配信で得たユーザーが何を好んでいるかというデータを、広告配信に用いているのもGunosyの特徴の1つです。
ユーザーに対してこの情報を用いるだけではなく、広告においても、この蓄積したデータを用いています。
これにより、顧客が広告をターゲットとなるユーザーに直接届けることが可能となったのです。
確実にターゲットとなるユーザーに対して届くことで、高い訴求効果を実現しました。
ユーザーのデータの蓄積を広告商品に用いること。
これによって、広告主に対して高い費用対効果を提供しています。
この広告商品の提供がGunosyのビジネスモデルの要となっているのです。
クーポンの配信で食を便利に
このデータ蓄積技術は、食の関するサービスでも使用されています。
ここではレストランやコンビニのクーポンを配信するアプリ「オトクル」をご紹介しましょう。
食とIT文化の融合により、Gunosyはユーザーに新たな最適化されたクーポンサービスを提供しています。
IT技術を用いたクーポンアプリ「オトクル」
またこれらと並行して、株式会社Gunosyは「グノシー」アプリのクーポンタブ内でクーポンを提供し始めます。
その後、このクーポンタブを元にしてクーポンアプリ「オトクル」を提供し始めました。
この「オトクル」は、ユーザーの興味に合わせてクーポン情報を提供。
これまで培ってきた情報解析・配信技術を「オトクル」でも使用しているのです。
居住している場所や、位置情報、性別、位置情報などを元に最適なクーポンを配信します。
会員登録は不要のため、手軽に使うことできるのも特徴の1つです
「オトクル」は「オトク」が集まって「クル」がコンセプト。
自動でユーザーの周辺にある店舗を検知しクーポンの並べ替えを行い、使いやすくしています。
また、クーポンの保存も行えるため、ユーザーが自身でアプリ上のクーポンを探す必要なく、クーポンを使うことができるのです。
クーポンを使用する上でのストレスを無くし、誰でも簡単に使用することできるようになりました。
IT技術を用いることで便利に食を楽しむことできるようになったのです。
広告を用いて収益化
「オトクル」では広告収益を行っており、高い費用対効果を実現しています。
また、2020年7月からはアプリ内でECサービス「とくまろ商店」をリリース。
日用品などを安く販売することで新たな収益の柱としようと考えています。
広告とECコンテンツの2つを用いることで新たなビジネスモデルの確立を目指しているのでしょう。
株式会社Gunosyが解決する社会課題
株式会社Gunosyは、世界中に対して最適化した情報の発信を理念としている企業というのは先に述べたとおりです。
その一環としてGunosyは、アジアのコンテンツ配信やニュースアプリへも出資を行なっています。
ここから分かるとおり、世界的に情報を最適化することに取り組んでいるのです。
高度情報化社会において、情報の取捨選択は個人では至難の業となっています。
それをサポートし、全ての人が最適な情報を得られる社会を実現しようとしているのがGunosyです。
彼らは情報サービスの面から、情報をストレスなく、そして正しく享受できる社会を実現しようと取り組んでいます。
株式会社Gunosyの今後の事業展開
株式会社Gunosyでは、今後も高い費用対効果を維持するため、広告商品を改善。
そして、「グノシー」や「ニュースパス」を始めとしたサービス内での情報の拡充を目指していきます。
これにより、更なるユーザー数を増加させ、収益できる基盤の拡大、広告収益の増加を実現しようとしているのです。
また、クーポンアプリ「オトクル」内ではECサービス「とくまろ商店」の運営を開始。
ECコンテンツでの収益という新たなビジネスモデルの確立も行っていくことでしょう。
また、IT技術を用いたメディア運営により、新たなスマートフォンにおける代表的な情報プラットフォームの地位を目指します。
転職採用例
ここでは、Gunosyに転職した方の具体的な業務内容を記載します。
また、転職に採用されるために必要となるスキルや知識についてもご紹介しましょう。
エンジニア
事業成長を実現するため、アプリ開発を行うのが主な業務です。
ユーザーが抱えている課題を考え、それを解決することが重視されます。
また、そのために普段から技術を向上させるために努力するというのが、会社全体に根付いているのが特徴です。
少人数編成での開発となるため、様々な技術を習得することが可能となっています。
年収に関しては応相談となっており、自身のスキルや経験に応じて、転職後の年収アップも期待できるでしょう。
データ分析マネージャー
データ分析を用いることで、サービス改善のために施策を提案することが求められます。
また、ユーザーの満足度が向上するようなアルゴリズムの開発や、広告効果の検証なども業務の一部です。
データ分析で、サービスとチームの生産性を向上させていくことが求められます。
また、こちらもデータ分析の経験が求められるため、転職の際には注意が必要です。
年収に関してもこれまでの経験に応じたものとなるでしょう。
また、Gunosy全体での平均年収は630万円程度となっています。
株式会社Gunosyの転職ポイント
Gunosyでは、ユーザー目線で品質の高いサービス開発を行える人材を探しています。
当事者意識を持って、サービスの課題を解決していくこととなるでしょう。
また、Gunosyはこれからも成長を続ける企業であるため、貪欲に新しいことに挑戦していくマインドが必要とされます。
周りとも切磋琢磨し、技術を向上しながらプロジェクトを推進していける。
そして地道にサービスの改善を積み重ね、更に価値のあるサービスにしていける人材が求められています。
コミュニケーションを大切にしながら、前のめりに仕事に打ち込みたい人にはぴったりの職場といえるでしょう。
株式会社Gunosyの会社情報
株式会社Gunosyの会社情報をご紹介します。
以下では、社風や支援制度、福利厚生をまとめてみました。
転職を考えている方はぜひ参考にしてみてください。
※2020年10月22日時点
社風
株式会社Gunosyは、チャレンジしていくことを応援するような社風となっています。
また「キリギリスより蟻」を目標としており、経験が浅くてもひたむきに努力することを大切にしているのです。
上記のことからも分かる通り、自発的に仕事に取り組める人には、周囲もサポートを惜しみません。
熱意を持って仕事をすることによって、上司や後輩といった垣根を忘れて、プロジェクトに没頭することができるでしょう。
支援制度
また、エンジニアを中心に支援が手厚く、技術カンファレンスへの参加支援制度や、技術書籍の購入支援なども行っています。
自身の技術を向上していくことを会社がサポートしてくれるため、やりがいを感じる仕事ができることでしょう。
福利厚生
Gunosyでは、健康診断・人間ドッグ制度を行っています。
この制度を活用し、病気を予防、早期発見することで健康に働けることでしょう。
これにより、病気が発見された場合でも、保障制度が充実しているため、心配は必要ありません。
他にも、インフルエンザ予防接種の会社負担制度や、産業医面談制度などもあるため、安心して働けます。
長期的に、健康を保ちながら働ける環境が整っている企業です。
まとめ
今回は株式会社Gunosyのビジネスモデルを分析してきました。
国内で有数の情報キュレーションサイトとして、多くのユーザーを擁しているGunosy。
転職直後から前のめりに仕事に打ち込みたい方にはうってつけの会社です。
今回の記事を転職活動に役立てていただければ嬉しいです。
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