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最終面接は1次面接や2次面接と何が違う?準備すべき点についてもご紹介します

せっかくがんばって1次面接、2次面接を通過したのに、最終面接で不採用。そんな結果は避けたいですよね。それまでの努力を無駄にしないためにも、しっかりと準備をして最終面接に挑み、採用を勝ち取りたいところです。この記事では最終面接の特徴や1次面接/2次面接との違いについて説明します。想定される質問や準備が必要な点についても、併せて解説しています。ぜひ最後まで読んで、採用を勝ち取るための参考にして下さい

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最終面接の特徴

   

最終面接の大きな特徴は、会社の役員や経営者が面接を担当することです。役員面接と呼ばれることも多いです。

 

1次面接や2次面接では、人事や現場のマネージャーが面接を担当します。言い換えると、もしあなたが入社したら、直接関わりを持って一緒に働くような立場の人たちです。

そのため、1次面接や2次面接で注目されるのは、「一緒に働けそうか?」「最終面接にこの人を通して問題はないか?」といった点です。

具体的には、社会人としての基本的なビジネスマナーや態度に問題がないか、新卒採用であれば仕事を覚えてくれそうか、中途採用であれば実務能力に問題はないか、といった観点から評価が行われます。

 

それに対して、最終面接では会社の舵取り役である役員が面接します。会社経営に関わる立場の人たちです。

そのため「この人物は会社に長く貢献してくれそうか?」「雇うことでどういった利益が生まれるか」を気にしています。では、具体的にどのようなポイントをみられるのでしょうか。

 

役員が注目するポイント

  イメージ画像-マーカー  

入社志望度・熱意

 

役員はやる気のない人を採用したくないと考えています。

早く辞められてしまう、成長が遅いなどのリスクがあるからです。社員の採用には大きなコストがかかります。

 

例えば新卒の学生をITエンジニアとして採用するのであれば、通常の採用コストに加えてエンジニアとしての教育をする必要がありますよね。教育するだけして会社を辞められてしまうと大赤字です。

それに、やる気がないならどれだけ教育しても成長は望めないでしょう。コスパの悪い社員だと思われてしまいます。

 

入社志望度が高く、熱意のある人を雇えば、率先して学び、成長し、採用にかかったコストを取り返してくれると期待できます。そのため入社志望度や仕事に対する情熱をチェックするのです。

 

会社とのマッチ度

 

役員はどれだけやる気のある人でも、会社に合わない人を雇うのはリスクが高いと考えています。

 

例えば、会社としては「30代前半になったらマネージャーをやってもらいたい」と考えているとしましょう。この場合、一生現役でITエンジニアとして現場に居続けたいと考えている人を雇うとどうなるでしょう?30歳前後で辞めてしまう可能性が高そうですよね。そのため、採用に踏み出すことができません。

 

別の場合も考えてみましょう。会社としては「若いうちから率先して新しい仕事を作り、たくさんの成果を上げられるようになって欲しい」と考えているとします。任された仕事を1つ1つ丁寧にきっちり仕上げたいタイプの人を雇っても、率先して行動する人物にはなってくれないのではないかと不安を与えてしまいます。

 

【簡単1分!】役員マッチングのポイントについて聞く

 

想定される質問の例

   

以上の内容を踏まえると、最終面接で質問される内容も、なんとなく想像できるのではないでしょうか。

ここでは想定される質問と、その意図をご紹介します。

 

志望の強さの把握

 

■志望動機を教えて下さい/他社ではなく弊社を選んだ理由はなんですか?/弊社は第一志望ですか?

 

先にも述べたとおり、入社志望度の高い人を雇いたいのでこの質問をします。志望動機に対する質問を深堀りすることで、嘘を言っていないか、しっかりと考えて面接に来ているかを確認しています。

また、他社の陰口を言うような人でないかもチェックされている可能性が高いです。

 

軸が揺らいでないかの確認

 

■他社の選考状況を教えて下さい

 

これも入社志望度を測るための質問です。先に答えた志望動機と照らし合わせて、矛盾する会社の選考を受けていないか確認する意図があります。

また、他社からすでに内定をもらっているのに面接を受けに来ているならば、自社に対する志望度が高そうだと想像できますね。

 

ビジョンが一致しているかの確認

 

■○○年後のキャリアプランを教えて下さい

 

会社とのマッチ度を確認するための質問です。中長期的な目線で、会社の方針とあなたのキャリアプランが合致しているのか知るのが目的です。

また、具体的かつ実現できそうなプランを答えられる人物なら、自ら考えて行動できるだろうから望ましい、とも考えられます。

 

退職理由の確認

 

■前の会社を辞めた理由はなんですか?

 

転職の場合必ず質問されます。前の会社と同じ理由で辞められるのは困るからですね。

志望動機やキャリアプランとも関連してくるため、矛盾がないか確認するためにもこの質問をします。

 

自社への興味の把握

 

■最後に質問はありますか?/最後に何か伝えておきたいことはありますか?

 

形式的に聞かれることも多い質問です。おそらく最終面接に限らず、ほぼすべての面接で聞かれていることでしょう。

逆に言うと、聞かれるのがわかりきっているのにも関わらず「特に質問はありません」や「特にお伝えすることはありません」「もし採用していただければ一生懸命頑張ります」といったことを答える人物は、面接の準備をろくにやっていない、つまり志望度が高くないと判断されやすいです。

 

落ちる理由の違い

   

最終面接で落ちる理由とは何でしょうか。

1次面接や2次面接と、最終面接で落ちる理由を比べてみましょう。

 

1次面接や2次面接で落ちる理由

 

1次面接や2次面接では基本的なビジネスマナーであったり、スキルや経験など実務能力を採否の判断としています。

求職者のもつコミュニケーション能力や第一印象に重点を置いているため、事前準備をしっかりとして再度身だしなみを確認することが必要です。

また、中途採用の場合は転職理由についてもネガティブなものでないかを見られています。

ただ不満があっての転職ではなく、キャリアアップのための転職ということを言葉でアピールできるようにしましょう。

 

最終面接で落ちる理由

 

最終面接での判断材料としては、将来的なビジョンを想定して方向性が合うかを見ています。

企業の社風や方向性が違うと判断されたら、入社後にミスマッチが起きるのではないかと思われ不採用になってしまう可能性があります。

今一度企業の研究を深めて、自分の希望と合っているかを確認しましょう。

入社意欲の確認もされることが多いので、今後のキャリアを踏まえて志望度についても考えていくことが大切です。

 

準備すべき点

  point  

最終面接は役員に志望度やマッチ度を評価されることは、もうおわかりいただけたと思います。

これまでご説明した内容をもとに、最終面接で準備すべき点についてご説明します。

 

これまでの面接の復習

 

1次面接や2次面接と矛盾した受け答えをしないように、これまでの面接内容を復習しておきましょう。

面接直後に面接内容をメモしておくと復習のときに役立ちます。もしやっていない場合はすべての面接後にメモをとるのをおすすめします。

特に、過去の面接で上手く回答できなかった部分については、もう一度聞かれたときにちゃんと答えられるようにしておくことが大切です。しっかりと改善できていれば「失敗から学び、改善のできる人だな」と評価してもらえるかもしれません。

 

自己分析のさらなる深堀り

 

最終面接では、あなたの志望動機、キャリアプランや仕事選びの軸について、これまで以上に深く質問されます。

最終面接用の想定問答集を作っておくのはもちろん大切です。しかしそれ以上に、想定外の質問をされたときの対処も大切なのです。自己分析がちゃんとできていれば、想定外の質問をされたとしても、筋の通った回答が出せるはずですから。

面接官になぜ?と深堀りされる前に、自分で自分に対してなぜ?と深堀り質問して、自己理解を深めておきましょう。

 

最低限の身だしなみを整える

 

役員ともなると人前に出ることが多くなります。当然身だしなみにも気を配るため、あなたの髪型や服装もチェックされていると思った方が良いでしょう。

カジュアルな服装でお越しください、と指定されていたとしても、「ビジネス」カジュアルな服装にしましょう。

服装なんてつまらないことだ、と感じるかもしれません。しかし、つまらないことで最終面接に落ちて損をするのは、他でもないあなたです。

無理に高い洋服を買う必要はありません。清潔感のある、無難な姿をして、つまらないことで減点されないようにして下さい。

 

逆質問の用意

 

1次面接や2次面接でも逆質問を考えていたと思います。最終面接では、これまでの面接を振り返ってみて気になることや興味のあることを質問をするようにしましょう。

入社後のビジョンを想定した質問をすることで、自分が将来的に活躍をしたいと考えているというアピールができます。

質問が思いつかなくても、1次面接などと同様、調べればすぐに分かるような企業情報や自信のなさが伝わってしまうような質問は控えた方が良いです。

 

まとめ

   

準備万端にして最終面接に挑もう

 

内容をまとめると以下の通りです。

 

●最終面接では役員が面接を行う

●特に注目されるのは志望度、会社とのマッチ度

●深堀りされても答えられるよう、過去の面接や自己分析の復習をしよう

 

最終面接では、これまでの面接以上に突っ込んだ質問がされます。焦って変なことを答えてしまい不採用、なんてことにならないためにも、最終面接の特徴をよく理解して、準備万端の状態で面接に臨んで下さい。

 

1次面接、2次面接を通過できたのであれば、ビジネスマナーや仕事の能力には問題ないと思ってもらえているはず。あとは志望動機を詳細に言語化して、はっきりと答えるだけです。

あなたの入社に対する熱意、仕事への情熱を誠実にアピールして、採用を勝ち取りましょう。

 

悩んだときは転職エージェントへ

 

面接に自信がなかったり、質問の答えが上手くまとまらないという時は転職エージェントを活用するのをおすすめします。

自己分析から志望理由の添削まで無料でプロの視点からアドバイスをしてくれるので、面接に対して不安がある方は是非相談をしてみてはいかがでしょうか。

 

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この記事の監修者

西内信

IT系ベンチャー企業にて法人営業を経験し、そこで培った経験を生かし総合人材会社へ転職。その後ギークリーを創業しました。今までにご相談に応じた転職者は3500名以上に上ります。転職者のご不安や疑問点など一緒に解決しながら、最適な未来が描けるようなサポートをさせて頂きます。

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