Zoom面接のマナー徹底解説!今さら聞けない基本・ポイント・注意点も!
コロナ禍以降、Zoomを活用してWeb面接が普及しています。実際に対面しての面接と違い、ネット環境やZoomの操作方法、映像のうつり方など気を付けるべき点が多いのです。本記事では初めてのWeb面接に向けて、必要な事前準備やマナー、ポイントや注意点などをご紹介します。対策をしっかりして、転職活動の成功に役立ててください。
目次
ZoomでのWeb面接で必要となる事前のセッティングとは?
スマートフォン・タブレットならアプリのDLが必須
ZoomのWeb面接でスマートフォンやタブレットといった端末を使用する場合、前もってZoomのアプリをDLしておく必要があります。
AppStoreなどのアプリショップから「ZoomCloudMeetings」で検索してアプリを手に入れましょう。
PCであればアプリをインストールしなくても、ブラウザからZoom面接に参加できます。その際のブラウザは、GoogleChromeが一番制限少なく利用できます。
ただし、PCでもZoomアプリを事前にインストールした方が、ブラウザの種類による機能制限もなく安定して使いやすいのでおすすめです。
ネット環境や周辺機器のセッティング
Zoom面接では面接中のトラブルを防ぐ意味でも、以下のポイントに注意してネットや周辺機器をセッティングしましょう。
ネット接続
Zoom面接ではネットを経由するため、接続状態が不安定だとトラブルの元になります。面接中に通信が切れる事態は避けたいところです。可能なら有線LANを用意しましょう。
Wi-Fiといった無線通信でも、多人数が使うようなフリーWi-Fiではなく、安全性が高く高速な個人回線を使った方が無難です。
また可能なら人に協力してもらい、Zoom面接前に通信テストをしておきましょう。
カメラ・マイク・イヤホン
カメラやマイク、イヤホンを最初から搭載しているPCならそのまま使用できます。しかしそれら機能が付いていないPCの場合は、外付けの物を揃える必要があります。
面接官の声を拾いやすく、自分の声も通りやすいのでマイク付きイヤホンがおすすめです。
PCに内蔵されたイヤホン・マイクは、PCの稼働音や外の雑音を拾ってしまうことがあります。できればノイズキャンセル機能がついた物を選択しましょう。
\ IT転職のプロが無料でサポート! /
Zoom面接の手順・流れについて
PCで利用する場合
制限される機能はありますが、PCはアプリを事前にインストールしなくてもブラウザから起動できます。
借り物のPCを使うときなど、アプリがインストールできない状況では役立つでしょう。
- 企業からの招待メールに記載されているURLをクリック
- アプリをDLしてインストール
- 「ミーティングに参加する」をクリック
- ユーザー名を入力※本名をフルネームで記入しましょう。企業側にも表示される情報だからです。
- 企業側から入室許可が出たら通話画面に切り替わる
- ブラウザが立ち上がりカメラとマイクを許可させるため「許可」ボタンをクリック
- 面接スタート
※2でブラウザから起動する場合は「ブラウザから起動してください。」をクリックして手順を進めてください。
画面の下部にはミュート機能やチャット機能などのアイコンがあります。音声トラブルなど起こった場合は、チャット機能で面接官に伝えることができます。
スマートフォン・タブレットで利用する場合
スマートフォン・タブレットでZoom面接を受けるときは、事前にアプリのDLが必須です。
この項目ではiPhone版の手順を以下に紹介します。
- アプリをDL
- 企業の招待メールにあるURLへアクセスし「ミーティングに参加する」をタップ
- 本名をフルネームで入力して続行をタップ※PCと同様に企業側に表示される情報です。
- マイク・カメラのアクセスを許可する
- 「インターネットを使用した通話」をタップ
- 通話画面が表示されれば面接が可能
音声やカメラの調整をするときは、PCと同じで画面下部にアイコンがあります。
チャットしたいときは詳細アイコンをタップしてチャットの項目を選択します。
Zoomを利用したWeb面接の基本的なマナー
カメラの位置は目線にセット
画面に映る面接官に目線を合わせると、相手にはうつむいているように見えてしまいます。
暗い印象を相手に与えますし、カンペばかり見ていると疑われる可能性もあります。
Zoomなどのツールを使ったWeb面接では、カメラの位置を自分の目線に合わせましょう。
ただ、あまりにじっとカメラを凝視し続けると、威圧感が出すぎてしまい不機嫌に映ります。
面接中はカメラと画面の中間あたりを見るようにしてください。
面接のスタンバイは10分前
面接がスタートする時刻よりも10分前には準備を全て済ませておきます。
カメラ・マイク・スピーカーのテストもやっておく必要があります。
遅くとも5分前までには入室できる状態しておきましょう。
開始の挨拶は面接官がログインしたタイミング
面接がスタートするのは、面接官がログインしたタイミングです。
着席のままで構いませんので「本日、面接を受けさせていただきます〇〇です。よろしくお願いいたします。」と名乗ってから、お辞儀をします。
お辞儀の角度は最敬礼と呼ばれる45度程度を意識しましょう。
ポイントは挨拶の言葉を言い終えてからスッと頭を下げ「1、2、3」と心のなかでカウントしたら3のタイミングでゆっくりと上体を起こすことです。
面接官が複数いる場合は?
もしも面接官が複数いて全員そろっていない場合や待つように指示された場合は、ひとりひとり入室した際に「本日はよろしくお願いいたします。」と頭を下げます。
開始までは座ったまま静かに待機しますが、面接官から雑談などがあれば丁寧に対応します。
全員そろって面接が開始したら先ほどの挨拶を行いましょう。
退室は指示を待ってから
面接が終了したら、「本日はありがとうございました。」とお礼を伝え、お辞儀をします。
その後は面接官が退室するまで待ちましょう。
指示がない限り、企業側にオンライン接続を切ってもらうのが基本です。
もしも面接官が画面上で退室したにも関わらず接続したままの場合などは、念のため「それでは失礼いたします」と一声かけてから切るようにします。
身だしなみは手を抜かない
Web面接ではカメラに映っていないからと、「上半身だけスーツで下半身はラフな普段着のまま」という人がいます。
▲Webカメラのとらえる範囲が予想以上に広く映っていた
▲周辺機器のトラブルなどで立ち上がらなければならなくなる
Web面接中に上記のようなアクシデントや事情が起こると、面接官を大変不快な気分にさせてしまいます。
カメラに映らない部分も面接にふさわしい服装に整えておきましょう。全身スーツでまとめるのが無難です。
清潔感第一
また、最近のカメラは解像度も上がっており画像はとても綺麗ですから、ヒゲの剃り残しや化粧ムラがあると相手にバレてしまいます。
Web面接では「相手にどうやって良いイメージを感じ取ってもらえるか?」という、自己演出スキルがもっとも重要です。通常面接よりも清潔感や見栄えに気を配りましょう。
アクセサリーやネイルにも注意
見えないと思っていても、手元などは映りやすいものです。会社に赴かないからと、ビジネスにふさわしくない華美なアクセサリーやネイルは避けましょう。
女性の場合はヘアアクセサリーにも注意が必要です。
原則としてマスクは無し
Web面接において、特別な事情がない限りマスクは着用しません。
もしも自宅でないなどマスクを着用せざるを得ない事情がある場合は、面接開始時に説明し、許可を得るようにしましょう。また、着用する場合は無地の白い不織布マスクが基本である点も対面面接と同じです。
Zoom面接のポイントやコツ
カメラ映りには気をつけよう
PCやスマートフォンのカメラは光の収集力が弱く、Web面接のときに自分で感じるよりも暗く映ってしまいます。面接を受ける部屋は十分な明るさに調整してください。暗く映るだけで消極的に見えるなど、相手に与える印象は悪化します。
カメラ映えの良いところで面接するために、知人や家族などに手伝ってもらい明るく映るポイントを探しましょう。あまりに暗い場合はリングライトを用意するのも手です。
好印象を与えるためにはオーバーアクションも
Web面接では通常面接で対面するより、声の抑揚や雰囲気が相手に伝わりにくいという問題点があります。
多少オーバーアクションでも良いので、身振り手振りといったジェスチャーを軽く加えながら滑舌よくハキハキ喋りましょう。
いつもより間を取る+締めの言葉
Web面接ではタイムラグに注意しましょう。
ビデオ通話の経験者ならご存じかと思いますが、音声や画像の遅れは付き物です。
面接官の言葉とかぶらないよう、いつも以上に間をとってゆったり話すことを意識する必要があります。
また、自分の発言が終わったら「以上です」と付け加えることで、不必要な間も空かずにテンポよく面接を進めることができます。
音声が聞き取りづらかった時は、話が分からないまま進めてしまわずに都度聞き返し、誠意をもって進めることも重要です。
Web面接が不安なら転職エージェントに相談
転職エージェントには特化型というものがあります。専門的な分野に絞ったサポートをしてくれるところが特徴です。たとえばWeb面接の機会も多い、IT業界の転職支援に特化している転職エージェントもあります。
Zoomを使ったWeb面接などIT知識が必要な求人に対しても、的確なアドバイスが期待できます。
Web面接に不安がある人はぜひ転職エージェントの活用してみましょう。
\ IT転職のプロが無料でサポート! /
ZoomなどWeb面接で注意したいポイント
画面揺れに注意
スマホやタブレットでWeb面接に挑む場合は、三脚や自撮り棒で固定して画面が揺れないようにします。スマートフォンを固定できるスタンドも安価で販売してます。
片手に持って面接をするのは絶対NGです。
また、スマートフォンを端末として使用するときは横向きで、自動回転をONに設定しましょう。
公私混同したプロフィール画像にしない
Zoomをプライベートでも使っている人は、アイコン(プロフィール画像)をアニメのキャラや友人・恋人などの写真に設定していることがあります。そういった写真がアイコンだと「公私混同」「不真面目」といったイメージを抱く企業があるのも事実です。植物や風景といったシンプルなものに変更しておくのが無難でしょう。
Zoom面接のアイコンには顔写真が一番おすすめです。顔写真をアイコンに設定する場合は「Ki-Re-i」や「富士通の証明写真ボックス」などスマートフォンに保存してアプリで編集もできる証明写真機を利用して写真を撮りましょう。明るく高画質の顔写真がアイコンに設定できますので、相手企業に自分を印象付ける材料にできます。
背景にバーチャル写真はNG
Zoomは人物の背景にバーチャル写真という合成写真を使用できますが、Web面接では極力避けましょう。人物と背景が被ったり、乱れて映るケースがあるからです。
相手企業に「不具合でも起きたのか?」と心配されますし、背景によっては不真面目にとらえられます。
背景はシンプルに白い壁の前がベストです。もしくは単色の落ち着いた場所にしましょう。
転職自体に慣れていない方は転職エージェントを使うこともおすすめ
Web面接で一番大事なことは事前のセッティングです。通信環境にトラブルが起こりやすく、接続が安定しなければ落ち着いて面接を受けることもできません。特に音声やカメラのチェックは入念にしておきましょう。
Webに限らず面接に不安があったり、そもそも転職自体に慣れていない方は転職エージェントを使うことをおすすめします。
あなたの経歴やスキル、希望にマッチした求人の紹介はもちろん。日程調整から面接対策等、転職が成功するまでサポートいたします。
\ IT転職のプロが無料でサポート! /
あわせて読みたい関連記事
この記事を読んでいる人におすすめの記事