面接で外してはいけないことを解説!転職成功の要となる質問やよくある失敗は?面接官が見るポイントを確認
面接は自分を採用してくれるかどうかの判断をされるのですから、緊張するのは当たり前です。いくつ受けても落ちる人がいる一方、いくつ受けても受かる人もいます。中には「緊張して上手く話せない」という人も多いはず。この記事では、面接で外せない質問や必要な事前準備、面接でうまく話すコツなどについて解説します。
目次
面接は準備が8割
面接の悩みでよく聞くのが緊張することですが、これは準備さえしっかりしておけば和らげることが出来ます。
緊張しない方法を学ぶより面接の準備に時間を割くことが重要です。前準備こそが成功の近道なのです。
前準備を怠ってしまうと当日の失敗に繋がってしまいます。
面接で失敗しないために、事前の準備はしっかりと行いましょう。
面接の準備とは?『企業分析』と『自己分析』
面接を受ける前には、企業分析と自己分析は絶対に外せません。
この2つをしっかりと行って準備することで、面接での質問に答えることができます。
企業分析
まずは企業について知る、企業分析が必要です。
そもそも面接で緊張するのは知らない相手と話さないといけないからです。受ける企業をよく知っている人にしたら、緊張しなくなります。
相手をよく知れば、そこで何がやりたいのか、という“志望動機”が出てきます。また、ここで何が出来るのかという“自己PR”が生まれます。
では企業分析で外せないことはどんなことでしょうか?
それは以下のような点です。
・企業の概要を学ぶ
・企業の強みを知る
・企業の動向を把握する
・経営者の考え方を知る
・社風を知る
・社員の生の声を知る
これらをHPや会社案内、就活サイトなどから調べます。
重要なことは他社ではなく何故その会社に就職したいのかを自分の言葉で話せるようになるまで落とし込むことです。
そうするとどんな質問がきても緊張せずに堂々と答えられます。
自己分析
次に大事なことは“自己分析”です。
あなたが目指したい姿や強みをしっかりと分析しどのように貢献できるのかを書きだして自信を持って言えるようにします。
では具体的にどのように自己分析したらいいのでしょうか?
まずは「頑張ったこと」「楽しかったこと」「大変だったこと」などテーマを絞ってみましょう。
「頑張ったこと」であれば、今までの人生で頑張ったことを挙げてみます。
続いて、その中でなぜ頑張れたのか?などを深く掘り下げていきます。
1つの頑張ったことで「なぜ?」を10回くらい繰り返し掘り下げてみてください。自分の価値観を見つけることができます。
この自己分析で自分が大切にしていること、価値観が分かれば仕事選びの軸ができます。
これをエントリーシートや面接で話す内容に活かしていきましょう。
- 例1
- 例2
- 例3
- 例4
転職面接成功者がやっている面接の練習方法とは?
面接の練習はただ闇雲に行うだけではなかなか成果が得られません。
転職に成功した方が実際に行っている面接方法を解説します。
練習で行う3段階
まず、面接の練習は、「イメージすること」「書き出すこと」「声に出すこと」の3段階ですることが効果的です。
面接で聞かれるであろう質問に対し自分の答えをイメージします。
そして、イメージを書き出していきます。書き出すことにより内容が明確になり、アピールしやすくなります。
最後に声に出してみます。
話しながら文章が長くないか、分かりにくくないか、スピードや声の大きさは丁度いいかなどチェックしていきます。
ただ丸暗記するというのはNGです。丸暗記だと棒読みになりがちで、面接官には届きません。
ちょっと違った質問だった場合、組み立てが難しくなり、話せなくなる可能性が高いからです。
面接練習の動画を撮影する
また、面接で重要なことは、自分が人(面接官)からどういう風に見えているかと客観的に見てみることです。
今は、簡単にスマホなどで自分を撮影することが出来るので早速やってみましょう。
撮影してみると、自分の話をする姿にびっくりすることでしょう。声の低さや聞き取りにくさなどに気づくはずです。
何度も練習を重ね、こんな人と仕事がしたいと思われるような明るい魅力的な人に見えるように練習しましょう。
ただし、面接の練習はあくまでも練習であり、本番で力を発揮できなければ意味がありません。
ただ闇雲に練習するのではなく、自分でテーマを決めて練習してみましょう。
「この練習は○○を意識してやってみよう」など問題点に沿って練習をしていくと自信にも繋がっていきます。
面接官が見るポイントとは?
短い面接の時間内で面接官にいい印象を与えるには必ずポイントがあります。それは一体どういうところでしょうか?
面接という限られた時間の中で、面接官がチェックできるポイントは限られます。
その中でも、必ず見られている点は以下のようなポイントです。
・最低10分前には到着しておく
・清潔感のある身だしなみに気をつけている
・まずは結論を話してから理由を説明する
・人の話を聞く姿勢
・履歴書を丁寧に書く
・この人とまた話したいと思うような明るい笑顔
・企業のことをよくリサーチしている質問
これらのポイントはどれも多くの企業でチェックされるものです。
必ず見られていると思って注意しましょう。
面接でよくある失敗
面接では緊張による失敗や、準備不足による失敗などをしてしまう可能性は十分にあります。
そしてその多くは先にご紹介した面接官にチェックされるポイントに関係しています。
多くの人が経験するよくある失敗を知り、しっかり対策しましょう。
履歴書を丁寧に書いていない
まずは面接前に準備する履歴書です。履歴書は応募者の履歴を見るためにあります。
しかしそれだけではなく、字を見ることによってその人の几帳面さが分かります。
たった1枚の履歴書で、記入した情報以外にもたくさんの情報が伝わるのです。最後まで気を抜くことなく書いていきましょう。
面接に遅刻してしまう
よく知っている土地であればどのくらいの時間で到着するかの予想が立てやすいです。
しかし、面接を受ける際に初めて訪れる場合もあるでしょう。
その場合、多くの方が事前に会社までの経路、交通機関などを調べるはずです。
しかし、経路や交通機関を調べていても、実際に行ってみると道に迷ってしまう可能性もあります。
また、電車での乗り換えの失敗などによって調べた通りの時間ではたどり着けない可能性が十分にあり得るでしょう。
こうした理由によって面接時間に遅刻してしまうと印象は悪くなってしまいます。
絶対に遅刻しないよう、余裕を持って面接会場に早めに到着するよう心掛けましょう。
人の話を聞く姿勢
面接が始まった直後はしっかりと姿勢に気を配っていているはずです。
しかし、徐々に姿勢へ注意が向かなくなり、普段の姿勢に戻ってしまいます。
人の話を聞く時に注意することは、相槌の打ち方と目線を上げること、顎をひいて姿勢を伸ばすことです。
簡単なことのようですが、緊張しているとついいつもの癖が出やすいもの。
猫背になっていたり、顎が上がりがちになっていては印象が悪くなってしまいます。
事前の面接練習で動画を撮影してチェックしておきましょう。
質問に沿った答えになっていない
当たり前ですが、質問の内容に沿った答えを返しているかどうかが重要です。
しかし、話しているうちに緊張によって何の話だったか分からなくなる場合もあるでしょう。
要領を得ない話は聞いている側も内容が分からず困惑してしまいます。
そうならないためにも、質問に対する答えの事前準備をしっかりしておきましょう。
話し方がうまい人のコツ
面接に限らず、普段から話し方がうまい人が使っているテクニックがあります。
そのテクニックの中で面接の際に特に意識したいものを解説します。
話し始めの5秒を意識する
話がうまい人は、話し始めの5秒で人の気持ちを惹きつけることが出来ます。
この5秒というのは、息継ぎをせず、一息で話せる長さの目安です。
人は緊張すると早口になるので、ゆっくりはっきり話すことを心掛けましょう。
また、大きな声で元気な印象、明るい表情で一気に引き寄せれられるようにします。
話し方に抑揚をつけ、身振り手振りをつけるとなおよいでしょう。
結論から話す
話の流れは結論から先に話し、誰が聞いても分かるように誰が何をどうしたと端的に分かるように話しましょう。
結論を言わずにその考えに至るまでの過程や理由を説明した場合、聞いている側は着地点がなかなか分かりません。
また、理由の説明が緊張によって支離滅裂になってしまい、結論まできちんと説明できない可能性もあります。
面接官は何人も見てきています。同じような質問を何人にもしてきて、同じような答えをたくさん聞いているのです。
そのため、だらだら話されると印象はどんどん悪くなってしまいます。
話すことは事前に準備しているため、まずは結論を話し、その後に理由を述べることを心掛け、あとは明るく元気に話しましょう。
面接成功の要となる質問とは?
面接の最後に「何か質問はありませんか?」と聞かれることがあります。
これは会社に対しての関心度や、研究度などを見られています。そのため、必ず何かしら質問をした方が良いです。
仕事内容でもいいですし、なければ自己アピールに繋がる質問を用意しておきましょう。
「採用して頂きましたら…」と前向きに謙虚に内定したイメージを持って明るく話すと良いでしょう。
待遇面を根掘り葉掘り聞くのはあまり印象はよくありません。
どうしても確認しておきたいことだけに絞るといいでしょう。
また、当たり前のことを長々と質問することもアピールにはなっていないため気を付けましょう。
これだけは押さえておこう!よくある質問
面接では定番となっている質問があります。それらの質問に対してどのような面がチェックされているのでしょうか。
「最近気になっているニュースは何ですか?」
この質問の目的は、この人はどういうことに関心があるのか、社会人としてのアンテナ、情報収集力を見られています。
ここは面接の場。その企業に関連する内容のニュースを話すことがお勧めです。
何故それが気になったのか、掘り下げて自分の考えも用意しておくとよいでしょう。
NGなことは、内容・動機がフワッとしていて曖昧なことです。結果どう思ったのかも分からない話で終わらせないようにしましょう。
「成功体験を話してください」
この質問の目的は、成功したかどうかではなく、そこから何を学んだのかということです。
面接官は履歴書に書いてないあなたの主体性や、問題解決能力を探っているのです。
成功したことではなく、何を考え、どう行動したのかが知りたいのです。
出来れば、この成功体験を今後仕事にどう役立てていきたいかも話せるとよいでしょう。
成功体験ではなく、失敗体験も話して、同じように今後の仕事に活かせるという話し方もかえって印象に残っていいでしょう。
失敗をポジティブに受け止めている様子があれば、面接官はこの人とならやっていけそうと思えるはずです。
まとめ
面接は誰しも緊張して嫌なものです。
どうしてもその会社に入りたいという思いが強ければ強いほど緊張して、本来の力が発揮出来なくなるもの。
リサーチして前準備を行い、飽きるほど練習すれば本番はそんなに緊張しないものです。
また、会社側の人間になったと想定して、自分を見てみるということをやってみましょう。
「こんな人はだめだ、受かるはずがない」と思ったのなら、どのような人が合格をもらえるのか逆から考えてみる。
この会社はこうなりたいから、私ならこうする、こうやっていくと分かりやすく端的に伝えると必ず面接官には伝わるでしょう。
前準備をしっかり行い、そこの会社に勤めている自分をイメージして、前向きな考え、行動、発言をしていけば、必ず道は開けます。
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