面接官との目線の合わせ方を解説!好印象を与えるならどこを見る?複数面接官やWeb面接での対応も紹介!
就職活動において準備が最も必要なのが「面接」です。面接はあなたの能力だけでなく人柄や適性などを企業が確認する場として設けられており、合否に一番影響すると言われています。限られた時間で面接官があなたを欲しいと思わせるために、自身の演出の仕方をスキルとして身につけることを心がけましょう。
目次
目線で合格をつかみ取ろう
面接対策で目線対策というものをしたことがありますか?
面接では第一印象が非常に重要です。合格をつかみ取るには、限られた時間のなかで最大限に面接官の目に留まる自分を表現しなければなりません。
どんなに質疑応答の回答を準備していても、面接では聞かれた内容しか応えられません。時には準備した内容が質問されないこともあります。
しかし第一印象や面接官に与える印象というのは準備すればしただけ必ず面接官にアピールできます。
今回は面接で絶対に失敗しない目線対策をご紹介します。
なぜ目線を意識するべきなのか
なぜ目線?と疑問に思う方もいるのではないでしょうか。これは自身の面接態度をビデオで録画してみると一目瞭然です。
例えばグループ面接の際に同じようなリクルートスーツを着た受験者が面接室にいる様子を思い浮かべてみてください。
目線が泳いでおり定まらない人とうつむいている人、そしてしっかり目が面接官へ向いている人。
自分が面接官の立場だとしたら、多くの方が目線を面接官に向けている人が好印象であると判断するのではないでしょうか。目線ひとつでも印象に大きな違いを生むのです。
目は人間のしぐさの中で一番人間の心理状況を表現すると言われています。だからこそ目線の扱いをマスターし相手に好印象を与えましょう。
カメラ目線で面接の練習を録画してみよう
自分は目線には問題ないと思っている方は、一度カメラ目線で面接の練習を撮影してみてください。
あなたの想像する面接での自分像と実際に撮影した面接での立ち振る舞いにはかなりのギャップがあるはずです。
とくに目の動きを観察してみてください。あなたはカメラにまっすぐに目線を向けたまま話すことができていますか?
多くの方は録画した自身の姿をみて目の動きが目立つことに気が付くのではないでしょうか。
実は相手に目線を合わせたまま話すことは訓練しないと難しいのです。しかし訓練をすれば面接官に目線で好印象を与えることができます。
ビデオで自身の姿を客観的に観察すると自分の癖なども分かりますので、是非一度自身が面接官の目にどう映るのかを確認しましょう。
面接官がみるポイント
一般的に面接官は求職者に採用するメリットがあるか、そして一緒に働きたいと思えるかで合否を判断します。
その判断材料として合否にとても影響するのが面接での印象です。身だしなみや受け答えの仕方、表情などを細かくチェックしています。
採用するメリットや能力は履歴書からも判断できるので、対面の面接では印象や態度によって合否が左右される確率が高いといえるでしょう。
だからこそ面接で面接官に好印象を与えるスキルを身に着ければ合格率が抜群にアップするのです。
第一印象は目線でつくる
では印象を左右する身だしなみや受け答え、そして表情を良くするにはどのような対策をすればよいのでしょうか。
身だしなみなどの外見は髪型や服装を意識して整えられますが、その他多くの要素はあなたの内面から表現されます。
もちろん人として成長するために内面を磨く努力も必要です。しかし目線の扱いの上手なひとは目線だけで相手に好印象を与えられます。
「目力」という言葉もありますが、目から伝わる情報というのはそれだけ相手の印象に残りやすいものです。
本気で面接を成功させたい方は目線の使い方まで訓練して挑みましょう。
目線で与える悪印象を避けよう
目線の訓練をしていると分かるのですが、実は人間は目で無意識のうちに心の情報を発信してしまいます。
例えば笑顔。笑顔は相手に好印象を与えるためには重要な武器となりますが、緊張している人の笑顔は目が笑っていません。
面接中の質疑応答。その場で何をいうか考えながら話すと目が無意識のうちに泳いでしまいます。
面接官はそのような自信のなさからでる目の動きを敏感に察知します。だからこそ本番で動揺しないよう目線まで意識した準備が必要です。
目の角度で分かる心理学
心理学の世界では目の動きと心の動きの関連性が分析されています。右上をむいた目は嘘つきの目を表すという話を耳にしたことはありますか?
心理学的に視線が右上を向くときは虚偽の思考、左上を向くときは回想の思考と言われています。
それ以外にも緊張していると瞬きが多くなり、なにか考え事をしているときは遠くをみているなどの統計もあります。
「目は口程に物を言う」という諺もありますが、私たちの思考や心理は目を通じて無意識のうちに情報を発信しているのです。
\ IT転職のプロが無料でサポート! /
面接官との目線の合わせ方
面接官に好印象をあたえるためにはどのように目線を合せたらよいのでしょうか。
一般的に相手に目線を合わせることが好印象を与える基本だと考えられています。面接においても面接官と目線を合わせることが大切です。
しかし目線を合わせようと意識しすぎて相手を凝視しすぎると、かえって悪印象を与えるので適度に目線を外すことも意識しましょう。
大切なのは目で相手とコミュニケーションをとるイメージで適度に目線を合わせ、適度に目を外すことです。
面接ではなるべく穏やかな視線を向けられるようリラックスしてのぞみましょう。
面接官の鼻か額を見よう
面接はリラックスしようとしても緊張する空気が張り詰めています。面接官の目を見ると余計緊張する方もいるのではないでしょうか。
相手の目をみて話すことが苦手な方は、時折面接官の鼻や額に目線を移すことをお勧めします。
不思議なもので、相手の目を見ていなかったとしても鼻や額に目線がいっていると相手は視線が合っているように感じるのです。
身長が高めの方は相手の額、低めの方は鼻と認識いただくとより自然な目線で相手に好印象を与えることができます。
目線を外したい場面では顔のこのパーツを見る、と決めておけば目線が泳ぐことを防げるのでおすすめです。
目線を合わせると特に好印象な場面
発言するとき
一番練習してほしいのはまっすぐな目線で発言をすることです。面接官をまっすぐみつめた目線はやる気や情熱を表現するのにも有効です。
特に面接で発言する可能性の高い志望動機や自己PRに関しては事前に内容を丸暗記しておくと目線を意識して発言しやすくなります。
志望動機や自己PRは、目線を合わせるとより魅力を伝える事ができ高評価につながるポイントです。
適度に笑顔で溌剌と発言できると大変好印象ですので、面接本番では何を聞かれても答えられるくらい準備をしてのぞみましょう。
面接官が発言しているとき
面接官が話をしているときは聞き上手に徹しましょう。きちんと話を聞くことができるかも面接官がチェックしているポイントの一つです。
相手の話を聞いている意思表示として使えるのが目線です。しっかりと面接官に目線を合わせて適度に頷くことを意識しましょう。
逆質問など意欲をアピールしたいとき
面接の最中、ここぞという場面では必ず目線を合わせるようにしましょう。
例えば企業の理念に関する話題や自身の強みに関する質問、また面接の最後の逆質問など、意欲をアピールするチャンスでは目線が効果的です。
なぜならもっと細かく話したい、深掘りしてほしいという意思が伝わるからです。
終始目を見つめているよりいざという時にしっかりと活用する事でメリハリがうまれ、最も伝えたい重要なポイントを汲み取ってもらいやすくなります。
複数の面接官のときの目線
面接官が複数人いるときはいったいどこに目線を向けたらよいのか迷う人も多いのではないでしょうか。
複数面接官がいるときの面接では全員に満遍なく目配りをすることが大切です。しかしそれは目を左右に泳がせることではありません。
複数の面接官に対して発言するときは右→左あるいは左→右にゆっくりと顔も少し動かしながら目線を合わせることを意識しましょう。
面接官全員に自然と目線を向けながら対応できると気配りのできる人と評価されたりコミュニケーション力のある人として評価してもらえます。
複数の面接官へ発言するとき
面接官が複数の時は複数人の総合評価で合否が決まることが多いので、誰にでも好印象を与えられるよう気配りが大切です。
しかし面接官からの質問に答える際は基本的に質問者に対してまっすぐ目線を合わせることを心掛けましょう。
複数面接官がいるのに一人だけに目線を合わせるのでは他の面接官に悪印象を与えるのではと考える方もいると思います。
その場合は質問者に回答したあとに全員の面接官に目配りをすると良いでしょう。
またグループ面接で皆が順番に回答していくような場合は質問者だけでなく面接官全員にアピールできるよう目線を動かす方が好印象です。
複数の面接官がいる時の聞き方
複数の面接官がいる面接といっても発言者は限られます。面接官が複数いるときは主に発言者に目線を向けてしっかりと相手の話を聞くようにしましょう。
全員にアピールしようとして発言者ではない面接官に目線を向けていると話を聞いていないように判断される可能性があるので注意が必要です。
また相手の目を見すぎると威嚇しているような印象を与えることもあるので、適度に笑顔を意識して自然と目線を合わせるようにしましょう。
Web面接での目線
最近ではインターネットを使ってWeb面接を行う企業も増えてきましたが、Web面接はカメラを経由するので注意が必要です。
Web面接の場合モニター上での面接官の顔に目線を合わせるのではなく、常にカメラ目線を意識するようにしましょう。
カメラ目線で話をする方が相手に目線を合わせて話をしているような印象を与えるからです。
モニターに映る面接官にまっすぐ目線を合わせていても面接官には目線が合わずマイナスな印象を与えることもありますので十分に注意してください。
Web面接では事前にモニターチェックをしよう
Web面接で面接官に好印象を与えるには、モニター上で実際にどのように映るのかを事前に確認することをお勧めします。
使用するデバイスによってカメラ位置なども異なりますが、カメラと目線の高さが合うように設定することが大切です。
カメラが低すぎると目線が下がり面接官を見下しているような印象を与えてしまいますので注意が必要です。
スマホは固定しよう
Web面接はスマートフォンで受けることも可能です。しかしスマートフォンを手にもったまま面接を受けることはお勧めしません。
手に持ったまま面接を受けると画面がぶれて相手に不快な印象を与える可能性が高いです。
また手の位置は基本的に目線より低いため相手を見下ろす形になりことが多く、面接官にマイナスな印象を与えます。
さらに片手で持つと角度が斜めから映りやすくなり、面接官とまっすぐ向き合う姿勢を映すことができません。
Web面接でスマートフォンを使用する場合は必ず三脚やテーブルなどを利用してスマートフォンを固定するようにしましょう。
人の目をみて話す習慣を身に着けよう
人の目を見て話すことを普段から習慣化することは面接にて面接官に好印象を与える一番の近道です。
適度に目線を向け適度に目線を外し相手に不快感を与えないコミュニケーション力は一日にしてできることではありません。
普段から人と会話をするときは相手の目をみて話す習慣を身につけましょう。
心に余裕をつくる準備をしよう
面接官に良い印象を与えるためにも面接準備は心に余裕ができるまで完璧に準備しておきましょう。
目は人の心理状態とつながっています。どんなに目線を合わせる訓練をしても自信のなさや不安な気持ちは目から相手に伝わるものです。
だからこそ事前準備を怠ってはいけません。準備万端な状態で心に余裕をもって面接に挑むことで面接官により好印象を与えられるでしょう。
まとめ
今回は面接官への目線の合わせ方について解説しましたが、面接では限られた時間の中でいかに自身の魅力を伝えられるかが勝負です。
目線一つで相手に与える印象が大きく変わることを忘れずに面接に挑みましょう。
立ち振る舞いや目線のやり方は練習すればしただけ上達します。客観的に自分の弱点を分析し改善する努力をしてください。
プロのエージェントにアドバイスをもらう方法もございますので困った時は気軽に相談してみましょう。
\ IT転職のプロが無料でサポート! /
あわせて読みたい関連記事
この記事を読んでいる人におすすめの記事