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転職の役員面接でよくある質問と回答例|内定につながるお手本回答を解説

転職活動においても、多くの場合最終面接にあたるのが役員面接。最後の最後で落とされてしまったというケースも少なくありません。この記事では、転職活動で役員面接を突破して内定を獲得するために知っておきたい、役員面接でよくある質問とお手本となる回答、見られるポイントについて解説していきます。

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面接対策:役員面接でよくある質問&お手本回答実例

 

 

実際に役員面接で聞かれる質問と、回答のお手本をご紹介します。

志望動機や退職理由は役員面接で改めて聞かれることが多い質問です。特に退職については同じ理由で退職する可能性がないか、企業側は気にしています。

役員面接では、ネガティブな理由で辞めたのが実情であったとしても、ポジティブな理由に変換して伝えましょう。

 

仕事に対する熱意や覚悟を聞く質問と回答例

 

志望動機では、「なぜこの企業で働きたいのか」という点が非常に重要です。

役員面接では特に、どのような思いから、なぜこの企業で働きたいと思ったのかが明確に伝わるような回答を心がけましょう。

 

あらためて、今回の志望動機を教えてください

前職では求人広告の代理店で営業を務めており、入社3年目にはエリアトップの営業成績を収めました。

顧客の多くは法人で、求人という形のないものを営業していくなかで感じたことがあります。

形ある生活に身近な商品に関わりたい、消費者の顔がみえる営業をしたいという思いです。そのため転職を決意いたしました。

御社の商品は日々わたしも愛用しており、生活に欠かせないものです。

日々の生活に密着した長く愛される商品を、もっと世の中に広めていく営業活動をしていきたいと思い応募いたしました。

 

キャリアビジョンを確認する質問と回答例

 

役員面接では、実際に入社した際にどのようなキャリアアップを考えているのか、具体的に伝えましょう。

企業としても、入社後どのように活躍してくれそうか具体的なイメージを持つことができます。

 

5年後・10年後にどのようなキャリアビジョンをお持ちですか?

5年後にはプレイヤーからマネジャーへステップアップしたいと思っております。

まずは一人ひとりのお客様に満足いただける接客と店舗づくりのノウハウを身につけることが先決です。

5年後はスタッフマネジャーまたは店長として、10年後にはエリアマネジャーとして店舗運営の統括を任されるような信頼と実績を得ることが目標です。

 

自社で働く決意や覚悟を確認する質問と回答例

 

退職理由を聞くことで、企業側も「何がきっかけで前職を辞めたのか」という詳細について知ることができます。

入社して、すぐに辞めてしまうリスクを気にしているケースが多いため、役員面接においてもポジティブな理由で返答することが無難でしょう。

 

以前の会社を退職された理由を教えてください

前職では企業の人材育成コンサルティングを行っておりました。

特に従業員の働き方やキャリア形成についてご相談いただくことが多く、必然的に私自身の働き方について考える機会も多くなっていきました。

実は学生時代からいつか英語を使って仕事をしてみたいという思いがあり、これまで独学で勉強を続けております。

昨年ちょうど勤続10年という区切りを迎えたこともあり、昔からの夢であった「英語を活かす」という新たなフィールドに挑戦してみようと思い転職を決意いたしました。

 

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役員面接で必ず答えておきたい質問&お手本回答実例

 

 

役員面接では、採用することでどのようなメリットがあるのかという経営側の目線にもとづいた質問が増えます。

改めて、志望理由や自分を採用することのメリットについてしっかりと伝えましょう。

 

「この会社でなくてはならない理由」の質問例と回答例

 

企業は、数ある同業他社の中からなぜ自社を選んだのかという理由を聞きたいと思っています。

自分が心動かされたこと、この企業だからこそ実現したいと思うことを、役員面接の場ではしっかりと言葉にしましょう。

 

同業他社の中から、なぜ弊社を志望されたのかその理由を教えてください。

多くの会社がお客様や社会のための商品開発というメッセージを発信しています。

その中で御社は「自分たちも楽しくなる商品開発」という理念を掲げており、そこに心惹かれました。

お客様や社会に楽しめて役立つものであるのは当然であり、そのためには作る自分たち自身が楽しんでなければならない。そういう理念のもとに仕事をしていきたい、共感する人たちと働いていきたいと思い志望いたしました。

 

「会社の成長や利益への貢献度」の質問例と回答例

 

転職者には自身のスキルアップ以上に、今後会社をどう成長させられるのか・どのように利益拡大に繋げられるのかという貢献度も求められています。

企業が今回の応募者に何を求めているのかを調べ、自分の経験に基づく数字や実績を元に役員面接で回答しましょう。

 

どのように会社に貢献できるとお考えですか?

今回は事業拡大のために編集・ディレクションまでできる人材との条件でした。

これまで出版業界で約10年間、アシスタントから新規企画雑誌の編集部長までステップアップしてきた経験があります。

そのため実務レベルの作業工程からチームのマネジメントまで取り組んでいけると考えています。

5年後には新たな事業部として独立できるチームを作りたいという目標も持っております。

 

転職エージェントでは、求人紹介だけでなく1次面接から役員面接まで、面接対策のサポートも行っています。

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一次面接・二次面接と役員面接との違い

 

 

役員面接の面接官はほとんどが役員や社長です。

会社の経営に直接関わり、将来性や現状の課題などを多角的に見ている方々が担当します。

そのため、一次面接・二次面接の面接官とは見ているポイントが異なります。同じ質問であっても、役員面接ではその狙いが変わる点に注意が必要です。

 

実務スキルよりも、仕事に対する意欲や姿勢を知りたい

 

転職の場合は、実務経験があることを前提にしている場合がほとんどです。

またこれまでの経験や持っている知識・スキルについては、履歴書や前の一次・二次面接でほとんど把握しています。

そのため役員面接で最後に確認したいのは、自社の仕事に対する意欲や入社の意志があるかというマインドや姿勢の部分です。

 

会社の価値観と相違がないか、理念に共感しているかを知りたい

 

一緒に働くにあたり、企業の価値観と合っているかは重要なポイントです。

同じ方向を見ているか、大切にしたいものや優先したいことは同じか、価値観の相性を確認しています

今後異動によって業務内容が変わったり、立場の変化によって求められることが変わるかもしれませんが、価値感や目指す理念が共通していれば共に動いていくことができます。

企業が求めているのは、会社を一緒に作っていける同志であり、役員面接でも確認したいと思っています。

 

役員面接の面接対策では、それまでの面接以上に企業が求める人物像にマッチしているとアピールすることが求められます。

企業ごとの募集背景や価値観の把握には、転職エージェントがもつ情報を活用するのもおすすめです。

 

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最後に印象づける「逆質問」

 

 

面接の最後に「最後に何かありますか?」「最後に言っておきたいことはありますか?」と聞かれることがあります。

ここは最終のアピールタイムです。「逆質問」で、良い印象を強く残しておきましょう。

どうしてもない場合は、自分の思いを伝えられるようあらかじめ言語化しておくことをおすすめします。

 

入社後をイメージした逆質問例

 

・もし御社に入社できたら、どのような成果を期待していただいていますか?

・入社するまでに勉強しておいたほうが良いことがあれば教えてください。

 

会社の将来性をイメージさせる逆質問例

 

・御社の課題は何でしょうか。

・御社自身が感じている強みは何でしょうか。

 

逆質問の代わりにお礼と自分の想いを伝える

 

これまでお話いただいた中で入社後のイメージ、業務内容なども詳しくお聞きできましたので疑問点はございません。

最後に1つ、ここまでの選考でご対応いただきありがとうございました。

採用の過程を通して、応募当初よりもますます御社で働きたいという意欲が高くなって参りました。

御社に入社できました際には即戦力となれるよう、今まで以上に頑張って参ります。ご検討どうぞよろしくお願いいたします。

 

役員面接での逆質問が思い浮かばない方は、以下の記事を参考にしてみるのもおすすめです。

 

【あわせて読みたい】面接の逆質問例と回答例はこちら⇓

 

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役員面接で見ている転職希望者の評価ポイント

 

 

転職の役員面接において役員が知りたいのは、自社に合っている人材かどうかという点です。

個人の知識やスキルがどれだけ高くても、それだけで採用されることはありません。

役員面接では、会社の将来を共に考えていけるのか、自社の企業文化になじめるかなどが見られています。

これまでの面接と役員面接で見られているポイントの違いを把握して、面接対策に役立てましょう。

 

熱意や覚悟があるか

 

仕事に対する熱意はしっかり伝えましょう。同業界の転職であっても、新しい環境に行けば誰でも新人であり、新人らしい仕事への熱意、学ぶ謙虚さも必要です。

転職の場合、「また辞めるのでは?」という懸念を持つ面接官や役員もいます。

本気でこの会社で働いていきたいという覚悟や、長期的なキャリアビジョンがあるかといったところも、役員面接では見られています。

 

自社の企業文化になじめるか

 

企業には各々独自の企業文化があり、そこになじめる人材であるかを役員面接で最終判断したいと企業は考えています。

企業文化はこれまで刻んできた歴史、社員の人柄や雰囲気など、様々な要素が絡み合って形成されています。

感覚的なところもありますが、理念やビジョン、これまでの面接の雰囲気からも感じ取れるものではないでしょうか。

自分が志望する企業の文化にフィットしているかどうか、役員面接の前に今一度確認しておきましょう。

 

マナーや態度から感じられる人間性

 

役員面接の面接官は、自分より知識も経験も豊富な人生の先輩や年配の方であることが多い傾向です。

上下関係がフラットな会社も増えているので、必要以上にかしこまる必要はありませんが、やはり態度やふるまいから人間性が滲み出ます

礼儀正しくして損はないため、役員面接では特に挨拶や身だしなみ・気遣い・受け答えの丁寧さなどは意識して挑みましょう。

 

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事前に準備しておきたい役員面接対策

 

 

役員面接の対策では、企業に対してポジティブなイメージを持って面接に挑むための準備をしておくことが大切です。

ベースにそのマインドがあれば、どんな回答も相手にポジティブな印象が伝わります。

 

会社の好きなところを探しておく

 

役員面接前には、これまでの面接や企業ホームページや会社資料を参考にしながら、会社の好きなところ・良いと思ったところを改めて書き出しておきましょう。

理念・雰囲気・事業内容、要素は何でも構いません。

役員面接では大きなプレッシャーを感じるかもしれませんが、しっかりと事前準備しておくことで、とっさの質問や意地悪な質問をされても、会社のポジティブな面を出してうまく切り返すことができます。

 

企業が掲げている理念、ビジョンを再確認しておく

 

役員面接の前には、必ず企業理念やビジョンを再確認しておきましょう。

理念やビジョンはその会社の核です。最終的にはここに共感してくれる人と一緒に働いていきたいというのは、どの経営者も同じことです。

役員面接中にズレが生じないよう、しっかりとインプットしておきましょう。

 

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こんなところに要注意!役員面接NG発言

 

 

具体性のない回答

 

頑張ります、何でもやりますという発言は一見熱意が感じられますが、何をどう頑張っていくのかが伝わりません。

社会人経験がない新卒であれば許されるかもしれませんが、転職における役員面接の場合は、具体的に何をどう一生懸命取り組んでいくのかを伝えましょう。

 

<NG発言>

・一生懸命頑張ります

・何でも頑張ります

 

<お手本回答>

・これまで新規営業活動で培ってきたコミュニケーション力を活かし、御社がまだ着手されていない新しい市場を開拓できるように頑張っていきます。

 

自分の言葉ではなくマニュアル通りに思える回答

 

教科書的なフレーズや、当たり障りのない回答は、マニュアル通りだなという印象をあたえてしまいます。

それが本心であれば、なおさら自分の言葉で言い換えるようにしましょう。

 

<NG発言>

・御社の理念に大変共感しました。

・これまでの接客経験を御社で活かしたいと思っております。

 

<お手本回答>

・「ITで世界を変える」という御社の理念に共感しました。

ビデオ通話で簡単に祖母の元気な様子を確認できたり、海外の友人と連絡が取れるなど、私自身ITによって人との繋がりをより強く感じられるようになったと実感しています

この先もっと人との距離が近くなるようなITコミュニケーションツール開発に携わっていきたいと思っています。

 

嘘や誇張が入った回答

 

面接ではつい自分を良く見せようとしがちですが、嘘や誇張でお互いの認識にズレが生まれてしまったらお互いに良いことはありません。

質問には正直に、そして前向きな表現で答えましょう。

 

<NG発言>

・データ分析は得意としておりますので、それをもとに検証して行動していくことが強みです(本当は苦手)

・これまで顧客獲得率は100%で、失敗したことはございません(仕事で失敗がないのはかえって不自然)

 

<お手本回答>

・分析が苦手なところがあるため、その分リサーチには力を入れて人より多く有益な情報を集められるように意識しています。

・分析についてはまだ不十分なところがあり、顧客を逃してしまったという失敗もありました。今後自身の課題として勉強していくつもりです。

 

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役員面接では経営者の気持ちになってみる

 

 

役員面接で大切なのは経営者の気持ちになって考えてみることです。

もし自分が経営者なら応募者に何を聞きたいか、どんな人を社員として採用したいか、常にそのイメージを持って役員面接に臨むことができれば、どんな質問にも的確な回答ができるでしょう。

 

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この記事の監修者

【国家資格保有】キャリアアドバイザー 小峰涼平

5年間インフラエンジニアとして新規顧客提案や既存顧客への提案〜運用保守業務を経験。業務を行う中で人材業界へ興味を持ち、22年1月国家資格キャリアコンサルタントを取得。現在、資格を活かしキャリアアドバイザーとしてエンジニアの転職支援を行っております。

代表取締役

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