転職理由が「新しいことに挑戦」は大丈夫？印象が良くなる例文を紹介
転職して新しいことに挑戦したい！キャリアチェンジして仕事の幅を広げたい！という方もいるのではないでしょうか？さらに職務経歴書での書き方や面接での伝え方に悩む方もいるかと思います。本記事では志望動機が「新しいことに挑戦したい」という場合の転職理由の伝え方、志望動機の例文を紹介します。
目次
転職理由が「新しいことに挑戦」ってあり？
一般的に、転職理由で「新しいことに挑戦したい」と述べることで、企業にポジティブな印象を与えられるとされています。
新しいことへの挑戦を転職理由にすることで、新たなスキルを習得し、自己成長を目指す意欲を示すことができるため、特に異業種や未経験の職種に挑戦する際に活用できるでしょう。
一方で、「新しいことに挑戦したい」という理由だけでは、企業にとっての具体的なメリットが伝わりにくい点に注意が必要です。
「成長したい」「勉強したい」といった表現は自己中心的と捉えられ、企業にとってのメリットが少ないと判断されることもあるでしょう。
そのため「新しいことに挑戦する」という転職理由をポジティブに伝えるためには、具体的な理由や目標を明確にすることが重要です。
現職での経験やスキルをどのように新しい環境で活かすか、具体的なビジョンも盛り込み、企業にとって採用するメリットを強調しましょう。
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転職理由を「新しいことに挑戦」にする場合の注意点
転職理由で「新しいことに挑戦」と表現したい場合は、以下の2点に注意しましょう。
- ・応募先企業に全く関連していない理由はNG
- ・転職して「成長したい」、「勉強したい」という言い回しに注意
それぞれ具体的に解説します。
応募先企業に全く関連していない理由はNG
志望動機として「新しいことに挑戦したい」を挙げる際は、応募先企業に全く関連しない理由を述べることは避けましょう。
企業は即戦力を求めていることが多いため、応募先企業に対する具体的な興味や、自分のスキルや経験がどのように役立つかを明確に伝えるように心がけましょう。
「過去の経験で得た〇〇のスキルを新しい職種の△△に活かせると考えています」など、具体的な事例を挙げて説明すると採用するメリットとして伝わりやすいです。
さらに、企業のビジョンや価値観に共感し、自分がどのように貢献できるかをアピールすることも大切です。
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転職して「成長したい」、「勉強したい」という言い回しに注意
志望動機として「成長したい」や「勉強したい」などの言い回しを強調しすぎないように注意しましょう。
「成長したい」や「勉強したい」などの言い回しは、企業側に「この人はまだ未熟で、即戦力にはならないのではないか」と思わせる可能性があるためです。
特に「勉強したい」という表現は、「企業が学校の延長線上にあると考えているのでは」と誤解される恐れがあるため注意が必要です。自分にベクトルが向いているように感じられ、マイナスの印象を与えることがあります。
そのため、「成長したい」や「勉強したい」という意欲を伝える際には、具体的な目標や計画を示すことが重要です。
「現在のスキルを活かしつつ新しいスキルを身につけることで、プロジェクトで〇〇を達成したい」など具体的な目標を設定し、それに向けてどのように取り組むかを説明することで、企業に対する貢献意欲をアピールできます。
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転職理由の「新しいことに挑戦」を印象良く伝える方法
「新しいことに挑戦」との内容を含めた転職理由を印象良く伝えるためには、以下の3つの点に注意しましょう。
- ・転職理由で現職の不満や愚痴を言わない
- ・応募先の企業でのキャリアを具体的にイメージして伝える
- ・応募先の企業の業務で活かせる実績、スキルをアピールできるようにしておく
それぞれ、詳細に解説します。
転職理由で現職の不満や愚痴を言わない
転職理由を伝える際、現職の不満や愚痴を述べることは避けましょう。
ネガティブな発言は悪印象を与える可能性があるため、現職の不満を述べる代わりに、転職を決意したポジティブな理由を強調する伝え方がおすすめです。
不満を述べる場合でも、客観的に状況を説明し、改善のために自分が行った努力を加えると前向きな姿勢を評価してもらえる可能性が高まります。
「現職では担当顧客数が多く、効率改善のために定型ヒアリングシートを作成しましたが、より丁寧な対応ができる環境を求めています。」など、前向きに説明することで、よりよい環境を求めて転職を決意したことが伝わるでしょう。
応募先の企業でのキャリアを具体的にイメージして伝える
転職理由として新しいことへの挑戦を含める際は、応募先の企業でのキャリアが具体的にイメージできていると伝えることも重要です。
例えば「〇年後までに△△の業務に携われるようになりたいです。そのためにこのような自己研鑽をしています。」といった具体的なキャリアのイメージを伝えることで、強い意欲と計画性を示すことができます。
面接官としても長期的な貢献が期待できると感じるでしょう。
なお、キャリアプランを描く際には、応募先企業の事業内容や将来の方向性をよく理解し、それに合わせたプランを提示することが大切です。
「御社の新規プロジェクトに参加し、これまで培ったスキルを活かして成果を上げたいと考えています」
「将来的にはプロジェクトリーダーとしてチームを牽引し、企業の成長に貢献したいです」
このように、応募企業のプロジェクトや仕事内容に合わせて具体的なビジョンを述べるとよいでしょう。
応募先の企業の業務で活かせる実績、スキルをアピールできるようにしておく
新しいことへの挑戦という転職理由を印象よく伝えるためには、応募先企業の業務で活かせる実績やスキルをアピールすることも重要なポイントです。
具体的な実績やスキルを示すことで、企業が求める即戦力としての期待を高められます。
「前職では営業職として、顧客との信頼関係を築き、年間売上を前年比10％増加させました。この経験を活かし、御社でも顧客満足度を高めるために貢献したいと考えています。」
このように具体的なエピソードを交えてアピールするとよいでしょう。
また、自己PRは応募先企業が求めるスキルや経験に合わせてカスタマイズすることが望ましいです。
応募先企業のニーズに合致したスキルを強調して「どのように活かせるか」を具体的に説明することで、面接官に強い印象を与えることができます。
面接官が転職理由を聞く理由は？
面接官が転職理由を聞く理由として、主に以下の2つが挙げられます。
- ・応募者が企業、事業とマッチしているかどうか見ている
- ・入社意向度などすぐに辞めてしまわないかチェックしている
それぞれ詳しく解説します。
応募者が企業、事業とマッチしているかどうか見ている
面接官が転職理由を尋ねる理由の1つとして、応募者が企業や事業とマッチしているかどうかを確認することが挙げられます。
自社に合った人材を採用できなければ、早期に離職してしまう可能性があるためです。
例えば、応募者が前職での不満として「残業が多い」と述べた場合、残業が多い企業は「この人はすぐに辞めてしまうのではないか」と懸念するでしょう。
また、応募者が即戦力として活躍できるかどうかも企業としては重要なチェックポイントです。
応募者が「自身のスキルを活かしたい」と述べた場合、そのスキルが自社でどの程度活かせるかを考慮します。
このように面接官は、応募者の転職理由を通じて自社とのマッチング度を慎重に評価しています。
入社意向度などすぐに辞めてしまわないかチェックしている
採用には時間や労力など多大なコストがかかるため、採用した人材が短期間で辞めることは企業にとって大きな損失です。
そのため面接官が転職理由を尋ねる理由には、応募者がすぐに辞めてしまわないかを確認する目的も含まれていることも念頭に置きましょう。
面接官にとって応募者の転職理由を聞くことは、どの程度本気で入社したいと考えているのか、また企業で長期間働く意志を確認できる手段です。
例えば応募者が「上司との人間関係がうまくいかなかった」といったネガティブな理由で転職を考えている場合、「同じ理由で自社もすぐに辞めるのでは」と警戒し、採用を見送る決断ができます。
このように面接官は、応募者の転職理由を注意深く見極め、新しい職場環境に適応できるかどうかを判断しています。
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転職して新しいことに挑戦にするメリット
転職して新しいことに挑戦するメリットとして、以下の3つが挙げられます。
- ・キャリアの幅を広げられる
- ・新しいスキルを身に着けられる
- ・人脈を広げられる
それぞれ具体的に解説します。
キャリアの幅を広げられる
異なる業界や職種で新たな経験を積むことで、問題解決能力や適応力が向上し、どんな状況にも対応できる柔軟な人材として評価されるため、キャリアの可能性を広げることができます。
例えば、IT業界でエンジニアとして働いていた人がマーケティング業界に転職することで、技術的な知識を活かしたマーケティング戦略の立案ができる人材として、市場価値を高めることができるかもしれません。
また、多様な経験を持つことで、将来的に管理職やリーダーシップポジションに就く際に有利に働く可能性も考えられます。
新しいスキルを身に着けられる
現在の職場では習得できない専門知識や技術を新しい職場で学べるため、新しい知見やスキルを身につけることもできる点が大きなメリットです。
異業種への転職経験を通して異なる分野のスキルを持つことで、複数の視点から問題を解決する能力が身につき、クリエイティブなアイデアや革新的なソリューションを生み出す力も養われます。
挑戦を通して得た新しいスキルを活かすことで、自己成長だけでなく、組織全体の成長にも貢献できる人材になれるでしょう。
人脈を広げられる
新しい職場や業界で働くことで、これまで出会うことのなかった多くの人々と交流できるため、新たな人脈を形成する絶好の機会でもあります。
人脈を築くことで情報交換や意見交換が活発になり、仕事の幅を広げる好機につながることもあるでしょう。
また、異なる業界の専門家と知り合うことで、自分の視野が広がり、新しいアイデアやアプローチを学ぶ機会も増えます。
人脈は一朝一夕に築けるものではないため、転職を機に積極的に新しい人々と関わりを持つことが重要です。
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新しいことに挑戦（キャリアチェンジ）するために転職するデメリット
転職して新しいことに挑戦することには、以下のようなデメリットも考えられます。
- ・転職後、年収が下がることもある
- ・仕事を一から学び直す必要がある
- ・環境が大きく変わるのでストレスを感じることが増える
- ・入社後、仕事内容にミスマッチを感じる可能性もある
それぞれ、詳しく解説します。
転職後、年収が下がることもある
キャリアチェンジを伴う転職では、年収が下がるリスクがあります。
特に未経験の業界や職種に転職する場合、即戦力としての評価が低くなるため初期の給与が下がることが一般的です。
例えば、前職での役職や階級が高かった場合、新しい職場で同等のポジションを得られないことも多く、結果として年収が下がることも考えられるでしょう。
さらに、転職先の業界や企業の規模によっても年収は変動します。
年収水準が高い業界から低い業界に移る場合や、大手企業から中小企業への転職では、年収が下がる可能性が高いです。
仕事を一から学び直す必要がある
新しい業界や職種に転職する際には、今までの経験やスキルがそのまま通用しない場合が多いため、初心者としてはじめから学び直す必要があります。
特に専門知識や技術が求められる職種では、学び直しの時間と労力が大きくなります。
IT業界や医療業界など、最新の技術や知識を習得するために多くの時間を費やす必要がある業界も多いです。
また、学び直しには経済的な負担も伴います。研修や資格取得のための費用、学習に充てる時間が増えることで、収入が一時的に減少する可能性も考えられるでしょう。
新しい職場での人間関係の構築や、業務の進め方に慣れるまでの期間はこれら複数の要因が重なるため、転職直後の数ヶ月間は特に大きな負担となることも珍しくありません。
環境が大きく変わるのでストレスを感じることが増える
新しい職場では業務内容や業務の進め方、人間関係、企業文化などが大きく異なるために、職場環境の変化に伴うストレスの増加もデメリットの1つです。
転職経験者のうち、転職後はじめの3ヶ月間にストレスを感じる人は8割以上にのぼるという調査結果もあり、新しい人間関係の構築や新しい業務に対する不安が大きなストレス要因となる方は多いようです。
また、期待していた業務内容と実際の業務内容にギャップがある場合や、自分のスキルが不足していると感じる場合も、ストレスが増加する主な原因となっています。
ストレスは仕事のパフォーマンスに影響を与えるだけでなく、精神的な健康にも悪影響を及ぼす可能性もあるでしょう。
（参照：パーソルキャリア株式会社『転職に関するアンケート』）
入社後、仕事内容にミスマッチを感じる可能性もある
新しいことに挑戦する際、転職後に仕事内容や企業文化、職場の雰囲気などに対してミスマッチを感じることも少なくありません。
ミスマッチを感じる理由として最も多いのが、選考時に聞かされていた労働条件と現実の労働条件の不一致です。
「選考時にはリーダー候補として評価されていたが、実際には一メンバーからのスタートだった」との理由から仕事へのモチベーションが低下し、再び転職を考えた経験をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
ミスマッチを感じた場合は、まずは上司や同僚への相談がおすすめです。信頼できる人を見つけて少しずつ環境に慣れることで、ミスマッチが解消されることもあります。
どうしても解消できずに再度の転職を検討する際には、転職のプロを頼るのも1つの方法です。
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転職理由「新しいことに挑戦」をポジティブに伝える例文
転職理由で「新しいことに挑戦」したい旨をポジティブに伝えられる例文をご紹介します。
どのように転職理由を書けばよいかわからず悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
これまでのスキルや経験から応募先企業での貢献を伝える例文
これまでの経験を活かし、貴社で更なる成長を遂げたいと考えています。
前職では営業部門で5年間勤務し、特に新規顧客開拓に注力しました。結果、年間売上を20%増加させることに成功しました。
この経験を通じて培った分析力やコミュニケーションスキルを活かし、貴社の営業チームで新たな市場開拓や顧客満足度向上に貢献したいと考えています。
また、貴社の革新的な商品ラインナップや顧客第一主義の経営方針に共感し、自分のスキルを最大限に発揮できる環境だと感じ、志望いたしました。
この例文では、具体的な実績を挙げることで自分の強みを明確にし、応募先企業でどのように役立つかを説明しています。
実績を具体的に示すことで信頼性が高まり、採用担当者に対して強い印象を与えることができるでしょう。
応募先企業でなければいけない理由を伝え方例文
貴社を志望する理由は、貴社が業界トップクラスの技術力と革新的な製品開発力を持っているからです。
特に、貴社の新製品ラインナップは市場で非常に高い評価を受けており、その開発プロセスに関わることで、自分自身も技術者として大きく成長できると確信しています。
また、貴社の企業文化は社員一人ひとりの意見を尊重し、チームワークを重視する風土があると伺っております。
私のこれまでの経験やスキルを最大限に活かし、貴社の一員として新たな価値を創造していきたいと強く感じ、志望いたしました。
この例文では、応募先企業の具体的な強みや魅力を挙げ、自分のキャリアビジョンとどのように一致するかを説明しています。
企業の独自性や強みを具体的に挙げることで、応募先企業への強い関心と理解を示すことが可能です。
新しいことに挑戦したい理由を明確に伝える例文
私が新しいことに挑戦したい理由は、自己成長とキャリアの幅を広げるためです。
前職では5年間、営業として勤務していましたが、次のステップとして新たな分野での経験を積みたいと考えています。
特に、貴社のような先進的な技術を持つ企業で働くことで、最新のトレンドや技術に触れる機会が増え、自分のスキルセットをさらに強化したいです。
また、新しい環境での挑戦は、自分自身の限界を突破し、新たな視点やアイデアを得る絶好の機会だと考えています。
貴社での挑戦を通じて、自己成長を遂げるとともに、貴社の発展に貢献したいと強く感じ、志望いたしました。
この例文では、自己成長とキャリアの幅を広げることを転職理由に挙げています。
新しい環境での挑戦が自己成長に繋がることを具体的に説明することで、前向きな意欲が伝わるでしょう。
転職理由の伝え方、職務経歴書での書き方で悩んだら転職のプロに相談
「新しいことに挑戦」を転職理由として伝える際は、応募先企業で活かせる実績やスキル、キャリアプランなどを具体的なエピソードを交えて説明することが大切です。
しかし初めて転職する人にとって、アピールできるスキルを洗い出し、魅力的な志望動機を作成することは簡単ではないでしょう。
転職理由の伝え方や職務履歴書の書き方などに悩んだ際は、転職のプロにへの相談がおすすめです。
「より将来性の高い仕事に携わりたい」
「IT業界に転職して年収を上げたい！」
「もっと自分に合った環境で働きたい！」
などのキャリアのお悩みは是非、「IT・Web業界の知見が豊富なキャリアアドバイザー」にご相談ください！
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この記事の監修者
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【国家資格保有】キャリアアドバイザー 小峰涼平
5年間インフラエンジニアとして新規顧客提案や既存顧客への提案〜運用保守業務を経験。業務を行う中で人材業界へ興味を持ち、22年1月国家資格キャリアコンサルタントを取得。現在、資格を活かしキャリアアドバイザーとしてエンジニアの転職支援を行っております。
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