「生きがいは?」と面接で聞かれた時の回答例!思いつかない場合も合わせて解説
転職の面接で「生きがいは?」と聞かれたらあなたならどう回答しますか?生きがいが思いつかないと困惑する人もいるでしょう。そこで今回は「生きがいは?」という質問の回答例や自己PRにつなげる方法をご紹介します。面接対策で迷った際はぜひ参考にしてみてください。
目次
回答例あり!「生きがいは?」の質問にどう答える?
生きがいとは「生きる価値」「生きることの喜び」であり、「生きがい」があることで人生が豊かで楽しいものになります。
例えば、自分の趣味に没頭したり、家族や友人と楽しい時間を過ごしたりしているときや、仕事に打ち込み目標を達成した時などが挙げられます。
今回は、転職の面接で「生きがいは?」という質問をされた時の回答例をご紹介します。
ぜひ回答例を参考にあなたなりの生きがいを面接官に伝えてください。
家族に関すること
家族が生きがいという人も多いのではないでしょうか。
家に帰れば家族がいるからこそ仕事を頑張ることができますし、疲れていても家族が癒しになるという人もいるはずです。
そんな家族が生きがいの人の回答例はこちらです。
「私の生きがいは家族との時間です。休日は子どもと一緒に公園で遊ぶことが幸せな時間です」
「妻と旅行に行くことが生きがいです。妻の支えがあってこそ今の私があると思っています。一緒にでかけることで感謝を伝えています」
大切な人がいれば優しさや思いやりをもつことができます。
面接官はそういった人柄を見てくれるでしょう。
友人や恋人に関すること
友人や恋人のようなプライベートなことを生きがいとして回答してもいいです。
プライベートが充実してこそ、仕事に打ち込めるという人も多いでしょう。
友人や恋人に関する回答例はこちらです。
「休日に友人と過ごす時間が楽しみの1つです。友人と食事に行ったり遠出することで気分転換を図っています」
「私の生きがいは恋人との将来のことです。結婚を考えているのでそれに向けて一緒に貯金をしています」
仕事に打ち込むためにはオンオフの切り替えが大切です。
そのためプライベートが充実していることで、モチベーションを高めやすくなるでしょう。
自分の趣味
「生きがいは?」の質問に自分の趣味について話すのもいいでしょう。
趣味は気分転換になるだけでなく、興味のあることを追求したりスキルアップにつながるものもあります。
そんな趣味に関する回答例はこちらです。
「私の生きがいは趣味のカメラです。自然風景を撮るのが好きで山に行くこともあります」
「歴史が好きなので城巡りを趣味にしています。城に関わる歴史や武将について詳しく調べることが生きがいです」
趣味といっても人それぞれなので、その人の性格が見えてくることが多いです。
こんな趣味でいいのかな?と不安に思う人もいるかもしれません。
しかしそれがあなたの生きがいと思えるものなら堂々と生きがいと言っていいのです。
仕事や勉強
近年、ワークライフバランスに代わり、ワークアズライフ(生活と仕事の境をなくす)という考え方が広がりを見せています。
つまり、「仕事をしている」「趣味を楽しんでいる」と区別せずに、好きな事をやって生きているという考え方です。
「私にとって生きがいは、好きな事をして楽しむすべての時間です。人に喜んでもらい自分も喜ぶ、そういった活動に喜びを感じます」
「ワークアズライフの観点で、寝ている以外すべての時間を楽しんで生きている」と伝えても良いでしょう。
仕事もプライベートも充実させることで人生を楽しもうという考え方もあれば、楽しいと思える事をして収入を得るという考え方もあって良いのです。
採用担当者にとっては自己研鑽に実直に励むことができる人だと映るでしょう。
社会貢献
社会貢献を自分のために行うという考え方は、「人の役に立ちたい」という若年層を中心とした欲求の増加に伴い拡大していると言われています。
SDGsやESD(持続可能な開発のための教育)が身近となった現代の20代は、幼少期から社会問題に触れて来た事で社会貢献への意識が高まっているのです。
「私は、人の役に立っているという実感に生きがいを感じます。仕事とは自身の能力を社会貢献に役立てる事だと思っています。」
内閣府の調査で、ボランティアに参加した事がある人にその理由について尋ねたところ「社会の役に立ちたいと思ったから」との回答が最も多く、半数以上を占めた事が分かっています。(参考:内閣府『市民の社会貢献に関する実態調査』)
もしもセキュリティ関連や効率化、最新技術に関わる業務など社会的な課題解決につながるような仕事であれば、仕事そのものが生きがいになる可能性も見えて来ます。
他者とのつながりに関係するもの
人に感謝された時、チームで味わう達成感、友人と行く旅行の企画をたてている時などに生きがいを感じる人も多いのではないでしょうか。
誰かに喜んでもらう、誰かと分かち合うことに喜びを見出すことができる人は、社会において適応力が高いことの証明でもあります。
コミュニケーション能力や企画・提案力、スケジュール管理能力といった仕事において重要なスキルに直結する生きがいであれば面接官の評価対象になることもあるのです。
そのため回答するときは、企業が求める人物像に沿った言い方にするとよいでしょう。
抽象的な印象になってしまうのでは?と心配な方は、次の項目を参考にしてください。
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転職の面接で「生きがいは?」の質問の意図とは?
面接官が転職の面接で「生きがいは?」という質問をすることで何を確認しているのでしょうか。
まずはこの質問の意図を見ていきましょう。
人柄を知りたい
面接官は生きがいについて聞くことで、応募者の人柄を知りたいと思っています。
仕事に対する思いや企業の志望動機だけでは細かな性格や人となりまでわからないこともあります。
しかし生きがいについての話を聞くことで、もっと応募者の内面を見ることができる点が面接官にとってのメリットです。
そのためこの質問をすることで、その人の生き方や考え方を詳しく知ろうとしているのです。
どのようなことに興味があるのかを知りたい
生きがいについて質問をすると、どのようなことに興味があるのかを知ることができます。
企業としては興味のあることに対してどれだけ追求することができるのかもチェックしています。
応募者が興味・関心のあることに追求できるタイプの人なら、仕事にも同じように取り組める可能性が高いからです。
企業の雰囲気に合っているかの確認
企業にはそれぞれ雰囲気やカラーといったものがあります。
転職してもその企業の雰囲気に合っていなければすぐに退職ということになりかねません。
そうなってはお互いに残念な思いをすることになるでしょう。
そういったことを避けるためにも、応募者が企業の雰囲気に合っているかのマッチングが必要です。
生きがいの回答によって合否が決まるわけではありませんが、応募者が会社の雰囲気に馴染めるかどうかも大切なことです。
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生きがいが思いつかない時はどう回答するべき?
自分の生きがいが見つからない…そういう方もいらっしゃるのではないでしょうか。
就職してからずっと仕事ばかりで自分の時間をもつ余裕がなければ無理もありません。
しかし転職の面接で「生きがいは?」と聞かれても、生きがいが見つからなければ回答に困ってしまいますね。
そんな時は現在は生きがいがないことを回答例のように正直に伝えましょう。
「現在は生きがいを見出せずにいます。これから様々なことに目を向けて趣味を見つけていきたいです」
「就職してから自分の時間に目を向けられずにいました。今後はワークライフバランスを考えて生きがいを見つけていきたいです」
今は生きがいといえるものがないかもしれません。
しかし今後生きがいを見つけていきたいという前向きな姿勢を伝えましょう。
それも面接官が知りたいあなたの人柄の1つです。
生きがいの見つけかた
面接までに何か生きがいだと思えるものを見つけたい、この機会に生きがいについて考え直したいと思った方は次の方法を参考にしてみてください。
見つけ方①自己分析
まずは自身の生活を振り返り、何を大事にしているか、どんな時に気持ちが動くのかをリストにしてみましょう。
おすすめの方法は自分へのインタビューです。どんな事に熱中した事があるか、幼少期何が好きだったか、おすすめ動画にはどんなジャンルがピックアップされているか、お金をよく使うのは何に対してか、幸せを感じる瞬間はどんな時か、人にアドバイス出来る分野はあるか、などです。
自己分析は転職準備でも欠かせませんので、じっくり時間をかけて行ってみても良いかもしれません。
見つけ方②削減したいものをピックアップ
今後は反対に、嫌だという方向に気持ちが動くものをリストアップします。ポイントはその中でも働き方に関連するもの抽出する事です。
例えば満員電車、残業、夜勤、スーツ着用など、どうしても避けたいものがあればそれは生きがいとは真逆に位置するものだと把握できます。
見つけ方③ストーリーを探す
生きがいにつながりそうなキーワードが見つかったら、人に話すための関連したエピソードも見つけましょう。
好きという気持ちや得意だと言えることには、どんな背景があるのか、なぜそう思うのかを考えてみます。そこまで見つける事が出来れば、面接でも生きがいとして話せるはずです。
生きがいを言い換えると
「生きがい」と聞いても思いつかないときは、同義語に変えて考えてみると違った見え方ができるかもしれません。
例えば「心の支え」「精神的支柱」「よりどころ」といった言葉です。
英語では「purpose of life」「worth living」「reason to live」などと訳され、「生きる理由」といった意味合いが強くなります。
日々の生活のなかで何度か思い浮かぶ対象は、あなたにとっての生きがいかもしれません。
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転職の面接で「生きがいは?」の質問への回答のポイントは?
転職の面接で生きがいについて回答する時のポイントをご紹介します。
ポイントを押さえて面接官にあなたの生きがいをアピールしましょう。
嘘をつかない
「生きがいは?」と聞かれた時に嘘をつくのは避けましょう。
あえて都合の悪いことを伝える必要はありませんが、反対に自分をよく見せようとして嘘をつくのはいけません。
面接官はあなたの回答に対して興味をもてばさらに質問をするでしょう。
嘘の回答をしてしまうと突っ込んだ質問をされても答えられない状況に陥ってしまうかもしれません。
面接の場で嘘をつくような人とは一緒に仕事をしたくないと思われてしまいます。
そうならないようにするためにも、正直な回答をしましょう。
具体的なエピソードを交えて回答
生きがいについての質問への回答は具体的なエピソードを交えるのがポイントです。
面接の時にどのような質問でもそうですが「〇〇です」という言葉だけでは伝わりません。
どうしてそれが生きがいなのか、生きがいがあることでどのようなメリットがあったかなどを添えるとよいでしょう。
結局何が言いたいの?とならないように簡潔にわかりやすく回答するのがポイントです。
伝え方を工夫する
生きがいについて回答する時には伝え方の工夫が必要な場合もあります。
例えば生きがいが飲酒やギャンブルというパターンです。
仕事に影響がないものなら問題なのですが、「生きがいはお酒です」という回答をしたら面接官はどう思うでしょうか。
どれくらい飲むんだろう?アルコールが抜けないまま仕事をすることもあるのかな?と思われることもあるでしょう。
ギャンブルの場合も、単純に「ギャンブルです」と即答されたら面接官は戸惑ってしまいます。
しかし飲酒やギャンブルがいけないわけではなく、節度を保っていれば問題ないのではないでしょうか。
「お酒が好きですが飲みすぎないように1回の量を決めています」「月1回と決めて楽しんでいます」なら印象は違います。
面接官はあなたの人となりを知りたいと思っているので、無理に隠す必要はありません。
伝え方を工夫して面接官の印象を変えていきましょう。
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「生きがいは?」の質問を自己PRに活用する方法は?
転職の面接の「生きがいは?」の質問は自己PRにつなげることができるチャンスでもあります。
この質問で上手く自己PRをして面接官にアピールしてください。
仕事の話につなげる
生きがいについて回答をする時は仕事の話につなげると自己PRになります。
例えば趣味で行っていることが集中力が必要なものなら、そこをアピールできるでしょう。
また探求心の高さや物事を深く追求することができるのも仕事をする上で必要なことです。
友人関係のことが生きがいなら人とコミュニケーションをとることが好きだということにつなげられます。
実際の業務内容や企業が求める人物像にマッチした内容を意識しましょう。
志望動機につなげる
生きがいは企業への志望動機につなげられる可能性があります。
家族との時間を大切にしたい人にとってライフワークバランスを大切にしている企業は志望動機の1つになるでしょう。
また自分の興味・関心を追求できる職種であれば、そのアピールにつなげることもできます。
「生きがいは?」の質問から自然な流れで志望動機を伝えることができれば面接官も好印象をもつでしょう。
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以前の仕事は過去に生きがいにしていたことに関連していないでしょうか。
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生きがいはあなたの長所にもつながります。自己分析をしてあなたの生きがいを見つけてみましょう。
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今回は転職の面接における「生きがいは?」という質問には、応募者の人柄や興味のあることを知りたいという意図があります。
そのため嘘はつかずに自分の生きがいを正直に話すようにしてください。
しかし伝え方に工夫をしたり、前向きな姿勢を見せたりすることも大切です。
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