転職エージェントと直接応募どちらが転職に有利?それぞれのメリットデメリットについてご紹介します。
エンジニアが転職エージェントを通した応募と直接応募、どちらを選ぶべきかを解説します。こちらのページでは、各応募方法のメリット・デメリットとオススメの応募方法について詳しくまとめました。それぞれのメリットを理解して上手く活用していくことをおすすめしていますので、今後転職を検討している方は必見です!
目次
多忙なエンジニアは転職エージェントを選ぼう
結論からお話すると、在職中のエンジニアは、転職エージェントを選ぶ方が直接応募よりもオススメです。
転職活動で1番問題になるのが、「転職活動に時間を取れるかどうか?」です。
転職活動をしたいと心の中で思っていても、日々残業で深夜に帰宅をしたり、休日出勤もしたりで時間が取れない方も多いです。
直接応募をする場合は、時間が取れずに転職活動を最後まで終わらせることができない事例も多くあります。
忙しい方でも、短期集中で睡眠時間を削ったり、休みの日に転職活動をしたりできますが、長くは続きません。
優秀なエンジニアは、時間を大幅に削減できる転職エージェントを利用する傾向が高まっています。
転職エージェントで効率的な転職活動ができる!4つのメリットを徹底解説!
エンジニアが転職エージェントを利用するメリットをあらためて整理しましょう。
以下の点に関して順に解説をしていきます。
・転職活動にかける時間を大幅に短縮できる
・IT業界の最新トレンドを教えてもらえる
・適性に合った会社を紹介してもらえる(常にチャンスがある)
・待遇の交渉をしてもらえる
転職活動にかける時間を大幅に短縮できる
転職エージェントを利用する最大のメリットは、転職活動にかける時間を大幅に短縮できる点です。
日々残業をこなして帰宅後に疲れている中で、直接応募でそれぞれの会社に沿った要件を確認して、書類を作成することは非常に大変な作業ですよね。
直接応募では、求められる人材・能力を確認したり、応募要件にあったアピールポイント(ポートフォリオ)を準備する必要があります。
実際に取り掛かってみるとわかりますが時間が足りないです。本来エンジニアは帰宅後、休日の時間は仕事や資格の勉強に充てたいですよね。
短期間の転職活動なら良いのですが、すべての時間を転職活動に注ぐというのは現実的ではありません。
直接応募で転職活動を始めてみたが、途中で業務に忙殺されて応募をする前に転職活動を中断するケースも多いです。
IT業界の最新トレンドを教えてもらえる
転職エージェントを利用すると、IT業界の最新トレンドを教えてもらえます。
2020年、コロナウイルスの影響で、世界的にも情勢が大きく変わっています。
どうIT業界が伸びていて、衰退しているのかの最新情報が分かるわけです。
この不安定な情勢の中で、最新のIT業界のトレンドを教えてもらえるのはチャンスと言えます。
適性に合った会社を紹介してもらえる(常にチャンスがある)
転職エージェントを利用すると、適性に合ったIT企業を紹介してもらえます。
直接応募であれば自分が応募するときにしか会社を選べないですが、転職エージェントを利用することで、担当エージェントから自分の要望にあった会社を紹介してもらう機会が持てます。
人生で大きな転機となる転職活動ですから、できるだけ多くの選択肢の中から選びたいはずです。直接応募で選んだ会社も良いですが、複数の会社の中から選択肢を絞り込みたいですよね。
良いエージェントの担当者になると、他社に技術力を売り込んでもらい、今よりも高い給料とポジションを準備されている会社を紹介してもらえることもあります。
待遇(年収)の交渉をしてもらえる
転職エージェントを利用すると、待遇(年収)の交渉がスムーズにできます。
採用が決まった後に、企業の採用担当者と待遇(年収)の交渉を直接するのは難しいですよね。直接応募では代理人がいませんので、直接交渉をしなければなりません。
「年収はいくらが適性なのか?」を客観的に判断して交渉しないといけません。
採用企業と応募者の交渉を間にたって、肩代わりしてくれるのが転職エージェントです。
良いことばかりではない!転職エージェントのデメリットも知っておこう!
残念ながら、転職エージェントは良いことばかりではありません。
次に、転職エージェントを利用するデメリットについて次の点から解説していきます。
・実力不足のエージェントが担当になると転職活動が失敗するリスクがある
・企業の採用コストがかかる
カウンセラーとの相性が合わない可能性がある
エンジニアが転職エージェントを利用するデメリットは、相性が合わないカウンセラーにあたってしまうケースです。
マッチした求人を紹介してもらえず、転職活動が失敗するリスクがあります。中でもカウンセラーの実力不足には注意しましょう。
エンジニア目線で「実力不足」を定義すると、「IT業界に精通していないエージェント」です。
・IT業界の就職活動の展望はどうか?
・IT業界でどの分野が伸びているか?
・直近で需要が伸びているスキルは何か?
・直近でIPOをしたIT企業はどこか?
担当エージェントと話をしていると分かりますが、実力不足のエージェントは知識が乏しくスラスラとこれらの質問に答えられません。
こういった方が提案する企業は、要望の企業とズレることがありますので注意をしましょう。
また、実力不足と判断した場合は、こちらからリードして欲しい情報を聞き出すか担当エージェントを変えてもらうといった対応ができます。
企業の採用コストがかかる
企業が転職エージェントを利用して採用した場合、企業がエージェントに支払う採用コストは、年収の30%が相場とされています。
転職エージェントと直接応募で同じレベルの人材が来れば、企業は採用コストがかからない人材を選びますよね。
この点はたしかにデメリットです。しかし、企業は転職エージェントに支払う金額は予算として確保しています。数百万円を節約したいがために優秀な人材を確保できないことになると、本末転倒ですよね。
エンジニアが採用されるかどうかは、企業が求めるスキル(技術力・人間性)があるかどうかです。エンジニアとして採用コストを払ってでも、求められる人材になることが大事です。
また、上場企業では、新卒のエンジニア採用に1人あたり1,000万円以上の経費をかける企業もあります。転職エージェントに支払う手数料は必要経費と考えておきましょう。
直接応募のメリットは採用確率があがる!3つのメリットを徹底解説
次に、直接応募を利用するメリットについて次の点から解説していきます。
・企業の採用コストがかからず採用されやすい
・採用時に印象が良くなることもある
企業の採用コストがかからず採用されやすい
前述のように、応募者が直接応募をすることで、会社は採用コストをかけずに人材を採用できます。
ただし、企業がエンジニアを採用するときは応募者のスキル(技術力・人間性)が求める水準以上のものか?ということが大事です。
数百万円のコストを節約して能力の低い人材を雇うと、仕事がうまく回っていきません。
エンジニア採用では、「転職エージェント」か「直接応募」経由かは絶対的な要素ではないと考えておきましょう。
直接応募は採用時に印象が良くなることもある
直接応募では、採用時に印象が良くなることがあります。
例えば、直接応募をしたときの志望動機に「会社の理念に共感」・「御社の製品に共感」といった情報があると、長い期間会社に居てくれるイメージがありますよね。
もちろん転職エージェント経由でもこういった志望動機を伝えられますが、直接応募にはかないません。
ただし、こちらも採用確率が多少上がるのみで、エンジニア転職では思いよりも実力(技術力・人間性)がより大事です。注意をしましょう。
良いことばかりではない!直接応募のデメリットを徹底解説
次に、直接応募を利用するデメリットについて次の点から解説していきます。
・応募書類の作成に時間がかかる
・第3者が介入しないため客観的に就職先を評価できない
・待遇の交渉がしにくい
応募書類の作成に時間がかかる
直接応募では、企業の応募フォーマットに合わせて、応募情報を作成しなければなりません。
忙しいエンジニアにとって、この作業が特に負担に感じる方も多いです。
一方、転職エージェントでは、職務経歴書・職務経歴書・応募情報を1つのフォーマットで管理して使い回しができ、効率的です。
直接応募が数社であればそこまで時間がかかりませんが、数が多くなるほど負担も増しますので転職エージェントの活用を検討したほうが良いです。
第3者が介入しないため客観的に就職先を評価できない
直接応募では、第3者の意見が入らないため客観的に就職先を評価できません。
エンジニアは仕事の中でダブルチェックや、資料レビューをしてもらい客観的に判断する機会がありますが、直接応募は客観的な判断がしにくいです。
転職エージェントを間に入れることで、就職先を客観的に判断しやすくなります。
待遇(年収)の交渉がしにくい
採用まで進んだけれど、採用取り消しがコワいために、待遇(年収)交渉がうまくできずに入社してしまうケースもあります。
こうなるとモヤモヤした状態で新しい会社で働くことになり、転職は成功に至らないことにもなります。
転職エージェントでは、応募者の年収をあげることで転職エージェントの売上があがります。応募者の年収を上げる動機があるわけですね。
過去の事例と照らし合わせた効率的な年収UPの交渉術がありますので、手助けしてもらうと良いです。
自分に合った応募手段で転職を成功させよう
以上、転職エージェント経由・直接応募のメリット・デメリットについて説明してきました。
ポイントは次の点です。
・多忙なエンジニアは転職エージェントを利用して転職活動ができる
・多忙なエンジニアは直接応募を利用すると転職活動を継続できないリスクがある
・転職エージェントを利用すると、応募の手間が大幅に削減できる
・転職エージェントを利用すると、転職案件を紹介してもらえる
・行きたい企業が決まっている場合は直接応募はあり
ただし、エンジニア転職では応募方法はそこまで大事ではありません。
それよりも、自身の技術力(スキル・人間性)が企業の求める水準に達しているか?ということが重要です。
スキルが足りていないのであれば、どちらのケースでも不採用になってしまいます。
そのため、企業の求めるスキルレベルと自身のスキルレベルを見極めることができるのであれば、どちらの応募方法でも問題ないです。
また、求められるIT業界のポジションは会社や景気(社会情勢)によって変わってきます。最新の傾向を知りたい方はこの機会に弊社GEEKLYへ足を運んでみてはいかがでしょうか。
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