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ヘイ株式会社のビジネスモデルを分析!【ファッションテック企業への転職】

現在ファッション業界にテクノロジーを掛け合わせた「ファッションテック」の成長が目まぐるしくあります。テクノロジーを活用しファッション業界の活性を目指した商品やサービスを提供するファッションテック企業を分析します。

会社の概要

 

ノートPCとメモ帳

 

ヘイ株式会社は、2021年1月1日にグループ会社であるストアーズ・ドット・ジェーピー株式会社、コイニー株式会社、クービック株式会社の3社を吸収合併し、各社の提供サービス運営会社を一本化しました。

簡単にオンラインストアがつくれる「STORES」をはじめ、インターネットビジネスの企画・開発・運営事業など事業の拡大を行なっています。

 

ビジネスモデル

 

スマートフォンの普及により、インターネットが身近になった現代においてECサイトは需要を拡大し続けています。

そのニーズに応えるために、ヘイ株式会社がどのような事業を行なっているのか解説します。

 

提供している価値

 

ノートPCとメモ帳

 

同社はパソコンやスマートフォンから簡単にデザインでき、本格的なネットショップを開設できる事業を手がけています。

ターゲットは「自分の商品を世に売り出したい」全ての人。

無料でネットショップを開けることになったことにより実店舗を準備する際の全ての労力を取り除きました。

物理的・肉体的・心理的・時間的・経済的ハードルが乗り越えやすくなることで、誰もが簡単にサービスを利用できます。

さらに、既に実店舗を所有している方に対してもECの魅力を伝えています。

立地・店舗スペース・在庫数に依存せず、インターネット上で店舗の商品を全国の消費者に向けての販売が可能です。

カタログ・チラシを制作・配布といったコストのかかる業務の代わりにインターネットを使った販売促進もサポート

ネットショップを使うことにより顧客情報・購買情報の確保ができ、ピンポイントなターゲットへ新商品などの情報を送ることができます。

 

「STORES」とは?

 

同社の提供する「STORES」では、基本的に無料でネットショップを開設できるサービスです。

会員登録をすれば誰でも簡単にショップオーナーになることができ、自分の売りたい商品を登録、販売できます。

このサービスを利用するには、「STORES」のソフトをダウンロード、インストールして利用します。

全てを無料で提供しているので自分に合ったカスタマイズを好きなだけすることができます。

さらに、ショップ内の動画・バナー・ランキング・ニュースなどのパーツもカスタマイズ可能です。

お客様が決済を行ったタイミングで売り上げが計上される為、予約販売・受注販売をしたいオーナーにもおすすめです。

他にも、同社ではインターネット広告やSNSを利用することで幅広い方々にサービスを認知してもらうマーケティングを行っています。

社員の方がHPに投稿している記事やNOTEというサービスも利用してインターネットを使った幅広い方への情報を提供しています。

 

プランは2種類

 

キーボードとスマートフォン

 

「STORES」には無料でショップを解説できる「フリープラン」の他に、「スタンダードプラン」もあります。

それぞれの違いや特徴をご紹介します。

 

・フリープラン

フリープランでは初期費用0円でネットショップを始めることができます。

初期費用がかからないことで、ネットショップの運用コストが気になる方にとっては助かります。

さらに、無料ネットショップ開設サービスの中でも決済手数料は5%と最安値です。

決済方法はクレジットやキャリア決済、コンビニ決済など、7種類が利用可能。

ネットショップを初めて導入する場合に、費用を抑えられる上にかなり使いやすいサービスになっています。

 

・スタンダードブラン

スタンダードプランは月額1,980円のシステム利用料が必要になるプランです。

最大の違いは決済手数料が3.6%に下がること。

決済手数料が下がるため、月に20万円以上の売り上げがある場合にはこちらのプランの方がお得になります。

最初はフリープランで開始し、売上が上がればスタンダードプランに変更することも可能です。

さらに、フリープランの7種類の決済方法に加え、代引きやAmazon Payなどの決済サービスを利用することもできます。

決済方法が増えることで、消費者への販売機会を逃すことがなくなります。

 

SNSを利用した販売促進

 

オーナーはネット集客をする際、サービスの一部であるInstagram連携を使用し集客することも可能です。

リピーターであれば一度登録して頂いた顧客情報を元にニュース配信・再入荷通知などの電子メールを使った集客も可能にします。

具体的にどのようなSNSを利用しての販売促進ができるのか、ご紹介します。

 

SNSを運用する

 

スマートフォンをもつ手

 

Instagram・Twitter・Facebookは現在の主要なネットショップにおける集客方法です。

多くの人がSNSを利用している為、集客できる見込みのある人がたくさんいます。アカウント登録も無料であったり、気軽に情報発信ができます。

コメント機能がユーザーとの距離感をダイレクトに感じることができるので、リアルタイムで現場の声を聞き、対応することが可能です。

 

SNSに広告を出す

 

SNSを利用していると「プロモーション」と書かれた埋め込み動画という形で動画を流す、視覚的なプロモーションができます。

SNSのユーザーがページをタップしなくても流れてくるのでそこからの流入を目的としています。

SNS広告を導入するにはビジネスアカウントを登録して承認される必要があります。

承認まで時間がかかりますが、登録が終われば手軽に広告を活用することができます。

 

動画を活用する

 

近年、通信できるデータの容量が多くなり動画での広告が増えYouTubeでの商品紹介やレビューをするなど、影響が非常に強くなっています。

動画であれば映像と音声を同時に流すことができるため、訴求力の高いツールです。

 

SEOを強化する

 

PCに表示されたグラフ

 

商品を調べるとき多くの人はGoogle検索などをしますが、検索結果で上位に表示されるページほどクリックされるのは当然です。

自分のページを上位表示するための施策を行います。

ブログを開設する際、SEO対策をしていると、検索結果で上位に表示する事ができ検索による自然流入を期待できるようになります。

 

ブログを書く

 

商品紹介・オーナーの日常・興味のあること・お客様からの質問への返答を発信するブログを開設しているかどうかで認知度も変わってきます。

ブログの読者が増えることでファンが増えたり、商品購入のリピートにもつながってきます。

 

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ヘイ株式会社の解決する社会課題

 

同社は「こだわりをわかちあう」未来を目指しています。

ショップを開設するオーナーは、それぞれが自社製品に対してこだわりを持っており、その形はさまざまです。

そのこだわりをそのままに、広く商品を販売するためにはどのようなサービスが必要なのかを模索し続けています。

目指している未来を実現するために、どのような問題の解決に取り組んでいるのかご紹介します。

 

本格的で使いやすい

 

ノートPCで作業する人

 

同社のサービスでは、誰もが使いやすいサービスを提供しています。

従来のネットショップを開設する際、販売ページを作るためにある程度の専門知識が必要でした。

しかし、同社のサービスであればHTML・CSSなどの専門知識が不要です。

さらに、管理画面がシンプル直感的に操作が可能なため、ネットに不慣れな人であっても使いやすい仕様になっています。

 

顧客管理機能が無料

 

初めて商品を購入して頂いたお客様や2回目以上の購入をされたお客様の把握がしっかりとできます。

商品購入の際、顧客は連絡先や情報を入力します。

そのデータを活用し、新商品の発売売り切れ商品の再入荷通知などでお知らせすることができるのです。

よく商品を購入してくれる消費者に商品情報を提供できることで、リピーターになってもらえる機会を逃しません。

 

セミナーでオーナーさんの商売をサポート

 

セミナー会場

 

同社ではオーナー向けにより売上が上がるよう、ショップ運営に関する無料セミナーを行なっています。

行なっているセミナーの内容は以下の通りです。

 

・商品写真の撮り方

・自分でできるSEO対策

・商品梱包

 

これらをプロがレクチャーしてくれるため、信頼して参加することができます。別開催のwebセミナーでは全国で参加可能です。

商品登録の操作・デザインのコツ・詳細設定方法などの質問に迅速に対応してくれます。

こうしたサポートもあるため、初めての方でも安心してネットショップを始めることができるのです。

 

他のサービスとの差別化

 

ネットショップを開設できるサービスは、同社のサービス以外にも存在しています。

その中で同社にしかない差別化の部分はズバリ「既に固定店舗を所有している人(中小企業向け)」です。

STORESの固定店舗を所有しているユーザーの割合は4割程度でした。

しかし、コロナウイルスでの影響によりユーザー数が更に増え続けています。

 

今後の事業展開

 

グラフ資料

 

経済産業省が7月22日に発表したデータによると2019年の日本国内のEC化率は6.76%ほどです。

消費者向けのEC市場規模は19.4兆円(前年比約8%増)に拡大しています。

今後成長が見込めるため、同社も事業拡大をしていくでしょう。

 

転職採用例

 

同社には大きく分けてテクノロジー部門・プロダクト部門・カスタマーズ部門・コーポレート部門があります。

それぞれの部門で細かくポジションが分かれており、全てで31のポジションが存在します。

 

データアナリスト

 

タブレットに表示されたグラフ

 

同社にデータアナリストとして途中入社した人の中には、前職ではヤフーで働いていたという方もいます。

前職でもデータ解析などを行なっており、同社に入社後もデータ解析を中心とした業務を行なっています。

社内のほとんどの部署から依頼が入り、データを解析するというこの仕事。

客観的な数字がわかることで、プロダクトの改善など、サービスの向上につなげることができます。

 

プロダクトマネージャー

 

プロダクトマネージャーの中には、前職ではIT企業で働いていたという方もいます。

入社の決め手は魅力的な経営陣に出会えたなと感じてその意思決定に信頼が持てること。

そして、同社であれば自分と違う考えに触れることができるからだったそうです。

これまで経験したことのない文化価値観に触れることで、常にプラスの刺激を受けることができます。

今後はサービスの拡充に向けてスピード感を持って取り組むことを目指しているそうです。

 

転職ポイント

 

会議をするビジネスマン

 

理念にあるとおり「たのしみ」が生み出す力を強く信じている会社です。

たのしいから没頭する、こだわりを磨き上げる。そんな熱量のある人を求めています。

自分のしたいことがあり、それに向かって楽しんで没頭できる人・試行錯誤を繰り返しても苦じゃない、むしろ楽める人が向いているでしょう。

非常に多いのでしっかりと自分の就きたいポジションや活かせる能力を考えましょう。

基本的にはテクノロジーを駆使しているデジタルな会社です。

そのため、今までエンジニアを経験してきた方やデータ分析の基礎・データ基盤が得意な人が力を発揮することができるでしょう。

 

会社情報

 

 

魅力はフレックス制度を導入していることによって自分のプランを自分で作成できるところです。

1日の予定を自分で決めることができるということは自己管理の力も養うことができるので、職場にも活かす事ができるでしょう。

完全週休2日制とバケーション休暇・サバティカル休暇など様々な休暇も取れ、仕事とバランスが取れる生活が保てます。

さらに、交通費全額支給・定時以降アルコール無料・ノートPC貸与など、ならではの福利厚生になっています。

※2020年10月22日時点

【GeeklyReview】ヘイの口コミを見る

 

まとめ

 

デスクトップPCと手帳

 

ヘイ株式会社についてポイントをお伝えしました。

ECの市場規模はこれから右肩上がりになってくる中で、邁進して企業の価値を世の中に提供していくことでしょう。

ファッション×テクノロジーの造語である「ファッションテック」はこれからどんどんと世の中に浸透していくと考えられます。

当たり前のようにネットショッピングが行われ、実店舗+ネットショップという形が定型化していくでしょう。

今後成長が期待できる業界ですので、転職先の一つとして検討してみてはいかがでしょうか。

 

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この記事の監修者

西内信

IT系ベンチャー企業にて法人営業を経験し、そこで培った経験を生かし総合人材会社へ転職。その後ギークリーを創業しました。今までにご相談に応じた転職者は3500名以上に上ります。転職者のご不安や疑問点など一緒に解決しながら、最適な未来が描けるようなサポートをさせて頂きます。

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