ゲームプランナーってきついの?やめとけと言われる理由や仕事の魅力について解説
子供から大人まで、夢中になる人が多いゲーム。ゲーム好きな人が、ゲームに携われたらとても楽しい仕事になると思いませんか?今回は、そのゲームに携わる仕事の中から、ゲームプランナーについて解説していきます。仕事内容はもちろん、求められるスキルや資格、なり方や将来性まで、わかりやすく解説していきます。
目次
ゲームプランナーが「きつい」「やめとけ」と言われる理由
ゲームプランナーとは企画立案からローンチ、さらに納品後まで幅広くゲームに携わる仕事です。
業務量の多さや責任が広範にわたることから「きつい」「やめとけ」といわれがちですが、適性がマッチすれば大きなやりがいを感じることができる魅力的な仕事でもあります。
ゲームプランナーに転職する前に、自分の性格や強みと照らし合わせてみましょう。
クリエイティブ性が求められるので企画が通りにくくてきつい
ゲームプランナーは、新しいゲーム開発のアイデアをまとめた資料として企画書を提出します。
この企画書が通らなければゲーム制作は始まらず、ゲームプランナーにはジャンルや世界観、ターゲット層を明確に示し、開発を進めることを決定づける資料作りが求められます。
これまでにないアイデアや、時代のニーズやトレンドに合う企画を生みだすのは容易いことではなく、独創的な発想を続けなければならないために「きつい」と感じることがあるでしょう。
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業務範囲が広く慣れるまで時間がかかる
ゲームプランナーは、企画や仕様書作りからイベントの企画、ゲームのデバッグ作業、さらにはバグや不具合への対応、カスタマー対応などあらゆる業務を担当します。
担当するタイトルに関することはなんでもやるのがゲームプランナーです。
多くの業務を並行して行う必要があるために、慣れるまでには時間を要します。
ローンチまでのスケジュールや進捗にプレッシャーを感じる
一般的に、ゲームを制作する上でリリースから逆算して3ヶ月から6ヶ月先に納期のスケジュールが組まれます。
ゲームに関するあらゆる業務に携わるため、他のクリエイターの作業の遅れやトラブルが発生した際にゲームプランナーはすべての影響を受けることになります。
それでも納期は守らなければならないため、ゲームプランナーの働き方は常にプレッシャーを感じることから「きつい」という意見があるようです。
デバックが大変
ゲームの試作品が完成したら、不具合やバグを確認するデバッグの作業を行います。
デバック作業はゲーム内の動きや音声、映像等すべての動作を細かくチェックしなければならず、時間と労力が必要なために「やめとけ」といわれることがあります。
確認項目が多いために試作品を長時間、あらゆるパターンでプレイする必要があるうえに、不具合やバグが見つかれば、解消されるまで繰り返し修正を行います。
根気がいる作業ですが、非常に大事な工程です。
ローンチまでは残業が増える
ゲームプランナーの仕事が「きつい」といわれる理由の1つが、残業や長時間労働です。
納期を厳守することが求められるために、予想以上のバグやトラブルが発生した際には残業しなければならないことも増えます。
ローンチに向けてのスケジュール変更等により残業が増えることは、ゲームプランナーとしては避けて通れないでしょう。
納品後の問い合わせ対応に追われる
納品が完了したからといって、ゲームプランナーの業務は終わりではありません。
新作ゲームのローンチ後、アップデート後、不具合が生じた際には問い合わせが集中することもめずらしくありません。
納品後も業務に追われることも、ゲームプランナーが「きつい」と言われる理由の1つでしょう。
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ゲームプランナーが転職する理由
人間関係の問題に揉まれてきつい
ゲーム業界は、クリエイター気質の人が多い、こだわりの強い人が多い、職人気質の人が多いという特徴があります。
上下関係がはっきりしていることもあり、コミュニケーションへのストレスが転職を考える理由の1つになっています。
特に、ゲーム業界の仕事はパソコンに向き合い、1人で淡々と作業するというイメージを持っていた場合は、想像以上に多くの人と関わることにギャップを感じやすいかもしれません。
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仕事が激務で心身ともに疲れる
ゲーム業界では人材不足が続いていることから、企業によっては残業や長時間労働を強いられ、身体的な負担が増えることがあります。
また、常に納期に追われるプレッシャーから精神的な負担も加わり、継続的な疲労から抜け出せなくなってしまったために転職を決意する人もいるようです。
なかなか年収が上がらない
ゲームプランナーの年収は高い水準にありますが、業務量とバランスが取れていないと感じる方にとっては転職を考える大きな理由になるでしょう。
業務量や自身のスキルレベルに年収が見合っていないと感じる場合には、転職が解決策として最適なことがあります。
ゲームプランナーの年収に関しては、後ほど詳しく解説します。
やりたい仕事ができない
ゲームプランナーの仕事は多岐に渡るため、やりたい仕事だけに携われるとは限りません。
中にはやりがいを感じにくい作業や、苦手だと感じる作業もあるでしょう。
特にキャリアプランが明確な方にとっては、やりたい仕事に集中してスキルアップできずに歯がゆく感じられ、やりたい仕事ができる環境へ転職を決意するケースもあります。
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ゲームプランナーの仕事と役割
ここでは、ゲーム制作の過程でゲームプランナーがどのような仕事をし、各工程においてどのような役割を担っているのか、図とともに紹介します。
ゲーム制作の工程は、主に「企画立案」「制作準備」「制作」「販売・統括」の4つからなります。
ゲームプランナーは「企画立案」とゲーム制作中の「進行管理」、そして販売後の「集計・分析・改善」に携わります。
ゲームの企画立案
企画立案ではゲームディレクターやゲームプロデューサーの要望や、市場ニーズの分析結果をもとに、ゲームのテーマやコンセプト、ターゲットとする年齢層などの概要を決めていきます。
その後、決まった概要を基に企画書を作成し、社内会議でプレゼンテーションを行います。「このゲームは売れるな」「このゲームは間違いなく人気が出るな」と周りの人を納得させるためには、「自分が面白いと思うポイントを論理的に説明することが求められます。
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仕様書作成
企画書が通ったら、仕様書を作成します。
仕様書はゲームを作るための設計図で、ゲームの世界観やシステム、画面遷移の仕方やレイアウトなど、ゲームを構成するあらゆる要素をより具体的に記します。
ゲームをよりおもしろくするためのアイデアをまとめ、仕様書に基づいて作業を行うデザイナーやプログラマーに詳細に伝わるよう説明するスキルが必要です。
制作(実装)の支援
仕様書が作成できたら制作の工程です。
デザイン・シナリオ・プログラミングなど各工程に適したメンバーをアサインし、仕様書に沿って作業が行われているか確認します。
また現場からの質問に応え指示を出すなど進行管理も担います。
デバック、動作確認
ゲームが形になったら仕上がりを検証するデバック作業が必要です。
試作品で実際にプレイして、ゲームに問題やバグがないかを確認することで、クオリティの高いゲームを目指します。
運用保守
ゲームがリリースされたら、運用・保守の仕事を行います。
販売数の集計やゲームの反響を分析し、制作時の反省点を出したり細かくクオリティチェックをすることで、次回作に向けた改善案を策定することもゲームプランナーの仕事です。
「作ったら終わり」ではなく、リリース後のユーザーの声や反応を受けて改善を加えることで、より面白く人気が継続するゲームを生み出すことができるでしょう。
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ゲームプランナーの仕事のやりがい
ゲームが好きなら仕事を楽しく感じられる
ゲームプランナーの仕事はハードですが、ゲーム好きにとってはゲーム制作に幅広く携わることができるため、楽しさを感じられるでしょう。
技術力の他にも、ゲームに対する熱意や「好き」という気持ちがゲームプランナーには欠かせません。
自分のアイデアがゲームとして形になる過程を通して感じられるやりがいは、ゲームプランナーの仕事ならではでしょう。
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ゲーム開発のプロセスを把握できる
ゲームは、さまざまな工程を経て開発されます。
複数の開発工程をさらに細分化し、それぞれの専門家が集まって1つのゲームを制作しますが、その工程すべてを把握できる職種は多くありません。
ゲームプランナーの仕事では、開発における多くのプロセスに携わることで、一連の流れを経験できる点が魅力です。
自分の企画を提案できる
ゲームプランナーの仕事のやりがいは、創造力と最新技術を掛け合わせて、新しいゲームを創り出すことです。
自分の頭の中にある企画を提案し、それが認められて形になり、プレイヤーからのフィードバックを受けることでさらに大きなやりがいにつながります。
1度ヒット作を生み出すと、次回作も大きな話題になりやすいため、モチベーションも向上するでしょう。
意外と年収が高い
ゲームプランナーの年収は、企業規模や経験によって異なるものの、高い傾向にあります。
「ゲームが好き」という動機でゲームプランナーを目指す方にとっては、仕事のやりがいの方が大きな魅力ですが、経験に伴って年収が上がる傾向にある点もメリットに感じられるでしょう。
次の項目で、ゲームプランナーの年収について解説します。
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ゲームプランナーの年収と将来性
Geekly(ギークリー)の独自データによると、ゲームプランナーの平均年収は約523万円です。
日本の平均年収と比較すると高い傾向にあり、経験を積むことでさらに高年収も期待できます。
現在日本では、スマートフォンやiPadのようなタブレットの普及によりソーシャルゲームやアプリが人々の生活に広く浸透しているほか、長い歴史を持つコンシューマーゲームも変わらぬ人気を誇っています。
また、ゲーム制作会社の数も増加傾向にあり、新しいサービズが次々と生まれゲーム業界の市場規模は拡大する一方です。
このような成長真っ盛りの業界で熾烈な競争に勝つためには、ただ面白いゲーム・人気のゲームを開発するだけでなく、その人気を継続させることが重要になってきます。
ゲームプランナーとして活躍するためには、市場の動向に敏感であり、顧客のニーズに応えるサービスを創れることが成功の鍵です。
経験を積み成果を上げることで、上位職のディレクターやプロデューサーにキャリアアップできれば、あなたの市場価値はさらに上がり、企業にとって、そしてゲーム業界にとって必要不可欠な存在になれるでしょう。
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ゲームプランナーに向いている人
ゲームが好き
「ゲームが好きである」という要素は必要不可欠です。
「何時間ゲームをしても飽きない」というほどゲーム好きな人や、話題のゲームや新しくリリースされたゲームをすぐプレイする人など、ゲーム市場のニーズやトレンドを敏感に把握できる人はゲームプランナーに向いています。
クリエイティブな仕事が好き
自分の頭の中にあるアイデアを形にしたい、新しいものを生みだしたいというクリエイティブ気質な人は、ゲームプランナーの適性があります。
正解がない仕事であっても、信念やこだわりをもち、自分の強みを活かせるとゲームクリエイターとして活躍できるでしょう。
チームで仕事をするのが好き
ゲームプランナーを含め、ゲーム業界の仕事では複数人でチームを組んで業務にあたることが一般的です。
チームのメンバーと協力することで、切磋琢磨し合いながら1つの目標に向かい、共に達成感を味わうことができるでしょう。
日常的な情報共有は自己研鑽にもつながるため、ゲームプランナーとしてのスキルアップも実現できます。
コミュニケーション能力が高い
ゲーム制作には、ゲームデザイナーやゲームプログラマーなど多くの人が関わります。
チーム内でコンセプトや制作の意図などの認識をずらさず、ゲーム制作をスムーズに進行させるためには、情報を正確に伝え相互理解を促すスキルが必要です。
そのため、コミュニケーション能力が高い人はゲームプランナーに向いています。
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転職エージェントに相談してゲームプランナーを目指そう
ゲーム業界で仕事をするうえでは、ゲームへの興味・モノづくりへの興味、そして何よりも「ゲームが好き!」という気持ちが大切です。
実際に企業に応募し選考を受ける際には、志望理由や自己PRに自分がプレイし感銘を受けたゲームタイトルの話などを盛り込むと、採用担当者に「自社のタイトルをどう思っているか」「ゲームそのものが本当に好きなのか」が伝わりやすくなります。
「エンジニアとして上流工程に携わりたい」
「ゲーム業界に転職して年収を上げたい!」
「もっと自分に合う環境で働きたい!」
などのキャリアのお悩みは是非、「IT・Web業界の知見が豊富なキャリアアドバイザー」にご相談ください!
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