事業会社とコンサル企業の違いとは?転職するメリット・デメリットについて徹底解説
事業会社とコンサル企業の違いについて皆さんはご存知でしょうか。そもそも事業企業という言葉を聞いたことがない人もいるかもしれません。一方でコンサル企業という言葉に難しい仕事を行うイメージを持つ人もいるかもしれません。今回は、事業企業とコンサル企業の違いや転職するメリット・デメリットについて徹底解説します。
目次
事業会社とコンサル企業の違いは?
事業会社とは
事業会社は「営利を目的として経済活動をする会社」です。
わかりやすく説明すると「商品を製造・生産する事業」を行って、利益を上げている会社のことを指します。
代表例としては、Yahoo、楽天といったインターネットサービスを提供する企業、トヨタ自動車といった自動車メーカー、パナソニックといった家電製品メーカーなどがあります。
コンサル企業とは
コンサル企業とは「クライアント企業の課題を見つけて、対応改善策の提案をする会社」です。コンサルティングファームとも呼ばれます。
業務・コンサル職種も幅広くあります。企業の人事・会計に関わる業務コンサルティング、企業M&Aなどに関わる経営コンサルティング、金融・不動産など業界特化型のコンサルティングなど様々あります。
組織と個人で大きな違い
事業会社とコンサル企業の一番大きな違いは、スキルの重きが置かれるのが組織か個人かということです。
事業会社は、商品の製造・提供について組織的に提供します。商品・組織に愛着のある持つ人は長期に渡り、勤務して働く人もいます。会社への帰属意識が持つ人も多いでしょう。
一方で、コンサル企業では、企業の抱える課題に対して、コンサルティングファームに所属するコンサルタントが、付加価値を提供して課題解決を図る業務です。
個人に対して高い成果を求められます。クライアントからだけでなく、所属するコンサルファームからも高い成果が求められます。
事業会社へ転職するメリットとデメリット
次に事業会社へ転職するメリット・デメリットついては解説します。
事業会社へ転職するメリット
- 1つの会社に腰を据えてキャリア開発できる
商品を製造・生産する「事業会社」は、長期にわたりキャリアを築くためには、当然知識習得が必要になります。日系の事業会社では、人材育成しながらキャリア開発するという方針をとる企業もあります。
現在では「働き方改革」を各企業が意識して、労働時間も見直し、残業を減らす取り組みの企業もあります。
事業会社へ転職するデメリット
- 一貫したキャリアを歩めない可能性がある
ジョブローテーションで人事異動が発生して、異なる職種で勤務をすることもあります。システムエンジニアとして勤務していた人が、人事異動で営業に異動することもあります。
キャリアの目指す先は人それぞれですが、このように一貫したキャリアを歩めないこともあるのです。
またジョブローテーションで長期勤務を続けていたとして、会社の業績悪化、異動後の人間関係が円滑にいかずに、他の事業会社へ転職を検討したとします。
専門職として一貫としたキャリアを築いてきた人と比べると、経験年数や業務内容によって転職活動が不利に働くこともあると覚えておきましょう。
コンサル企業への転職するメリット・デメリット
上記で事業会社への転職について触れましたが、コンサル企業へ転職するメリット・デメリットについて解説します。
コンサル企業へ転職するメリットは?
- キャリアの専門性を築けて年収アップができる
コンサル企業のプロジェクトチームで仕事することは、高い付加価値をクライアントに提供することになります。
そのため、年収は他の職業よりも高く設定されているケースが多く、約700万円ほどです。成果を出してコンサルタントの職位を上昇させれば、20代でも1000万円を超えるケースもあります。
コンサル企業へ転職するデメリットは?
- ハードワーク
「人間的なタフさ」に耐えながら仕事をすることが求められる点がデメリットであります。
もちろん、耐えきれずに体調を崩す人もいます。結果、休職・退職を決断することになり、別のキャリアへ進む人もいます。
仕事に対する高いスキルレベルを要求されて耐えられなくなるとキャリアの再考を検討することになるでしょう。
事業会社とコンサル企業への転職活動の進め方
事業会社への転職活動の進め方
事業会社への転職の進め方のポイントとして、希望する業界・職種について、譲れないことや軸を持つようにしましょう。
例えば「なぜ事業会社へ転職をするのか」といった、志望理由の軸を持つことが大切です。
譲れない条件や軸を明確にすることで、ブレない転職活動を行うことができ、満足のいく成果を得られる可能性が高まります。
事業会社への転職失敗のリスクを回避することにもつながります。
転職活動は多くの企業を応募しながら進めることになります。「年収アップ」「やりたい仕事に挑戦する」「勤務地が近い職場を選ぶ」など条件面での優先順位を決めて進める事も大切です。
事業会社で一番叶えたい事も優先順位をつけて進めることで、目的を見失うことなく満足のいく結果を得られやすいです。
事業会社で求められること
事業会社で働くにはとにかくその企業の社風とマッチしてるかどうかがポイントです。もちろんそれに関しては表層的な部分だけでなく人柄等含め、マッチしているかが重要になってきます。
各社がそれぞれ社風に特色を持っているということが事業会社の良さではありますが、その中身はまさに千差万別であり、事前にどのような社風の企業なのかを理解していないとミスマッチになってしまうケースは多いです。
特に専門的な業種であるとなおさらです。
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コンサル企業への転職活動の進め方
コンサル企業への転職活動の進め方も事業会社と大きく変わりはありません。
しかし、コンサル企業は日系・外資系など様々あります。それぞれ社風・文化が異なります。
日系企業はポテンシャルを重視して育成する文化もあります。一方で、外資系は高待遇ですが結果にシビアな面もあります。
採用面接も、他の企業の入社時と同様に志望動機を求められることが多いです。「なぜコンサル企業へ入社するのか」などを論理的に説明できないと、突破は難しく対策は必要です。
自分がどのコンサル企業に合致しそうかキャリアアドバイザー・転職エージェントに事前に確認するのもよいでしょう。
コンサル企業で求められること
「人間的なタフさ」「高いコミュニケーション能力」「強い責任感」など、ビジネスマンとして高いスキルレベルを求められます。
得意不得意や向き不向きがはっきりしている分、事前に自身はどうなのかを理解しておく必要があります。
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まとめ
本記事は事業会社とコンサル企業の違いについて解説しました。
- 事業会社は営利を目的として経済活動をする会社
- 事業会社は一貫したキャリアを積めない可能性がある一方、1つの会社でキャリア形成できる
- コンサル企業は企業の課題を見つけて、対応改善策の提案をする会社
- コンサル企業はハードワークな半面、専門性を高め年収を上げられる
事業会社とコンサル企業にはそれぞれのメリット・デメリットがあります。
転職活動の進め方については、事業会社とコンサル企業に大きく違いはありませんが、コンサル企業は日系と外資系で社風・文化・評価制度などが異なることもあります。
とはいえ、事業会社とコンサル企業で働き方・待遇面・求められるスキルは異なります。
しかし、職場で1日の大半を過ごすことは共通しています。
事業会社やコンサル企業へ転職する場合、自らについて自己分析を行って、キャリアを考えることが大切です。そして、客観的意見を大切しながら、1人で転職活動を進めないことも大切です。
相談は「転職活動のプロに任せること」が一番です。ぜひ転職エージェントに相談してみてはいかがでしょうか。
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