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株式会社ってどんな会社?その意味や仕組み、メリットについてご紹介します。

日本はもちろん、世界中に存在する株式会社。聞いたことはあるものの、意味や仕組は全く分からない、という人はかなり多いです。また、株式会社になってどんなメリットがあるかについても、知らない人は少なくありません。今回はそんな、株式会社の意味や仕組み、メリットなどについてわかりやすく紹介していきます。

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株式会社とは

 

 

株で資金調達をして運営する会社

 

会社と聞いて多くの人が真っ先に思い浮かべるのは、株式会社です。

日本はもちろん、世界には数多くの株式会社があります。誰もが一度は聞いたことがある言葉ではありますが、そもそもどういうものなのか、理解している人はそう多くありません。

株式会社を端的に言うと、株で資金調達をし、そこで得たお金で経営する会社です。

つまり多くの人から株と引き換えにお金をもらい、そのお金で会社を動かしているのです。

当然会社を経営していると利益が発生します。そしてその利益の一部を、株を購入した人に払います。これがいわゆる配当というものです。

 

株式会社の歴史

 

株式会社が生まれたのは16世紀、いわゆる大航海時代です。様々な国同士で船を用いた貿易が活発となり、その多くは会社のような組織を作って行われていました。

その時に誕生したオランダ東インド会社が、株式会社の元祖といわれています。

そこからさらに進んだ18世紀ごろ、今度は産業革命が起こります。多くの資金を必要とする事業が急速に増えたこの時代は、株式会社の自由化という動きも同時に加速しました。

こうしたことをきっかけに、世界中で株式会社というものが急速に増えたのです。

 

Point

株式を発行し資金を集めることで、少額の資本からでも会社経営を可能にするのが株式会社

 

株式と株主はどういうもの?

 

 

第2の社員となる権利

 

冒頭から何度も出てきている株式とはどういうものか、皆さんはわかりますか。多くの人が持つイメージとしては、投資というイメージが強いはずです。もちろん投資の世界でも株は有名ですが、本来は第2の社員となる権利、という意味があるのです。

社員と聞くと、その会社で仕事をしている従業員などのイメージが強いです。もちろん従業員も社員の一人ですが、会社を資金面から支える立場にある株主もまた、社員の一人なのです。株式というのはつまり、第2の社員となる権利証なのです。

 

株主総会とはどういうものか

 

株と聞くともう一つ思い浮かべるものが、株主総会です。その名の通り、株主が集まり経営陣に対して、意見などを述べることができるものです。当然参加するには、その会社の株主である必要があります。

株主総会では役員の選出や解任だけでなく、会社の今後などについて議論します。そのほかにも企業が商品などを宣伝したり、不祥事を起こした際の断罪の場として行われるなど、様々なシチュエーションで行われるのです。

 

Point

株式を得て株主になると、第2の社員として株主総会に参加できる

 

株式会社の仕組み

 

 

企業は車で株主はドライバー

 

ここまでの説明で株式会社の仕組みについて理解できた人もいるはずです。

さらに仕組みについてわかりやすく例えるならば、モータースポーツがおすすめです。レーシングカーは速くて性能が高ければ高いほど、相手より優位に立つことが容易になります。とはいえ、そのレーシングカーを操るドライバーの実力次第では、思うような結果は出ないものです。

どれだけドライバーの腕が良くても車の性能には限界があり、逆に車の性能が良くても、ドライバーが乗りこなせなければ意味がありません

企業も同じことであり、魅力的な企業でなければ資金はあまり集まらず、株主も企業に対して意見を述べなければ、企業そのものが暴走してしまう可能性があります。

 

人馬一体が理想

 

ではどのような状態がベストなのか、ということになります。

四字熟語の一つに人馬一体というもがあります。これは人と馬が一体となるように、きちんとした連携が取れている状態を意味しています。

世界でも人気のあるロードスターでおなじみのマツダの車づくりでも、この人馬一体という考えが用いられています。

株式会社の理想像もまさにその通りであり、株主と経営者が一体となることで、継続的な活動を行うことができるのです。

 

株式会社のメリット

 

 

メリット
  • 多くの資金と信用を得られる
  • 万が一の時でもリスクが抑えられる

 

多くの資金と信用を得られる

 

転職などで求人票を見ると、そのほとんどが株式会社です。なぜこれほどまでに多いのでしょうか。

いくつかメリットはありますが、最も大きいものとしては、多くの資金と信用を得られることです。

多くの人がこの言葉を知っているということは、それだけ信頼されているということになります。当然信頼されているということは、それだけ人もお金も集まりやすくなるのです。

そのおかげで設立するときからその恩恵を受けることができ、本格的な経営を始めても続きます。

 

万が一の時でもリスクを抑えられる

 

人生何が起こるかわからないものです。そして会社も常に順風満帆というわけではありません

時には存亡にかかわる大きな危機を迎えることがあります。立て直すことができれば問題ありませんが、場合によっては倒産せざるを得ないこともあります。

万が一そうなってしまったときに備えて、株式会社の場合はリスクを抑えることができるのです。

全くリスクをなくすことは不可能ですが、ある程度のリスクは回避することができるのも、メリットの一つです。リスクを抑えられれば、再出発できる可能性を生み出すこともできます。

 

いきなり株式会社って作れる?

 

 

可能ではあるものの費用は高め

 

突然ですが、皆さんはどうやったら社長になれるかご存じでしょうか。

多くの人は出世することをイメージするはずですが、そのほかにも簡単な方法があります。それは会社を作ることです。

所定の手続きと費用は必要になりますが、会社を立ち上げることはそこまで難しくありません。もちろん、最初から株式会社を立ち上げる、ということも当然可能です。

しかし注意すべきことがあります。それは費用が割高なところです。

会社自体の立ち上げには費用がかかってしまいますが、どのような会社を設立するかで具体的な金額は変わってきます。株式会社の場合、他の形態で設立する場合よりも費用や手間がかかります

 

個人で多く稼ぐようになったタイミングがベスト

 

また、自らの意思で会社を設立しなくても、第三者から助言されることもあります。

特にフリーランスとして活動している場合、ある程度の売上を出していて税理士を利用している場合、その税理士から法人化を勧められることがあります。ではなぜ勧められるのでしょうか。

先ほど解説したメリットのほかにも、実は大きなメリットがあります。それが節税対策に効果的なことです。

売上が上がれば上がるほど、税金の負担は大きくなります。しかし法人化した場合、節税効果も売上に比例して高くなるのです。

もし節税目的で会社設立をするのであれば、ある程度自分で多く稼ぐことができるようになってから行うのが、かなりおすすめです。

 

Point

会社を設立するにしてもまずは個人で稼げるようになることが成功の近道

 

株式会社はいろいろ得をする

 

 

  • 株式会社とは、株式を発行することで資金を調達し、運営する会社
  • 潤沢な資金を集めつつリスクヘッジもできる
  • 株主となることで経営者とともに企業の発展に貢献できる

 

2種類の設立方法

 

株式会社の設立方法には、発起設立募集設立という2種類の設立方法があります。

手続きや期間などの違いもありますが、限られた人同士で資金を出すか、より多くの人から資金を集めるか、という違いがあります。

とはいえ、最終的には株式会社の設立がゴールとなることには変わりません。もし今後株式会社を作ろうと考えている人は、専門家などと相談して決めましょう。

もちろん設立後もしっかりと利益を生み出せる仕組みづくりも怠ってはいけません。

 

最後に

 

一昔前と比べると、何か大きなことに挑戦することは非常に容易になりました。

そのきっかけとなるものが、クラウドファンディングです。バーを始めたい、こんな商品を開発してみたいと思ったとき、クラウドファンディングで資金調達をする人が最近増えています。

このクラウドファンディングというものも、ある意味株式会社と似ています。夢を叶えたい人を資金面でサポートし、その見返りをもらうという点では、どちらも共通しています。

会社を作って自分がやりたいことをするのも良いですが、明確なことがはっきりしているのであれば、クラウドファンディングという選択も良いかもしれません。

 

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この記事の監修者

ギークリーメディア編集部

主にIT・Web・ゲーム業界の転職事情に関する有益な情報を発信するメディアの編集部です。転職者であれば転職市場や選考での対策、企業の採用担当者様であればIT人材の流れ等、「IT業界に携わる転職・採用」の事情を提供していきます。

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