【転職】SESの通勤所要時間を解説!「遠い」と感じる時間は?満員電車の避け方や通勤時間の活用法も紹介
SESへの転職を考える際の懸念事項の1つといえる「通勤時間の長さ」。しかしその長さがプラスになるかマイナスになるかは、あなたの捉え方次第ではないでしょうか。この記事ではSESにおける通勤時間の実態に加え、満員電車の避け方や通勤時間を有効に活用するオススメの方法などを解説しています。SESへの転職を考えている方は是非ご一読ください。
目次
SESエンジニアにとっての通勤時間
常駐先とそれに伴う通勤時間によって生活リズムを変える必要があるSESエンジニアは、通常の会社員以上に通勤時間の影響を受けます。
その上、SESは通勤時間が長くなることが多いです。時には往復2時間を超えるような客先に常駐するといったケースもあるでしょう。
そのためSESエンジニアにとって通勤時間はとても気になるポイントなのです。
これだけ長い通勤時間になる可能性があると、プロジェクトが変わる度に「次の通勤時間はどうなるのか…」と気になってくるのは当然だといえます。
通勤時間が長くなりがちな理由
何故SESの通勤時間は長くなりがちなのでしょうか。その理由を2つお話していきます。
理由1:勤務地がプロジェクトに左右されるから
1つ目の理由は勤務地がプロジェクトに左右されるという点です。
SESはプロジェクトによって常駐する客先が異なり、それに伴い勤務地も当然変わってきます。
勤務地が変わるだけであれば「都度現場の近くに引っ越す」ということも考えられるかもしれません。
しかしSESのプロジェクトは短くて3か月程度、長ければ1年ほどかかります。プロジェクト変更ごとに引っ越しをするというのは難しいでしょう。
そのため遠い勤務地にアサインされても自宅から通うことになり、結果的に通勤時間が長くなってしまうのです。
もちろん自宅近くのプロジェクトにアサインされる可能性もあります。
実際プロジェクトのアサインにおいては「職場への通いやすさ」よりも、「そのプロジェクトに必要なスキルを持っているかどうか」が往々にして優先されます。
こういった内情も勤務地が遠くなってしまう背景となっています。
理由2:勤務地が郊外であるケースも多いから
もう1つの理由として、勤務地が郊外にあるケースが多いことが挙げられます。
SESの採用情報などを見てみると分かりますが、勤務地が東京都全域や大阪府全域といったように、かなり広く設定されていることが多いです。
これは東京23区や大阪市といった中心部以外の郊外エリアも常駐先として含まれていることを示唆しています。
もちろん中心部での常駐プロジェクトもありますが、郊外エリアでの常駐プロジェクトも決して少なくありません。
そのため何年も同じ場所に通う可能性が高い通常の会社員に対して、自宅から遠い郊外に通うことも度々あるSESは通勤時間が長くなってしまうというわけです。
勤務地が遠いと感じる通勤時間は?
ではその「長いという感覚」は、どれくらいの通勤時間の時に感じるのでしょうか。
少し古いデータですが、総務省が2016年の社会生活基本調査結果をもとに発表している全国の通勤時間平均は1時間19分。
片道でいうと39.5分となっています。
都道府県別に見ると神奈川県が片道平均52.5分と最も長く、東京都は47分、大阪府は42.5分と続く形でした。
遠いと感じる程度は主観的な感覚であるので、一概に「○○分からが長い」と決めることはできません。
ただしこれらの平均を見ると片道1時間を超えているところは無いので、この片道1時間が1つの指標になるのではないでしょうか。
通勤時間が長いことによるメリット
ここまででSESにおける通勤時間の実態についておわかりいただけたと思います。
ここからは少し視点を変えて、通勤時間が長いことによるメリットを見ていきましょう。
メリット1:通勤時間を利用して自己投資ができる
通勤時間というのは自己投資に最適です。
自宅にいるとテレビやインターネットなど他にできることがあるので、どうしても気が散ってしまいがち。
しかし勤時は他にすることがないため、意外と集中できます。
この集中できる時間を活用すれば、ビジネス書を読んだり、資格の勉強をしたりと自分のスキルアップに投資することができるのです。
英語を含めた語学の勉強も、様々なヒアリング教材があるので通勤時と相性がいいでしょう。
メリット2:その日のタスクや思考を整理できる
通勤時間は業務上のタスクを整理する時間としても使えます。
今日やるべきことを通勤時に整理しておくことで、出社した時点ですぐに作業に取り掛かることができるわけです。
そうすると、出社してから「今日は何から始めようか?」と考えている人と比べて、生産性が高まることはいうまでもありません。
また自分の思考に集中したり、整理したりすることもできます。
通勤時はまとまった時間を使って思考に集中することができるので、アイデア出しや思考の整理といった知的作業と相性がいいのです。
メリット3:ニュースアプリなどを利用して情報収集ができる
情報取集の時間としても活用できるでしょう。
通勤時間が長いと家を出る時間も早いため、朝に新聞を読んだり、ニュース番組を見たりといった情報収集の時間を取ることは難しいものです。
しかし情報収集なら通勤時でも十分にできます。
朝の電車は満員であることが多いので、新聞よりもスマホのアプリを利用する方が周りを気にせずに情報収集に専念することができるでしょう。
通勤時間が長いことによるデメリット
通勤時間が長いことによるデメリットにも触れておきましょう。
デメリット1:疲れが溜まる
通勤時間が長ければ、それだけ疲れが溜まりやすくなることはいうまでもありません。
満員電車に乗るということ自体精神的に辛いものがありますし、座れずにずっと立っていると体力的にも疲れます。
後ほどご紹介する着席サービスなどを利用する、通勤・帰宅ラッシュを避けた時間帯を利用する、などの工夫が必要でしょう。
通勤時間を有効に活用するためにも、できるだけ疲れないように対策する必要があるといえます。
デメリット2:家での自分の時間を確保しにくい
通勤時間が長いということは、朝早く家を出て、帰宅も遅くなるということです。
そうすると必然的に家で自由に過ごす時間は減ってしまいます。
帰宅後は食事をとって休息するだけ、ということにもなりかねず、自己投資などの時間を確保することは難しいでしょう。
とはいえ先述の通り、読書や資格の勉強などであれば通勤時間を活用して取り組むことができます。
自分の時間が確保できないと嘆くのではなく、長い通勤時間をどう活用するのかという風に思考を転換することが重要になるのです。
満員電車を避ける方法
通勤時間を辛い時間に変えている大きな理由の1つである満員電車。ここからはその満員電車を避ける方法を2つご紹介します。
満員電車を避ける方法1:始発を利用する
1つ目が始発を利用するという方法です。
始発は通勤ラッシュ時よりも乗客数が少なく、座れる可能性も高いです。
そのため集中して読書や勉強に取り組むこともできますし、早く起きた分の休息に充てることもできます。
また始発を利用することで、出社時間よりも前に現地に到着することになるため、近場のカフェで有意義な朝活に取り組むこともできるでしょう。
満員電車を避ける方法2:シェアハウスなどの利用
もう1つの方法はシェアハウスなどの利用です。
先ほど「通勤時間が長くなりがちな理由」のところで、プロジェクトが短期に変わるため引っ越しは難しいとお話しました。
しかし、家電など生活に必要なものが揃っており入居にかかる初期費用が抑えられるシェアハウスやマンスリーマンションは例外。
これらを利用すれば、プロジェクト変更の度に引っ越しすることも現実的な対策となり得ます。
マンスリーマンションはシェアハウスよりも家賃相場が高めですので、コストの観点でいえばシェアハウスの方がオススメです。
通勤時間を有効に活用するオススメの方法
最後に通勤時間を有効活用するためのオススメの方法を3つご提案します。
通勤時間の活用法1:有料着席サービスを利用する
JRを始めとした有料着席サービスを提供している鉄道を利用する際は、そのサービスを積極的に活用してはいかがでしょうか。
座ることができると何かに取り組むにしても落ち着いて臨める上に、何より無駄な体力消費を避けることができます。
サービス利用料は500円前後のものが多いとはいえ、交通費にプラスαでかかってくるもの。
利用するか否かは財布事情と相談になりますが、落ち着ける自分の時間を手に入れるためと思えば、検討してみる価値は十分にあります。
またこの方法は、以下でご紹介する読書などに落ち着いて取り組むためのベース作りにもなるでしょう。
通勤時間の活用法2:読書
通勤時間はまとまった時間が取れるため、集中して読書するには最適です。
読みたかった小説を通勤時間に読むことにすればその時間が楽しみにもなりますし、ポジティブな気持ちで通勤することができます。
また、成功事例を学んで仕事へのモチベーションを高めたり、次の案件で必要になる技術の予習をしたり…。
といったように、仕事に関するインプットとしての読書もいいでしょう。
オーディオブックなどを活用することでとても楽に読書を楽しむことが出来るので、通勤時には是非活用してみてください。
通勤時間の活用法3:資格の勉強
資格取得のための勉強に利用するのもオススメです。
通勤時間は決まっているため、自分が片道でどれくらい勉強できるかはある程度把握できます。
そのため資格試験日から逆算して勉強を始めるなど、計画的に進めることが可能です。
自分のスキルアップのための時間として通勤時間を活用することで、有意義な時間を過ごすことができるでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
SESにおける通勤時間は確かに長くなることが多いですが、使い方・考え方次第で自分にとって有益な時間に変えることができます。
通勤時間が原因でSESへの転職に悩まれている方も、是非ポジティブに捉えてチャレンジしてみてください。
この記事があなたの転職活動の一助になれば幸いです。
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