Salesforce認定資格12選!難易度一覧と取得メリットを解説
世界でトップクラスのシェアを誇るCRMシステム「Salesforce」に認定資格があることをご存知でしょうか。資格を取得することでキャリアアップにつながります。そこで今回はSalesforce認定資格12選や難易度、取得メリットについて紹介します。
目次
Salesforceとは?
Salesforceとは、営業活動に必要な情報が一目で把握できるシステムです。
セールスフォースドットコム社が提供するクラウドベースの顧客管理システムで、予算や案件の進捗情報などの顧客情報を一元管理し、マーケティングやカスタマーサポートなど幅広い部署との連携を可能にします。
顧客との接点に応じた関係維持のためのプロセスを最適化できること、必要な機能のみを利用できることから、世界のCRM市場でもトップのシェアを誇ります。
Salesforceに関連するスキルの需要が増加している
近年、効率の良い営業方法やマーケティング手法を探す企業が増えたことで、データ活用の重要性も増しています。
Salesforceではこのような需要増加に対応する機能拡張を行っており、多くの企業で導入が増えました。
それに伴い、Salesforceに関連するスキルを保有した人材の需要も増加しているのです。
Salesforce人材として転職を成功させるために役立つのが、スキルを対外的に証明する認定資格です。
転職を有利に進めるために取得しておきたい資格について解説します。
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Salesforce認定資格とは?
Salesforce認定資格の特徴
今や世界15万社以上が使用するCRM(顧客管理)システムSalesforceには、製品に関する知識や業務スキルを持っていることを証明する認定資格があります。
この資格は日本国内だけでなく、世界中で通用するグローバルな資格です。
Salesforceの開発や販売に携わるならば、この認定資格の有無はその後のキャリアに大きく関わってくるでしょう。
ただし、以下の点に留意が必要です。
勉強方法が少ない
Salesforce認定資格には参考書や問題集が極めて少なく、取得には勉強方法が限られています。
・クラスルームトレーニングコース
Salesforce.comが認定した講師によるオンライントレーニングやバーチャルラーニングが可能。
URL:https://trailhead.salesforce.com/ja/academy
・Trailhead
無料のオンライントレーニング。Salesforce実機操作演習を交えながら効果的に学習が可能。
URL:https://trailhead.salesforce.com/ja/users/welcome4/trailmixes/architect-trailmix-master-ja
・Architect Trailblazer Community
同じ目的を持つオンラインコミュニティです。
資格取得に向けた勉強法や悩みなどを共有してモチベーションを保つことができます。
またSalesforceコミュニティが主催する勉強会も積極的に開催されています。
このように主体的に学ぶことが求められるのがSalesforce認定資格の特徴です。
資格取得後も更新が必要
Salesforce認定資格を維持するためには、1年に1度、各基本資格で指定されたThailhead(無料オンライントレーニング)で学習し更新モジュールを完了する必要があります。
テストに合格することで認定資格が維持される仕組みです。
製品の更新情報に関する学習を続けることが求められます。
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Salesforce認定資格を取得するメリットは?
業務効率を向上できる
取得する資格にもよりますが、資格を保持している時点でSalesforceに関する知識やスキルは一定の水準だと考えられます。
Salesforceは多くの機能が使用できるため、その機能を使いこなせている企業は多くありません。
そんな中でSalesforceの効果をより引き出すことができれば、今よりも業務効率を向上させ、所属組織に貢献することができます。
顧客からの信頼
自社がSalesforceに関する製品やサービスを販売しているのであれば、資格保有者がいることは信頼に繋がります。
Salesforceのプロフェッショナルということをお客様に示すことができ、Salesforceの導入を検討している企業も安心して任せることができます。
またSalesforceのサイト内でも資格保有者がいる企業の名前が公開されるため、社内でも重宝される存在になることは間違いないでしょう。
転職に有利
Salesforceのシェアは海外だけでなく国内でも広がっていることから、資格として価値は高いでしょう。
特にSalesforceを導入していたり、販売している企業であれば、認定資格を取得していることは当然アピールポイントになります。
またSalesforce自体は広まっているものの資格取得者はまだ多くはないため、転職市場において他応募者との差別化を図ることもできます。
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需要が高いSalesforce認定資格の種類・難易度
Salesforce認定資格は「開発者/アーキテクト」「CRM管理者/コンサルタント」「マーケター/コンサルタント」の3つに分類され、キャリアによって取得を目指す資格も異なります。
それぞれの資格は誰でも受験が可能な基本資格と、基本資格を保有していないと受験ができない上位資格に分かれています。
そのため今後自分がどのような職種でキャリアを積んでいきたいのかを考え、取得していく資格を選ぶ必要があります。
CRM管理者・コンサルタント向け認定資格4選
基本資格「Salesforce認定 アドミニストレーター」
管理者やコンサルタントを目指す人にとって入門編に位置する資格です。未経験者や初心者向けとされているものの、Sales Cloud、Service Cloud、Experience Cloudのアプリケーション、エンドユーザーが利用できる機能、システム管理者が利用できる設定や管理におけるオプションまで幅広く網羅しており幅広い知識を身に付けることができます。
特にSalesforceの実装管理に使用する機能に焦点が当てられているため、取得することでSalesforceの組織メンテナンスや、管理機能を実行できる能力を示すことができます。
上位資格「Salesforce認定 上級アドミニストレーター」
Salesforce製品のメンテナンスを熟知し、クライアントの課題を解決できるレベルの知識や技術を保有していることが証明される資格です。
Salesforceの主要システムであるSales Cloud・Service Cloud・Salesforce Chatterアプリケーション等CRM管理者としての高い知識やスキルが求められます。
認定アドミニストレーターと比較して、より高度なカスタマイズ、設定、管理の知識が必要です。
上位資格「Salesforce認定 Sales Cloudコンサルタント」
Salesforce CRMにおける、Sales Cloudソリューションの設計および実装ができるコンサルタントを認定する資格です。Sales Cloudプラットフォームを活用して、企業の営業プロセスの最適化と顧客関係管理の効率化を支援するスキルが問われます。
幅広い範囲を網羅するものではなく、深い知識を身に付けるために役立ちます。
上位資格「Salesforce認定 Service Cloudコンサルタント」
コンタクトセンター管理者としての経験を1~2年以上有した方を対象としています。
クライアントの経営課題を洗い出すスキル、ITソリューションを活用して課題解決のための手助けを行うスキルが問われます。取得することで、ヘルプデスクやコンタクトセンターに関するシステムの設計から実装までを担うことができることが証明される資格です。
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開発者・アーキテクト向け認定資格4選
基本資格「Salesforce認定 Platformデベロッパー」
Salesforce Platform上で、カスタムアプリケーションの構築に関する知識を問う資格です。Java、JavaScript、C言語、Ruby、Apexなどのプログラミング言語のスキル、Visualforce、Lightningコンポーネントを使用したカスタムアプリケーションを設計・構築・実装する知識と経験が求められます。
受験に際して宣言型とプログラム型の使用方法なども理解しておくとよいででしょう。
基本資格「Salesforce認定 Platformアプリケーションビルダー」
Salesforce Platformの宣言的カスタマイズ機能があるカスタムアプリケーションの設計や構築、リリースのスキルを証明する資格です。
試験内容はアプリケーション設計、データ管理、UI開発、テスト/デプロイの4つの領域で構成されており、データモデル、アプリケーションセキュリティ、ビジネスロジック、プロセスの自動化を行う能力も問われます。
上位資格「Salesforce 認定上級Platform デベロッパー」
Commerce Cloud Digitalを使用したeコマースソリューションの開発に関する資格です。
Lightningプラットフォームでのカスタムアプリケーション作成に関する知識、スキル、経験保有者を想定した試験で、開発者として2~4年、もしくはLightningプラットフォームの開発経験を1年以上有した方が対象です。
上位資格「Salesforce 認定システムアーキテクト」
Salesforceのカスタマイズにおける再上位資格です。認定のための試験はなく、以下の4つの認定資格を取得することで付与されます。
・認定Platformデベロッパー
・認定Development Lifecycle and Deployment アーキテクト
・認定Identity and Access Management アーキテクト
・認定Integration アーキテクト
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マーケティング向け認定資格4選
基本資格「Salesforce認定 Marketing Cloudアドミニストレーター」
Salesforceの基本資格のひとつで、受験者は3~6ヶ月のMarketing Cloudインスタンス管理経験に加え、デジタルマーケティングの経験を有していることが求められます。
Bocに特化したMAツールの機能に関する知識や実装スキルが証明される資格です。
基本資格「Salesforce認定 Pardotスペシャリスト」
Pardotを使用して、マーケティング施策におけるワークフローを設計・構築・実装できる知識があることを証明する資格です。
Bobに特化したMAツールを用いて、マーケティングプロセスの設計から実装までを行える知識が証明されます。
上位資格「Salesforce 認定 Marketing Cloud コンサルタント」
Salesforceに保管されたさまざまなデータをデジタル広告の強化に活かし、顧客獲得から再エンゲージメント、メディア最適化を図るツールがSalesforce Marketing Cloudです。
Marketing Cloudソリューションアーキテクトとして実装を6ヶ月以上の経験を有している、もしくは5件以上の実装プロジェクト経験を有する方を対象としています。
上位資格「Salesforce 認定 Pardot コンサルタント」
Pardotスペシャリストの上位資格であり、マーケティングオートメーションのエキスパートとして認定される資格です。
Pardotアプリケーションの実装経験者を対象としています。Pardot Lightning 、およびSalesforceの実装や管理経験を1年以上有した方が対象です。
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Salesforce資格はどんな業種や職種に有利なのか?
システム開発企業
システム開発企業では、業務効率化を目的としたシステム開発を行っており、顧客それぞれの課題解決のためにオーダーメイドで開発を請け負います。
Salesforceを基盤に、顧客管理システムや商品開発システムを開発することで、顧客のビジネスを成功に導く役割です。
Salesforce資格を保有しているということは、最新の製品情報に関する知識をもった人材だという証明になります。
業務の進捗状況を可視化するためにSalesforce開発・導入を検討するシステム開発企業では、Salesforceの特性や仕組みを知り尽くした人材が求められているため、資格保有者は評価されるでしょう。
システム開発企業でSalesforce資格が活かせる職種は、プログラマーやシステムエンジニアです。
マーケティング系企業
マーケティング企業はSalesforceの導入から運用までを全面的にサポートし、顧客企業のプロジェクトを成功させる役割を担います。
そのためサービス導入に関わる知識が求められますが、プログラミングや開発スキルはそれほど必要とされません。
マーケティング系企業でSalesforce資格が活かせるのは、プロジェクトマネージャーやプロジェクトリーダーといったコンサルティングを担う職種です。
そのため資格を保有できていれば、顧客からの信頼感を得ることに繋がるでしょう。
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Salesforceエンジニアの将来性は?
Salesforceは世界で約15万社以上の利用企業がありますが、その3分の2は中小企業です。
日本国内では、リモートワークや働き方改革に伴い、デジタルトランスフォーメーションが急務になっています。
そのためSalesforceのようなクラウドサービスを導入できていない中小企業の需要がますます増えてくることが予想されます。
Salesforce関連の求人が増えてくると予想されるため、今後可能性が広がるキャリアの選択肢として検討してみてもいいでしょう。
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資格を取得し、自分の価値を高めよう
Salesforceは世界でもトップクラスのシェアを誇るサービスです。
その世界的サービスのプロフェッショナルであることを示す認定資格を取得することは、今後のキャリアを構築していく可能性を持っています。
資格を取得することで、自身のスキルレベルの向上が期待できるだけでなく、転職の際にも有利に働くでしょう。
IT・Web・ゲーム業界の転職に強い転職エージェントのGeekly(ギークリー)では、Salesforceエンジニアの求人情報や企業の情報を多数保有しています。
Salesforceエンジニアの仕事に興味がある方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。
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