WordPressのポートフォリオプラグイン5選を紹介!IT職種別・目的別プラグインを転職に活用!
IT職での転職を検討するクリエイターにとって、ポートフォリオ(Portfolio)は非常に重要なアピールツールです。しかしただ作ればよいというわけではなく、相手から一緒に仕事がしたいと思わせるようなものでなければ意味がありません。そこで今回は、WordPressを使用してポートフォリオを作成するにあたって、おすすめのプラグインを紹介します。
目次
WordPressがポートフォリオの作成に最適な理由
どちらかというとWebサイトやブログという印象が強いWordPressですが、実は転職に使うポートフォリオにも最適なツールです。
その理由について説明しましょう。
誰でも利用できる
ポートフォリオは、誰でも確認できるようにWeb上で公開することをおすすめします。
しかし、インターネットは閲覧できてもサイトの構築まではできない、という人もいるのではないでしょうか。
ところがWordPressを使用すれば、インターネットの知識が乏しい人であってもWebサイトを簡単に構築することができます。
またWordPressは利用者が非常に多いので、万が一操作や使い方に困ってもインターネットで解決することが可能です。
自由にカスタマイズできる
WordPressはプラグインやテーマを導入することによって、レイアウトを簡単に変更することができます。
多くのプラグインやテーマが開発されているので、自分の気に入ったものを選んでインストールするだけです。
もちろん、知識がある人はコードを記述して自作しても問題ありません。特に、Webデザイナーは自分でWebサイトを構築すれば、そのサイト自体がポートフォリオにもなるのです。
積極的に自分の魅力を発信しましょう。
MetaSlider
MetaSliderは、簡単な操作で画像や写真のスライドショーを作成できるプラグインです。
単にギャラリーを公開するだけのポートフォリオでは、人の興味を引くことはできません。
このプラグインを使ってアニメーションを挿入することで、魅力的なポートフォリオに変貌させることができます。
様々なスライドショー・アニメーションが作れる
通常の横スライド形式やフェードイン・フェードアウト形式など、複数のアニメーションが用意されているのも特徴的です。
そのため自分のお好みの形式で作成することができます。どの形式を採用するにしても、ポートフォリオの雰囲気に合うものを選んでください。
なお、作成したスライドを挿入する時は注意が必要です。
固定ページに挿入する時はコードをすべて記述すれば作成できます。その際、記事に挿入する時はショートコードだけを記述しなければエラーになってしまいます。
おすすめの職種
このプラグインを導入するのに適している職種はWebデザイナーです。
先に説明したように、Webデザイナーの場合はギャラリーだけでなく、Webサイト全体がポートフォリオになります。
つまり、知識や個性をいかに表現できるかが重要になってくるのです。
画像一覧だけのWebサイトとスライドショーがあるWebサイトのどちらに魅力を感じるかを考えれば、答えは一目瞭然でしょう。
しかしながら、アニメーションの多用はページの読み込み速度の低下を招くこともあります。
Webデザイナーとして活躍したいのであれば、このような点にも留意しながら作成するようにしてください。
WP Show Posts
WP Show Postsは記事一覧をギャラリー形式で表示することができるプラグインです。
文書をギャラリー形式で表示させられるプラグイン
実績は画像や動画データだけに限らず文書の場合もあります。
文書を単に複数投稿しても文字数が少ない場合は別として、ほとんどの人は途中で読むのをやめてしまいます。
もちろん、記事の品質によっては最後まで読んでもらえますが、すべての記事を読んでくれる人はなかなかいません。
このプラグインはギャラリー形式で記事を表示できるので、文書であっても視覚的に伝えることができます。
またアイキャッチ画像や導入部分も表示できるので、相手の興味を引きやすく、読んでもらえる可能性を高めることができるのです。
おすすめの職種
このプラグインを導入するのに適している職種はライターです。ライターはほかのクリエイターと比べて表現方法が少ない職種といえます。
故に少しでも多くの記事を相手に読んでもらい、自分の魅力を知ってもらうことが必要です。
ジャンルやプロジェクトごとにまとめることもできますので、見やすいレイアウトを意識しながら作成してください。
GridKit Portfolio Gallery
動画作成を行うクリエイターに最適なのがGridKit Portfolio Galleryです。
YouTubeのURLからギャラリーを作成できるプラグイン
動画データは品質や時間によって大容量になる場合もあります。
WordPressでポートフォリオを作成する時はレンタルサーバーを利用する人が多いですが、使用できる容量には限りがあるのです。少しでも節約をしたいのではないでしょうか。
そのため、動画共有サイトに投稿している人も少なくありません。せっかくYouTubeなどに動画あるのに、いちいち自分のサイトにアップロードし直すのは無駄な作業です。
そこでGridKit Portfolio GalleryはYouTubeのURLを貼り付けるだけで、ギャラリーを作成することができます。
このプラグインは有料版もありますが、ショートコードなどは無料版でも利用できるなど機能性は十分です。
おすすめの職種
このプラグインを導入するのに適している職種は動画クリエイターです。
とはいえ動画クリエイターに限らず、多くのクリエイターは自分のこだわりを持って活動しています。
このプラグインはほかのポートフォリオに適したプラグインよりも、多くの機能を搭載しているのです。
動画クリエイター以外でも、そのこだわりを表現するのにも最適なプラグインといえます。
IT職はどこから受注や依頼につながるかわかりません。
あなたのポートフォリオを見た人がSNSを介して発信することで、思いがけない相手からコンタクトがある可能性もあります。
そのため、SNSで共有しやすいポートフォリオにしておくことは非常に重要です。
SNSでポートフォリオを共有するボタンを設置できるプラグイン
AddToAny Share Buttonsは100以上のSNSに対応しています。
簡単な操作で、自分のポートフォリオにSNSのボタンを設置することが可能です。
TwitterやFacebook、LINEなどは標準で搭載されていますが、InstagramやYouTubeなどはウィジェットを追加する必要があります。
ただしボタンを表示しすぎると、使用性が悪くなってしまうので注意しましょう。多くても3個~5個程度に絞って設置するようにしてください。
おすすめの職種
SNSを介した発信はどの職種においても重要なことですが、特にイラストレーターや動画クリエイターは導入をおすすめします。
今やSNSは若者だけではなく幅広い世代で利用されており、この媒体を使わない手はありません。
なお、このプラグインはポートフォリオやギャラリーを共有しやすくするためのものです。そのため、ポートフォリオの作成者がSNSを利用していなくても使用できます。
多くのSNSユーザーに発信してもらって、自分のことを知ってもらえる機会を増やしてください。
Contact Form 7
ポートフォリオを見て興味を持った相手は、その作成者にコンタクトしようとしてきます。
しかし、問い合わせる方法が用意されていなければ、せっかくのチャンスを無駄にしてしまいかねません。
Contact Form 7は簡単に問い合わせフォームを作成できるプラグインです。
問い合わせフォームを作れるプラグイン
知識がなくても設定を進めていくだけで、自動返信やサンクスページまでも作成することができます。
また、作成した問い合わせフォームはショートコードを使って簡単に挿入することも可能です。
おすすめの職種
このプラグインはどの職種であっても導入することをおすすめします。
コンタクトをとる方法が用意されていないポートフォリオは、ポートフォリオとしての意味をなしません。必ず問い合わせフォームは設置しましょう。
なお、問い合わせに対する返信には細心の注意を払ってください。ビジネスマナーを守るのは最低限の礼儀です。
メッセージを送信する前に必ず読み直して問題がないか確認してから送信するよう心がけてください。
ポートフォリオの質を上げるコツ
ポートフォリオは単に作れば良いというものでもありません。
Webデザイナー以外でも、見映えや機能性を意識するのもクリエイターとして大切なことです。
テーマを導入する
レイアウトにも影響するプラグインもありますが、プラグインは基本的に機能を追加するためのものです。
Webサイト全体のレイアウトを変更したい場合はテーマを導入してください。テンプレートが変更されることで、まったく違う雰囲気のWebサイトに変更することが可能です。
また、WordPressのテーマにはSEOを意識して製作されているものもあります。
どれだけ素晴らしいポートフォリオを作成しても、誰の目にも留まらなければ意味がありません。SEOに強いテーマを導入するだけでも、閲覧される可能性を高めることができます。
有名なクリエイターを参考にする
プラグインやテーマを導入すれば、WordPressで本格的なポートフォリオを簡単に作成可能です。
しかし具体的なイメージがないと作成するのは難しいでしょう。
その場合は他のクリエイターのポートフォリオを参考にするのも1つの方法です。特に、自分が活躍したい職種で有名なクリエイターのポートフォリオは見ておくことをおすすめします。
そして、自分のポートフォリオにも導入できる要素があれば取り入れていくことで、理想のポートフォリオへ近づけることができるでしょう。
【あわせて読みたい】選考に通る!プログラマーのポートフォリオの作り方はこちら⇓
ポートフォリオを作成する時の注意事項
ポートフォリオは作り方も公開のタイミングも注意しておくべきことが複数あります。
作成した後は1度立ち止まり、これから解説するポイントをよく確認しておいてください。
公開するタイミング
ポートフォリオは履歴書と違って公開することができるため、不特定多数の人や企業の目に留まることになるものです。自分がアクションを起こしていなくても、ポートフォリオを見てコンタクトを取ってくる企業も出てきます。
つまり、ポートフォリオは自分の代わりに転職活動をしてくれる分身のような存在なのです。
そのため、公開できるギャラリーが少ないタイミングでの公開は避けてください。作品が少ないと、相手に実績が少ないという印象を与えてしまうことになりかねません。
最低でも10個はギャラリーに追加してから公開するようにしましょう。
自己満足は厳禁
ポートフォリオは極端な話自分のために作成するものですが、公開している以上、相手のことも考えて作成しなければなりません。ギャラリーには多くの実績が表示されていても、それが伝わらなければ意味がないのです。
だからといって、シンプルに作成すると相手に熱意が伝わらなくなります。自分の実績や経歴をどのようにしたら相手に伝わるのかを考えながら、ポートフォリオのレイアウトを考える必要があります。
まとめ
作成したポートフォリオは、転職活動を進めていく中で大きな武器となります。
しかしながら表現の仕方を間違えると、かえってマイナスのイメージを与える可能性があることも頭に入れておく必要があります。
WordPressでプラグインやテーマを導入して質を向上させ、思わずコンタクトを取りたくなるようなポートフォリオを作成しましょう。
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