【アプリ開発】初心者の方でも大丈夫!アプリの作り方から費用、キャリアパスまで徹底解説!
アプリを自分で作ってみたいけど、費用や作り方など全くわからない、という理由でためらっていませんか。実はアプリ開発は、初心者でも簡単にできてしまうのです。そしてアプリ開発は、キャリアパスにおいても大きな影響を与えてくれます。今回はアプリ開発初心者が覚えておくべき作り方や費用、そしてキャリアパスについて解説していきます。
目次
本格的なアプリ開発に最低限必要なもの
パソコンは必要不可欠
本格的なアプリ開発となると、パソコンがなくては意味がありません。最近では簡単にアプリ開発ができるツールなどもあり、スマートフォンやタブレットさえあれば簡単にアプリ開発ができます。しかし、全くのオリジナルのアプリを開発するとなると、パソコンが必須となります。
パソコンと言っても、ノートパソコンやデスクトップパソコンなど様々ありますが、基本的にどのようなスタイルでアプリ開発をしたいかで選ぶと良いでしょう。自宅で黙々と作ることが多い場合はデスクトップパソコン、自宅以外のカフェやコワーキングスペースなど、場所に縛られずにどこでもアプリ開発をしたいという場合は、ノートパソコンを選ぶと良いでしょう。性能などの部分については、後ほど改めて解説します。
デベロッパー登録もお忘れなく
アプリ開発をした人の多くは、このアプリを少しでも多くの人に使ってほしい、そう考える人がほとんどです。せっかく自分が一生懸命作ったアプリであるため、せっかくならより多くの人に使ってもらえると嬉しいものです。しかし、アプリを作ったとしても公開するには別のものが必要になります。それがデベロッパー登録です。
App StoreやGoogle Playでアプリを公開するには、必ずアプリ開発者としての登録証のようなものが必要になります。その登録証がデベロッパー登録です。App StoreとGoogle Playではそれぞれデベロッパー登録の方法や場所が異なりますが、いずれも登録しなければ公開することができません。アプリ公開も視野に入れているのであれば、デベロッパー登録を忘れずに行いましょう。
Google Playのデベロッパー登録方法はこちら:Play Console の使用方法
Apple Developer programの登録方法はこちら:Appleサポート
ツールで簡単にアプリができる?
アプリ開発初心者の中には、プログラミングすら知らない人もいます。しかし、そんなプログラミングを知らない人でも実は簡単にアプリ開発ができます。ここでは簡単にアプリ開発ができるツールをいくつか紹介します。
Monaca
アプリ開発に興味はあるものの、プログラミングに関する知識を持っていないという人や、とにかくアプリ開発実績を作っておきたいという人も中にはいます。そんな人には開発に必要な機能が詰まったツールがおすすめです。その有名なツールの一つとして、Monacaというツールがあります。基本的にMonacaさえあればスマートフォンなどでもアプリ開発ができるため、パソコンがなくても簡単にアプリ開発を始めることができます。
アプリは基本的にAndroid専用など、利用できるOSが限られているアプリも多いですが、中にはiOSとAndroid両方に対応しているアプリもあります。Monacaはその両方に対応しているアプリ開発が可能なツールです。実際のアプリ開発においてもテンプレートが用意されているため、作り方も非常に簡単です。手軽にアプリ開発を始めたいという人にはおすすめです。
公式サイト:https://ja.monaca.io/
Yappli
プログラミングの知識はないけど、せっかくアプリを作るなら高品質のアプリを作ってみたい、と考える人にはYappliがおすすめです。こちらは有名企業のキャンペーンアプリの制作にも使用されるほどであるため、品質においてはかなり高いツールです。
高品質でありながらも、ドラッグ&ドロップの要領で作ることができるため、プログラミングの知識がなくても安心です。また、プッシュ通知などのアプリらしい機能も盛り込むことができるのも、このツールの特徴です。しかし月額9800円かかってしまうため、手軽にアプリ開発をしたいという初心者にとっては少々敷居が高いです。
公式サイト:https://yapp.li/
アプリ開発の注意点
iOSとAndroidは開発環境が違う
AndroidとiOS両方でリリースされているアプリでも、実装されている機能が異なるということはよくあります。なぜそのようなことが起こるのかというと、実はiOSとAndroidは開発環境が異なるのです。厳密にいうと、アプリ開発に必要なツールがそれぞれ異なっているのです。
基本的に開発環境に必要なツールは同じですが、具体的に使用するツールは全くの別物です。Androidアプリ開発をするにはAndroidアプリ開発のためのツールを、iOSアプリを開発するにはiOSアプリ開発に必要なツールを準備することが必須になります。アプリ開発初心者は、まずはどのOS向けのアプリを開発するか決めた上で、必要なツールを導入することを心がけましょう。
iOSとAndroidで迷ったら
2022年現在メインで使用しているスマートフォンは、Androidが51.5%、iPhoneが44.1%、その他が4.4%と言われています。(参考:MMD研究所「2022年5月スマートフォンOSシェア調査」)アプリ開発の求人案件数で比べると僅差ではありますがAndroidが多い傾向なので、Androidアプリ開発の方が需要があると言えそうです。
一方で開発に必要とされるプログラミング言語などの難易度を比較すると、iOSの方が初心者向けと言えます。また、Web上にたくさん情報が出ているため学びやすいです。
ちなみに10代、20代では圧倒的にiPhoneユーザーが多い事も頭に入れておくと、開発したいアプリに適しているのがどちらなのか参考になるのではないでしょうか。
パソコン選びにも注意が必要
最初の部分では仕事のスタイルによっての選び方について説明しましたが、一番大事なことはパソコンの性能です。基本的にパソコンについては、性能が良いほうが様々なツールを効率よく動かすことができますが、何よりもアプリ開発においての作業の効率が良くなります。特にデバックという作業は、アプリ開発においては頻繁に行う作業です。性能が良いとその作業もスムーズに行うことができます。
また、先程の部分でアプリ開発に必要なツールが異なることを説明しましたが、パソコン選びにおいても大きく影響してきます。特にiOSアプリを開発する場合は、Macでしか使うことができないツールもあります。そのため、もしもパソコン選びで迷った場合は、Macを選んだほうが無難です。iOSアプリはもちろん、Androidアプリ開発に必要なツールにも対応でき、性能もかなり良いのでおすすめです。
アプリ開発初心者が気になるコト
費用はどのくらい必要?
アプリ開発初心者が最も気にすることは、費用です。最低限かかる費用としては、アプリ公開のためのデベロッパー登録費用です。Google Playのデベロッパー登録の場合は、登録時に25ドル、日本円にして約2800円支払うことになりますが、それ以降は無期限で公開することができます。一方App Storeの場合は、年間11800円かかり、アプリを公開し続ける限りこの年会費はかかってしまいます。
その他にも、アプリ開発のためのパソコンを新しく購入する場合は、そのパソコン代も費用としてかかります。また、基本的にアプリ開発で必要なツールは無料でダウンロードできますが、使用するツールによっては有料のものもあるため、その使用料も費用としてかかってしまいます。アプリ開発自体の費用はその人の開発環境や準備するものによって大きく変わりますが、最低限デベロッパー登録料はかかるということを覚えておきましょう。
プログラミングスキル無いと厳しい?
こちらに関しては、一概に厳しいとは言い難いです。実際に現在出回っているツールの中には、無料でもそれなりに良いアプリを作ることができます。また、先程紹介したYappliについても、月額料金はかかってしまいますが、それでもプログラミングスキルなしでも人気アプリのような高品質のアプリを作ることができます。
しかしそのようなツールというのは、あくまで提供側が用意したもので作ることを前提としています。つまり、本気でアプリを作り込もうとすると、いずれ限界に達してしまうことが起こります。本気でアプリ開発をするとなると、どうしても1からプログラミングで構築するほうがよりオリジナリティ溢れるアプリを作ることができます。まずはアプリ開発ツールでアプリの作り方などを実際に体感しながら、プログラミングなどを学習し、本格的な開発環境を整えていくほうが理想的です。
スマホアプリ開発に必要な言語は?
先ほどiOSとAndroidでは必要な開発環境が異なると説明しましたが、スマホアプリ開発に用いられるプログラミング言語もそれぞれ異なります。
iPhoneでは①Swift②Object-C、Androidでは①Java②Kotlinの順番で使用頻度が高くなっています。
Kotlinは、今後アプリ開発で主要言語となっていく事が考えられるため、学習を始める際の参考にしてください。
アプリ開発とキャリアパス
キャリアパスって何?
転職サイトなどによく出てくる言葉として、キャリアパスという言葉があります。そもそもキャリアパスとは一体どのようなものでしょうか。例えば、会社に就職したときはまず社員から始まります。それから業績や仕事ぶりが評価されて、課長や部長などの上の役職につくことができます。この流れや必要な実績などのことを総じてキャリアパスと呼びます。
アプリ開発などのエンジニア業界はもちろん、その他の業界でもキャリアパスは使われています。特に転職業界においては、このキャリアパスに基づいて就職先などを紹介しています。自分がなりたい職業や役職が決まっている場合は、実現するために必要なキャリアパスを覚えておくことで、早い段階で実現することができます。
ゲーム業界ではアプリ開発経験が必須のところも
アプリ開発とキャリアパスというのは、実はかなり深い関係にあります。エンジニア業界というのは、基本的に実績が重要になります。中には未経験でも大丈夫だという会社もありますが、ほとんどの企業は実務経験や実績などが必須となります。転職サイトなどを利用してアプリ開発の会社に就職しようと考えても、まず注目されるのはアプリ開発などの実績です。
アプリ開発がキャリアパスに大きく影響する業界が、ゲーム業界です。特にアプリゲームを中心に展開している会社の場合、アプリ開発経験の実績がなければ、入社試験すら受けさせてくれないという会社もあるほどです。逆にいくつかアプリを開発した実績があれば、それだけでゲーム業界などに就職できるチャンスを得られるということなのです。
最後に ~思い立ったらアプリ開発を始めよう~
今回はアプリ開発初心者が覚えておくべき作り方や必要なもの、そしてキャリアパスなどについて解説しました。
プログラミングスキルがなくても立派なアプリはできる
アプリ開発にはプログラミングが必要だと考えている人も現状多くいます。確かに本格的なアプリとなるとプログラミングスキルや開発環境は必須になりますが、アプリ開発初心者である場合は、いきなりそのような場所から始める必要はありません。
まずはアプリ開発ツールを使ってアプリがどのように作られるか、そしてアプリ開発とはどういうものなのかを体感することから始めると良いでしょう。ツールでも十分立派なアプリを作ることができるため、プログラミング言語を使った本格的なアプリ開発は、ツールで慣れてからでも遅くありません。
アプリ開発で転職を有利に
ある程度アプリ開発に慣れて本格的なアプリ開発をすると、それだけでキャリアパスにおいても十分影響を与えることができます。たとえアプリ開発の会社に就職できなかったとしても、プログラミング学習の過程である程度のプログラミング言語を扱うことができるはずです。
プログラミング言語を用いたアプリ開発によって、アプリ業界はもちろん、それ以外のエンジニア業界に転職するということも容易になります。皆さんも本格的なアプリ開発で、転職を有利に進めることができる自分を作り上げましょう。
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