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Go言語の将来性が高い理由とは?年収や資格についても詳しく解説します。

Go言語はYouTube、メルカリ、ぐるなび、クックパッドのような有名Webサービスやアプリの開発に用いられています。なぜこのような大規模開発に適しているのか、Goの需要の理由や将来性などエンジニアのキャリア形成に役立つ情報を解説します!

Go言語の将来性が高い3つの理由

 

 

先端技術に活用されている

 

Google社が開発したプログラミング言語として知られるGo言語は、Webサービスやアプリケーション開発に多く用いられています。

近年ではIoTやドローンのような先端技術への活用が広まったことで、汎用性の高さがより注目されるようになりました。

マルチプラットフォームへの対応、多彩なフレームワーク、CPUへの負荷の少なさ、そして並行処理を得意とするGo言語の強みが広範囲で需要を高めているのです。

 

Go言語導入企業が増加している

 

Go言語は高速処理を実現できる点が強みです。

5Gの普及により、サーバーの処理速度が重視される傾向が強まりました。

従来のPHPなどの言語で構築されたWebサービスを、より速いGo言語にリプレイスする企業が増えたことがGo言語の需要を後押ししています。

実はGo言語の開発にはC言語の開発担当者が携わっています。

人気プログラミング言語ランキング上位のC言語と構文が似ていることで、扱うハードルが比較的低いことも導入企業が増加している理由として挙げられるでしょう。

 

今後需要が拡大する見込みがある

 

これから拡大する先端技術領域へ活用されるGo言語の需要は、さらなる増加が見込まれます。

また、通信速度が上がったことでサーバーサイドの遅れが目立つようになり、既存サービスを書き換える動きも需要を加速させています。

並列処理や高速処理を得意とするGo言語の将来性は高いでしょう。

 

Go言語の需要の高さは、案件の単価の高さからも見て取ることができます。

ブロックチェーン・広告・ゲームなどスピードが求められる分野でも活用が進む一方で、開発経験豊富なエンジニアの数が少ないことが単価を上げる要因だと考えられます。

では、実際にGo言語を扱うことができるエンジニアの年収はどの程度なのでしょうか。

(参考:レバテック『プログラミング言語別単価ランキング』)

 

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Go言語を使用するエンジニアの年収は?

 

 

エンジニア職種の平均年収

 

弊社ギークリーの調査では、エンジニア職種全体の平均年収は約540万円です。

ただしエンジニアの年収は経験や実績によって幅が広く、スキルアップによって大きく上げられることも分かっています。

エンジニア職種全体の平均年収は、日本の正社員の平均年収である約508万円と比較すると高い傾向にあります。

 

Go言語を使用する職種の平均年収

 

バックエンドエンジニアの平均年収

バックエンドエンジニアの平均年収は約300万〜600万円です。

年収金額にばらつきがある要因として、フリーランスとして活動する人が多いことや、扱えるプログラミング言語の数とレベルが年収に影響することが考えられます。

実績が認められると年収1,000万円近い収入を得られるケースもあります。

 

サーバーサイドエンジニアの平均年収

サーバーサイドエンジニアの平均年収は約543万円です。

年収水準は高い傾向にあり、サーバー構築経験者はより高い年収が得られる職種へキャリアチェンジしやすいという特徴もあります。

開発業務でネットワークアーキテクチャ、マネジメントなど他職種の担当範囲の知識も身に付くため、Go言語の需要が広まる分野で市場価値が高い人材としての活躍が期待できるでしょう。

 

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Go言語で開発できること

 

 

IoT開発

 

Go言語のフレームワーク「Gobot」は、35種類ものプラットフォームに対応しています。

また、ネットワークを介して複数のデバイス間で通信し、情報を交換して連携を行える機能や、遠隔操作できるといった特徴からIoT開発で積極的に採用されるようになりました。

ロボティクスやドローンなども同様に、Go言語での開発には「Gobot」が欠かせません。

 

アプリケーション開発

 

マルチプラットフォームに対応できるGo言語は、iOS・Android・Windows・MacOS・LinuxなどさまざまなOSでのアプリケーション開発を実現します。

メルカリやクックパッド、ぐるなびなどはGo言語で開発されたアプリケーションの代表例です。

公開されている「Go mobile」や「Go Cloud」などの制作ツールは、スマートフォンアプリの開発を手軽にしています。

 

Webサービス開発

 

Go言語は他の言語と異なり、Webサーバーソフトを用いなくてもWebサーバーの構築が可能で、クロスコンパイルで開発時とは異なる環境で実行可能なコードの生成が容易です。

実装後の微調整が可能であることからも、Go言語はWebサービス開発に適しています。

小規模サービスはもちろん、例えばYouTubeのようなサーバー側で大規模データを処理する必要があるWebサービスの開発でもGo言語が採用されています。

 

APIサーバー開発

 

API(Application Programming Interface)とは、アプリケーションを繋ぎ、外部からでも利用可能にするインターフェースです。

Go言語の記述がシンプルで、並行・並列処理が可能な点がAPIサーバー開発には適しています。

柔軟なカスタマイズが求められる点においても、開発環境に左右されないGo言語の強みが活かせます。

 

CLIアプリケーションの開発

 

CLI(Command Line Interface)は、コマンドを入力して操作するインターフェースです。

作業スピードが速く業務効率化を得意とするCLIの開発にも、マルチプラットフォームへ対応可能なGo言語が適しています。

 

 

Go言語で開発するメリット・デメリット

 

 

Go言語のメリットとは

 

高速処理が可能

コンパイル型のGo言語は、コードを事前に機械向けに置き換えるスクリプト言語やインタプリタ言語と比較すると処理速度が速い点が特徴です。

また、実行時にメモリ消費量を抑えられるというメリットもあります。

 

並行処理・並列処理が可能

複数の処理を同時に実行することで高速・軽量化を実現するのが「並行処理」です。並行処理のなかでもデータを分割し、複数のスレッドで同時に処理することを「並列処理」といいます。

プログラム全体の実行時間を短くするため、並行処理を苦手とするPHPで書かれたWebサービスのリプレイスにGo言語が用いられているのです。

 

メモリの安全性が非常に高い

メモリ不足による障害が起きにくい仕組みになっている点も、Go言語のメリットです。

Go言語にはポインタ演算というエラーが起きやすい機能がそもそも備わっておらず、メモリリーク(開放忘れ)の予防につながっています。

 

複雑なシステム構築に最適

シンプルで複数のエンジニアが携わっても記述方法を統一しやすく、コーディングミスが起こりづらいGo言語の特徴は、複雑なシステムの構築や大規模開発にも最適です。

コードがシンプルで運用・保守しやすい点や、オープンソースでありバグへの対応も柔軟に行うことができる点も大きなメリットです。

 

Go言語のデメリットとは

 

三項演算子がない

三項(条件)演算子とは、「条件・疑問符・真値であった場合に実行する式・コロン・偽値であった場合に実行する式」で表す演算子です。if文に置き換えることで条件分岐を1行で記述できます。

ところがGo言語では三項演算子がないため、条件分岐の記述が長くなりがちです。

 

継承ができない

Go言語には、オブジェクト指向のプログラミングでは一般的な継承の機能がありません。

コードの使いまわしによる効率化や修正がしづらい点は、よくデメリットとして挙げられます。

 

例外処理がない

例外発生時は呼び出して元に戻すことが前提のGo言語には、例外処理の設定も用意されていません。

決まった型しか正しく処理できない点はデメリットと思われがちですが、一方でプログラムを複雑化させる例外処理がないことはメリットと捉えることもできます。

 

genericsに関する情報量が少ない

Go言語のgenericsは2022年3月のアップデートから実装されたため、他言語に比べると情報量が少ないのが現状です。

genericsの実装事例が少ないことで参考になる情報が不足し、利用するハードルが上がってしまっています。

 

 

Go言語エンジニアとしてのスキルアップにおすすめの資格

 

 

ITストラテジスト試験

ITストラテジスト試験は「高度情報処理技術者試験」に分類される試験です。12個ある「情報処理技術者試験」の中でも最難関であり、偏差値71程度とされています。

企業の課題の明確化や業務効率化、IT戦略の立案を担う人材を創出することが目的です。

IT業界で経験を積んでいたとしても150〜200時間程度の勉強時間が目安とされるほど難易度が高く、市場価値を高めるために役立ちます。Go言語を扱うエンジニアとして上流工程の案件を担当したい方におすすめです。

 

HTML5プロフェッショナル認定資格

HTML5プロフェッショナル認定資格は、Webシステムやアプリケーション開発の知識を証明する資格です。

レベル1とレベル2の2段階が用意されており、基礎知識を学びたいのであればレベル1、スキルアップにはレベル2の取得が推奨されます。

Go言語を扱うエンジニアにとっては、通常業務で偏りがちなフロントエンドの知識を身に付けキャリアアップの可能性を広げるために役立ちます。

 

システムアーキテクト試験

システムアーキテクト試験は「高度区分試験」に分類される専門性の高い国家試験で、難易度の高さは毎年の合格率が10%台にとどまるほどです。

システム開発における全工程に関する知識が問われるため、Go言語での開発においても上流工程を担うエンジニアに適しています。

ビジネスの知識も必要な試験であり、その後のキャリアパスにも活かすことができる資格です。

 

Unity認定試験

Unity認定試験は、ゲームエンジンのUnityを提供するUnity Technologiesが実施する試験です。

エントリークラスからプロフェッショナルクラスまで4段階のレベルでUnityに関する知識や技術が問われ、受験には実務経験が求められます。

Go言語のスキルを活かしてゲーム業界でのキャリアプランを検討する方におすすめです。

 

 

Go言語エンジニアになった場合のキャリアパス例

 

 

Go言語エンジニアのキャリアパス例

 

テックリード

エンジニアチームで技術面のリーダーを担うのがテックリードです。プロジェクトの進捗管理やスケジュール管理、チーム内外で橋渡し役としての役割も求められるため、コミュニケーション能力が欠かせません。

Go言語のエンジニアとして身に付けたバックエンドのスキルに加え、設計のスキルやマネジメントスキルが求められます。

 

 

データベースエンジニア

データベースエンジニアは、データベースの開発・設計・運用・管理を担います。

データベース構築のほかに、アプリケーション開発、SQL言語の知識が必須です。また近年ではセキュリティやビッグデータのスキルがあると重宝される傾向にあります。

Go言語はデータベースの開発や管理に適しているため、スキルが役立ちます。

 

 

フルスタックエンジニア

フルスタックエンジニアとは、開発における全ての工程をひとりで担える幅広いスキルをもった人材を指します。

Go言語のエンジニアとして上流工程の経験を積み、サーバー、ネットワーク構築、ITインフラ、OSやミドルウェアの高度な知識を保有していることで目指せるキャリアパスです。

先述したような高難易度の資格を取得し、スキルレベルを客観的に証明できるとアピール材料として活かすことができます。

 

 

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Go言語を扱うエンジニアを目指すなら転職エージェントに相談してみよう

 

 

Go言語は大規模な有名Webサービスやアプリケーション、先端技術にも用いられ、需要が高まっています。

ただし比較的新しいプログラミング言語であることから、情報や人材が不足しているのが現状です。

年収が高水準であることからも分かるようにGo言語の将来性は高く、経験を積むことで市場価値を高めさらなる年収アップも期待できるといえるでしょう。

Go言語の経験がある方は、一度その経験を活かしたキャリア形成を考えてみてはいかがでしょうか。

ぜひIT転職エージェント、ギークリーにご相談ください。

 

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この記事の監修者

ギークリーメディア編集部

主にIT・Web・ゲーム業界の転職事情に関する有益な情報を発信するメディアの編集部です。転職者であれば転職市場や選考での対策、企業の採用担当者様であればIT人材の流れ等、「IT業界に携わる転職・採用」の事情を提供していきます。

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