医療ベンチャー・スタートアップの注目企業8社!事業内容や取り組みを解説
医療×ITで注目されているメドテックの企業をご紹介!高齢化社会や感染症の影響で業界としても需要が拡大、ベンチャー企業も増加しており、転職の観点からもおすすめの業界です。社会貢献性の高い事業に関心のある方はぜひご覧ください。
目次
医療ベンチャー・スタートアップの注目企業8社を紹介
エムスリー株式会社
ベンチャーであり続ける「医療業界の巨人」
IT/Web業界で働く方なら知っておきたいのがエムスリー株式会社です。
同社は2000年に設立され、現在は東証プライム上場企業となっています。国内のインターネットサイト運営企業のうち、「Zホールディングス」に次ぐ国内2位の時価総額を誇ります。
10か国以上にグローバル展開、派生サービスまで含めると40以上のサービスをもっており、まさに「医療業界の巨人」です。
国内32万人のうち30万人の医師が登録する「m3.com」
同社のメインプロダクトは医療従事者の情報ニーズに応える会員制サイト「m3.com」です。
医療の最新ニュース、海外論文等のデータベースや、医師同士の意見交換など、多角的に医療情報を提供しています。医療情報は信頼性や確実性が求められるため、医師の方々はGoogleやYahoo!ではなく「m3.com」を利用するのです。
最新の医療情報をインターネット上で提供することにより、医療の地域格差をなくし末端の医療現場に貢献します。
CYBERDYNE株式会社
筑波大学発、世界から注目されるベンチャー企業
CYBERDYNE株式会社は筑波大学発のベンチャー企業として2004年に設立、現在は東証グロースに上場している企業です。
人・ロボット・情報技術を組み合わせた「サイバニクス」の領域において、医療・福祉・生活分野にフォーカスした「人支援産業」という新産業分野を創出し、世界から注目されています。
世界初の装着型サイボーグ「HAL」
同社のプロダクトである「HAL」は、身体機能を拡張・改善・補助・再生することができるロボットです。生体電位信号をコンピュータが検出・解析することにより、装着者の意思に沿った動作を可能にします。
麻痺による車いす生活をされていた患者の方が歩けるようになるなど、リハビリや介護の領域で非常に注目されています。
【GeeklyReview】CYBERDYNEの口コミを見る
Ubie株式会社
テクノロジーで人々を適切な医療に案内する
Ubie株式会社は、2017年に医師とエンジニアによって設立されたスタートアップ企業です。
患者の方がどの医療機関の受診が適切か迷ってしまう「メディカル・ディスタンス」の問題と、医療現場の働き方改革に取り組んでいます。
「Forbes 30 Under30 Asia Healthcare&Science」や日本経済新聞「ネクストユニコーン」など、多くの受賞実績やメディア掲載実績があり、その取り組みが注目されています。
「ユビーAI受診相談」&「ユビーAI問診」
Ubie株式会社は消費者向けと医療機関向け双方にプロダクトを提供しています。
自身の症状を答えることでAIが症状の状態や適切な医療機関を案内し、医療アクセスを最適化する「ユビーAI受診相談」と、AIにより従来の問診より「広く深い」事前問診を可能にし、医師の働き方改善に貢献する「ユビーAI問診」を提供しています。
株式会社ドクターネット
いつでもどこでも、高品質な画像診断を。
株式会社ドクターネットは遠隔画像診断サービスのリーディングカンパニーです。
年間数億の症例があるCT/MRIなどの医用画像の需要と、全国に6000名しかいない放射線診断専門医をマッチングしています。遠隔診断により、多くの方が高品質な画像診断にアクセスできる社会を目指しています。
遠隔画像診断のトータルサポート
CT/MRIなど医用画像の診断依頼を遠隔で医療機関から受け付け、放射線診断専門医が診断レポートを返却する遠隔読影サービス「Tele-RAD」や、診療科専門医による検診/健診に特化した読影サービス「Tele-DOC」を提供しています。
加えてAIによる画像診断のアシストなど、高品質な画像診断のためのトータルソリューションを提供しています。
株式会社AIメディカルサービス
内視鏡AIでがん見逃しゼロへ、世界の医療を変える
内視鏡は医療分野のなかでも日本が世界をリードする分野です。
ところが現場では、「がんの見落としが医師によっては2割以上」「大量の2重チェックで専門医が疲弊」という実態があります。この問題にAIで立ち向かい、日本から世界の内視鏡医療に貢献するのがAIメディカルサービスです。
論文や特許認定の実績多数、医師より優れたAI開発
AIメディカルサービス社には最先端の技術や知識が多く蓄積されています。
同社がつくりあげたAIは、病気の判定において20名の医師の平均以上の正解率を達成しており、十分に医師のパートナーとなり得る正確さが証明されています。
また、世界初となる論文の発表・各科学誌への掲載や自社技術の特許出願等の取り組みも複数行っており、医学における知識も最先端といえる企業です。
【GeeklyReview】AIメディカルサービスの口コミを見る
株式会社MICIN
すべての人が、納得して生きて、最期を迎えられる世界を。
株式会社MICINは経済産業省によるスタートアップ支援プログラム「J-Startup」にも選出された企業です。
医療のオンライン化や医薬品の研究開発におけるデジタルツール活用、疾病の管理、予防等のソフトウェアによる管理などを行っています。
オンライン診療サービス「curon(クロン)」
医療分野において多くのサービスを提供するMICIN社が、2016年から提供しているのが「curon」です。
スマートフォンやパソコン、タブレットだけで医療機関の予約から問診、医薬品の配送⼿続きまでをオンライン上で完結させられるサービスとなっています。
また、産後うつの治療に向けた名古屋大学との共同研究も行っています。産後うつにつながる因子をAIが解析することにより、早期発見と支援策を開発するための研究です。
株式会社Medii
地域、病院ごとに偏在する専門医リソースを最適化
Medii株式会社は地域医療における専門医不足問題の解決を目指す、「医療×IT×AI」のスタートアップ企業です。
創業者自身の医師および患者としての経験から、医療の地域格差を解消し、住む土地に関係なく高度な医療を受けられるような世界観をつくることを目指しています。
主治医と専門医のマッチングサービス「E-コンサル」
E-コンサルは、主治医の方と専門医の方のマッチングサービスです。院内に専門医がいなくても、E-コンサルを通じて専門医に直接相談することで最適な現場判断を可能にします。
登録する専門医のなかから相談内容に詳しい専門医をAIが抽出し、マッチングするという仕組みです。
エルピクセル株式会社
AI画像診断支援技術
AI画像診断支援技術のEIRL(エイル)というサービスを提供しています。
CT, MRI, X線画像など医療画像を中心に、独自の人工知能(AI)アルゴリズムを用いた医療画像診断支援技術を研究開発・提供しています。
医療画像の見落とし防止を防ぐかつ、医師によるアナログな指標算出を定量的かつ自動計測することで、医療の効率化を目指します。
創薬を加速するAI
創薬を支援する画像解析AIのIMACEL(イマセル)というサービスを提供しています。
創薬プロセスにおける課題に対し、実験デザインからAI学習に最適なデータ取得・収集方法、AI実装までを提案しています。
また、国内外のアカデミア・研究機関を中心に、製薬企業と共同・受託研究を進め、新たな価値を創出します。
自分に向いている仕事は「IT人材 仕事タイプ診断」で見つけてみよう
次のキャリアでどの職種を目指すか、マネージャーを目指すか、スペシャリストになるか悩んだり、転職したいけど自分の価値観に合う企業がわからない、次の職場選びで重視した方がいいことがわからないなど、職場選びで悩むことは多々ありますよね。
ギークリーの「IT人材 仕事タイプ診断」では、自分の適性だけではなく、自分に合う働き方、企業のタイプを知ることができるので、転職軸を決めるときや求人選びに役立ちます。
キャリアや仕事選びで悩んだら、一度ご自身の価値観に合う仕事のタイプや企業のタイプを調べてみませんか?自身の適性を知ることで、納得のいくキャリア選択や求人選びができるでしょう。
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希望の職種に転職!診断利用から約1か月で転職成功した方の例
- ご年齢:30代前半
- ご経歴:システムエンジニア⇒システムエンジニア
- 転職期間:仕事タイプ診断利用から1ヶ月弱でご転職
Aさんは元々Salesforceエンジニアとして運用保守に従事されていましたが、案件が変わることが多く、知見を活かして働けない、個人よりも切磋琢磨できる仲間・チームで成長していきたいというご意向があり転職活動を始めておりました。
前職のご状況と、ご自身の価値観・志向にギャップを感じられていたAさんですが、「IT人材 仕事タイプ診断」によってご自身に合う価値観の企業タイプを見つけ、診断から1ヶ月弱で転職成功されました。
【あわせて読みたい】転職でキャリアアップに成功した事例はこちら⇓
「IT人材 仕事タイプ診断」ご利用の流れ
「IT人材 仕事タイプ診断」は4つのステップで完結!
STEP1:以下のボタンから仕事タイプ診断のページへ
STEP2:仕事タイプ診断のページから職種を選択
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STEP4:必要な質問に答える
診断後、自分の志向にあう企業の求人を見たい場合は、IT専門のキャリアアドバイザーがご希望の条件をお伺いし、志向性に合わせた求人を紹介させていただきます。
たった3分、無料で診断できるので、ぜひ一度「IT人材 仕事タイプ診断」で企業選びの軸を見てみてください。
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メドテック(医療×IT)とは
medical×technology
メドテックとは、医療(medical)×テクノロジー(technology)からなる造語です。主に医療や診療領域におけるIT技術や、ITによって医療に変えようとする概念をさします。
メドテックについての詳細を知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
【あわせて読みたい】メドテックについて詳しく知りたい方はこちら!
メドテックが注目される背景
医療需要の増加と医師不足
日本は世界有数の医療大国といわれるほど医療水準の高い国です。しかし近年、少子高齢化や新型コロナウイルス感染症の拡大により医療の需要が増える一方で、現場の医師や看護師が不足する事態が生じています。
このような背景から、AIやIoT、ロボット技術による医療従事者の負担減少や予防医療の拡大のためにメドテックが注目されています。
メドテックが解決する医療分野の課題
メドテックが拡大することによる分かりやすいメリットは、以下の2つがあります。
- 医療従事者の負担軽減
- 医療の地域格差是正
メドテックのサービス例として挙げられるのが、AI診断や遠隔診療、ロボットによる手術です。これらは、病気の早期発見や自宅での医療受診、医療現場の負担減少につながります。
ヘルステックとの違い
メドテックに似た用語として、ヘルステックがあります。
両者には共通する部分もありますが、正確には異なるものです。
ヘルステックは、電子カルテやスマートフォンを使ったリモート診察など、病気の予防や健康管理に関わる医療テクノロジーに対して、特に使われます。
また、自分に向いている仕事や働き方を知りたい方は、以下のボタンから仕事タイプ診断をしてみることもおすすめです。
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医療ベンチャー・スタートアップ企業への転職について
メドテック企業への転職は、非常におすすめです。
今回紹介した以外にも医療やヘルスケア分野に取り組む企業は増えており、業界としても盛り上がっています。
また、以下の理由からもおすすめと言えます。
・少子高齢化の影響により医療分野は今後もずっと需要が絶えないこと
・社会貢献性が非常に高く、やりがいを感じやすいこと
・医療に関する専門知識を身に着けやすく、市場価値を上げやすいこと
・IoTやAIなど、最先端のIT技術に関する知見を得られること
メドテックは今後も確実に必要とされる分野です。転職を考えられている方は、一度選択肢に含めてみることをおすすめします。
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今回はいま需要が高まっているメドテックについて、注目の企業を紹介させていただきました。
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