1. HOME
  2. Geekly Media
  3. 『クラウドファンディング』のメリット・デメリットを徹底解説!その種類から注意点まで幅広く解説します。

『クラウドファンディング』のメリット・デメリットを徹底解説!その種類から注意点まで幅広く解説します。

『クラウドファンディング』という言葉を耳にする機会も増えてきたのではないでしょうか?新しいガジェットを手に入れる時に『クラウドファンディングで最速で資金調達のあの商品!!』という触れ込みを目にしたり芸能人が新しいイベントを開催する時『クラウドファンディングで資金を調達』というニュースを見る事も増えてきたクラウドファンディングについて解説していきます。

  • twitter
  • facebook

クラウドファンディングとは?

 

 

クラウドファンディングという言葉は大衆、群集という意味のクラウドと資金を調達するという意味のファンディングという言葉を合わせたものです。

要するにクラウドファンディングとは銀行や企業の力を借りなくても個人が大多数の人々から資金を調達出来る方式の事を指します。

私達が良く目にするクラウドファンディングには提供した資金に対してのモノやサービスでのリターンが保証されているものが多いですがその他にもクラウドファンディングには幾つかの種類がありますのでこれから解説していきます。

 

クラウドファンディングの種類は?

 

 

色々な人々から資金を調達する事の出来るクラウドファンディングには大きく分けて5つの種類があります。

 

購入型

 

商品を作りたい企業やサービスやイベントをしたい団体や個人が資金提供を募るクラウドファンディングを購入型のクラウドファンディングと呼ばれます。

集めた資金で作成した商品やイベントの記念品等やサービスを資金提供した側がリターンとして受け取れる場合が主流です。

 

寄付型

 

世間一般で言われる寄付もクラウドファンディングの一つとして扱われる事もあります。

寄付型の場合には商品やサービスのリターンがない場合がほとんどです。災害の際に自治体への寄付や社会の問題や課題を解決する為に行動しているNPO法人や学校法人への寄付をするクラウドファンディングです。

 

株式型

 

株を購入する事で企業に投資し企業側はその資金で新たな商品やサービスを展開するクラウドファンディングを株式型と呼びます。

株式型のクラウドファンディングはベンチャー企業に対して行う事も多く、株を購入したベンチャー企業の事業が成功しクラウドファンディング時に買った株を売却したものがリターンになります。

 

貸付型

 

資金調達をしている企業や個人に対して主に投資家等が資金をクラウドファンディングを通して貸付する事を貸付型のクラウドファンディングと呼びます。

貸付型のクラウドファンディングに対するリターンは資金提供にしてくれた投資家に対しての金利になります。

 

ファンド型

 

事業やビジネスのプロジェクトに対し投資をするクラウドファンディングをファンド型のクラウドファンディングと呼びます。

プロジェクトや事業が実現した際の商品やサービスまたは売り上げの配当を与えられるのがファンド型のクラウドファンディングのリターンになります。

 

日本国内の主要なクラウドファンディングをご紹介

 

 

現在日本国内で主流になっているクラウドファンディングのサービスの中でも有名なサービスを紹介いたします。

 

CAMPFIRE

 

日本国内でも最大の支援額や支援者の数、そしてプロジェクトが成立した数が最も多いクラウドファンディングがCAMPFIRE(キャンプファイヤー)です。

2011年から開始しており日本でも老舗のクラウドファンディングです。連続企業家としても有名な家入一真氏が代表を務めています。

CAMPFIREは個人間でアイデアを実現するために今までより簡単な形で資金提供をアプリでも決済出来るpolca(ポルカ)を立ち上げたり、地域特化型でのクラウドファンディングサービスFAVVO(ファーボ)の事業を行っています。

polcaやFAVVO以外にも複数のクラウドファンディングサービスを展開しているCAMPFIREはこれからも日本国内のクラウドファンディング業界を牽引していく存在と言えます。

 

Makuake

 

サイバーエージェントグループが行っているMakuakeも日本国内では最大手のクラウドファンディングです。

新しいガジェットやモノ、そして芸能人、有名人の参加も多いのがMakuakeの特徴です。

サイバーエージェントグループの力を活かした宣伝等もMakuakeの魅力の一つです。

この他にも日本では先駆け的存在のReadyforや世界最大手のkickstarterも日本でサービスを開始しており日本でのクラウドファンディングは身近なものになり盛り上がりも見せてきています。

これから利用する人も増えてくるであろうクラウドファンディングのメリットを紹介していきます。

 

無料転職相談に登録して多様な転職活動をしよう

 

クラウドファンディングのメリットは?

 

 

最大のメリットは資金調達について

 

クラウドファンディングのメリットは何と言っても今までより手軽に資金調達が出来るところです。

魅力的な商品やサービスであればすぐに実現する資金調達が出来ます。日本初の運賃無料のタクシーサービスの『nommoc(ノモック)』は4分30秒で5000万円の資金調達を実現しました。

和歌山のベンチャー企業がMakuakeで実施したハイブリットバイク「glafitバイク」は約1億2800万円を集めました。

人々が求める商品やサービスを速いスピードで資金調達し実現出来るのがクラウドファンディングの大きなメリットの一つです。

 

その他のメリット

 

 

他にもクラウドファンディングで発表する事によりその事業が実現するまでに支援者をファンにする事が出来たり、実際の商品化する前のテストマーケティングの場として利用出来ることがクラウドファンディングのメリットになります。

商品やサービスを実際にリリースする前にPR出来る事もメリットの一つです。

新しいプロダクトへの期待が多くメリットも多いように見えるクラウドファンディングですが、デメリットも確認しておかなければなりません。

 

クラウドファンディングのデメリットは?

 

 

ここからはクラウドファンディングのデメリットを紹介していきます。

クラウドファンデングのデメリットは実施したクラウドファンディング全てが実現、成功するものとは限らない点にあります。

魅力的な商品やサービスのクラウドファンディングには資金も集まり実現する事が出来ますが、商品やサービスに資金提供する側が魅力やメリットを感じないと資金は集まりません。

また資金提供者に対するリターンがクラウドファンディングの目的にたいして不十分なものだと支援者が存分に集まらずプロジェクトの展開が困難になりプロジェクトが頓挫する場合も多くあります。

一度支援し資金を提供するとプロジェクト不成立の場合リターンが返ってこない場合もありますので支援者はそのリスクを負わないといけない点がクラウドファンディングにおけるデメリットになります。

 

クラウドファンディングを行う注意点

 

 

デメリットに重なる部分もありますがクラウドファンディングで資金提供してもらいプロジェクトを実行する事で資金提供者にリターンや結果を見せなければプロジェクト等の評判を落とす結果になります。

クラウドファンディングは個人や企業が今集められない資金を多くの人から募りプロジェクトを実行していきます。

支援者は決して安い金額ではない資金をプロジェクトに対する期待を込めて援助しています。その集めた資金で目的に対し支援者に応えることをプレッシャーに感じる事になる時もありますが支援者の期待に応える事に注意し目的の実現をしていかないといけません。

 

クラウドファンディングのこれから

 

 

先に紹介したCAMPFIREも2019年2月に最速で100億円を流通し益々国内でも規模や存在感を増しているクラウドファンディングです。

企業に限らず個人でも今までより気軽に資金の調達が出来るのですが集めた資金に対しプロジェクトを実行する事に注意していけばこれからも日本国内におけるクラウドファンディングはもっともっと広がりを見せるでしょう。

その際には資金を援助する側になりえる私達もプロジェクトが成功しない、不成立になるリスクも考えながらクラウドファンデングとも関わりをもっていくのが大事になってきます。

とは言えクラウドファンディングで資金援助をすると新しい商品やサービスをいち早く、あるいは流通時より安く手にする事も出来るのでCAMPFIREやMakuake等をチェックしクラウドファンディングを今までより身近に接ししていくのも楽しいかもしれません。

またクラウドファンディングは災害の援助、復興支援に対する寄付や事情により夢を諦めないといけない人への応援を身近にしてきた側面もあります。個人での社会貢献もしやすくしたのがクラウドファンディングです。これからも発展していくクラウドファンディングから目が離せません。

無料転職相談に登録してクラウドファンディングの知識や経験を活かせる会社に転職しよう

 

この記事の監修者

ギークリーメディア編集部

主にIT・Web・ゲーム業界の転職事情に関する有益な情報を発信するメディアの編集部です。転職者であれば転職市場や選考での対策、企業の採用担当者様であればIT人材の流れ等、「IT業界に携わる転職・採用」の事情を提供していきます。

この記事が気に入ったらSNSでシェアをお願いします

あわせて読みたい関連記事

この記事を読んでいる人におすすめの記事