
社内SEのキャリアパス例!面接で使える例文や年収アップ方法を解説
社内SEが目指せるキャリアパスとして、マネジメント職やITコンサルタント、他職種へのキャリアチェンジなどが挙げられます。この記事では、社内SEのキャリアパス例や年収アップの方法、面接で使えるキャリアプラン例文などを解説しています。社内SEのキャリアパスに悩む方は参考にしてください。
目次
社内SEのキャリアパス例
社内SEからのキャリアパスは、知識量によって幅広い可能性があります。
社内SEが望めるキャリアパスの例として、以下が挙げられます。
- マネジメント職を目指す
- 社内SEとして他の企業に転職する
- ITコンサルタントを目指す
- CTOを目指す
- CIOを目指す
- 他の職種へキャリアチェンジする
- 独立してフリーランスになる
それぞれの将来性も踏まえて、解説します。
マネジメント職を目指す
社内にプロジェクトマネージャなどのマネジメント職のポジションがあれば、キャリアアップを目指せます。
予算や進捗を管理したり、マネジメントする能力が必要となります。
また、自社製品や理念へのより深い理解も求められるでしょう。
Geekly(ギークリー)のデータによると、プロジェクトマネージャーの平均年収は797万円で、企業によっては1,000万を目指せる場合もあり安定した職種です。
(※参考:ITエンジニアの平均年収)
今後、DX推進が加速することを踏まえると、全体統括や管理スキルを持つマネジメントは将来性も高い職種といえます。
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社内SEとして転職する
自社ではなく、より規模が大きい企業やスキルアップできる企業への転職をしてキャリアアップを目指すこともキャリアパスのひとつです。
Geekly(ギークリー)の自社データでは、転職された方は平均78万円年収アップ(※2024年2月時点)しており、同じ職種であったとしても年収アップが望めます。
スキルアップできる環境や方針、年収帯などは企業によっても異なるので転職してさらにキャリアアップを目指すことも選択肢のひとつでしょう。
アプリケーションやインフラなど、担当してきた得意分野以外にも知見を広める事、近年重視される傾向が高まっているセキュリティに関する知識も身に着けておきましょう。
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ITコンサルタントを目指す
ITコンサルタントは、ITの目線で上流工程から経営を支えるために課題解決や戦略を考える職種です。
経営戦略やIT戦略のスキルを磨き、基幹業務や会計の知識を身につける事で目指せるのがITコンサルタントです。
自社でのキャリアアップ、もしくは転職するのであればSI企業やコンサルティング企業となります。
日本国内ではITに関する課題を持つ企業は多くあり、今後IT化が進む中でも需要の高まる職種となるため、コンサルティング能力は今後も重宝されるスキルとなるでしょう。
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CTOを目指す
PGやSEとしてのキャリアパスとして、最高峰のひとつとも言えるポジションがCTOです。
CTOとは、最高技術責任者のことで、IT技術戦略の策定や新製品や新サービスの技術検証などをリードします。
技術者としての最高責任者となり、ハイレベルな知識とスキルが求められます。
社内SEから目指すのであれば、AI・機械学習・ディープラーニングといった最先端技術に関連するシステム開発に積極的に関わり知見を深めましょう。
運用保守の経験だけでなく、上流工程の経験を深め、スキルを磨いていくことがCTOを目指すために求められることになります。
CIOを目指す
CIOとは、最高情報責任者のことでIT技術を使って社内インフラや情報の最適化を目指します。
社内SEの延長として目指しやすい職種でもあり、マネージャーや部門長といった管理職や上流工程での経験を積むことで、CIOを目指す事ができます。
技術よりも戦略の知識や携わってきた経験が重視されるポジションです。
ビジネスプロセスの理解やマネジメント経験などを活かすことができ、現場の課題解決や仕組み化などが得意な人が目指しやすい職種となります。
他の職種へキャリアチェンジする
IT企業で社内SEとして勤めていると、特定の分野に関する興味が深まる人も多いのではないでしょうか。
より専門性の高いSEとしてキャリアチャレンジするケースもめずらしくありません。
社内SEの経験を活かせる職種として、インフラエンジニア、サーバーエンジニアなどが挙げられます。
社内SEの経験を活かして何がしたいのかをよく考え、目指す職種で活かせるスキルを磨きましょう。
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独立してフリーランスになる
専門知識を得て経験を積んだり、幅広い領域を網羅できるようになると、独立という道も目指す事ができるようになるでしょう。
本人のスキル次第ではありますが、年収アップが叶う可能性もあります。
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- ご年齢:30代前半
- ご経歴:ネットワークエンジニア⇒システムエンジニア
- 転職期間:1ヶ月ほどで転職成功
Aさんは元々介護業界に従事していましたが、IT化の遅れを実感しIT業界へ転職しました。
システム開発を希望して前職である企業に入社したものの、インフラ寄りの保守運用しか実施できず転職を希望されました。
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社内SEがキャリアパスを明確にすべき3つの理由
社内SEがキャリアパスを明確にするべき理由として、以下の3つが挙げられます。
- DX推進により求められる役割が多様化しているため
- 市場価値を高めて高年収を得るため
- 業界・企業選びにミスマッチを起こさないため
社内SEがキャリアパスを明確にすることは、今後理想のキャリアを歩むためにも重要なことです。
それぞれ解説します。
DX推進により求められる役割が多様化しているため
一つ目は、DX推進により求められる役割が高度化・多様化しているためです。
IT人材の不足や、IT化・DX化を推進している企業が多いことにより、一人一人が求められる役割が多様化しています。
社内SEと一括りに言っても、企業や環境によって求められるスキルや役割は様々です。
そのような環境の中で、本当に自分が目指したいキャリアを明確にして、スキルを極めていくことはキャリア軸をぶらさないためにも重要なことです。
求められるがまま進み、結局何をしたらいいか分からないという状態になるとその先目指せるキャリアも限られるため、早い段階でキャリアパスを明確にしておくことがおすすめです。
市場価値を高めて高年収を得るため
二つ目は、市場価値を高めて高年収を得るためです。
キャリアパスを考えるために、まずは自分の市場価値や現在地を調べます。
そこからどこまで年収を上げ、そのためにどのようなキャリアパスを目指すのかは今後の年収を定めるうえでも必要となります。
高年収を得るために、具体的なキャリアパスを考えて動き出すことは将来の理想の生活を送るためにも重要なポイントです。
目指すキャリアや年収を意識することで、仕事のモチベーションにも繋がるでしょう。
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業界・企業選びにミスマッチを起こさないため
三つ目は、業界・企業選びにミスマッチを起こさないためです。
目指すキャリアパスが明確になることで、自分がどのような業界・企業を選べばよいかも明確になります。
また、ほとんどの面接で入社後のキャリアプランを聞かれるため、自分の中で明確になっていれば答えやすく、イメージも沸きやすくなります。
入社後に短期離職にならないためにも、転職前にキャリアプランを考えることは重要なポイントです。
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社内SEとは?
IT化された現代社会では、社内SEは企業規模に限らず必要な技術者です。
しかし、社内SEに就いているのが必ずITのプロフェッショナルというわけではありませんし、社内SEをクラウドソーシングしている企業もあります。
社内SEは企業の“縁の下の力持ち”的な役割で、社内で利用するOA機器をはじめ、PCやソフトウェア、ネットワークやインターネットなどの構築・維持・管理を行います。
具体的な業務内容は以下で解説しています。
社内SEの業務内容
社内SEの仕事は会社のIT資産管理から、社内全体のネットワーク構築など幅広い業務を行います。中には総務の仕事も兼任するということもあるでしょう。
社内SEの主な仕事は次のようなものがあります。
・PC選定・設置・設定・保守(トラブルシューティング)
・OA機器の選定・設定・保守(トラブルシューティング)
・業務に必要なソフトウェアや機器の選定・導入(トラブルシューティング)
・インターネットおよび社内ネットワークの選定・設計・構築・運営・保守(トラブルシューティング)
・社内のIT機器やソフトウェアで、より業務を効率化するための提案や調査・実行
・社員のメールアドレス発行・管理
・PCやネットワークにおけるセキュリティ管理・保守(トラブルシューティング)
・社屋の物理的なセキュリティ導入・管理
業務に関わる(一連の業務が行える)環境を整えた後は、それら全ての管理・保守(トラブルシューティング)が主な業務です。
また、急速にIT化が進んでいる企業では、その企業に合ったIT化を主導していくことになります。
一度導入した仕組みを途中で投げ出すことはできませんので、導入前に行う塾考は非常に重要なステップです。
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他職種に活かせる社内SEの仕事
社内SEを経験することで、その会社全体の仕組みを把握する能力を培うことができます。
その能力はIT企業だけでなく、さまざまな企業で活かすことができるのです。
他職種でも活かせる社内SEの仕事は以下の通りです。
- インフラ系:社内ネットワークやPC管理
- 開発系:サーバー・ネットワーク運用
- 管理:資産管理
それぞれ解説します。
インフラ系:社内ネットワークやPC管理
インフラ系としては社内ネットワークやPC管理の能力です。
社内SEは社内のネットワークをはじめ、資産であるPCやOA機器を全て把握しコントロールしなければなりません。IT機器やネットワークを把握するということは、会社全体の機能を把握するということです。
もちろん、自社製品ではない複合機やネットワーク機器、あるいはPCなどの機能や物理的な構築方法までを把握するという意味ではありません。
求める結果を得るために、どこに相談すればよいのか、トラブルが起こった時にどのように立ち回れば良いのかを熟知しておくということです。
ですので、社内SEは外部のお客様(例えばメーカーの担当者など)とのコミュニケーションも非常に重要な仕事となります。
開発系:サーバー・ネットワーク開発
開発系で活かせる能力としては、やはりサーバーやネットワークの知識と実践です。開発系の企業では、サービスを構築するためのサーバーやネットワークは社内SEが担当することがほとんどです。
どのようなサービスを行うのかを把握し、開発者がどのようなインフラを望んでいるのかを完璧に把握する必要があります。
その上で、円滑に開発ができるサーバーやネットワークの環境を構築します。ここで重要なのは、開発者との密なコミュニケーション能力です。
自社が提供する具体的なサービスが始まる最初の土台を作るのですから、ミスは許されません。また、サーバーは物理的なキッティングからの業務もありますし、機器のコストを考えた選定も重要な業務のひとつとなります。
管理:資産管理
社内の資産となるPCやOA機器、インターネットの契約などの管理も社内SEが請け負うことがほとんどです。
その際には、分かりやすい管理表や定期的なチェック、各機器に管理ナンバーを付与する業務なども含まれるでしょう。ですので、管理能力も重要な業務になります。
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社内SEの平均年収と年収アップする方法
ここでは、社内SEの平均年収と年収アップする方法をご紹介します。
社内SEとして年収アップする方法は以下の通りです。
- 実務経験を積む
- スキルアップのための資格を取得する
- 他の企業へ転職する
ご自身の平均年収と比べたうえで、さらに年収アップを目指したい場合は参考にしてください。
社内SEの平均年収は673万円
Geekly(ギークリー)のデータによると、社内SE(開発)の平均年収は673万円、社内SE(ネットワーク運用・保守)の平均年収は581万円となります。
(※参考:ITエンジニアの平均年収)
これは日本全体の平均年収と比べると高い傾向です。
最近では社内のIT部門を内製化している企業も多く、人材としての需要が高まると共に高年収へキャリアアップできる可能性も広がっています。
年代ごとの平均年収は以下の通りです。
■【年代別】社内SE(開発)の平均年収
| 20代 | 30代 | 40代 | 50代~ |
| 515万円 | 620万円 | 746万円 | 819万円 |
■【年代別】社内SE(ネットワーク)の平均年収
| 20代 | 30代 | 40代 | 50代~ |
| 459万円 | 540万円 | 628万円 | 700万円 |
さらに年収アップするための方法を以下で解説します。
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実務経験を積む
社内SEはIT業界のほとんどの仕事がそうであるように、実力が年収を大きく左右します。
まずは日々の業務でしっかりとキャリアを積みましょう。
自身の担当する仕事の領域はもちろん、仕事上で関わる他の分野にも常に知見を広げる意識でいると、情報をキャッチしやすいはずです。
特にAIやディープラーニングといった最先端技術、需要が高まっているセキュリティに関する知見は、キャリアプランをも左右する場合があります。
スキルアップのための資格を取得する
常に更新され続けているIT業界ですので、新しい技術の取得ももちろん欠かせませんが、今ある実力を証明できるものを持っておく事も大事です。
資格の取得は自身が学べるだけでなく、知識・スキルの証明にもなります。
ITエンジニアとしての基礎知識を証明できる国家資格「基本情報技術者試験」と、その上位資格である「応用情報技術者試験」。
責任者として評価したり、人材を育成する能力を証明できるのが「プロジェクトマネージャー試験」「システム監査技術者」といった資格です。
現在の業務だけでなく、自身のキャリアパスに適した資格の取得を目指すと良いでしょう。
他の企業へ転職する
先ほどの例でもあったように、エンジニアは実力重視の仕事です。
ところが、企業の業績によっては実力に見合った給与が支払われていない場合もあります。
現に、自身の適正年収を気にするSEはとても多いのです。
実力に見合った年収が支払われていないと考えられる場合は、転職が年収アップにとても有効に働く可能性があります。
自身の市場価値を測る参考としても、次の項目で保有するスキルをチェックしてください。
\ エンジニアのキャリアに迷ったら! /
社内SEに必要なスキル
社内SEに必要なスキルを改めて意識し、スキルアップに繋げることも重要です。
社内SEに必要なスキルは以下の通りです。
- コミュニケーションスキル
- ネットワークに関する知識・スキル
- サーバーに関する知識・スキル
それぞれ解説します。
コミュニケーションスキル
コミュニケーションスキルはどのような業種でも必要ですが、それは社内SEも例外ではありません。社内において特にコミュニケーションを必要とする業種と認識した方が良いでしょう。
インフラを構築したあとは、トラブルシューティングなどが業務のメインとなる時期があります。その際には、社員と密なコミュニケーションを取らなければ、トラブル解決が難しくなってしまうのです。
ITに明るくない社員ならば、その人に合わせた説明を行わなければなりませんので、語彙力を含めたコミュニケーションスキルを必要とします。
ネットワークに関する知識・スキル
近年の社内は、ほとんどの場合社内ネットワークが構築されています。PCや複合機はもちろん無線LANを導入している企業も少なくありません。
社内のITをコントロールするためには、LANに関するネットワークスキルは必須です。TCP/IPのネットワーク機器の仕組みを理解しておかなければ、社内のネットワークを把握することは難しいでしょう。
サーバーに関する知識・スキル
IT企業でなくても、NASなどを用いたファイルサーバーを利用している企業は増えています。ファイル管理ひとつとっても、ファイルサーバーであるSambaの知識を身につけておくことで、設定や保守を容易にします。
また、自社で管理するサーバーがある場合には、Windows ServerやLinuxサーバーなどのサーバースキルを持っておくことで、構築・運用・保守を手間取ることなく遂行することができるでしょう。
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面接で使える社内SEのキャリアプラン例文
転職の面接でキャリアプランについて回答する場合には、採用担当者の質問意図を把握しておく必要があります。
企業がキャリアプランを通して知りたいと思っているのは、自社の方向性や長期的な目標と、あなたのビジョンがマッチしているかどうかです。
シチュエーション別に、面接で使える社内SEのキャリアプランを聞かれた際の例文とポイントを解説します。
社内SEとして他の企業に転職する場合の例文
「IT基盤の専門性を追求し、貴社の事業成長を技術面から支えるリードエンジニアを目指します。
入社直後は、これまでのサーバー構築実績を武器に、インフラの安定稼働とセキュリティ強化を徹底し、社員の生産性向上を推進します。中長期的には、最新技術の導入によるレガシーシステムの刷新を主導し、5年後には全社的なITガバナンスの構築を担う存在となりたいです。技術を通じて『止まらないIT』を実現し、貴社の信頼性と競争力を最大化させることが私の理想です。」
社内SE経験者としてのキャリアプランの場合、自分の強みをアピールしながらキャリアプランを伝えることがポイントです。
最初は自分の強みを活かし、さらにステップアップを目指しながら企業課題に取り組んでいきたいという意思を伝えられるとより好印象なキャリアプランとなるでしょう。
ITコンサルタントを目指す場合の例文
「ITの知見を経営に直結させ、企業の変革をリードするコンサルタントを目指しています。
まずは社内SEとして培った『現場の真のニーズを汲み取る力』を武器に、貴社で多様な業界の要件定義やシステム選定の経験を積み、3年以内にはプロジェクトを牽引するPMへと成長したいと考えています。
5年後には、単なるシステム導入に留まらず、クライアントのビジネスモデルそのものを刷新するIT戦略の立案を担うことが目標です。事業会社側での運用経験があるからこそ提供できる、現場に定着する実効性の高い提案を通じて、顧客の事業成長に最大限貢献いたします。」
社内SEで培った「ユーザー視点」というポイントに着目し、そこを強みとした説得力や実現性をキャリアプランに落とせるとよいでしょう。
○年後などの明確な数字を用いたキャリアプランは、計画性や自走力のアピールにもなります。
CTOを目指す場合の例文
「将来は技術戦略と経営を直結させ、事業成長を加速させるCTOを目指しています。
まずは社内SEとして培った事業理解力を武器に、貴社でモダンな開発環境への刷新やエンジニア組織の基盤構築に即戦力として貢献します。3年以内には技術責任者としてアーキテクチャ設計やR&Dを主導し、5年後には経営戦略に基づいた中長期的な技術ロードマップを策定できる存在へと成長したいと考えています。
現場の課題と経営課題の両面を技術で解決し、貴社が市場をリードし続けるための強力な技術基盤を構築することが私の目標です。」
社内SEならではの「IT技術が企業の経営にどう影響しているか」という視点を、実体験を通して理解しているということを取り入れましょう。
そこから浮かび上がる課題や組織としての重要性を理解していることをアピールしたうえで、自分が目指すキャリアや足りないスキルについて話せると具体性のあるキャリアプランとなります。
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失敗しない社内SEのキャリアパスの考え方
自分の今後のキャリアパスを、どのように考えれば失敗しないのでしょうか?
社内SEとしてのキャリアパスの考え方は以下の通りです。
- 今の自分のスキルを棚卸しして得意分野を明確にする
- 理想の年収・働き方から必要な経験を特定する
- 転職エージェントを活用して市場価値を探る
今後のキャリアを考えるうえで、具体的に何をすればよいのか解説します。
今の自分のスキルを棚卸しして得意分野を明確にする
まずは、今の自分のスキルや経験、適性を棚卸ししましょう。
今までどのような経験を通してどのようなスキルを身につけてきたのか、どのような仕事にやりがいを感じられるのか、など今までのキャリアを振り返ってみましょう。
そこから自分の得意分野や、やりたいと感じる仕事を明確にすることが重要です。
どんなに将来性があっても、やりがいを感じられなかったり、適性と合わないと続けることが難しくなってしまいます。
自分にどのような仕事が合っているのか分からないという方は、以下の「仕事タイプ診断」から向いている仕事・職場を知ることもできます。
理想の年収・働き方から必要な経験を特定する
自分が理想とする年収や働き方から逆算して考えるという方法もあります。
現年収と比べての理想的な年収や、何歳までに○○万円を目指したい、などの理想の年収が明確になっていると、そこまでのロードマップを考えやすいでしょう。
また、リモートワークや組織体制など働き方からでもキャリアパスは考えやすいです。
同じエンジニアでも、シフト制や顧客との関わり方など、働き方は異なるため自分の理想とするイメージを明確にしておくとよいでしょう。
理想が明確になることで、必要なスキルや経験も見え、どのようなキャリアパスを目指すべきかも考えやすくなります。
転職エージェントを活用して市場価値を探る
具体的なキャリアパスを考えるために、現段階での市場価値を知ることも重要です。
今の年齢やスキル感での市場価値を知りたい場合は、転職エージェントに相談することで把握できます。
キャリアパスが明確になっていなくとも、今までのキャリアを踏まえた今後のキャリアパスをエージェントと一緒に決めていくこともできます。
一人では決断が難しいという場合は、第三者や転職市場に詳しい人からアドバイスを受けて、進めていくこともおすすめです。
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社内SEのスキルを活かして理想のキャリアを歩もう
社内SEのキャリアパスの選択肢は、組織やプロジェクトを統括するマネジメント職、専門性を極めるスペシャリスト、他企業・他職種へのキャリアチェンジなど様々です。
またキャリアパスを明確にすることで、企業選びのミスマッチを防いだり、年収アップの可能性を広げることにも繋がります。
自分がどのようなキャリアパスを歩めばよいか分からないという方は、第三者や転職エージェントに相談することもおすすめです。
「ITエンジニアとしてさらにキャリアアップしたい!」
「IT業界に転職してもっと年収を上げたい!」
「自分に合った環境で働きたい!」
などのキャリアのお悩みは是非、「IT・Web業界の知見が豊富なキャリアアドバイザー」にご相談ください!
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