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自己PRで使える「問題解決能力」とは?転職の選考でアピールするためのポイント

転職時にあなたの「問題解決能力」を問われる場面があります。仕事をするに当たって必須と言っても過言ではないこの問題解決能力。意外と身についていない人は多いのです。今回は問題解決能力とはそもそも何か。転職の際にどうアピールしていくのが良いかという部分に焦点を当てて、詳しくお話ししていきたいと思います。

問題解決能力ってなに?

   

問題解決能力をひとことで言うと、仕事をする上で発生した課題や問題の原因を探り、解決策を講じて実行出来るスキルのことです。

社会人にとって重要かつ必要なスキルではあるのですが、意外と身に付いていない人は多いです。まずは、細かいポイントに切り分けて考えてみましょう。

 

ポイント① 原因探究力

 

1つ目は原因を探る能力です。

仕事にトラブルはつきものです。しかし、発生した問題に対して本質的な原因を見つけようとすることが重要です。

例えば、売り上げが落ちてきたときに、「何故落ちたのか」「どういった理由が考えられるか」を様々な側面から分析し、数字ベースで落とし込んで考える事が求められます。

感覚的な思考は瞬間的な結果しか出ない上、その思考の裏づけ(エビデンス)がなければ説得力もありません。誰にとってもわかりやすく、問題点を整理する事が大切です。

 

ポイント② 思考力

 

2つ目は、解決策を考える能力です。

問題の原因をまとめたら、その原因はどうしたら改善できるのか(売上を伸ばせるのかなど)を考えます。ここで重要なのは、現実的な対策・戦略を考える事です。

例えば、会社の予算をオーバーしてしまうような施策は現実的とは言えません。理想と現実は切り離して考えるようにしましょう。

 

ポイント③ 実行力

 

3つ目に大切なのは、原因を探り解決策を考えたことを実際に行動に移す力です。

実行するのは簡単だと思う人もいると思いますが、ここで言っているのはただ行動に移すことではありません。

例えば複数の解決策が考えられる時、どういう順番で実行するかといったような優先度を見極める・判断する事が求められます。その為には、〇〇と〇〇といった理由からこの施策を選び、〇〇といったような結果が出るといったような仮説だてをすることも重要です。

なぜその行動を起こしたのか明確に説明できるように、行動の背景も言語化出来ると周囲との共有もしやすくなりますし、次に何をすべきかPDCAのサイクルも速くなります。

 

つまり問題解決能力って何?

 

問題解決能力とは、問題が起きたときに「原因」「解決策」「実行」をより正確に迅速にできることでその能力が高いという認識を得られます。

ポイントは「問題の本質を捉え、現実的な施策を打ち出し、最適な優先度で検証できるか」です。

社会人に必要不可欠なスキルなので今日から鍛えていきましょう。

 

問題解決能力を鍛えるには?

 

ここまでは問題解決能力の定義・ポイントをいくつかに分けてお話ししました。実際にこのスキルを身につける・鍛えていくにはどのようにしたら良いのでしょうか?

   

常に思考する癖をつける

 

普段の生活からあらゆる出来事に対して思考してみましょう。

例えば、1日中眠くて体が重いという問題を見つけたとします。「なぜ眠いのか?」「どうしたら改善できるか」「考えた策を実行」してみましょう。

直接仕事に繋がるような事ではなくとも、仕事に活かせる脳を鍛える事は出来ます。また、実行した事が上手く作用しなかったとしたらすぐ改善する癖をつけられると良いでしょう。

 

日常的にインプットしまくる

 

本やニュースなど媒体問わず、日常的に情報をインプットしましょう。

様々な情報に触れ自分の視野を広げる事が柔軟な施策考案に繋がります。また、インプットした事はノートやメモアプリにアウトプットしましょう。

もっと言えば、友人や同僚と情報シェアをすると、さらに視野が広がりますし、自身のインプットした情報を相手に伝えることで、より知識が深まります。

 

先輩など上の立場の人の近くに身を置く

 

在職中の方は、問題解決能力が高いと感じる上司・先輩に近い距離で仕事をしましょう。一緒に仕事ができない場合は、積極的にコミュニケーションを図り、その人がいつもどんな考え方で動いているのか、どのくらいのスピード感で仕事をしているのかを学び、徹底的に真似しましょう。

スポーツでもそうですが、能力の高い人を真似る事が自分の能力アップの最短ルートです。

 

先入観を捨てる

 

難しいことかもしれないですが、自分の中の固執した考えを根強く持っているとそれが邪魔をしてしまうこともあります。

本能的に認めたくない事が問題の最大要因であるという場合も少なくありません。

そういったときに自分の感情と物事を切り離して考えることが非常に重要です。主観にとらわれていると、見えるものも見えなくなってしまう(視野が狭まってしまう)ので、客観的に考えられるスキルをつけることも大切です。

 

転職時にどのようにアピールすれば良いか?

 

では、実際に転職するときにこの問題解決能力をアピールポイント(武器)としていくにはどうしたら良いのでしょうか?こちらもポイントに分けて解説していきます。

   

経験談をアピールする

 

経験に基づいたストーリーはなにをアピールするにしても、最も説得力があります。

前職や学生時代の活動のことで話せる事があれば積極的に話しましょう。

話すときのポイントは、実際にぶつかった課題→どのような結果になったか→その結果に至るまでのプロセス→最終的な結果の順に話すのがおすすめです。

良い結果が出た話が望ましいですが、失敗談をあえて話すのならば、なぜ失敗してしまったのか、どのような改善策が考えられるかなど深い考察まで伝えると良いでしょう。

 

企業の課題と解決策を提示する

 

少し難易度が高いかもしれませんが、企業の課題点(潜在的な部分)をあげてみましょう。

そして、「その課題を私ならこう解決します」「なぜならば〇〇という根拠があるからです」といったような論理的な提案ができれば、即戦力人材になれる可能性を示唆する事ができます。

 

注意したいのは、発言した内容が的外れであった場合、マイナスなイメージを与えてしまうリスクがあるという事です。

実務で戦略を立ててきたような方は、自分の知見を最大限発揮できます。しかし、第二新卒や経験がない方は、少しリスキーかもしれませんが周りとの差別化を考えると印象に残る可能性が高いので、頭の片隅に入れておいてください。

 

会社にどう活かせるかを伝える

 

自己アピールは自分の強みを伝えて終わりではありません。

その強みを活かして会社にどのようなバリュー(価値)をもたらせるのかを明確に伝えるようにしましょう。

to C向けの事業会社であれば、顧客(ユーザー)の抱える問題をいち早くキャッチし、即改善する事が求められます。

自分の経験に基づいて、具体的にどう貢献出来ると考えているかを伝える事がキーになります。自分が会社に入った場合を想定しながら自分ならどうするかといったことを考えるのがポイントです。

 

具体例

    最後に具体例をご紹介したいと思います。例文を参考に、自分なりのエピソードや考えを当てはめて面接に望める準備をしましょう。  

例文(バイト経験)

私の強みは、課題解決能力です。

学生時代にカフェでアルバイトをしていた時の話ですが、ランチの顧客が減った事で売り上げが激減した時に、2週間で売り上げを取り戻した経験があります。

なぜ顧客が減ったのか原因として考えられたこととして、競合カフェが近くにオープンした事、工事で通りが歩きづらくなっていた事など複数想定しました。その中でも競合のカフェのオープンキャンペーンが最大の原因と確信し、差別化を図る為に新メニューの開発をオーナーに相談してみました。

こちらもキャンペーンを打ち出す事を考えましたが、元々安価でサービス提供していたお店だったので、売り上げが立たない中同じ施策を取るよりもユニークポイントで差別化すべきと判断しました。

最初の1週間は新商品開発に注力し、2週目から店頭などで宣伝を行いました。その結果、2週目の途中から徐々に客足が戻り売り上げも取り戻す事が出来ました。

成功要因は、ユニークさを売りにした事で客単価と満足度が上がり口コミ評判も上がった事だと思います。

この成功体験を元にPDCAのサイクルを高速で回し、御社の顧客の満足度を獲得しリピート率を上げる事で、会社全体の業績アップに貢献したいと考えております。

よろしくお願いいたします。

まとめ

   

本記事は自己PRで問題解決能力をアピールする際のポイントについてお話ししました。

  • 問題解決能力とは問題が起きたときに「原因」「解決策」「実行」をより正確に迅速にできる能力
  • 思考する癖を付けたりインプットすること等で鍛えられる
  • 転職の際に非常に強力なPRポイントとなる

問題解決能力は社会人にとって必須のスキルである事が良くお分かりいただけたかと思います。

今まで鍛えられていなかったという人もこの記事を読んだ今から鍛え、身につける事が出来ます。

考える癖、身の周りの「なぜ?」を大切にして生活する事を心がけましょう。

 

この記事の監修者

ギークリーメディア編集部

主にIT・Web・ゲーム業界の転職事情に関する有益な情報を発信するメディアの編集部です。転職者であれば転職市場や選考での対策、企業の採用担当者様であればIT人材の流れ等、「IT業界に携わる転職・採用」の事情を提供していきます。

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