IoTの注目企業5社をご紹介!各社のユニークな事業や社風を解説します
本記事では「IoT」の注目企業をご紹介します。現代においてIoT技術は多くの場面で活用されており、私たちの生活にも大きな影響を与え始めています。実生活において多くの便利を叶える技術が各社の製品やサービスを通して提供されているのです。注目のIoT企業を知って、今後の成長市場への理解を深めましょう。
目次
これからも進化をしていくIoT業界
GPSをはじめスマートフォンやエアコンなど様々な分野でIoTが活躍をしていることはいうまでもありません。
50年前から見た今の私たちのIoTを使用した生活は正に未来の世界であり、さらにIoTはこれからもどんどん進化を遂げていく業界です。
そこで今回は勢いが今後益々出ていくことが期待されるIoTの有名企業5社をご紹介していきたいと思います。
そして、各社それぞれの取り組みがどのようなものなのかを詳しく解説していきます。
株式会社フォトシンス
ドアロックをスマホで実現するスマートフォーム系IoT企業
未来を描いたマンガや映画を見たときに必ずといっていいほど登場するのが、鍵を用いずにドアを開けるシーンではないでしょうか。
そのような夢を早くも実現させてくれたのが株式会社フォトシンスのスマートロック「Akerun Smart Lock Robot」。
世界初の後付け型スマートロックは、2014年に産声をあげた若き会社が一気にIoT企業に名を轟かせることとなった画期的開発でした。
魅力的なオフィスで働きやすい環境
Akerunを実体験できるエントランスをはじめ、ガラス張りの会議室など、最新型のオフィスは大変魅力的です。
その中でも設立されて間もない企業だからこそ、強みを最大限に引き出している職場環境といえるのは壁のない執務スペースです。
各部門ごとに部屋が用意されているイメージが強いと思いますが、フォトシンスではスタッフ同士の連携が重要だと考えました。
そのためすべての部門・職種のスタッフが同じ空間で机を並べて仕事に取り組むという環境が作られています。
転職した際に各部門の部屋に足を運び、同じフロアの同じスタッフとして取り組むめることはとても心強いですね。
年間126日の休日確保など福利厚生が充実
土日祝のお休みをはじめ、特別休暇として有給休暇とは別とした3日間自由なタイミングで取得できるエネチャージ休暇。
その他工場見学をするための休暇やプロジェクトの状況やライフスタイルに合わせてくれる制度も充実しています。
また、家賃・交通費補助として一律に3万円支給されますが、交通費があまりかからない人には家賃に充てられているのです。
さらに、スタッフ間の交流を促進するため夕食1回の外食に対して1人につき2,000円を補助するなど、他企業にはない魅力がたくさん設けられています。
新商品開発など社内にいる時間がどうしても多くなりがちなのがエンジニアです。
その点に対していかにリフレッシュができて新しい考えを生み出していくことができるかが課題となります。
社員の立場となったときに「こんな制度があればいい」と考えられる新しい発想の制度が組み込まれているといえます。
株式会社フォトシンスは福利厚生や職場の環境が良い
ユニファ株式会社
保育者の業務負担をプラットフォーム系IoTで解決を図る企業
子育てを巡って様々な意見が毎日飛び交い、待機児童の増加や保育士不足など保育に関する社会問題は途絶えることはありません。
そのような大きな問題に対して果敢に挑戦をしているのがユニファ株式会社です。
ユニファ株式会社は保育業務の負担軽減を実現すべく、IoTを駆使した保育施設のインフラ化に取り組んでいます。
AIをはじめとするIoTによる保育士のシフト管理や連絡帳作成も可能です。
保育士負担の軽減と保護者のご要望に応えたシステム化された保育施設を提供しています。
2013年に設立された若い企業でありますが「AWS Startup Architecture of the Year Japan 2020」で国内優勝経験もあるほどの企業です。
やりたいことをやらせてもらえる柔軟性
ユニファ株式会社では職種に応じて求める人物像を明確に提示せず柔軟に採用活動を行なっています。
そのことで得られる効果はなにか?
それは社員自身がやりたいことができると思える部署に行ける柔軟性を発揮することができる点です。
面接時にもやりたいことをどんどん話してもらうことで、その人のやりたいこと・能力を活かせるポジションに配置していきます。
入社後にやりがいを感じながら継続して働ける環境を整えています。
保育を理解した企業だからこその福利厚生
保育施設の充実を図る企業だからこその福利厚生がユニファ株式会社にはあります。
子育て社員が働きやすいように時短制度や特別休暇にも積極的に取り入れています。
家族を大切にしている社員が多いことから子どもの行事で仕事を休んだり、途中で抜けて戻るような出勤体制を許してもらえる環境なのです。
子供を持つ社員が働きやすい体制を整えていて、なおかつ先入観なく柔軟な人材採用を行う
ウミトロン株式会社
海に特化したスタートアップ企業
ウミトロン株式会社がIoTを活躍させる場はなんと海です。
海の中でも私たちの生活、特に食生活に関わる水産業に対してIoTを使った取り組みが行われています。
バイオ研究などで成長を続けている水産養殖に対し、IoTによるテクノロジーを用いることを目的としています。
食料問題と環境問題解決に取り組むウミトロン株式会社は人と自然に貢献する企業といえるのです。
水産業者は餌の最適化や環境データ解析をIoTが行うことで事業リスクの負担軽減と魚に高付加価値をつけることができるのです。
消費者に対しても給餌データが透明化されることによって、安全・安心を感じることができます。
また、餌の最適化を図ることで綺麗な海を保つことができるなど、社会貢献や地球環境保全につながる取り組みが今後ますます期待されます。
前例のない分野だからこそ、好奇心と情熱が強い人材確保を
広大な宇宙よりも深海の探索のほうが難しいといわれるほどまだまだ未開拓の領域である海。
だからこそウミトロン株式会社は好奇心と情熱を持った人材を求めています。
水産養殖といってもウミトロン株式会社が取り組むフィールドは海全体です。
そのため現場に向かって現場が抱える課題と真摯に向かっていくことが必須です。
しかし、あまりにも大きい舞台で取り組むからこそやりがいは抜群に感じ取ることができます。
海が好きな人、未開拓の分野に挑戦したい人にはもってこいの土壌です。
起業したてでこれからの発展に期待
2016年に設立されたばかりのウミトロン株式会社は2020年7月で既に30人程の社員が働く会社となりました。
ですが離職率が現時点で0%と大変魅力ある数値を出しています。
スタートアップ企業と聞くとハードワークで家族との時間が取れない心配をされることが多いです。
しかしながら、ウミトロン株式会社では朝6時出勤の15時退社など社員1人1人の都合に合わせた取り組みも行われています。
また、養殖現場にいつでも足を運べる・海外出張にも前向きなど起業したての若い会社ならではの特徴を最大限に活かしています。
離職率が驚異の0%!海など地球環境にも貢献する若い新鋭IoT企業
チャレンジ精神の高い若い人に向いたスタートアップ企業
株式会社アプトポッド
自動車を中心としたロボット系IoTベンチャー企業
初めてガソリン自動車が誕生したのは今から約120年前。
その頃から着々と進化を遂げいよいよ自動運転にまで手掛けるようになりました。
そうした未来の自動車開発に向けての一役を買っているのが株式会社アプトポッドです。
株式会社アプトポッドでは車両の挙動把握やデータ収集のためのIoTデバイスやサービスを提供しています。
IoTを活用することで効率的な情報収集と人件費削減にも大いに貢献されています。
先行開発や最先端プロジェクトに参加できる
ロボット系IoTベンチャーとしての魅力は様々な分野における先行開発や最先端プロジェクトに参加できることではないでしょうか。
実際にアプトポッドでは本田技研工業とマーシャル諸島共和国においてソーラーEV共同実証実験を行なっています。
電動化モビリティの普及や充電インフラ整備といった今後のエネルギー産業における技術を取り扱っているのです。
細かく分類された部署でより専門分野を強化
研究開発部門がエンジニアとしても実に15部にも分かれています。
それぞれの分野に応じたスキルがアプトポッドでは募集職種として細かく分けられているのです。
また、その分野にどれだけのスキルを必要としているかというのが必須要件や歓迎要件として事細かく記されています。
そのため、自分自身のスキルと照らし合わせることができます。
社内において広範囲な技術領域をもっており、様々な専門領域を持っていることで幅広く強みのあるエンジニアが集まっています。
専門分野を高めながらも別分野と並行して技術を高めていけるでしょう。
エンジニアとしての強みを最大限に活かした環境を作り出しているといえるのではないでしょうか。
ロボット系IoTベンチャー企業で最先端のプロジェクトに関われる
研究開発部が多岐に分かれており、それぞれにおいて高い専門性を誇る!向上心のあるエンジニアには力が十二分に活かせる環境
Global Mobility Service株式会社
自動車ローンの仕組みを変えるロボット系IoT企業
「クルマさえあれば仕事につける」と考えていても、ローンやリースを活用できない人々が世界中で約17億人います。
MCCS搭載自動車はローン返済をしないと遠隔操作で自動車を運転することができないようにし、入金を促していけるようになりました。
また自動車の位置を特定して回収できる仕組みになっています。
このことで通常ローンにおける審査を行うことなくローンが組めるようになるという画期的なものです。
世界各国に向けても車を持つことができる人を増やすことで就業機会と所得の増加に貢献しています。
これから開拓していく国もたくさん存在している
GMSの取り組みが日本だけでなく、海外にも進出していますがまだまだ活用している国はほんの数か国です。
世界にはまだまだ車を使って仕事をしたいと思っている人がたくさんいますから、GMSにおける取組みは今後益々増えていくことが予想されます。
今後伸びしろが大いに予期待できる企業
世界の雇用増加にも貢献している
【GeeklyReview】Global Mobility Serviceの口コミを見る
まだまだあるIoTの注目企業
有名大手企業
日立製作所
M2Mからビッグデータ分析、業務システム改善までトータルサポートを手掛けるのが日立製作所です。
工場をデータで一元管理できる「IoTコンパス」や「IoT決済プラットフォームサービス」などを通して企業のDX化を支えています。
三菱電機
三菱電機では、まず評価指標「SMKL」によってIoT化の実現レベルを測ることから始めています。
食品工場におけるIoTやAIを活用したスマート工場化の事例が有名です。
富士通
センサーやデバイスを通してデータ収集を行うサービス IoT Platformを展開しています。
温度・湿度・位置・動き・振動などを細かく検知できるセンサーです。
東芝
東芝が活躍するのはものづくりの現場です。
製造業における、業務改善をIoT活用で実現するためのクラウドサービスを展開しています。
デンソー
デンソーが運営するプラットフォーム「Factory-IoT」は世界130の工場をネットワークでつないでいます。
生産現場のあらゆる機器から収集したデータをデンソーの組織全体で自由に使用できるものです。
京セラ
京セラの強みは「通信技術」「モノづくり」の豊富なノウハウです。
IoT/5G技術を活用したコネクティングサービス事業に注力する同社は、IoT通信機器・IoT通信モジュールを提供しています。
ベンチャー・スタートアップ企業
株式会社スカイディスク
機器のデータを収集・解析し異常を検知するAPI「Sky AI」を提供するベンチャー企業です。
そのほかにも「センサデバイス」「通信システム」「データ蓄積クラウド」「AI分析・学習モデル」のようなAIやIoT導入のために必要な機能をワンストップで提供しています。
WHILL株式会社
パーソナルモビリティの領域で活躍するのがWHILLです。
IoTを導入した次世代型電気車椅子「WHILL Model C」の開発を手掛け、車いすのシェアリングサービスの提案や乗り捨て先から自動運転でステーションに戻る機能の開発なども進めています。
株式会社セキュア
セキュアの提供するプラットフォーム「SIOTP」は、IoT 機器の固有情報と国際基準の電子証明書を組み合わせた機器認証を可能にします。
2020年7月に、最新のAIテクノロジーを活用し顔認証で決済できる未来型無人化店舗「SECURE AI STORE LAB」をオープンし話題になりました。
株式会社ABEJA
ビッグデータ、ディープラーニングを活用するのがABEJAです。
カメラを通して消費者の行動データを取得・解析し、動線や陳列方法の改善などを可能にする小売店向けサービスを提供しています。
ミツフジ株式会社
ミツフジはウェアラブルIoTソリューションを提供しています。
着用タイプの端末を使い、労働現場での見守りを助けます。
株式会社ZMP
自動運転や宅配ロボットを使った新しいビジネスを提供するベンチャー企業です。
自動車業界だけでなく物流や教育の現場、無人パトロールなどその活躍の場を広げています。
株式会社ソラコム
IoT通信プラットフォームサービス「SORACOM」を提供するのがソラコムです。
IoTデバイスや通信、アプリケーションなどをワンストップで提供し、IoT実現をサポートしています。
株式会社PAL
人・モノ・機械・ロボットをデータ化し、物流センターを可視化するプラットフォーム「Core First(コアファースト)」を提供しています。
人的効率化によって生産性向上を助けます。
AGRIST株式会社
アグリテック(農業×テクノロジー)の領域で注目されているベンチャー企業です。
シンプルかつ安価なロボットを強みに、生産性の向上や再現可能な農業の実現を目指します。
株式会社グラモ
スマートフォンなどの通信機器と連携できるネットワーク接続型の高機能学習リモコン「iRemocon」の開発を手掛けます。
スマートスピーカーと連携して住宅をコントロールできる「スマートコーディネーションシステム」や、LTE-M(Cat.M1)通信機能を搭載したスマートロック「Glamo Smart Lock for LTE-M」などを開発・提供しています。
IoT業界にはユニークな企業がいっぱい
今回ご紹介した企業の他にもまだまだたくさんのIoT企業が存在しています。
特に今後注目されているのがAIを駆使したサービスを展開していくベンチャー企業といわれています。
IoTによって情報収集されたものを人工知能によってどのように活用していくかが今のところはまだまだ未知の領域です。
しかし、今後のAIの活躍を見越したうえでIoT開発に向けた動きも取り組まれています。
そのため今後IoT業界はさらに多くの企業が誕生していくことが期待されているのです。
例えばIoTによって収集された情報をAIによって機械学習をし、今までは人間が管理していたものもAIが管理するといったことが可能になります。
まとめ
- IoTは「モノがインターネットを経由で通信する」という意味
- 各方面の情報収集、状態把握、データーの送受信を行う
- 代表的な5社の中には福利厚生に力を入れていたり、社員の柔軟な採用方法、離職率が極端に低い企業などの特徴がある
- 5社それぞれの事業内容は広く、遠隔操作によるロック解除や車関係から保育施設のシフト管理、海に特化したものなど幅広い
- ベンチャー企業、スタートアップ企業が多い
この10年の間に様々なIoT企業がたくさん誕生し、設立間もない企業であっても需要に応えるサービスを提供することで急成長しています。
そしてそんな企業が次々に誕生しているのです。
IoTそのものがまだまだ未成熟であり、今後活用できる範囲もさらに広がることが予想されます。
ぜひご自身のスキルに合いつつも、ユニークで仕事を思う存分楽しめる企業を探してみてはいかがでしょうか。
もしもIoT業界に転職をお考えの方は転職エージェントに相談してみるのも1つの手段です。
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