契約社員や派遣社員も転職回数にカウントするべき?
契約社員や派遣社員で働いていて転職を検討している人もいると思います。そもそも正社員と異なり職歴に含まれるか、転職回数にカウントされるのか悩むところですよね。契約・派遣社員のみの経験の人は正社員への転職活動の方法も不明点があると思います。今回は、面接対策を含めて、契約社員や派遣社員の転職について徹底解説します!
目次
契約社員や派遣社員は職歴としてアピールできるか
契約社員・派遣社員も職歴になる
職務経歴書は「正社員」での職歴を記載することが一般的です。
一方で契約社員や派遣社員も職歴に含まれます。職務経歴書に記載することも可能です。正社員経験がない場合でも「働いた経験がある」という証明になります。
もし選考でアピールできるような経験の場合は明確に記載するようにしましょう。
職務経歴書の書き方については転職のプロである転職エージェントに相談しながら記載するのも1つの手です。
記載しないと企業側に不信感を与える可能性も
結論からいうと、試用期間中の在籍期間について記載しない事は法的には問題ありません。
しかし、契約社員や派遣社員の職歴であっても記載することが大切です。理由は「企業・採用選考側に不信感を与えないため」です。
契約社員や派遣社員の経歴を記載せず、書類選考が通過したとします。しかし、記載のない空白期間に「何があったのか。何をしていたのか」と質問される可能性があります。
企業のなかには、在籍期間の未記載部分を経歴詐称とみなして、内定を取り消すリスクもあります。たとえ契約社員や派遣社員で勤務した場合でも職務経歴については記載するようにしましょう。
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契約社員や派遣社員は転職回数にカウントされる?
契約社員は転職回数として記載する
契約社員の場合は、企業への直接雇用になるので転職回数としてカウントするのが一般的な考え方です。直接雇用で勤務された会社を1カウントとします。契約社員として勤務した経験がある場合は、短い職歴であっても記載するようにしましょう。
一方で、正社員以外の勤務経験を「職歴」と見ない採用担当者もいることも事実です。その場合は、契約社員の転職回数をカウントしないこともあります。
「派遣社員として従事」とまとめて記載する
派遣社員の場合は複雑ですが、派遣社員時代で転職回数を1回とカウントする場合が多いです。
派遣元や派遣会社が変わった場合も、「派遣社員として従事」という形でまとめて職務経歴書に記載するようにしましょう。派遣社員の職務経歴書に記載時には、派遣先をすべてカウントする必要はありません。
契約社員や派遣社員から正社員へ転職はできるか?
契約社員や派遣社員経験のみでも正社員転職はできる
契約・派遣社員のみしか経験がない場合も正社員への転職については、募集要件に満たす職歴があれば可能です。
採用選考を進める企業・選考官との相性も影響します。選考官自身が同様の経験がある場合は、同情・好意的に受け止められるかもしれません。契約・派遣社員から正社員になり管理職や役員に昇進した人はたくさんいます。
現在は、「終身雇用」よりも「成果主義」という考えを持つ企業もあります。契約社員・派遣社員で結果を残しているという事実があれば、「正社員として活躍できる」と書類選考を通過させることもあるでしょう。
契約・派遣社員の経験しかない場合でも入社できる可能性はあります。
転職エージェントに相談しながら進める
派遣・契約社員の経験しかない場合、採用選考に進めない企業もあります。大学卒業後に、様々な事情で正社員にならずに派遣・契約社員として働くことを考えている人もいるかもしれませんが、新卒入社できるチャンスを逃すと考えたほうがよいでしょう。
契約・派遣社員のみの経験しかない場合は、予め企業へ応募が可能か確認しましょう。その企業の求人をみたり、転職支援会社の転職エージェントを通すことで確認が可能です。
転職エージェントサービスを利用するときも、自らが望むキャリアを考えて戦略的に登録・転職活動を進めることが大切です。
現在、転職支援会社は大手・中堅・中小と様々な企業があり、それぞれメリット・デメリットがあります。
契約・派遣社員としてシステムエンジニアなどの専門職の経験がある場合は、業界特化型の転職エージェントを登録することもおススメです。各企業の選考状況や、応募書類の書き方などの情報を持っています。
契約・派遣社員から正社員を目指すという難易度が高い場合も内定率が高い傾向があります。
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契約社員や派遣社員から正社員転職する時の面接対策は?
なぜ契約社員や派遣社員で働いたのか理由を伝える
なぜ契約・派遣社員でしか働いた経験がないのかという理由は面接時に聞かれるでしょう。
現在、正社員以外にフリーランスといったようなはたらきかたが多様化しています。一方で正社員以外を職歴とみなさない企業・採用選考官がいることも事実です。契約社員や派遣社員としてはたらいた期間に対してネガティブな印象を持つ人もいます。
特に、契約社員・派遣社員としての勤務経験しかない場合は、面接時にこれまでの経緯を整理して、説明する必要があります。
入社後に活躍できるイメージを伝えることも選考突破の鍵です。契約社員から正社員として就職する場合は、実績を伝えるようにしましょう。
どんなジャンルで活動していたかも伝えることが大切です。数的根拠も一緒に面接時に伝えることで、「正社員という責任ある立場」でも仕事ができると判断される可能性があります。
社風・文化への共感を大切にする
面接選考時に正社員経験者を含めて、他の候補者との差を伝えるポイントがあります。
「社風・文化」への共感を伝えることです。
特に契約・派遣社員から正社員へ転職をする場合は、「正社員としての働き方」を上司・同僚に聞きながら仕事を進めることになります。
配属された部署の上司・同僚の信頼を得ることも大切です。自社の雰囲気や考え方を早期にキャッチアップすることが、転職先で活躍の鍵を握ります。
企業としても、採用時に「この人は本当に弊社の考えに共感して働いてくれるのか」と不安に感じています。面接時に「社風・文化」への共感も伝えるようにしましょう。
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最後に~日々仕事のスキルを磨くことが大切~
本記事では契約社員・派遣社員について職歴になるか、転職回数にカウントされるか、転職活動の進め方について解説してきました。
アルバイトとは異なり契約社員・派遣社員として勤務した場合も職歴にはなります。契約社員の場合は、直接雇用で勤務された会社を転職1回とカウント。派遣社員の場合は、派遣元や派遣会社が変わった場合もあるので、「派遣社員として従事」という形でまとめて職務経歴書に記載します。
契約社員・派遣社員から正社員へ転職することも可能ですが、正社員経験者と比較すると難易度が上がるのも確かです。そんな時は転職エージェントと相談しながら進めるのも1つの手です。
書類選考後の面接では「なぜ契約・派遣社員として働いたか」という理由を説明できるようにしましょう。
現在、転職市場が「売り手市場」から「買い手市場」に変化しつつあり、正社員間での転職活動も厳しい状況になりつつあります。新型コロナウイルス感染症による経済活動低迷で「はたらく場」がない方もいると思います。
早期に転職活動を決めたい場合は、一時的に契約社員・派遣社員になり、数年後に転職活動をすることも選択肢です。フリーランスという業務委託契約で仕事をするという選択肢もありますが、こちらは正社員経験者の独立・副業希望者が多く競争が激しいのが現状です。
契約社員・派遣社員と並行して副業をするという形で、収入を増やす方法もあります。
大切なのは契約社員・派遣社員であっても仕事のスキルを向上させる努力を怠らないことです。
契約社員・派遣社員から正社員に昇進した人もいます。逆に、契約社員・派遣社員から正社員になれるチャンスがない企業に勤務している場合は、転職活動を検討することも大切です。契約社員・派遣社員は企業の業績悪化時に人員整理対象になりやすいことも事実です。
転職活動の進め方や面接アピール方法については、客観的な意見を聞くことが大切です。1人で進めず第三者と一緒に進めることが未経験でのキャリアチェンジ成功に近づきます。
「転職活動のプロである」である転職エージェントに相談しながら進めてはいかがでしょうか。
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