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株式会社ミラティブのビジネスモデルを分析!スマホゲーム日本一の理由とは【エンタメ×IT企業への転職】

スマホゲーム配信者数で日本一のゲーム実況アプリを提供している「株式会社ミラティブ」。2018年設立ながら驚くべきスピードで成長を遂げている、今大注目のIT企業です。スマホゲーム日本一の企業にはどのような秘密があるのでしょうか。この記事では株式会社ミラティブのビジネスモデルを分析し、そこからIT企業転職に必要なある“もの”を解説していきます。

株式会社ミラティブとは?

 

右肩上がりの企業

 

2018年設立ながらも、その驚異的な成長にIT業界がざわついているスタートアアップ企業、「株式会社ミラティブ」。

どんな経営理念を持ち、どのようなサービスを提供しているのでしょうか?

また一体なぜ、破竹の勢いでミラティブは短期間に急成長できたのでしょうか。その秘密に迫ります。

そして、そのビジネスモデルからIT企業へ転職に必要なある“もの”を分析していきます。

 

IT業界大注目のスタートアップ企業「ミラティブ」

 

ミラティブはスマホゲーム配信者数で日本一のゲーム実況アプリ「Mirrativ(ミラティブ)」を運営しています。

Mirrativのユーザー数は既に1000万以上を超えており、爆発的な人気を誇っています。

ゲームが好きな方やIT企業に関心がある方はMirrativの名前を知っているかもしれませんね。

2019年にGoogle Palyベスト・オブ2019「エンターテイメント部門」受賞、「ユーザー投票部門 アプリカテゴリ」で優秀賞を受賞しました。

 

ミラティブ代表取締役社長 赤川隼一

 

株式会社ミラティブ

 

ミラティブの代表取締役社長は赤川隼一氏です。

赤川氏は、2006年に株式会社DeNAに入社。

「Yahoo!モバゲー」やDeNAの韓国オフィスである「DeNA Seoul」の立ち上げを経験しています。

その後は社長室長となり、28歳でDeNA最年少執行役員に就任。同社の新規事業としてMirrativが2015年にスタートしました。

そして、2018年にMirrativの事業を引き継ぎ、MVOという形で株式会社ミラティブ設立し代表取締役に就任しました。

 

【GeeklyReview】ミラティブの口コミを見る

 

ミラティブの経営理念

 

拳を合わせるビジネスマン

 

ミラティブの経営理念は「わかりあう願いをつなごう」というものです。

テクノロジーが発達した現代でも、人類の究極的な願いは、相手に「わかってほしい」という願いなのではないだろうか。

赤川氏はこのように考え、ミラティブのミッションを「わかりあう願いをつなごう」にしました。

このミッションはミラティブ性善説となっており、5つの行動指針が支えています。

 

・期待を超え続ける

・スキルを磨き続ける

・深い愛を抱き続ける

・常識を超え続ける

・そして楽しみ続ける

 

人と人がもっとわかりあえる世界へ、挑戦を続ける会社。それがミラティブの企業理念です。

 

ミラティブの独自性が発揮されたライブ配信サービス

 

ミラティブは世界初・誰でもVTuberのように配信できるアバター機能を実装した「Mirrativ」を提供しています。

Mirrativが大ヒットした背景とスマホゲーム配信者数で日本一を誇る理由をご紹介します。

 

爆発的ヒットのMirrativとは?

 

植物が段階的に成長している

 

Mirrativはスマホ特化型のライブ配信サービスです。

「友達の家でドラクエをやっている感じ」をコンセプトに、誰でも簡単にライブ配信や、視聴ができます。

フォートナイトやクラロワといった人気スマホゲームをスマホ一台で実況ができる、画期的なサービスです。

2015年にAndroidでリリース、そして2017年にiOS端末でもサービスが提供されました。

サービス開始からまだ数年しか経っていませんが、既に100万人を超える配信者数を誇っています。

配信者がうなぎ上りに増加している理由に、「アバター機能」というものがあります。

このMirrativ独自の機能、アバターは「エモモ」として2018年に登場しました。

エモモにより自分の代わりにバーチャルキャラクターを使って、VTuberのような配信が可能となりました。

自分の代わりにというのが、爆発的にMirrativの人気が出た理由の1つとなっています。

 

「エンタメ」x「IT」を融合

 

iPhone, アプリ

 

エモモは配信者と視聴者を楽しませることができるエンタメ性に優れたサービスです。

「IT」x「エンタメ」の融合によりエモモが生まれ、Mirrativは世界唯一のサービスとなりました。

エモモでゲーム配信が可能となったMirrativは、ミラティブだからこそ開発できたといえます。

 

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ミラティブのビジネスモデル

 

なぜミラティブは急成長を遂げることができたのでしょうか?その秘密にはビジネスモデルが関係しています。

 

ミラティブの成功理由1 ニーズに応えた

 

女性がノートに書いている

 

ミラティブが成功した理由の1つ目は、ターゲット層のニーズに応えたということです。

ここ数年、新たな日本文化として若者の間で一世を風靡している「VTuber」という存在があります。

VTuberとはバーチャルYouTuberの略称で、二次元キャラクターが人間のYouTuberのように活躍します。

2016年11月に登場した「キズナアイ」が原点とされています。

その後、徐々に認知度が増え始め、2018年にはVTuberの一大ブームとなりました。

VTuberの人気の理由は

 

・アバターが可愛い

・顔出ししなくていい

 

などが挙げられます。

こうした背景もあって、ハリケーンの如く人気を博したVTuberですが、その広がりは企業にまで広がりました。

VTuberの人気が一気に拡大した2018年に、Mirrativは「エモモ」と呼ばれるアバター機能を実装。

まさに、世の中のニーズが高まってきているジャストタイミングで、独自サービスエモモを投入しました。

「VTuberのようなキャラクターでゲーム配信をしてみたい」というニーズに応えることができたのです。

エモモの登場は、「ゲーム配信」x「バーチャル」を組み合わせて人気に火をつける導火線となりました。

冒頭の「顧客は誰か?顧客にとっての価値は何か?」という問いに対して明確な答えを出していますね。

 

ミラティブの成功理由2 マーケットの選択

 

右か左かの選択

 

ミラティブが成功した理由の2つ目は、マーケットの選択です。

スタートアップ企業が成長するための要素で大変重要なのが、「市場選び」です。

どのマーケットを選ぶかにより、その後のビジネスモデルや企業の成長スピードが大きく左右されます。

規模が拡大している市場なら、追い風をうけるような感じで事業を拡大できます。

ミラティブはスマホ配信サービスですが、ゲーム実況・配信をメインコンテンツとしているため、ゲーム市場に分類されます。

KADOKAWA Game Linkageが公表したデータによると、国内ゲーム市場は10年連続で拡大を続けています。

そして、2019年には過去最大の1兆7330億円まで成長。

ゲームアプリなどのオンラインプラットフォーム市場規模は前年度から4.9%増加し、今後も成長が見込まれています。

ゲーム市場は指数関数的な変化が今後も起こり、今だからこそ成功できる有望なマーケットというわけです。

赤川氏は明確なビジョンのもと、適切な市場を選び、ベストなタイミングで参入したといえます。

拡大しているマーケットに参入するのも企業の成功につながる要素の1つですが、それだけではありません。

その市場で適切な価格でサービスを提供する必要があります。

 

ミラティブの成功理由3 適切な価格でサービスを提供

 

買い物をする女性

 

ミラティブの成功理由の3つ目は、対象市場に適切な価格で価値を提供したという点です。

ミラティブのビジネスモデルは、広告と手数料の2本柱です。

広告はアプリやWebサービスといったプラットフォームに広告を表示し、その広告費を取るというモデルです。

具体的には、プラットフォーム側が広告枠を販売し、その掲載料で収益を出すというものになります。

手数料はユーザーが課金した時などに、購入した金額から手数料をとるというモデルです。

Mirrativでは、ゲーム会社による広告費と視聴者がアプリ内課金をした際の手数料で収益化を実現しています。

YouTubeに「スパチャ」機能があるように、Mirrativでも配信者に贈れる「ギフト」が存在します。

これは視聴者が配信者に「投げ銭」をして応援する仕組みで、ユーザー自身が決めた金額を送ることができるのです。

数種類あるギフトの中から、視聴者が自分にとって適切な価格のギフトを送ることができるのです。

自分で送りたい金額を決めることができるというのが、ミラティブの成功理由の3つ目に繋がります。

 

ミラティブの今後の事業展開

 

ホワイトボードに貼られたメモと男性

 

ゲーム配信サービス「Mirrativ」は、リリース時から「日本発でグローバルで勝てるサービスを」という想いで作られたアプリです。

「SNOW」や「TikTok」といった日本発・アジア発のモバイルコミュニケーション文化は世界に広がる新しい体験を提供してきました。

「Mirrativ」はその次の波を創る挑戦です。

スマホゲーム実況特化xコミュニケーション特化により特異なポジショニングは、今後ますます差別化されていくでしょう。

ライブ先進国で巨大なマーケットポテンシャルを持つ中国展開を見据え、日本発のVTuber文化拡大に挑戦。

「わかりあう願いをつなぐ」というミッションのもと、ミラティブは新規事業に積極的にチャレンジしていきます。

 

ミラティブから学ぶIT企業転職に必要な“もの”とは?

 

成功、右肩上がりの矢印

 

これまでミラティブのビジネスモデルに注目してきました。では、これからIT企業に転職を希望する方は、何が転職成功の鍵となるでしょうか?

 

転職成功の鍵  1.企業のビジネスモデルを理解する

 

この記事では、ミラティブには明確なビジネスモデルのもと、成功してきたことが理解できました。

転職を考えておられる方は、転職先企業のビジネスモデルをよく理解しておくことが求められます。

そうするならば、企業が目指している方向性や経営戦略と行ったビジョンに対して同じ認識を持つことができます。

どうすればクライアントやユーザーの利益を最大化し満足してもらえるか、目標を達成するために何ができるかという視点を持つことが重要です。

ビジネスモデルを理解していれば、個人として・チームとして・企業としての成功につながるため、企業にとっての貴重な人材となれます。

 

転職成功の鍵 2.迅速な意思決定と行動力

 

IT企業において迅速な意思決定と行動力は命です。スピード感を持って事業を展開する企業は目を見張るような爆発的な成長が期待できます。

ですから、大手企業にはできない即断即決は、ベンチャー企業が多いIT分野では特に不可欠なものと言えるでしょう。

したがって、IT企業転職の成功の鍵は迅速な意思決定と行動力を兼ね備えた人材となるということでしょう。

 

転職成功の鍵 3 自己分析をする

 

「転職先で自分が何をしたいのか」「企業が自分に求めるものは何か」などの明確な動機や理由があると転職に成功しやすくなります。

自己分析し自分を客観的な視点から評価できる人はビジネスにおいて重要で、企業から歓迎される人材です。

自己分析をする際には、自分の長所ばかりに目を留めるのではなく、採用する企業側の目線で考えて見ましょう。

「なぜその会社で働きたいのか、どのように貢献したいか」・「自分の将来ビションはなんだろうか」といったことを客観的に捉え、分析します。

そうするならば、転職後のイメージを具体的に持つことができ、説得力のある転職理由を持つことができます。

 

株式会社ミラティブの福利厚生

 

ソファ、mac

 

経営理念からも分かるように、ミラティブは人が好きな会社です。人間の個性を愛し、尊重します。

そうした考えから、やる気さえあれば、何にでもチャレンジさせてくれる。ミラティブは信頼をベースにした組織カルチャーとなっています。

加えて、「日本一副業として働きやすいスタートアップ」を目指しています。

本業をしながらもミラティブで週一で働くことができ、まず一緒に仕事してみるという経験ができます。

ですが、何を目指している会社なのか、何を手伝ってもらいたいのかなど目指すゴールを共有しなければ、仕事はうまくいきません。

ミラティブでは、プレミアムエモイデーという会を月に1回行っており、「わかりあう」ことを大切にしています。

このようなカルチャーがあるためとても自由で働きやすい環境であり、転職成功につながりやすい企業であるといえるでしょう。

また以下のような福利厚生も充実しています。

 

・交通費支給(月2万円まで)

・フルリモート可

・フレックス勤務

・希望の開発環境準備(希望スペックの作業用PC、ディスプレイ、アーロンチェア)

・morizooo eats (社員同士の飲食代負担)

・インフレンザ予防接種、健康診断

・各種保険完備

 

このような福利厚生が整備されているので、ミラティブには優秀な人材が集まり、魅力的なサービスを開発できるのでしょう。

※2020年10月19日時点の情報です。

 

まとめ

 

握手

 

この記事では株式会社ミラティブのビジネスモデルを分析し、そこから転職に必要なスキルについて考察しました。

ですが、「実際に自分はIT企業に転職できるのだろうか」「じゃあ一体どうしたらいいのだろう」と感じておられる方も多いかもしれません。

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この記事の監修者

ギークリーメディア編集部

主にIT・Web・ゲーム業界の転職事情に関する有益な情報を発信するメディアの編集部です。転職者であれば転職市場や選考での対策、企業の採用担当者様であればIT人材の流れ等、「IT業界に携わる転職・採用」の事情を提供していきます。

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