接客業から学んだことをアピールする方法を解説！サービス業からIT転職する上でのPRポイントを紹介！

キャリアアップを目指して接客業を退職する人

接客業は見た目よりも過酷な仕事であるため離職率が高いとされています。

多くのスキルを身につけることができる接客業ですが、キャリアアップを目指して職種を変更する人も多くいるのが現状です。

契約更新

接客業は、ほかの職種と比較して就職のハードルが低めです。

企業によっては契約社員としての雇用もなくパートやアルバイトという形からスタートするケースもあります。

契約社員も最初は、1年更新となるため、仕事をはじめて1年目の更新の時点で辞めてしまう人も多いのが現状です。

入社時点ではスキルがなくても、働いていくなかでコミュニケーション能力や販売のスキルを身につけることができます。接客業で身につけることができるスキルは、このほかにも多数あるでしょう。

売り上げの集計や事務仕事も担当することがあります。

労働条件

接客業はほかの仕事の人が休みの日に働くのが特徴の職種です。企業によっては、24時間365日営業しているところもあります。

価格競争が激しい市場であるため、販売の厳しさを痛感することも多くあるでしょう。

顧客が来店する時間帯にあわせると深夜の勤務になることもあります。さらに土日は稼ぎどきであるため、休みたくても休みが取りにくいという点も特徴です。

お盆やお正月などの長期休暇もない企業が多く、家族がいる人にとっては自分だけが仕事というケースもあるでしょう。

こうした厳しい業界のなかで培われたスキルをほかの職種で生かしてみたいと考える人も少なくありません。接客業には、販売、事務、会計など多くの要素が含まれているため専門的な分野にキャリアアップしたいと考える人も少なくないようです。

人間関係

接客業はお客さまファーストの職業です。

来店する人にはさまざまな人がいます。ときには嫌な思いをすることもあるでしょう。その結果、ストレスが溜まってしまうことも少なくなりません。

ストレスを抱えた状態で働くと職場の雰囲気が悪くなってしまうこともあります。職場の雰囲気が悪くなると、人間関係がギスギスしてしまうこともあるでしょう。

これが原因で仕事を辞めてしまう人も中にはいます。

ただ、そのようななかでもコミュニケーション能力を高めたりストレスの上手な発散方法を身につけるなどしている人も多くいます。

接客業は、転職をしても職場で快適に過ごすためのスキルを身につけるには最適な職種といえるでしょう。

会社の将来

接客業は同業他社が多く生まれる職種でもあります。

競合他社が増えるということは、自社の経営にも大きな影響を与えます。価格競争に負けてしまえば、倒産せざるを得ないこともあるでしょう。

競合が多いということは独自の工夫や企業努力、店舗努力が求められます。

接客業で企画力を身につけたという人も少なくありません。企画力をもっと生かした職種に転職したいと考えて離職する人もいます。

接客業で身につけることができるスキル

接客業は人と接するだけが仕事ではありません。

もちろんメインの業務はお客さまの対応です。そこではコミュニケーション能力や雑談力、質問力など人との関わり方のスキルを身につけることができます。

お客さまの管理も接客業の仕事です。お客さまの情報を整理すること、お客さまが来店されたときにその情報をすぐに引き出して話題にする能力も大きなスキルとなります。

また、売り上げ管理、書類の作成、広告、ホームページなどの作成も大切な業務です。

さらには、どうすれば自店の売り上げがアップするかアイデアを出すことも求められます。販売能力、企画力なども接客業では求められるスキルです。

ここで紹介しただけでも多くのスキルを身につけることができるのが接客業の特徴です。異業種に転職する際には、こうしたスキルが有利に働く可能性は極めて高いといえるでしょう。

接客業で学んだことをアピールする方法

実際に接客業を経験していた人から寄せられた声の中には、転職したことで生活が大きく変わったという意見が多くあります。

接客業では、数多くのスキルを身につけることができます。離職した人のなかには、そのスキルを生かしてもっと専門的な仕事をしてみたいと考えて転職した人も多くいます。

転職の面接では接客業でどのようなスキルを身につけたかを積極的にアピールしましょう。そのスキルを生かして希望企業でどのような仕事を成し遂げたいかという目標も明確になっているとなおよいでしょう。

接客業での成功体験をエピソードとして語ることもひとつです。

人と接する職業では、多くのエピソードが生まれます。そのため、自分にとってプラスになった成功体験から何を学び、それを今後どのように生かして働いていきたいかを面接官にアピールしましょう。

転職するメリット

接客業から異業種に転職することで得られるメリットについて解説します。

雇用形態が安定する

接客業は、契約社員・パート・アルバイトなど正社員以外の雇用形態が多いのが特徴です。

そのため、雇用形態が安定せず給与が上がりにくい職種でもあります。学歴不問、スキル不問で入社できる求人が多いため人手不足になることが少なく人員の入れ替えが比較的容易だからです。

接客業以外の職種では、人材を長く確保するために雇用形態をしっかり安定させることが大変です。接客業から転職することで、安定したポジションを得ることができる点は転職のメリットです。

土日祝日が休み

接客業は、土日祝日の勤務が当たり前です。ほかの職種の人が休みで来店する可能性が高い、曜日時間帯は勤務時間となります。

接客業以外の職種に転職したことで、土日祝日が休みになっただけでなく休日出勤手当がつくようになったという声も聞かれます。

接客業では、深夜営業も通常の営業時間に含まれるため残業手当も支給されないことが多くあります。転職することで手当が増える点はメリットといえるでしょう。

人間関係のリセット

人間関係はどのような仕事であっても重要です。

接客業だから特別人間関係が悪くなるということはありません。ただ、常にお客さまに関わる職種であるため職場の人以外との人間関係でストレスを抱える可能性が高いのは事実です。

転職することで、一度人間関係をリセットできるのはメリットといえるでしょう。

キャリアアップが目指せる

接客業でキャリアアップを目指せないわけではありませんが、会社の経営自体に不安を感じている場合は転職を考えることもあるでしょう。

将来性のある企業へ転職することでキャリア形成を目指すこともできます。長期的に安定した職につくことができる点はメリットといえるでしょう。

接客業からIT業界に転職する方法

接客業から異業種に転職する際には、事前に資格やスキルを身につけておく必要があるのではないかと考える人もいるでしょう。

特にIT業界への転職となると特殊な資格が必要になるイメージもあるでしょう。

ただ、IT業界への転職は未経験者でも歓迎されています。IT関連の仕事では、スキルやノウハウは入社してから身につけても問題ないとされています。

入社してから専門的な知識を身につけようという意欲さえあれば接客業からの転職も可能です。

接客業では、人と接することが多いためコミュニケーション能力の高さをアピールすることができるでしょう。IT業界では、クライアントとやり取りをしながら作業を進めていくことも多いためコミュニケーション能力の高さは歓迎されるスキルです。

接客業からIT業界に転職するのにおすすめの職種

一言でITといってもさまざまな職種があります。

接客業から転職するのに向いているIT業界の職種について解説します。

ITエンジニア

ITエンジニアは、人材不足といわれており求人の多い職種です。

未経験者からのスタートでも、技術が習得できれば将来的にキャリアップを目指すことができます。

特に手に職をつけたい人にはおすすめの仕事です。未経験でも35歳くらいまでであれば採用される確率が高い点も特徴です。

サポートエンジニア

IT業界の職種にはサポートエンジニアという職種もあります。

サポートエンジニアは、自社製品を利用する顧客が製品を使う上でトラブルが起きた場合に現地に出向いてサポートする職種です。

サポートエンジニは、サポート力以外にコミュニケーション能力が求められます。接客業で身につけたコミュニケーション能力を生かすことができる職種といえるでしょう。

転職エージェントを利用した転職の進め方

異業種、未経験からの転職は想像以上に難しいこともあります。自分だけで転職活動を行うなかで行き詰まってしまうこともあるでしょう。

このようなときには、転職エージェントの利用がおすすめです。

転職エージェントは、基本的に無料で利用することが可能です。なぜなら、エージェントの利益は採用企業からの広告掲載費や人材紹介料で賄われているからです。

転職エージェントを利用する場合は、まず転職サイトに自分の情報を入力して登録します。そうすると、メールや電話でキャリアアドバイザーから面談日時の調整連絡が入ります。

キャリアアドバイザーと面談して、具体的な転職プランを立てたら求人を紹介してもらえます。面倒な手続きは転職エージェントが代行してくれます。面接の日程調整などもエージェント任せで構わない点はメリットです。

採用条件についても、要望があればエージェント経由で伝えることが可能です。このように、無料で登録できてこれだけのサポートが受けられるなら利用する価値は十分あるといえるでしょう。

接客業からIT業界への転職を成功させよう

接客業からIT企業への転職というと、かなりハードルが高く感じる人もいるでしょう。

ただ、IT企業は人材不足ということもあり未経験者の採用も積極的に行なっています。接客業で身につけたコミュニケーション能力は、面接の際の大きなアピールポイントになります。

転職エージェントを利用して未経験からスタートできるIT企業の求人をみつけてみましょう。