人間関係で苦労したことを面接で回答する例文!印象良い答え方は?
この記事では、転職の面接で「人間関係で苦労したこと」について質問された時の回答例をご紹介します。人間関係の質問をする面接官にはどのような意図があるのでしょうか。回答のコツや「人間関係で苦労したこと」を言い換えた質問例も参考にしてください。
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「人間関係で苦労したこと」への回答例
面接で「人間関係で苦労したこと」を聞かれた際の回答例を2つご紹介します。
ご自身の経験と照らし合わせてみましょう。
回答例文①
私が現在の職場に入社して1年目の時、上司からの叱責が強く、りが合わないと思い悩んでいた時期があります。
その時の自分は、あまり上司と向き合わないように避けてしまっている部分がありました。しかしこのままでは仕事もスムーズに進まず、問題に向き合わない自分の弱さを克服したいと考え、一度上司と話し合う機会を設けました。
すると私への叱責が強かったのは、仕事上での報告などが少なく、自分で仕事を進めてしまっていたことが原因だと分かりました。
さらにそこまで強く叱責してくれるのは、私に期待してくれているからだということも初めて知りました。
相手の行動だけに反応し、自分の行動を顧みていなかったことを反省し、それ以後は後回しにせずしっかりと相手と向き合うようにしています。
この回答では過去の人間関係の問題について正直に話し、その経験を通して学んだこと、どのように活かしているかが伝えられています。
自分の非を認め反省し、次への行動へ繋がっていれば、同じような問題があっても自分で対処できる人だと評価されるでしょう。
回答例文②
前の職場で1人の部下に避けられていると感じた時期があります。私としては特にきつく当たったことはなく、信頼もおける部下であったため関係を修復したいと思いました。
そこで私は1on1の時間を設けて、腹を割って本心を聞いてみたところ、その部下がある企画を私に提案した際に私に軽くあしらわれたと感じたことが原因だったと分かりました。
全くそのような意図はなかったのですが、本人は深く傷ついたと知ることができ、謝罪して話し合ったことで改めて信頼関係を構築できた経験がございます。
それ以降、私は部下からの提案やアイデアには真摯に向き合うよう心掛けています。
仕事上ではさまざまな人間関係のトラブルがありますが、上記は部下との人間関係について述べています。
企業は責任あるポジションについてもらえる人材を求めていることもあり、マネジメント経験がある場合は積極的にアピールしましょう。
チームをまとめる立場として、人間関係に向き合い、改善しようとする姿勢は評価されやすいでしょう。
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「人間関係で苦労したこと」を面接で聞く理由は?
企業が面接で「人間関係で苦労したこと」を質問するのは、次のような理由からです。
・コミュニケーションへの姿勢を知りたい
・成長意欲があるか知りたい
・自社の文化に合っているか知りたい
企業の意図を把握して、回答に役立てましょう。
コミュニケーションへの姿勢を知りたい
「人間関係で苦労したこと」を聞く理由の1つは、コミュニケーションに対して積極的な姿勢の有無を見極めるためです。
人間関係においてトラブルが発生した際に、自主的に改善するための取り組みを行える人材であるか、過去の事例を聞くことで課題解決力の有無を判断する材料にしたいと考えています。
積極的に解決に取り組んだ経験を持っていれば、自社に入社後も人間関係のトラブルに対して向き合ってくれる人物として評価されやすいでしょう。
成長意欲があるか知りたい
これまでに困難と向き合い、それを解決してその後どのように活かしているかというエピソードを聞くことで、成長意欲も判断されるでしょう。
そのため、人間関係の具体的な経験を話すことが大切です。
過去の経験から何を学び、それを現在までどのように活かし、入社後にどのように取り組みたいかまで伝えることができると、向上心をアピールできます。
企業文化に合っているか知りたい
企業は「人間関係で苦労したこと」の質問を通して、新しい価値観への適応能力の有無も判断したいと考えています。
自分の価値観と合わないからとコミュニケーションを諦めてしまうのではなく、しっかりと確認やすり合わせを行い改善してきた経験は、入社後に新しい企業文化にもなじみやすい印象を与えるでしょう。
企業文化や社風が合わないと感じることは、早期離職に繋がりやすく、求職者自身にも企業にとっても大きなリスクです。
そのため、まずは自分に合った企業を見極めることも大切です。
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「人間関係で苦労したこと」への印象の良い答え方のポイント
「人間関係で苦労したこと」への回答のポイントは、先述した企業側の意図を把握することです。
ここからは、自分に合った回答を考えるための構成と、よい印象を与えるためのコツを解説します。
回答は5STEPで考える
「人間関係で苦労したこと」への回答は、次の5つのステップで整理するのがおすすめです。
- 問題
- 意見
- 行動
- 結果
- 教訓
それぞれ解説します。
問題
まずは問題が起こっている事実を客観的に説明し、面接官に状況をイメージしやすくします。
【例】
グループリーダーとメンバーとの間に業務の進め方に関して考え方の違いが発生し、グループ全体の雰囲気が悪くなっていた。
意見
その問題に対して、自分がどう考えたかを整理しましょう。
【例】
なかなかグループ全体で話し合う機会もなく、お互いが考えをぶつけ合う機会が必要だと感じた。
行動
考えをまとめた結果、実際にどのように行動し、問題を改善していったかを言語化しましょう。
【例】
グループリーダーや他メンバーに事情を説明し、全体のスケジュールを合わせ、ミーティングの場を設けた。
結果
行動した末に、問題は改善されたのかどうかという結果です。面接で回答する事例は、結果として改善できたケースが適しています。また、その結果を数字で表せるものが望ましいでしょう
【例】
ミーティングの頻度を月2回から週1回に増やした。お互いの考えをすり合わせ、お互いが納得した形で業務を進めることができるようになり、グループの売り上げが10%増加した。
教訓
一連の出来事で学んだことをまとめましょう。また、面接ではこの教訓を現在までどのように活かしているか、入社後にどのように取り組みたいかまで言及できるとより印象はよくなるでしょう。
【例】
やはり仕事は1人の考えで進めるべきではなく、チーム全体の考えが反映されたような進め方が求められることを学んだ。御社はチーム内のコミュニケーションへの取り組み事例が豊富なので、経験を活かせると考えている。
相手のせいにはしない
人間関係で苦労したことで、たとえ原因が相手にあったとしても、それをそのまま伝えないようにしましょう。
全て相手の責任にしてしまうと、自我が強く、自分を客観的に見ることができない人と捉えられる可能性があります。
そのため、相手について言及するのではなく事実のみを述べ、自分は何ができたのかについて前向きな回答をするようにしましょう。
努力を伝える
人間関係に困ったことへの質問に対して、ただ困ったことを述べるではなく、改善するために努力したことをあわせて述べましょう。
人柄を判断するにあたり、改善のための取り組みは参考にされやすいポイントです。
もし人間関係を改善したことがビジネスに直結するようなことであれば、強みとしてアピールできます。
数値で表せるものは数値で表して伝えましょう。
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「人間関係で苦労したこと」に回答する際の注意点
「人間関係で苦労したこと」への回答は、次の3点に注意しましょう。
・「ありません」という回答は避ける
・消極的・ネガティブな表現をしない
・深堀りの質問に注意する
また、NG回答例もご紹介します。
「ありません」という回答は避ける
人間関係において苦労したことがないという回答は、コミュニケーションへの姿勢が疑われてしまう可能性があるため避けた方が無難です。
社会人として、人間関係で苦労したことがまったくないと言い切ってしまうと、周囲としっかりとコミュニケーションが取れるのか、コミュニケーションに対する意識が低いのではないかと懸念されかねません。
例え自分のなかでは苦労と言えるような経験がなかったとしても、普段からの心がけや問題を回避するための取り組みなど、実際の経験をもとに話すとよいでしょう。
消極的・ネガティブな表現をしない
「苦手な人とは関わらないようにしている」「深いコミュニケーションは避けている」といったネガティブな表現は、協調力が伝わりにくいため避けた方がよいでしょう。
人間関係でトラブルがない理由がコミュニケーションに対して消極的であると伝わってしまうと、企業文化になじみやすいとは判断されにくいためです。
深堀りの質問に注意する
転職面接では、人間関係で苦労したエピソードを聞くことで、今回の転職理由が人間関係に起因したものでないか確認したい意図があるかもしれません。
転職理由についての質問に続いて人間関係で苦労したことが聞かれるような流れであった場合は、採用担当者が不安に感じている可能性があるため、人間関係が理由の転職ではないと明確に述べた方がよいでしょう。
NG回答例
「人間関係で苦労したこと」へのNG回答例とその理由を解説します。
NG回答例①
私は日常から人間関係に困らないよう、合わないと感じた人とは極力関わらないようにしています。合わない人と仕事をしても、お互いストレスを感じてしまうし、スムーズに仕事が進まず効率が悪くなってしまうためです。
そのため自分に合う人と積極的に仕事を進めることで、効率的に仕事を行うようにしています。業務効率化を推奨している御社でも、これまでのように人間関係を軸に働きたいと考えています。
この回答では人間関係の問題に対して避けたり、改善しようとする意欲がないという点でよくない印象を与えてしまう可能性があるでしょう。
ぷらおべーととは異なり、仕事では合わないと感じる相手でもしっかりとコミュニケーションを取って連携することが求められます。
チーム内でのコミュニケーションが取れない人という印象がついてしまう回答は避け、問題を改善する姿勢をアピールすることが大切です。
NG回答例②
前職の上司が仕事を次々に押し付けてくる人でした。
私の業務のキャパシティを超える量であったためそのことを伝えると、自分で調整してやるよう叱責されることもありましたが、例え自分が悪くない場合でも社会人としては理不尽に耐えることも必要だと思い、その後も上司と変わらない関係を続けるよう努力いたしました。
この経験により理不尽でも仕事と割り切る大切さや、忍耐力を獲得することができました。
この回答では一見経験から学んだことを活かしているように見えますが、問題に対して向き合おうとしていない点がマイナス要素になりえるでしょう。
「自分は悪くない」というアピールも他責思考な印象を与えてしまう可能性があるため、自分のことも顧みる姿勢が必要です。
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「人間関係で苦労したこと」に似た質問例
「人間関係で苦労したこと」に関連する質問をご紹介します。
今までにあった失敗談や挫折経験を教えてください。
これまでの失敗談や挫折経験について面接で聞かれることがあります。
「人間関係で苦労したこと」と同様に課題解決能力やコミュニケーションに対する積極性、企業文化を意識して回答することがポイントです。
失敗から学ぶ謙虚な姿勢や、失敗を乗り越える精神力などをアピールしましょう。
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上司と意見が合わない場合どうしますか?
「上司の意見を優先するようにする」や「自分が意見を曲げるつもりはありません」などの回答は避け、上司の意見も尊重しながら、自分の意見も主張していきたいという姿勢を示しましょう。
例えば、「まずは上司の意見を自分の中で理解し、それでも納得がいかない場合は自分の意見も率直に伝えたいと考えています。」と回答すると、さまざまな価値観を受け入れられる柔軟性と、ただの受け身の人間ではないことがアピールできます。
周りからどのような人だと言われますか?
この質問の意図は自己評価と他者評価が一致しているかを確かめるものです。
マイナスな他者評価があった場合、どのように対処しているのかも見られているでしょう。
ポイントは、自己PRとこの質問の回答が矛盾しないように気をつけることです。
自己PRでは「失敗を恐れずチャレンジする」周りからは「石橋を叩いて渡る性格と言われる」という回答では、自己分析が足りていない印象を与えてしまいます。
自己分析以外にも、志望動機や転職理由などとも一貫性をもった回答を心掛けましょう。
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「人間関係で苦労したこと」に対する回答で、協調性やコミュニケーションに対する積極性をアピールすることができます。
他の質問内容と矛盾しないよう注意しながら、企業とマッチする人材であることがアピールできるとよいでしょう。
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