Webデザイナーの志望動機の書き方|未経験向けの例文も紹介
「Webデザイナーの志望動機はどう書けば良い?」転職において、志望動機は重要な要素です。そこで今回はWebデザイナーを目指す方へ向けて、志望動機の書き方や例文を解説します。未経験の方向けの例文も併せて紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
Webデザイナーの志望動機に入れるべきポイント
Webデザイナーに転職するにあたり、志望動機に入れたいポイントについて解説します。
Web業界を選んだ理由
「なぜWeb業界へ転職しようと思ったのか」これは異なる業界から転職する場合ではまず最初に押さえたいポイントです。
そもそもデザイナーという仕事はWeb業界だけのものではありません。
近年Webサイトを運営する店舗やサービスは数多く存在するため、Web業界にこだわらなくともデザイナーの仕事はあるからです。
それではWeb業界にどのような魅力を感じ、転職を考えているのでしょうか。
志望するに至った理由として、他の業界にはない特色にフォーカスするとより伝わりやすくなります。
企業を選んだ理由
転職を成功させるためには「その企業でなければならない理由」が必要です。
採用担当者に「その志望動機なら自社でなくてもいいのでは」と疑問をもたれないためには、「自分のやりたいこと・実現したいこと」と「応募先企業の事業内容・理念」に整合性を持たせる必要があります。
「自分の価値観と企業理念が同じだった」「自分の実現したいことが応募先企業の事業内容で実現できる」などの内容が望ましいでしょう。
ただし、嘘を伝えては採用担当者に見抜かれてしまうため、本心を伝えることが大切です。
入社後に活かせるスキル
志望動機では、応募先企業で活かせるスキルを明確に伝える必要があります。
具体的なスキルを伝えることで、即戦力または将来性のある人材として見てもらうことができるでしょう。
Webデザイナーに求められる専門スキルには、IllustratorやPhotoshopなどデザインソフトのスキルやUI/UXのスキルが挙げられます。
また、必須でない場合は多いですが、JavascriptやHTML、CSSなどのプログラミング言語スキルを求められる求人案件もあります。
未経験者であれば、独学で学んだスキルやサイト制作の実績などがあればアピールするようにしましょう。
また、上記のような専門スキルがなくても、コミュニケーションスキル、探究心、精神的なタフさ、集中力、チームでプロジェクトを成し遂げた実績といったWebデザイナーに求められる資質としてアピールできるスキルもあります。
前職のキャリアや経験から、応募先企業やWebデザイナーの仕事に活かせそうなスキルを志望動機に盛り込むようにしましょう。
将来性を感じさせる内容
経験者からの転職の場合は保有スキルを重視されますが、未経験者の場合はスキルよりも将来性を重視される傾向があります。
そこで、将来的に活躍してくれそうなポテンシャルを感じさせる内容を志望動機に入れることが大切です。
具体的には、「将来的にはWebデザイナーからWebプロデューサーとなって御社の事業拡大に貢献したい」などの明確なキャリアパスです。
そのキャリアパスの実現のために、応募先企業でどんな経験をしたいか・どんなスキルを身につけたいかまで伝えることで、「入社後も成長する意思があって将来的にも貢献してくれそうな人材だ」と将来性を感じてくれるでしょう。
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Webデザイナーの志望動機 〜例文〜
今まで解説してきたことを踏まえた志望動機の例文を2つ紹介します。
経験者と未経験者ではアピールすべきポイントが異なるため、しっかり確認しておきましょう。
経験者の志望動機例
<例文>
私はWeb制作会社で6年間、Webデザイナーとして約150件のWebサイトをデザインした経験があります。
Javascript・HTML・CSS・Illustrator・Photoshopは問題なく使用できます。
制作会社での仕事は「納品すれば完結」というものがほとんどでした。
作って終わりの制作ではなく、事業会社で自社サービスを育てていく仕事がしたいと思い貴社に応募いたしました。
貴社は◯◯業界にしては珍しくオウンドメディアを運営されています。
貴社のメディアを拝見し、その美しさ・レイアウト・表現力は業界内でも群を抜いているとWebデザイナーとして憧れておりました。
私は貴社と同じ○○業界のサイトを数多く制作してきたので、業界知識や顧客特性などについても深い知識があります。
それらの知識と経験が貴社のオウンドメディアのさらなる成長に貢献できると考えており、入社後はUI/UXデザインの知識・スキルを磨くと共に企画立案などにも携わりたです。
いずれはWebディレクターとして貴社のサービスの価値を高めていける人材になりたいと思っています。
ポイント
経験者からの転職の場合はスキルや経験を存分にアピールし、自分が応募先企業に貢献できる人材であることを伝えましょう。
また、応募先企業の強みやこだわっているポイントに触れることもポイントです。
そして、明確なキャリアステップを伝えて将来性を感じさせる内容にすることも大切です。
未経験者の志望動機例
<例文>
私は5年間営業の仕事をしてきました。
自身が趣味で運営するサイトをPhotoshopを使って制作するうちに、Webデザイナーとしてのキャリアアップを考えるようになりました。
数ある制作会社の中でも、御社の制作されるWebサイトは美しさだけでなくユーザーの使いやすさが深く追究されています。
営業職の視点から見ても成約率を高められるデザインであり、クライアントの成果まで考え尽くしたデザインだと感動し、業界内で右に出るものはいないと感じました。
私のWebデザイナーとしてのキャリアを御社でスタートできるのであれば、こんなに幸せなことはないと感じたことが大きな志望理由です。
私はWebデザイン未経験ではありますが、1年前から独学で勉強し友人の会社のサイトも制作しました。
また、営業の仕事で培ったコミュニケーション能力には自信があり、チームでの仕事に活かせるものだと考えます。
将来的には御社でディレクターやプロデューサーにステップアップしたいと考えております。
まずはWebデザイナーとして1日も早く1人前になり、御社の成長に貢献したいです。
ポイント
未経験の場合は、知識・スキルを意欲的に学んだ「主体性のある人材」と感じさせる内容にすることが大切です。
また、専門スキル以外でもWebデザイナーに活かせそうなスキルはアピールするようにしましょう。
未経験であっても目指すキャリアイメージを明確に伝え、将来性を感じさせる内容にすることも大切なポイントです。
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スキル・経験をアピールするなら
これまでに培ってきたスキルや経験を採用担当者に魅力だと感じてもらうためには、いかに具体的にイメージしてもらえるかがポイントです。
例えばUI/UXの面でスキルをアピールしたいのであれば、改善によってどのような効果があったか、増えた収益やアクセス数などを数値で伝えるようにします。
また、多くの功績をアピールしたいからと言って結果だけに言及せず、その過程でどのような考え方の変化や工夫があったか、そしてそれを御社でこのように活かしたいと考えているかという流れでつなげるとスムーズです。
経営のバックボーンへの共感をアピールするなら
企業の実績や理念、ビジョンなどのバックボーンへの理解を示すと、企業研究がしっかりされているという印象を与えることができます。
同時に同業他社についても触れることで業界理解の深さもアピールでき、「なぜこの会社でないとだめなのか」という企業が求める解答により近づけることができるのです。
将来性をアピールするなら
自身が描くキャリアパスが実現でき、それが企業の方向性とマッチしているのであればそれも志望動機になります。
応募する企業の事業内容を把握しているからこそアピールにつながるという点がポイントです。
どのような展開を考えているのか、そして自身がいかにマッチする人材なのかを伝えます。
この時に自分本位にならないよう、採用することで会社にどのようなメリットがあるかという視点で言及するのが大事です。
入社後の具体的な活躍のイメージができていると、好印象を持ってもらいやすいでしょう。
ポータブルスキルをアピールするなら
コミュニケーションスキルや自主性のようなポータブルスキルは、企業としても入社して一緒に働いてみないと分からない部分です。
アピール材料を探す時は、企業が求める人物像を掘り下げてみる必要があります。
例えば新しい企画を増やしたいと考える企業が求めるのは、ただ単に良いデザインを生み出してくれるだけでなく「人とは違う考え方ができる」「クライアントを説得する能力に長けている」人物です。
応募先の企業が求める人物像へのマッチ度という観点で、これまでにどのような経験や実績があるかを整理してみるとよいでしょう。
また、Webデザイナーの仕事においても論理的思考力や課題解決力、マネジメント力は役に立ちます。
未経験者にとって、ポータブルスキルは特にアピールしたいポイントです。
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Webデザイナーの志望動機で注意すべきポイント
Webデザイナーの志望動機として相応しくない内容・伝え方もあるため、注意が必要です。
根拠のないアピール
採用担当者を納得させる志望動機には必ず根拠が必要です。
「頑張って役に立ちます」「私は御社に貢献できます」「貴社に興味があります」など具体性のないアピールをしないように注意が必要です。
「なぜ役立てるのか」「どんな能力があるから貢献できるのか」「企業のどこに興味・共感があるのか」を明確にする必要があります。
根拠を示した論理的な志望動機を作成しましょう。
自分の成長にのみフォーカスしている
未経験の場合、「Webデザイナーになりたい」「Webデザインを学びたい」などを志望動機にすることも少なくないでしょう。
しかし、会社の目的は従業員を成長させることではなく利益を出すことであるため、求職者の学びや成長よりも「求職者がどれだけ会社に貢献してくれるか」の方が大切です。
確かに従業員の学びに投資して成長させることが会社の利益に繋がるのは事実です。
しかし、求職者が最初から「学ばせてください」という姿勢では印象がよいとはいえません。
企業が自分に何をしてくれるかよりも、自分が企業に何を貢献できるかを軸に志望動機を作成するとよいでしょう。
企業の社風や待遇の良さを志望動機にする
企業研究を進めていくと、応募先企業の待遇や社風に魅力を感じたり深く共感することがあります。
たとえば、「休日がしっかり取れる」「残業が少ない」「上下関係がないカジュアルな社風」などを魅力に感じることもあるでしょう。
確かにプラスの内容ではあるかもしれませんが、企業が自社の利益になる人材を求めている以上は志望動機としてあまり相応しくありません。
あくまで応募先企業の事業内容や理念に惹かれたことを伝えるようにしましょう。
業務内容への理解が浅く関連付けられていない
正しくアピールするためには、何より企業や仕事内容への深い理解が欠かせません。
まずは志望企業においてWebデザイナーがどのような立ち位置でどのような仕事をしているのか、しっかり調べて理解しておきましょう。
そのうえで自分がこのように貢献できると考えられるため志望する、といった流れが適切です。
また、仕事においては自分の好みは優先できません。
クライアントの要望に応えるためのデザイナーだと理解していることも伝えたいポイントです。
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Webデザイナーの志望動機 〜効果的な伝え方〜
志望動機は伝え方次第で「魅力的な志望動機」にもなれば「採用担当者の目に止まらない志望動機」にもなり得ます。
そこで、採用担当者の心を動かす志望動機の効果的な伝え方を解説します。
志望動機はラブレター
志望動機を伝えるということはラブレターを書くようなものです。
応募先企業はこれから長い人生を共に歩むパートナーになるため、一世一代の愛の告白と思って志望動機を伝えることが大切です。
愛を告白する時には相手の魅力を褒めちぎり、自分が相手に見合う人間であることを伝えるでしょう。
自分と付き合えば(結婚すれば)どんなメリットがあるかもアピールし、「必ず幸せにします!」と宣言するのではないでしょうか。
この愛の告白を志望動機の伝え方に置き換えると、まずは応募先企業の魅力を詳しく伝え、褒めて、自分を採用する価値・どんな貢献ができるかを伝えるということになります。
応募先企業の魅力を詳しく伝える
人は「自分のことをよく知ってくれている人」に好意を持つといわれています。
企業の採用担当者も同じで、自社のことをよく知ってくれている求職者に好印象を持ちます。
そのため、企業研究を徹底して「御社のことなら何でも知っている」といえるくらいまで詳しくなっておきましょう。
「ここまで我が社を愛してくれているのか」と採用担当者を嬉しくさせることができたなら、第1関門は突破です。
応募先企業を褒める
企業研究をして応募先企業に詳しくなるまでは、多くの人が行うことです。
志望動機を効果的に伝えるには、もう1歩踏み込んで「応募先企業を褒める」ところまで意識しましょう。
ラブレターでいうところの「相手の魅力を褒めちぎる」部分です。
ただ褒めるのではなく、その企業のこだわっているポイントを具体的に褒めることで採用担当者の心をくすぐることができるでしょう。
自分を採用する価値・どんな貢献ができるかを伝える
最後に自分が価値がある人間であること、企業に貢献できる人間であることを伝えましょう。
ラブレターでいう「必ず幸せにします!」の部分であり、そこには具体的な根拠が必要になります。
入社後にWebデザイナーとして貢献できるスキルを伝え、自分がどれだけ価値が高い人間なのかをうまくアピールしましょう。
最後は熱意で押し切って「一緒に働きたい」と思わせることができれば、内定に近づきます。
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志望動機がない場合の対処法
ここまでWebデザイナーの志望動機の作り方・伝え方を解説して来ましたが、それでも志望動機が思いつかない、うまくまとまらないという方は次を参考にしてください。
対処法①自己分析をやり直す
志望動機を考える過程で、自己分析が足りていないとうまくまとまらない場合があります。まずはなぜWebデザイナーとして働きたいと思っているのか、そのきっかけから思い出してみましょう。
自己分析はあなたオリジナルの志望動機につながります。自身の強みを再確認したら、志望する企業の事業内容や理念などと合致するポイントを探し出すと志望動機に結び付けられるのです。
対処法②退職したい理由を思い返す
転職したいと考えた背景には、少なからず現職への不安や不満があるはずです。ただしそのまま伝えるとネガティブなイメージになってしまいやすいため、言葉を言い換えましょう。
ポイントは「御社なら○○が実現できると考えたから」といった、前向きかつ志望する企業独自の強みを表す言葉に替えることです。
対処法③こだわりに注目する
働くうえでこだわりたい、大事にしたいことはなんでしょうか。まずは実現したい、譲れない軸をキーワードにして企業研究を行ってみましょう。
興味を惹かれる企業はあなたが最も大事にしたいことと共通点があるということになります。「企業のこだわりが自身のこだわりであることを伝える」という視点で見ると、志望動機につながるでしょう。
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志望動機において企業側が見ているポイントは?
Webデザイナーの志望動機において企業側が見ているポイントは次のようなものです。
将来的に自社に貢献できる人材かどうか
求職者がWebデザイナーの即戦力として売上に貢献できるかよりも、長期的視点で自社に貢献できるかを企業側は見ています。
スキルよりも長期的に働いてくれるかどうかや将来性があるかどうかを重視したいからです。
そのため、志望動機では「価値が高い人材であること」や「長期的に働く意思があること」をアピールする必要があります。
自分のスキルアップや成長のためだけに入社してスキルを身につけたら転職してしまうような人は、企業側も採用しにくくなります。
自社にフィットする人材かどうか
会社の事業内容や社風・文化・理念にフィットする人材かどうかも見られています。
志望動機と希望する企業の事業内容がかけ離れたものであれば、採用担当者からの印象もよくありません。
企業研究をしっかり行い、自身の興味や動機を応募先企業にフィットさせていく必要があります。
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Webデザイナーへの転職はプロに相談しよう
Webデザイナーは未経験からでも転職可能です。
未経験の場合はスキルよりも将来性や熱意を評価してくれる場合が多いため、それらが伝わる志望動機を作成しましょう。
「未経験からWebデザイナーとしてのキャリアをスタートさせたい」
「IT業界に転職して年収を上げたい!」
「もっと魅力的な企業で働きたい!」
などのキャリアのお悩みは是非、「IT・Web業界の知見が豊富なキャリアアドバイザー」にご相談ください!
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