Webデザイナーのキャリアパス9選!将来性や求められるスキルも紹介
「Webデザイナーのキャリアパスには何がある?」Webデザイナーの経験やスキルを活かせる職種は複数あることをご存知でしょうか?今回はWebデザイナーの9つのキャリアパスや求められるスキル、将来性をIT転職のプロが分かりやすく紹介します。
目次
Webデザイナーの仕事内容とはWebデザイナーの業務内容とは
仕事内容業務内容
Webデザイナーはその名の通り、WebサイトやWebサービスのデザインを担う職種です。
単純におしゃれなWebサイトをデザインするだけではなく、どんなユーザーでも用途の理解ができるWebデザインを作ることが求められます。
Webサイトの制作は、ディレクターがクライアントの要件定義を行いワイヤーフレームに落とし込み、デザイナーがWebサイトのデザインを作って、エンジニアがコーディングをして完成という流れが一般的です。
フローの真ん中で登場するWebデザイナーは「クライアントの要望を具現化できること」かつ「具現化したことをコーディングで実現できること」に配慮してデザインをしていく必要があります。
そのためWebデザイナーは、ディレクションの視点とコーディングの知識を持つことができれば、より重宝される存在になるでしょう。
Webデザイナー経験から得られるスキルWebデザイナーで得られるスキル
Webデザイナーはデザインソフトを操作するスキルはもちろん、キャリアを重ねていくとサイト制作全体の流れも理解していきます。
得られるスキルは、以下のように考えられます。
【Webデザイナー必須スキル】
・デザインセンス
・デザインソフト(Illustrator、Photoshopなど)の操作技術
【Webデザイナーのキャリアを重ねることで得られるスキル】
・ユーザビリティの高いWebデザイン
・コーディングに配慮したWebデザイン
・サイト制作全体の流れの把握
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Webデザイナーを続けていくのは厳しい?
年収が上がりにくい
Webデザイナーはクリエイティブな業務で、自分がデザインしたものが世に出ているという実感もしやすく、とてもやりがいのある職種です。
デザインという業務を楽しんでやっている方も多くいるでしょう。
しかし、Webデザイナーとして長く続けていくには「年収が上がりにくい」という厳しい現実が待ち受けます。
Web制作にあたるポジションの中で、デザイナーは「作業者」という下流工程のポジションとなるために、ディレクターなど上位ポジションの職種に比べると元々年収が低めです。
キャリアとともに年収は少しずつ上がりますが、業務の中で特別大きな結果も出にくく、年収が跳ね上がるということが見込めません。
いくら仕事が楽しくやりがいがあっても、ミドル世代になると年齢と年収が釣り合わないことに悩む人もいるのが、Webデザイナーという職種の現実です。
キャリアアップかキャリアチェンジか
Webデザイナーとしてキャリアを重ねていくと、「キャリアアップするのか」「キャリアチェンジするのか」という選択肢を考える人もいるでしょう。
それぞれの違いは以下の通りです。
Webデザイナーとしてキャリアアップする
キャリアアップは、そのキャリアのまま上位ポジションへ進むことを指します。
Webデザイナーのキャリアアップなら、サイトのデザインのベースを決めるトップデザイナーの他に、チームリーダーやマネージャーなどデザイナーのマネジメント職が考えられるでしょう。
キャリアアップは同じ会社の中で目指すことも可能ですが、経験を活かして同じデザイナーポジションに転職すると、年収アップにつながる可能性があります。
Webデザイナーからキャリアチェンジする
キャリアチェンジはデザイナーではない職種に就くことを指します。例えば同じWeb業界の中でディレクターやエンジニアになったり、まったく違う業界で違う業種に就くこともキャリアチェンジです。
Webデザイナーとしてのスキルに伸び悩んだり、経験を活かして年収の大幅アップを目指したりする場合は、キャリアチェンジを選択することも一手でしょう。
キャリアアップするにも、キャリアチェンジするにも、Webデザイナーとして得たスキルや経験は大いに役立てることが可能です。
「デザイナーとしてのスキル」を活かすのか、「Webスキル」を活かすのかに分けて、Webデザイナーが転職しやすい職種をご紹介します。
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現在のWeb業界の動向と将来性
Webデザインの市場動向
経済産業省の調査によれば、BtoC(消費者向け電子商取引)の市場規模は20.7兆円、BtoB(企業間電子商取引)の市場規模は372.7兆円とそれぞれ右肩上がりで推移しています。
BtoCの中ではデジタル系分野は12.38%と大きな伸長を見せており今後も拡大する予想です。
また、インターネット広告費の増加もデジタル化社会を象徴しており、デジタルコンテンツの需要拡大でWebデザイン関連市場も成長を続け、将来性が期待されています。(参考:経済産業省『令和3年度電子商取引に関する市場調査』)
求められるスキルの変化
近年の傾向として、Webデザイナーに求められるスキルはデザインツールによるデザインやコーディングだけにとどまらなくなっています。
その背景にあるのがSNSの普及です。
SNSの投稿やサムネイルの作成を請け負うWebデザイナーが増加しており、求められるスキルが多様化・高度化した結果としてSEO、UI・UXのデザイン、Webマーケティングの知識を持った人材に需要が集まるようになったのです。
引き続き需要が拡大する一方で、トレンドの技術をキャッチアップできる人材の市場価値が高まることが予想されます。
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Webデザイナーがキャリアパスを考えるべき理由
Webデザイナーがキャリアパスを考えるべき理由は、以下の通りです。
・自分の市場価値を正しく把握することが出来る
・目指したいキャリアについて、何をすべきか明確になる
・キャリアの棚卸しを行うことで、自分の持っているスキルについて把握することが出来る
・現在の職場と理想の職場について比較することが出来る
・「なぜこのキャリアを目指したいのか」という志望動機が明確になる
キャリアパスについて考えることで、これまでの自分のキャリアと、キャリアの将来像の両方が明確になります。
転職を考えているかどうかにかかわらず、キャリアパスを考えることは自分のキャリアを見つめなおす良い機会だといえるでしょう。
Webデザイナーのキャリアパスの考え方
まずは、大きく分けて「Webデザイナーとしてスペシャリストを目指す」のか「マネジメントに携わる」のか、自分の志向性を考えてみます。
多様な業界経験を積み、業務の幅を広げ、そのなかで専門性を高めたスペシャリストであれば、最新のトレンド技術に携われる環境に身を置くと良いでしょう。
マネジメントできる人材を目指すのであれば、企画や提案など上流工程に進み、管理の経験を積むことが大事です。
3年後や5年後に自分がなりたい姿を描いたら、キャリアの棚卸しや自己分析で転職軸をより明確に定めます。
この時に、志望動機や自己PRにも活かせる自分の強み・弱みを把握できます。
また、描くキャリアパスを実現するために足りないものから、やるべきことも見えてくるはずです。
このような方法でキャリアパスを考えると、やりたいこと、そのためにやるべきことがはっきりと見え、しっかりと希望に沿った行動をとることができます。
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- ご経歴:ネットワークエンジニア⇒システムエンジニア
- 転職期間:1ヶ月ほどで転職成功
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システム開発を希望して前職である企業に入社したものの、インフラ寄りの保守運用しか実施できず転職を希望されました。
入社後に思い描いていた業務とのギャップを感じてしまったAさんですが、キャリアパス診断によって自分が目指したいキャリアを確信し、診断から1ヶ月ほどでシステム開発エンジニアへ転職、年収は約60万円アップすることに成功しました。
【あわせて読みたい】転職でキャリアアップに成功した事例はこちら⇓
「ChatGPT キャリアパス診断」ご利用の流れ
「ChatGPT キャリアパス診断」は4つのステップで完結!
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STEP2:キャリアパス診断のページから氏名と連絡先を入力してスタート
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Webデザイナーのキャリアパス9選
アートディレクター
アートディレクターはWebサイトのビジュアルデザインを行う責任者です。
クライアントの要望を聞き取り、デザイナーを管理してデザインの方向性を決めていくため、基本的なデザインスキルはもちろん、コミュニケーション能力とスケジュール管理能力も必要となります。
Webデザイナーの経験が十分に活かされるポジションで、年収アップも見込めるでしょう。
【あわせて読みたい】アートディレクターの詳しい解説はこちら⇓
UIデザイナー
UIデザイナーはUI(ユーザーインターフェイス)をデザインする職種です。
主にユーザービリティ高いサイト設計や、改善提案を行います。Webのデザインも担保した上で、どのようなユーザーが訪れても操作性が高いことが求められる現代のWeb業界で、注目が集まっているポジションです。
デザインスキルに加え、ユーザーが求めるものを調査する能力も求められるでしょう。
【あわせて読みたい】UIデザイナーに転職する方法はこちら⇓
UXデザイナー
UXデザイナーはUIデザイナーの上位職種に該当し、UX(ユーザーエクスペリエンス)つまり「ユーザー体験」を設計する職種です。
製品やサービスを通じて、ユーザーが心地よさ、楽しさを得られる体験に誘導する機能を考えます。
SEO対策やサイト分析など、Webマーケティングの分野へ精通していることもスキルとして求められます。
【あわせて読みたい】UXデザイナーに転職する方法はこちら⇓
Webディレクター
WebディレクターはWeb制作全般を管理する責任者です。
クライアントと制作現場をつなぐ役割を果たし、Web全般の知識とコミュニケーション能力を必要とするポジションになります。
Webデザイナーとして経験があるとデザイナー視点で制作指揮ができ、クライアントのデザインの要望を汲み取ったり、デザイナーやコーダーに的確な指示を出せたりします。
キャリアアップの視点でも有利に働くポジションでしょう。
【あわせて読みたい】Webディレクターの詳しい解説はこちら⇓
Webエンジニア
WebエンジニアはWebデザインをコーディングしたり、システムを組み込んでいったりする職種です。
コーディングのスキルを必要とします。コーディングの知識に加え、デザイン知識も備わっているエンジニアは、制作現場において大変希少な存在です。
Webデザイナーから転身してエンジニアに就くのは、必ず制作現場で重宝されるでしょう。
【あわせて読みたい】Webエンジニアの詳しい解説はこちら⇓
Webマーケター
Webマーケターはサイト分析やSEO対策、Web広告などでクライアントのサービスのマーケティングをサポートする職種です。
そのためWebマーケティングに関するスキルとコミュニケーション能力を必要とします。
マーケティングのためのサイト制作の提案などをするために、Webデザインの知識を活かすことが可能です。
しかし、ディレクターやエンジニアなどの職種に比べると、デザイナーの経験は活かしにくい職種かもしれません。
【あわせて読みたい】マーケターの詳しい解説はこちら⇓
フロントエンドエンジニア
フロントエンドエンジニアはWebサイトのフロントエンドを開発・実装する職種です。
HTMLやCSS、JavaScriptなどのコーディングスキル、ライブラリやフレームワークの知識が求められます。
ユーザーが直接触れる部分を担うため、Webデザイナーとして培ったデザインの知見も役立てることができるでしょう。
【あわせて読みたい】フロントエンドエンジニアに転職する方法はこちら⇓
フルスタックエンジニア
フルスタックエンジニアとは、開発におけるすべての工程を1人で行うことができるエンジニアを指します。
デザインに加え、JavaScriptやPHPなどのプログラミングスキル、MySQLなどのデータベースのスキル、WindowsやLinuxなどのOSのスキル、AWSなどのクラウドのスキルといった、多岐に渡って高いレベルのスキルが求められます。
Webデザイナーとして活躍するなかで、多様なジャンルの仕事に携わり、業務の幅を広げることで目指せるようになるでしょう。
【あわせて読みたい】フルスタックエンジニアの詳しい解説はこちら⇓
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Webデザイナーのキャリアパスを知って転職に活かそう
WebデザインというWeb制作のベースを担っている職種だからこそ、Webデザイナーには多くのキャリアパスが考えられます。
Webデザイナーとしての実績や経験に自信が出てきたら、ぜひキャリアパスを考えて転職に挑戦してみてはいかがでしょうか。
IT・Web・ゲーム業界に強みを持つ転職エージェントである株式会社Geekly(ギークリー)では、Webデザイナーのキャリアパスについてのご相談も承っております。
転職やスキルアップをお考えの方は、お気軽にご相談ください。
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