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面接官が変な質問をする理由とは?質問例と返し方のポイントをご紹介します

転職活動の最難関とも言える面接。何を聞かれるのかをあらかじめ知って対策しておきたいですよね。志望動機や自己アピールなどはある程度予測できますが、たまにあるのが「変な質問」です。この記事では、その「変な質問」について、具体例や聞かれる理由、答えるときのポイントを解説していきます。ぜひ参考にしてください。

面接でされる「変な質問」例

 

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面接でたまにされることのある「変な質問」。いったいどんなものがあるのか、まずはいくつかの例を見ておきましょう。

 

変な質問の例
  • 自分を動物に例えると何ですか
  • 南極で氷を売るにはどうすればいいと思いますか
  • 宝くじで1億円当たったら何に使いますか
  • 自分は運がいいと思いますか
  • 社長になったら何がしたいですか

 

自分を何かに例えさせる質問は、動物だけでなくいろいろなパターンがあるようです。色や家電、食器、文房具などで答えさせるほか、漢字一文字で表すケースも。

仕事とは何の関連もないと思われるこうした質問をされることは、実際にあります。変な質問を面接官にされたら、どう返せばいいのでしょうか。

その答えは、面接官がなぜそんなことを聞くのか、その理由からうかがい知ることができます。ではその理由も知っておきましょう。

 

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面接官が変な質問をする理由は主に4つ

 

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面接官が変な質問をするのは、単なる興味本位からでも意地悪からでもありません。一見すると変な質問にも、大きく分けて次の4つの意図があります。

 

変な質問の意図
  • とっさの対応力を見たい
  • 素の人間性を知りたい
  • 論理的な説明ができるかどうか知りたい
  • 発想力があるかどうかを知りたい

 

それぞれもう少し詳しく説明します。

 

変な質問をする理由① とっさの対応力を見たい

 

面接が苦手と感じる人は多いですよね。ほとんどの人が、面接で聞かれることを想定して志望動機や退職理由などを上手く説明できるように考えていくでしょう。

しかし、仕事ではいつ誰にどんなことを言われるか、何を聞かれるかは想定できないもの。想定外の状況でどんな受け答えができるのか、機転がどの程度きくかを知るために、面接官は予想外の変わった質問をすることがあるのです。

 

変な質問をする理由② 素の人間性を知りたい

 

面接ではたいていの人が緊張していますし、採用してもらうために自分を良く見せようと身構えているものです。しかしそれだけでは入社後、面接のときと違うギャップに驚かされることも。

そのため、素の人間性を知る手段として「え?」と思うような質問をすることがあります。

人間性というと難しそうですが、変わった質問をすることによって「行動力があるか」「感情の起伏が激しいか」「ポジティブ思考かネガティブ思考か」「人生で何を重視しているか」「周囲の人への思いやりはあるか」「向上心が強いか」といったことがわかります。

 

変な質問をする理由③ 論理的な説明ができるかどうか知りたい

 

いわゆる変な質問に多いのは、「はい・いいえ」で答えられるものではなく、何らかの答えを述べたうえで、その理由を話す必要のある質問です。

理由を説明するときに、筋が通ったわかりやすい説明ができるかどうか。それも変な質問をすることで確認することができるのです。

内容によっては、それまでの質問の回答とは矛盾する考え方が見えてきたり、嘘をついているとわかったりする場合もあります。

 

変な質問をする理由④ 発想力があるかどうか知りたい

 

商品開発や広告宣伝など、何か新しいことを創り出す必要のある仕事の場合には特に、豊かな発想力のある人材が求められます。

準備も何もない状態からすぐに発想できるか、何を発想できるのか。それも「変な質問」をするからこそわかるものです。

 

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面接までにできる日頃の対策

 

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とっさに出る答えが知りたいためにされる、変な質問。面接官は予想外の質問を用意しているわけですから、あらかじめ対策するのも難しい気がしますよね。しかしある程度の対策は可能です。できることはやっておきましょう。

面接までにできる対策は主に4つあります。

 

対策
  • 変な質問の例を見ておく
  • 社会情勢など最新のニュースを知っておく
  • 本を読むなどして教養を深める
  • 企業・業界研究をしておく

 

変な質問の例を見ておく

 

1つめは、この記事で紹介したような変な質問の例を見ておくことです。同じことを自分が聞かれたらどう返すかを考えてみましょう。

「変な質問」といっても、そうそう思いつくものではありません。そのため、いくつか見ておき答える練習をしておくだけでも役立つ可能性は高いです。

 

ニュースを知っておく

 

2つめは、新聞などを見て、世の中の最新の情勢を知っておくことです。時事については筆記試験の対策をしたり、関心のあるニュースを聞かれて答える場合にも役立ちます。この場合は、一歩踏み込んで当事者目線で考えてみるのがおすすめです。

事故や事件、不祥事などの話題であれば、「防ぐにはどうすればいいのか」を考える、自分ならどうするかを考えてみるなどして、発想力、想像力も豊かにしましょう。

 

教養を深めておく

 

3つめは、本を読むなどして教養を深めておくことです。本を読むことで、知識を得るだけでなくさまざまな考え方に触れたり、視野を広くしたりすることができます。とっさに変なことを聞かれたとしても、教養がある人の方が答えの選択肢を多く持てるでしょう。

しかし教養は一朝一夕で身につくものではないので、面接の有無にかかわらずしておく必要があります。

 

企業研究・業界研究をしておく

 

4つめは、転職活動には欠かせないものであり、すでに行っている人も多いはずの、企業・業界研究です。自社だけでなくライバル社や業界全体の強みや課題などを知り、たとえば自社と他社が合併したらどうなるだろう?などあらゆる視点で考えてみてください。

 

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変な質問への返し方のポイント

 

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変な質問に答えるときは、次の3点をおさえておくのがポイントです。

おさえておくべきポイント
  • どんな質問をされても平常心を保つこと
  • なるべく仕事や職場への適性アピールにつなげること
  • 答えに困っても長く沈黙しないこと

1つずつ説明していきます。

 

どんな質問にも平常心を保つこと

 

変な質問をしてとっさの反応を見るのが、面接官の目的の1つです。「なんだその質問」と不審に思ったとしても、眉間にシワを寄せたり、「ご質問の意図は何でしょうか」などと突っかかったりするのはやめましょう。

面接官は、その時点ではまだ味方とは言えませんが、敵でもありません。単に「試されているだけ」ということを自覚して、落ち着いて答えるのが得策です。

 

なるべく自己アピールにつなげること

 

たとえば「自分を動物に例えるなら何ですか?」と聞かれたとしましょう。

「ツバメ」や「ビーバー」と答えれば「コツコツと努力することが得意」という理由を自己アピールにつなげることができます。

「クマ」と答えて、「物事にあまり動じない」「普段はおっとりしているが、ここぞというときには力を発揮する」という共通の長所をアピールすることもできます。

 

答えに困っても沈黙しないこと

 

こうして予想していても、まったく想像していなかったような変な質問をされて戸惑ったり、答えに困ったりする可能性も大いにあります。

しかし、無言のまま何も答えずにいたり、無表情で固まったりするのはNGです。

適応力がないと見なされるだけでなく、コミュニケーション能力も試されることになります。「難しい質問ですね」「少し考えさせていただいてよろしいですか」など、何かしらの言葉を発しましょう。

 

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面接官は何でも聞いていいわけではない

 

 

ほとんどの企業の面接では、面接官は適切な目的を持って変わった質問をしてきます。また、適性や能力に関係のない質問をして採用の可否を決めることは、就職差別として許されないことも把握しているはずです。

しかしそういった事情を知らず、無神経に失礼な質問をしてしまう面接官もいないとは限りません。

次のような質問事項は、「本人に責任のないこと」あるいは「自由であるべきこと」として、就職差別につながると厚生労働省も注意を呼びかけています。

 

面接官がすべきではない質問事項の例
  • 家族の仕事や健康、資産など
  • 住宅の間取り、部屋の数など
  • 宗教や思想に関すること
  • 尊敬する人物
  • 人生観や生活信条
  • 購読新聞、愛読書など

 

ただし、特に尊敬する人物や愛読書などについては、あまり深く考えず、人となりを知りたくて質問してしまう面接官もいます。実際に聞かれたことのある人も多いでしょう。

聞かれても自分が不快に感じたり、「答えたくない」と拒否感を覚えたりしなければ、答えることをおすすめします。

しかし、たとえば面接の冒頭から面接官の態度に疑問を感じたり、悪意が感じられたりする場合には無理に答えることはありません。答えを拒否したり、その企業への入社を考え直したりするのも一つの方法です。

断る際は、「恐れ入りますが、そのようなご質問はごくプライベートな問題ですのでお答えできかねます」などとやんわり返してください。

 

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面接官への逆質問例

 

 

面接の最後に「特にありません。」と終わらせてしまうのではなく、印象に残る逆質問をしたい場合の注意点があります。

「面接の中で説明された事を再度聞かない」「強み・弱点などの定番質問は返さない」「待遇などの労働条件に関する質問は避ける」といったものです。

ここでは、注意点をおさえたうえで面接官をうならせる逆質問の例をご紹介します。

 

御社に入社するために必要な心構えはありますか?

入社後の質問をする事で、将来を考えて働こうとしている事が面接官に伝わるはずです。

心構えや覚悟えは熱意のアピールにもなります。

あわせてキャリアパスについて尋ねてみてもいいでしょう。

 

私は○○ですが、そういった社風はありますか?

「これまでさまざまな人と交流した経験から、他部門の方とも交流したいと思っております。御社には部門を越えたコミュニケーションの機会などはございますか?」

「前職で○○を頑張って来たので活かしたいのですが、遠慮なく上長や先輩に提案させていただける社風でしょうか?」

周囲との協調性を面接のなかでアピールしきれなかった場合は、このようにアピールする方法もあります。

 

中途採用者に特に期待する点を教えていただきたいです。

志望度の高さを伝えるために、企業が期待するなかでも特に重要なポイントを聞いておきましょう。

社風と自身とのマッチング度を大切にしている印象も与える事ができます。

 

本日の面接の改善点を教えてください。

一次、二次と進んで行くなかで、次の面接に備えて現状の課題を解決する姿勢を見せる事ができる逆質問です。

原因を突き止め課題を解決しようという姿勢は仕事においても欠かせません。

今回の面接における自己評価をまとめる事ができれば添えてもいいかもしれません。

 

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変な質問への対策には転職エージェント

 

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「ただでさえ緊張する面接で変なことを聞かれたら、ちゃんと対処できる自信がない」という人は、転職活動に転職エージェントを利用することをおすすめします。

転職エージェントは、あなたと企業との間に入って仲介役を担います。

採用を考える企業と転職エージェントとは、普段から付き合いがあるケースが多く、過去に別の人を紹介していることも。

そのため、面接でどのような質問をされるかといった傾向もつかんでいる可能性があります。

変な質問への対策だけでなく、転職に関するあらゆる不安も相談でき、面接や入社のスケジュール調整も行うなど、転職活動の強い味方となる存在です。

無料で利用できますので、使わない手はないでしょう。

 

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まとめ

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面接では、業務に関係のなさそうな変な質問をされることがあります。「変なことを聞かれたらどうしよう」と心配になっている人もいるでしょうし、面接を終えて「上手く答えられなかった」と落ち込んでいる人もいるかもしれません。

変な質問をする面接官にも、とっさの対応力や発想力を見たいといった意図があります。ですので、自分が思いどおりにできなくても気に病む必要はありません。

ですが予想外のことに対する適応力や発想力などは、身につけて損はないもの。想像力を鍛えたり教養を深めるなどして、人としての幅を広げていくことは、将来必ず自分の役に立ちます。普段から心がけておくのがおすすめです。

転職に不安がある人は、転職エージェントを利用してみてください。面接も変な質問をも恐れず、自信をもって面接に臨みましょう。

この記事の監修者

ギークリーメディア編集部

主にIT・Web・ゲーム業界の転職事情に関する有益な情報を発信するメディアの編集部です。転職者であれば転職市場や選考での対策、企業の採用担当者様であればIT人材の流れ等、「IT業界に携わる転職・採用」の事情を提供していきます。

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