ITコンサルタントとは?大手ITコンサル企業20社一覧や仕事内容、資格や年収を紹介
IT業界で年収を上げたい!と考えている方の中にはITコンサルタントに興味がある方もいるのではないでしょうか?しかしITコンサルタントの仕事内容や、ITコンサルティングの大手企業はイメージしにくいかと思います。本記事ではITコンサルティング事業を展開している大手企業のご紹介と、ITコンサルタントの仕事内容、転職する方法を分かりやすく解説します。
目次
- ITコンサルタントとSIer、システムエンジニア、業務コンサルとの違い
- 大手ITコンサルティング企業20選
- 株式会社ベイカレント・コンサルティング
- 株式会社Dirbato
- シンプレクス・ホールディングス株式会社
- アクセンチュア株式会社
- 株式会社SHIFT
- フューチャー株式会社
- 株式会社マネジメントソリューションズ
- 株式会社ブレインパッド
- 株式会社ビッグツリーテクノロジー&コンサルティング
- ウルシステムズ株式会社
- 株式会社Regrit Partners
- 野村総合研究所
- アビームコンサルティング株式会社
- デロイトトーマツコンサルティング合同会社
- 株式会社クニエ
- 日本アイ・ビー・エム株式会社
- ガートナージャパン株式会社
- PwCコンサルティング合同会社
- KPMGコンサルティング株式会社
- 株式会社シグマクシス
- 自分に向いている仕事は「IT人材 仕事タイプ診断」で見つけてみよう
- 「IT人材 仕事タイプ診断」は自分の志向に合った企業、仕事のスタイルがわかる
- 「IT人材 仕事タイプ診断」ご利用の流れ
- ITコンサルティング企業の事業内容
- ITコンサルティング企業に転職するには
- 未経験可のITコンサルの求人例
- ITコンサルタントを目指すならIT転職エージェントを活用しよう
ITコンサルタントとSIer、システムエンジニア、業務コンサルとの違い
ITコンサルタントとは、ITツールを用いて企業の経営課題解決をたすける仕事を指します。
クライアントの経営戦略を理解し、IT投資計画の策定を目的とした最適なツールの導入と支援を行う仕事です。
コストの調査、パッケージやシステムの分析や選定をはじめ、企業によってITコンサルタントが担う業務は多岐に渡ります。
ITコンサルとSIerとの違い
SIerはSEやプログラマー、ITコンサルタントが所属する組織で、システム開発の全工程を請け負う企業を指すことが一般的です。
一方、ITコンサルタントは業種・職種のひとつを指します。
IT技術を駆使して企業の経営課題に向き合うITコンサルタントに対し、SIerは課題解決の手段として依頼されたシステム開発を行なう点が違いです。
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ITコンサルとシステムエンジニアの違い
ITコンサルタントは、クライアント企業の経営課題に基づくIT戦略策定を実施します。
SEは、企業の経営課題をシステムを構築することで解決します。
ITコンサルタントがクライアントのニーズを掘り起こし、SEがそのニーズに沿ったシステムの開発に取り掛かるイメージです。
つまり、SEよりも上流の工程を担当するのがITコンサルタントです。
SEには開発工程やシステム全般の知識、プログラミングスキルやITのトレンドに関する深い知識が求められます。
一方、ITコンサルタントはIT全般の知識に加え、クライアントの業界・業種や経営戦略への理解も欠かせません。
求められるスキルに関しては重複する部分はあるものの、両者では担当する領域が異なります。
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ITコンサルと業務コンサルの違い
ITコンサルタントと業務コンサルタントは、いずれも企業の業務に対するコンサルティングを行う点で共通しています。
そのため従来では、ITコンサルタントは業務コンサルタントの一部という扱いでした。
しかし近年IT技術やツールが発展し多様化したことで、ITコンサルタントは専門職として認識されるようになったという経緯があります。
業務改善にはITの専門家としての視点が必要になり、ITに特化した人材の需要増加に伴い独立した職種として確立しました。
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大手ITコンサルティング企業20選
電通デジタルが実施した「日本における企業のデジタルトランスフォーメーション調査(2021年度)」によると、日本企業の81%がDXに着手しているという結果が出ています。
目まぐるしく変化する社会に対応するために多くの企業が既存のビジネスにIT技術の導入を考えており、ITコンサルティングの需要は高まっています。
それに伴い、多くのITコンサルティング企業が設立し、IT技術の導入や改善に課題を抱える様々なクライアント企業のサポートを行なっています。
ここでは、その中でも特に注目すべきITコンサルティング企業を20社ご紹介します。
株式会社ベイカレント・コンサルティング
株式会社ベイカレント・コンサルティングは、2014年に設立されたコンサルティング会社です。
様々な業界の企業戦略立案やIT導入、ビジネスプロセス改革のコンサルティング経験で培った知見や洞察、ネットワークを活かして、あらゆる側面から総合的にクライアント企業の変革をサポートします。
他のITコンサルティング会社のようにクライアント企業のビジネスモデル作りを行うだけでなく、その実行までを継続的に支援するサービスが好評です。
創業からわずか10数年で売上高は100億円を超え、現在は売上高240億円を超えるなど急激に成長しています。
株式会社Dirbato
株式会社Dirbatoは、2018年に設立したITコンサルティング会社です。
「テクノロジーで世界に喜びを。」を目標に掲げ、IT・デジタル領域における豊富な経験と実績を活かして、クライアント企業の経営課題の解決を目的としたコンサルティングサービスを提供しています。
サービス内容は、AIやビックデータといった先端テクノロジーの導入、各企業を支える中核システムの見直し・開発など多岐にわたり、金融機関や製造業界、情報通信業界など様々な業界で活躍しています。
シンプレクス・ホールディングス株式会社
シンプレクス株式会社は、1997年に設立した金融機関のシステムに関するコンサルティング業務を行う企業です。
銀行や証券、資産運用、FX、保険会社などを専門としており、株式等のディーリングシステム、債券等のトレーディングシステム、デリバティブのリスク管理システム等の導入コンサルティングや設計、開発などを行っています。
近年は、金融機関のコンサルティングで得た知見が広く支持されたことをきっかけに、公的機関や各業界をリードする企業のDX推進も支援しています。
アクセンチュア株式会社
52カ国200都市以上に展開する世界最大のコンサルティングファーム、アクセンチュアは日本法人においても最大規模を誇ります。
大企業や官公庁・自治体などのデジタルトランスフォーメーション推進に大きく貢献している企業であり、IT・テクノロジーの導入の速さと開発力が特徴です。
安定したスピード感の理由は、例え自分がITの専門家でなくとも社内にたくさん在籍するスペシャリストに助けを借りて相談できる環境ゆえだとされています。
株式会社SHIFT
株式会社SHIFTは、2005年に設立したフトウェアの品質保証およびテストを専門とするコンサルティング会社です。
設立時は一般的なコンサルティング業のみからスタートし、2008年からは企業のソフトウェア開発現場における業務改善コンサルティング業も請け負っています。
株式会社ファミリーマートの「ファミペイ」やBIGLOBE株式会社の新ブランド「donedone(ドネドネ)」など有名サービスのテスト、開発に携わるなど実績のある会社です。
フューチャー株式会社
フューチャー株式会社は、1989年に設立したITコンサルティングファームです。
中小・中堅企業から大企業まで、クライアント企業が抱える問題を経営者の視点から考え、これまでの経験で得たノウハウをもとに先進ITを駆使した情報システムを構築することで課題を解決します。
近年では、コンサルティングの経験を活かして直接的な事業にも進出しており、スポーツ・アウトドア用品のECサイト「eSPORTS」の運営や、食品スーパーマーケット「ウオエイ」の運営、中堅・中小企業向けの販売管理やERPパッケージ「Future One」の運営などを手掛けています。
株式会社マネジメントソリューションズ
株式会社マネジメントソリューションズは、2005年に設立したプロジェクトマネジメントに関するコンサルティングを手掛ける会社で、主に大企業を対象にしたプロジェクトマネジメントの支援を行っています。
これまでに、三菱重工業株式会社や東京ガス株式会社、株式会社リクルート、トヨタ自動車株式会社など500以上の有名大企業のサポートを手掛ける実績のある会社です。
また、書籍やweb媒体などで、マネジメントを必要とする方々に対してマネジメントに関する情報を提供するなど、広く事業を展開しています。
株式会社ブレインパッド
株式会社ブレインパッドは、2004年に設立したITコンサルティング会社です。専門人材によるデータ分析と、SaaSプロダクトによるデータ活用の2面から企業の課題解決に向けたサービスを提供しています。
これまでにアサヒ飲料株式会社やヤフー株式会社、株式会社明治などの大手企業のデータ分析やサポートに携わっており、様々な業界から信頼を獲得しています。
今後も大規模データ分析を活かして社会に価値の高い変革を興すサービスを提供していく予定です。
株式会社ビッグツリーテクノロジー&コンサルティング
株式会社ビッグツリーテクノロジー&コンサルティングは、2002年に設立したソフトウェア開発とコンサルティングサービスを提供する会社です。
経営者視点からのコンサルティングと、先進的なテクノロジーを融合させたサービスを提供することでクライアント企業のビジネスモデルをサポートしています。
単なるソリューションの提供だけに留まらず、クライアント企業に秘められた未知の可能性を模索してコンサルティング戦略を練っていくスタイルが好評で、様々な業界のリーディングカンパニーから信頼を得ています。
ウルシステムズ株式会社
ウルシステムズ株式会社は、2011年に設立したITコンサルティング会社です。
クライアント企業の経営課題の抽出からプロジェクトの進捗管理、最適なシステム化の実現までを担当し、利益の出るビジネス改革を提供します。
敢えて、クライアント企業が自らITプロジェクトをリードする「ユーザー主導開発」を推進し、ウルシステムズ株式会社はそこに以下の4つの独自のコンサルティングサービスを提供するという形をとっているのが特徴です。
・IT戦略立案支援
・業務分析・要件定義
・プロジェクトマネジメント
・戦略的IT開発・技術支援
株式会社Regrit Partners
株式会社 Regrit Partnersは、2017年に設立されたDX領域を中心に急成長するITコンサルティング会社です。
様々な業界への豊富なプロジェクト経験で培ったスキルを活かし、クライアント企業の強化に向けたDX化のサポートを提供しています。
クライアント企業の現場に深く入り込んで課題を抽出し、クライアント企業と一緒に課題解決をする「ハンズオン型」コンサルティングが好評です。
2018年時点では3.6億円だった売り上げが4年間で9倍の27億円に増加するなど、優秀な業績を収めています。
野村総合研究所
官公庁を顧客に抱える、ITコンサルの中でも最大手企業です。
ITコンサルとしての売り上げや営業利益は他企業とは一線を画しています。
トータルソリューションを提供できる総合力を強みとし、企業価値の向上に貢献して来ました。
これまで日常的に調査・研究を行って来た社会や産業に関するノウハウを最大限に活かす、各分野の専門家があらゆる問題の解決策を導き出しています。
アビームコンサルティング株式会社
総合系コンサルティングファームの第一人者と言えばアビームコンサルティング株式会社です。
アジア地域へ進出する企業を支援しています。
他社と比較すると最も大きな違いは、IT支援に強みを持っている点です。
要件定義から上流工程まであらゆるフェーズを一手に担う同社では、「アビームテンプレート」と呼ばれる自社が保有する知見がまとめられたツールが活用されています。
デロイトトーマツコンサルティング合同会社
デロイトトーマツコンサルティング合同会社は、グローバルファームの大手総合コンサルティング会社です。
日本で活躍する外資系企業の経営支援、日本企業の世界進出支援を手掛けます。
世界中の拠点から収集した情報をデジタルマーケティングに役立てることができるだけでなく、会計・監査・税務までをワンストップでソリューション提供できるという特長は特筆すべき点でしょう。
必要に応じて現地からの情報収集も即座に行えるのです。
データの利活用に関するロードマップを実現させるプロセスにおいても、積極的な関与を続けます。
株式会社クニエ
NTTデータビジネスコンサルティングとザカティーコンサルティングが統合し設立された、NTTデータのグループファームです。
それぞれの強みを活かし、成果物を提供するだけでなく顧客と一体になって企業変革を目指しています。
手掛ける事業領域は幅広く、製造業のほか小売・流通や通信・メディアや公共サービスにまで及んでいます。
実は全体の約65%がグローバル案件という同社は、その一方で日本の地方再生への取り組みも推進している点が特徴です。
地方再生のために、日本最大級の地方創生専用コンサルティングチームを組織しています。
日本アイ・ビー・エム株式会社
世界最大級IT企業の日本法人です。
コンサルティングからITシステムの構築・運用、アウトソーシングまでをワンストップで提供するソリューションベンダーとして展開しています。
レガシー技術に関する豊富なノウハウも保有し、新しい技術への知見と組み合わせることで他社とは異なる事業領域を網羅します。
ガートナージャパン株式会社
ガートナージャパン株式会社は、政府機関や大手企業を顧客に抱える米系ITアドバイザリー企業です。
ガートナーの日本法人として、1995年に設立されました。
CIOやIT担当者向けのプログラムやイベントなども行っています。
同社が最優先するのはユーザー視点であり、ハードウェア・ソフトウェアの販売やアウトソーシングを行わないことで、中立なアドバイザリー提供に努めています。
PwCコンサルティング合同会社
国内最大規模のコンサルティングファームのひとつです。
プライスウォーターハウスクーパース株式会社のコンサルティング部門を軸として統合され誕生しました。
ビジネスモデルの創造、そして実現に向けたアーキテクチャ設計を強みとします。
各分野における専門性の高いコンサルタントがビジネス戦略や技術面でサポートしています。
KPMGコンサルティング株式会社
デジタルテクノロジーなどの最先端技術を活用し、クライアントのビジネスモデルやビジネスオペレーションをグローバル規模で変革するためのコンサルテーション・アドバイザリーサービスを提供している会社です。
事業モデルの変革や経営管理全般の改善をサポートするために、戦略策定や業務効率の改善、収益管理能力の向上、ガバナンス強化やリスク管理などを提供します。
IT導入支援も行っており、クロスボーダー案件も多く手掛けます。
株式会社シグマクシス
企業の企業が取り組むべきDX・SX・MXという「3つの変革」実現を目指し、幅広い分野にわたるコンサルティングサービスの提供を行います。
それに加えてプログラム&プロジェクトマネジメント、基幹システムのクラウド化や業務プロセス変革など、企業ごとの経営アジェンダに沿ったコンサルティングサービスを提供している会社です。
同社の強みである幅広いネットワークを駆使し、クライアントのビジネスの価値を高めるサポートをしています。
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自分に向いている仕事は「IT人材 仕事タイプ診断」で見つけてみよう
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ギークリーの「IT人材 仕事タイプ診断」では、自分の適性だけではなく、自分に合う働き方、企業のタイプを知ることができるので、転職軸を決めるときや求人選びに役立ちます。
キャリアや仕事選びで悩んだら、一度ご自身の価値観に合う仕事のタイプや企業のタイプを調べてみませんか?自身の適性を知ることで、納得のいくキャリア選択や求人選びができるでしょう。
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「IT人材 仕事タイプ診断」は自分の志向に合った企業、仕事のスタイルがわかる
Geekly(ギークリー)の「IT人材 仕事タイプ診断」では、自分に向いている仕事だけでなく、思考、価値観に合わせた「企業選びの軸」が明らかになります。
自分の価値観に合う企業タイプを知りたい、企業選びで後悔したくないという方は、「IT人材 仕事タイプ診断」で企業選びの軸を見てみることをおすすめします。
希望のキャリアに転職!診断利用から約1か月で転職成功した方の例
- ご年齢:30代前半
- ご経歴:システムエンジニア⇒システムエンジニア
- 転職期間:仕事タイプ診断利用から1ヶ月弱でご転職
Aさんは元々Salesforceエンジニアとして運用保守に従事されていましたが、案件が変わることが多く、知見を活かして働けない、個人よりも切磋琢磨できる仲間・チームで成長していきたいというご意向があり転職活動を始めておりました。
前職のご状況と、ご自身の価値観・志向にギャップを感じられていたAさんですが、「IT人材 仕事タイプ診断」によってご自身に合う価値観の企業タイプを見つけ、診断から1ヶ月弱で転職成功されました。
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「IT人材 仕事タイプ診断」ご利用の流れ
「IT人材 仕事タイプ診断」は4つのステップで完結!
STEP1:以下のボタンから仕事タイプ診断のページへ
STEP2:仕事タイプ診断のページから職種を選択
STEP3:プロフィール(お名前とご連絡先)を入力
STEP4:必要な質問に答える
診断後、自分の志向にあう企業の求人を見たい場合は、IT専門のキャリアアドバイザーがご希望の条件をお伺いし、志向性に合わせた求人を紹介させていただきます。
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ITコンサルティング企業の事業内容
ITコンサルティング企業は、「ITを用いて、クライアント企業の業績・収益をどう上げるか」を考えます。
クライアント企業の経営戦略に基づくIT戦略策定や、ITシステムの見直しといったコンサルティングサービスを提供するのが主な事業内容です。
近年では、こういったシステム導入関連業務に加え、AIなど最先端のIT技術を取り入れたイノベーション支援や、スポーツ領域でのIT活用、サイバーセキュリティなど、より広範囲にITコンサルティングサービスを提供し始めています。
社会の流れに敏感に反応し、クライアント企業の課題に柔軟に対応する力が必要な業界です。
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仕事内容と年収
ITコンサルティング企業の仕事は、主に以下の3段階の流れに従って行われます。
①分析・ヒアリング
クライアント企業が抱える課題や経営戦略などをヒアリングし、改善するべきIT分野の課題を探します。また、導入済みのシステムを分析し、新規システムの導入や開発が必要かどうかを見極めます。
②提案・プレゼンテーション
分析結果から得た、クライアント企業の課題解決に必要な行動の提案を行います。ここでは、「なぜ改善する必要があるのか」「どのように改善するべきなのか」を具体的に説明します。
③マネジメント
採用されたプロジェクトを統括し、人材集めや進捗管理といったマネジメントを行います。プロジェクトを完了し、企業の課題が解決できるまでがITコンサルティングの仕事です。
ITコンサルタントの平均年収は約646万円で、日本の平均年収と比較すると高い傾向にあります。
給料分布でボリュームが多いのは495〜613万円、全体の給与幅としては378〜1,318万円と広くなっています。
この差は経験やスキルのみでなく仕事の条件により発生しているとも言えるでしょう。
例えば給与水準が最も高い条件はアクセンチュア、IBMなどに代表される「外資系企業」(約899万円)で、続いて「ソフトウェア」(約639万円)、「新規開拓」(約595万円)と続いています。
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ITコンサルティング企業に転職するには
企業のDX化が進み、ITコンサルティングの需要が高まっている今、ITコンサルティング企業に転職を考えている人も多くなっています。
そこで、ITコンサルティング企業への転職に必要なスキルや資格、ポイントについて解説します。
求められるスキル
ITコンサルティングは、クライアント企業にヒアリングやデータ分析をおこなったり、またIT導入のプロジェクトを管理したりと様々な面で多種多様なスキルが必要になります。
高度なスキルや経験が求められる中でも、以下の2つは必須です。
理解力
クライアント企業の課題を正確に掴むために、理解力は欠かせません。
クライアント企業が何に困っていて、何を求めているのかを理解できないことには仕事を開始することすら出来ないからです。
システム開発や、ハードウェア、アプリケーション、ネットワーク、データベースといったIT関係の知識を身につけた上で、クライアント企業の悩みをどれだけ理解できるかが鍵となっています。
論理的思考力
クライアント企業の役に立つ最適なプロジェクトを計画するためには、論理的思考力が必要です。
さらに、計画したプロジェクトをクライアント企業に提案する際にも論理的思考に基づいたプレゼンテーションを行う必要があります。
プロジェクトを円滑に進める上で、論理的思考力は欠かせないスキルです。
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適正がある人
まずコンサルティング業務には聞き取る能力が必須です。
顧客目線になり親身な対応ができるコミュニケーション能力が欠かせない一方で、自分で考え、成果にこだわる力も求められます。
日頃から端的にまとめる工夫がある人は伝える能力も持ち合わせている事が考えられますので、向いているでしょう。
企業にとってITコンサルタントは重要な局面を任せるパートナーであるため、人柄も重視されがちです。
よく悩み相談をされる、口が堅い、プラス思考を持っている、人望が厚いなど、プライベートでの傾向からも適正を測る事ができます。
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業界別ITコンサルへの転職例
ITコンサルへの転職は同じIT業界から目指す人が大半を占めるなかで、特にSEからの転職例が多い傾向にあります。
やはりIT業界の経験や専門知識は、ITコンサルタントとしても活かしやすいと言えるでしょう。
また、近年ITコンサル業界で活躍が見られるようになったのが金融業界の人材です。
DX化推進にあたり、企業が抱える課題と向き合う職種に就いた経験を持つ人は優遇される場面も増えています。
自身のキャリアのなかで、どの企業の需要にマッチするか確認するためには、まず自己分析とこれまでの棚卸しを行うのがおすすめです。
自己分析からキャリアプラン作成まで
役立つワークシート
こんな方におすすめ
- キャリアプランを見つけたい
- キャリアの方向性を再確認して仕事のモチベーションを上げたい
- 能力や興味に合った新しいキャリアの方向性を見つけたい
資格は必要?
ITコンサルティングとして仕事を行う上で必ずしも必要である資格はありません。そのため、資格を取得しなくてもITコンサルティングを名乗ることはできます。
しかし、クライアント企業にとって最適な解決策を見出したり、論理的な提案が行えると証明するためにも、IT関係の知識に関する資格は保持しておくとよいでしょう。
ITコンサルティング企業で働く際に有利になる資格は、例えば次の3つです。
- ITコーディネーター
- プロジェクトマネージャ(PM)試験
- 中小企業診断士
ITコーディネーター
ITコーディネーターは、NPO法人ITコーディネータ協会が行なっている民間資格です。
取得にはITに関する知識だけでなく企業経営の知識も必要で、IT戦略の立案や、システムの構築、導入を主導できる人材であることを証明することができます。
ペーパーテストと実務研修を通してITに強い経営コンサルタントとしてのスキルが試され、資格継続にはITCフォローアップ研修を受講することが求められるため、保有していることで常に最新の知識を持った人材であると示されます。
プロジェクトマネージャ試験
プロジェクトマネージャ試験は、情報処理推進機構(IPA)が実施する「情報処理技術者試験」の一区分であり、国家資格です。
「技術職の社員に取らせたいIT資格」として2006年以降毎年第1位を獲得している一方で、合格にはシステム開発の要素技術や管理手法、関連法令など幅広い知識が必要で難易度はかなり高くなっております。
そのため、公表されている合格率は例年15%未満しかありません。
情報処理技術者試験の中で最も低い合格率というだけあり、保有しているだけで重宝される傾向にあり、転職には有利に働くと考えられます。
中小企業診断士
中小企業診断士は、経営コンサルタント業務を行うための国家資格です。
ITコンサルティングと直接は関係ありませんが、ITコンサルティング企業の中には経営者の視点から課題解決にアプローチする企業もあります。
こういった企業にとって、経営に関する知識を証明できる人材はクライアントの課題の発見に繋がる貴重な財産であるため非常に重宝されます。ITコンサルティングとして活躍の幅を広げたい人におすすめです。
転職するためのポイント
まずは必要なスキルを身に着けることが重要です。ITコンサルティング企業では多くの知識が求められるので、上述したスキルや資格を身に着けてから転職活動を始めることをお勧めします。
ただし、先述の通り自社が抱える課題に関連する職種経験を持つ人材を求める企業が増加傾向にあるため、自身のどのキャリアがどの企業の需要にマッチするかを見極めることが重要です。
そのためITコンサルティング企業への転職は、IT業界専門の転職エージェントを利用するとスムーズです。
IT業界に特化した転職エージェントなら、採用を強化しているITコンサルティング企業の情報や、ITコンサルティング企業ごとの強みを把握しています。
そのため、好条件なITコンサルティング企業の情報の提供や、転職の際に必要な工程のサポートを行うことも可能です。
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未経験可のITコンサルの求人例
ITコンサルタント(SAP導入)
【ARK CONSULTING株式会社の求人要項】
総合コンサルファーム及び大手SIer出身の戦略/ITコンサルタント10名が創業したスタートアップファームで、戦略/ITコンサルティングサービスの提供を主力事業としています。
SAP製品の導入経験が豊富な人材が多い点が強みです。
上流〜中流工程のシステム導入案件を中心に、戦略立案支援やビジネス展開支援の領域で活躍しています。
【平均年収】
800万~1,500万円
【仕事内容・求められるスキル】
SAP導入に関するコンサルティング業務全般を担当する。複数のSAPソリューションを組み合わせるスキル・知識が求められる。
製造、流通、公共、医薬、金融など幅広い業界に対するシステム導入プロジェクトに参画する機会があり、財務・管理会計、ロジスティック領域、AI・IoT・Data Analysis領域(Leonardo)などのエマージングTec、インフラ領域(BASIS)を担当する。
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コンサル未経験歓迎のITコンサルタント
【Trigger株式会社の求人要項】
ITコンサルティング、システム開発、ビジネスサポートと、クライアントのIT部門そのものを支援する事業で成長を続ける企業です。
大手クライアント直案件か、大手コンサルティングファーム直案件のみに絞って扱っています。
発展途上にある企業のため、自社を代表するコンサルタントとしての活躍や、新規クライアントの獲得などを通してスキルアップを実現できる環境です。
【平均年収】
504万~804万円
【仕事内容・求められるスキル】
クライアントの経営課題を解決するためのコンサルティングを行う。開発プロジェクトが伴う場合は、引き続きマネジメントを担うことも可能。
組織間の連携や会議などをスムーズに進行する、プロジェクト環境の整備、進捗管理やリスクマネジメントなどのプロセス導入に関するスキルが求められる。未経験であっても関連スキルがあれば活かすことが可能。
【あわせて読みたい】求人の詳しい内容はこちらから⇓
ITコンサルタントを目指すならIT転職エージェントを活用しよう
様々なAI技術やロボット技術が開発され進化していることで、多くの企業が最新の技術を取り入れたいと考えています。
そのため、ITコンサルティング企業はこれからも高い需要を維持し続けるでしょう。
「ITコンサルタントとしてスキルアップできる業務に携わりたい」
「IT業界で転職して年収を上げたい!」
「もっとキャリアアップできる環境で働きたい!」
などのキャリアのお悩みは是非、「IT・Web業界の知見が豊富なキャリアアドバイザー」にご相談ください!
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