【アンケート調査】IT人材は職場の人間関係で悩むの？志望企業の情報収集の方法も解説

アンケート方法概要

「IT人材の職場の人間関係や選考中の企業・社員の雰囲気を調べる方法」についてアンケートを実施。

【調査対象】弊社をご利用いただいた転職希望のIT人材

【対象人数】1,127名（有効回答のみ）

【調査期間】2024年5月1日～2024年5月27日

【調査方法】Web上のアンケートフォームへの入力

【質問項目】

1.　現在の職場の人間関係に不安を感じることはありますか？

2.　現在の職場の人間関係で気になることは何ですか？（複数回答可）

3.　今までに人間関係がきっかけで転職を考えたことはありますか？

4.　転職を検討するにあたって、選考に進む企業・社員の雰囲気を確認しますか？

5.　どんな方法で選考に進む企業・社員の雰囲気を確認しましたか？（複数回答可）

【全体】アンケート集計結果

約6割のIT人材が現職での人間関係において不安を感じていない結果に

アンケートにご回答いただいたIT人材の方の傾向を見てみると、全体の約6割の方が現職での人間関係に不安を感じていないという結果になりました。

アンケートは5月に実装しており、4月の部署異動でのメンバー入れ替えや、新入社員、中途採用者の入社など環境が変わる方も多く、5月頃に人間関係で悩む方も多いのではないかと予測していましたが、実際は不安を感じていないと回答した方が多くなりました。

最初の質問で「不安がある」という回答も約4割ほどあったため、どのようなことに不安を感じているのか深掘りしたところ、「態度が威圧的な方がいる」ということに不安を感じており、「相談に乗ってもらえない」や「陰口・悪口を言う方がいる」という回答よりも多くなりました。

一緒に働くメンバーの中に態度が威圧的な方がいると、コミュニケーションを取ること自体にハードルが上がってしまい、相談したくてもできなかったり、できるだけ話たくないという心情になるため、スムーズに仕事が進まなくなってしまうことが考えられます。

また、個人同士だけでなくチームの雰囲気も悪くなってしまうため、生産性も下がってしまう可能性もあるでしょう。

現職での人間関係についての調査に合わせて、人間関係がきっかけで転職を考えたことがあるか調べてみたところ、人間関係がきっかけで転職を考えた方、実際に転職した方は2割程度で、人間関係がきっかけで転職を考えたことはないと回答した方が6割を超える結果になりました。

過去のアンケート結果も踏まえると、IT人材は「業務内容への不満」が転職のきっかけになり、なかでも「希望している業務に携わることができない」、「業務が単調で自分の成長につながると思えない」など自身のスキルを伸ばして経験値を高めたいと考える方が多い傾向にあるため、人間関係の不安で転職を考える方は少ない可能性があります。

参考：「転職を考えたきっかけは何？転職を決意するときのポイントも解説」

現職において人間関係に不安はないという方が多くなったものの、転職活動時の企業分析の際に社員の雰囲気を気にする方はどのくらいいるのか見ていきたいと思います。

約9割のIT人材は選考に進む企業・社員の雰囲気を気にしている

最初の質問で、現職での人間関係において不安はないと回答した方が6割を超えましたが、選考に進む企業・社員の雰囲気を確認するかの質問では、約9割の方が「確認する」と回答しています。

選考中に企業や組織の雰囲気を確認するということは、自身と企業の雰囲気や思考のミスマッチを防ぐために、一緒に働く方がどのような方なのか、どのような雰囲気の組織なのか事前に調べる方が多いのだと考えられます。

実際にどのような方法で企業・社員の雰囲気を確認しているのか調査したところ、最も多かった回答が口コミサイトでの確認」でした。

面接や会社のホームページ、社員インタビューで確認したという方もいらっしゃいましたが、その企業で現在働いている方だけでなく、退職した方のリアルな意見も聞ける口コミサイトで調べている方が多くなりました。

自分に向いている仕事は「IT人材 仕事タイプ診断」で見つけてみよう

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【あわせて読みたい】転職でキャリアアップに成功した事例はこちら⇓

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年代別の結果

30代と50代は若干ではあるが人間関係に不安を感じている傾向に

本アンケートの年代比率は上記のグラフの通りです。

ここからは、職場の人間関係について年代別ではどのように考えているのか見ていきます。

年代別で「職場での人間関係の考え方」について調査したところ、全体的にどの年代も現職での人間関係において不安を感じていないという結果になりましたが、30代と50代は若干ではあるものの、不安を感じているという回答が多くなりました。

30代と50代の若干名が職場での人間関係において不安があると答えた原因を探るべく、年代別で人間関係で気になることを調査したところ、態度が威圧的な方がいるという回答に次いで、30代～40代は仕事に真摯に向き合っていない方がいるという回答が多くなりました。

仕事に真摯に向き合っていない方がいるという回答が、20代が最も少なく30代以降から多くなっている要因としては、20代はとにかく仕事に慣れることだったり、スキル向上を目指すことが多く、仕事では自分に集中する時期のため回答が少なくなっていると考えられます。

一方で30代以降となると、自身のスキル向上だけでなく、若手社員のサポートやマネジメントに携わることも増え、必然的に他者にも目を向ける機会が増えるため、仕事に真摯に向き合っていない方がいるという回答が多くなったと考えられます。

年代別で人間関係がきっかけで転職を考えたことがあるか調査したところ、全体結果同様に、人間関係きっかけで転職を考えたことはないという回答が多くなりました。

また実際に人間関係で転職したという回答を見てみると、若干ではあるものの30代と40代の方の回答が多くなっていました。

あくまでも仮説にはなりますが、IT業界・職種に就いている30代・40代の方はある程度のビジネススキルや職種に特化したスキルを持ち合わせている傾向にあるため、人間関係の不安は転職で解決させる方が一定数いると考えられます。

どの年代も現職での人間関係において不安がないという回答が多くなりましたが、選考時に企業や社員の雰囲気を気にする方はどのくらいいるのか見ていきたいと思います。

全年代の8割、9割の方が選考に進む企業・社員の雰囲気を確認する傾向に

年代別の最初の質問で、現職での人間関係において不安はないと回答した方が6割弱、人間関係がきっかけで転職を考えたことはないと回答した方は、8割、9割という結果でしたが、選考に進む企業・社員の雰囲気を確認するかの質問では、8割～9割の方が「確認する」と回答しています。

全体結果でも似たような結果でしたが、やはりミスマッチを防ぐために、一緒に働く方がどのような方なのか、どのような雰囲気の組織なのか事前に調べる方が多いと推測しています。

年代別でどのような方法で、選考に進む企業・社員の雰囲気を確認しているか調査したところ、全体結果同様に、口コミサイトで確認したという回答が多くなりましたが、40代の方は他の年代よりも、面接で確認したり、社員インタビューコンテンツで確認しているという回答が多くなりました。

個人差はあるものの、40代は20代・30代よりも転職回数が多くなる傾向にあり、転職活動も慣れていて、面接での質問の仕方や、情報収集の方法を多く知っている可能性があり、口コミだけではなく様々な方法で情報収集していると考えられます。

ここまで、年代別で現職での人間関係の考え方について見てきました。ここからは職種別ではどのような違いがあるのか見ていきましょう。

職種別の結果

ゲーム職種やクリエイターの方は職場での人間関係において不安を感じている傾向に

本アンケートの職種比率は上記のグラフの通りです。

ここからは、職場の人間関係について年代別ではどのように考えているのか見ていきます。

職種別で「職場での人間関係の考え方」について調査したところ、全体的にどの職種も現職での人間関係において不安を感じていないという結果になりましたが、ゲーム職種とクリエイターの方は不安があるという回答が多くなりました。

ゲーム職種とクリエイターの方が人間関係において不安があると答えた原因を探るべく、職種別で人間関係で気になることを調査したところ、若干ではありますが、ゲーム職種とクリエイターの方は他の職種よりも、陰口・悪口を言う方がいる、自分の意見を聞いてもらえないという回答も多くなりました。

あくまでも仮説にはなりますが、ゲーム職種やクリエイターは1人で行う業務が少なく、チームで業務を行うことが多い傾向にあり、他者とのコミュニケーションの機会も多いため、人間関係の悩みを抱えやすいと考えられます。

職種で人間関係がきっかけで転職を考えたことがあるか調査したところ、全体結果同様に、人間関係きっかけで転職を考えたことはないという回答が多くなりました。

しかし、ゲーム職種とクリエイター職種の方は、人間関係がきっかけで転職をかんがえたことがある、実際に転職したという回答が多くなっています。

上記の要因としては、上述した仮説と同様にチームで業務を行うことが多い職種のため、嫌でもコミュニケーションを取らなければならない、相談したいけどしにくい雰囲気があるなど、心理的ストレスが蓄積し、転職で環境を変えようとした方、実際に変えた方が一定数いると推測しています。

どの職種も現職での人間関係において不安がないという回答が多くなりましたが、選考時に企業や社員の雰囲気を気にする方はどのくらいいるのか見ていきたいと思います。

全職種の8割～9割の方が選考に進む企業の雰囲気、社員の雰囲気を確認している傾向に

職種別の最初の質問で、現職での人間関係において不安はないと回答した方が6割弱、人間関係がきっかけで転職を考えたことはないと回答した方は6割弱という結果でしたが、選考に進む企業・社員の雰囲気を確認するかの質問では、約9割の方が「確認する」と回答しています。

実際にどのような方法で調べているのか見てみると、どの職種も口コミサイトが最も多く、次いで面接、会社のホームページと続きました。

また、ゲーム職種の方は他の職種よりも知人に確認したという回答が多くなっており、他の職種よりも実際に働いている方・働いていた方のリアルな話を聞いて、Web上での情報では見えにくい情報を取りに行っている印象があります。

人間関係で悩んで環境を変えたくなったら「転職のプロ」に相談しよう

今回のアンケート調査では、IT・Web・ゲーム業界で働く方々の「IT人材の職場の人間関係や選考中の企業・社員の雰囲気を調べる方法」について調査しました。

アンケートの全体結果では、約6割の方が現職での人間関係に不安を感じていないという結果になりました。

アンケートは5月に実装しており、4月の部署異動でのメンバー入れ替えや、新入社員、中途採用者の入社など環境が変わる方も多く、5月頃に人間関係で悩む方も多いのではないかと予測していましたが、実際は不安を感じていないと回答した方が多くなりました。

とはいえ、約4割の方が人間関係に不安があると回答しており、威圧的な態度の方がいるというということに不安を抱いていることも明らかになりました。

実際に、相談がしにくい、そもそも話しかけることが怖いなど、現職での人間関係で悩んでいる方もいるのではないでしょうか？

そのようなときこそ、是非お気軽にIT・Web・ゲーム業界に特化した転職エージェント「ギークリー」にご相談ください。

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