Webエンジニア40代の転職事例3選を紹介!成功の秘訣も解説します
今回は、40代Web系エンジニアの弊社経由での転職事例を取り上げました!Web系エンジニアへの転職事例、年収アップした転職事例、オープン系エンジニアへキャリアチェンジを果たした転職事例の合計3つの転職事例をご紹介しています。転職に対する具体的なイメージを湧かせるための「きっかけ」としていただければと思います!
目次
概要
40代 Web系エンジニアに見られた転職事例は、大きく以下3つに大別できました。
➀ Web系エンジニアへの転職事例
② 年収がアップした転職事例
③ オープン系エンジニアへの転職事例
今回は上記3つの転職事例をもとに、40代のWeb系エンジニアからどのような転職の事例があるのかを知っていただければと思います。
順を追ってご説明します。
(転職事例➀)Web系エンジニアへの転職
【ステータス】
42歳、現年収720万円のWeb系エンジニア
Web/モバイルアプリの開発会社にてチーフエンジニアをご経験されていらっしゃいました。フルスタックにご活躍いただける方で、言語に関しましてもマルチにご対応いただけました。
【転職理由】
受託での開発が続いており、自社での開発をご希望となり、ご転職活動を始められました。
【転職成功ポイント】
15年以上システム開発に携わっており、最終的にはチーフエンジニアとしてマネジメント経験もお持ちでしたので、即戦力として期待されました。加えて、転職先企業様も急拡大するフェーズで、採用熱も高まっていましたので、絶好のタイミングでのご転職となりました。
(転職事例②)年収アップの転職
技術力とマネジメント経験がポイント
【ステータス】
40歳、現年収450万円のWeb系エンジニア
Java、JavaScriptの経験がございます。直近2社で様々なWebシステムの開発に携わっており、設計、開発、テスト、そしてリーダーとしてスケジュール管理も行っていらっしゃいました。
【転職理由】
リーダー職として成果も出しているのに年収が上がらず、また、よりスキルアップを狙っていくことができる環境に身を移すためです。
【年収アップポイント】
技術力もありながらマネジメント経験もあり、成果も出されていたことがポイントでした。
このような状況でも、思った以上に現職で年収が出ないケースもあります。そういったスキルのある方を求める企業様もまだまだ多いですので、そのような時は、転職を選択肢として考えてみてもいいでしょう。
「希少、かつ、市場価値の高い技術力」がポイント
【ステータス】
40歳、現年収440万円のWeb系エンジニア
Flash、Javascript、Unityと、一貫してクライアントサイドの開発に携わっていらっしゃいました。プラットフォームもiOS/Androidだけでなく、WebGL対応もできます。
【転職理由】
担当していたプロジェクトが終了し、今後を考え、ご転職活動を始められました。
【年収アップポイント】
「UnityやiOS/Androidなどのスマートフォン環境での開発」という希少、かつ、市場価値の高い技術に一貫して携われてきた経験が評価され、転職先企業様でも大きく年収をアップさせることが出来ました。
(転職事例③)オープン系エンジニアへの転職事例
キャリアチェンジのケースはいくつかありましたが、その中でも特に事例として多かったオープン系エンジニアへの転職事例を2つ取り上げたいと思います。
安心してキャリアチェンジできる企業への転職
【ステータス】
45歳、現年収350万円のWeb系エンジニア
Webシステム開発エンジニアとして、詳細設計以下、実装業務をメインにキャリアを積まれていらっしゃいました。Java、PHP、Perlなど、幅広い開発環境でのご経験をお持ちでした。
【転職理由】
年齢も上がり、現状のまま一生働くということは考えにくく、これまでの経験を活かせる環境への転職を希望して、転職活動を始められました。
【転職成功ポイント】
ご転職先の企業様が「幅広い研修制度」を用意している企業様で、メインの下地となる技術力さえあれば、しっかり活躍できる環境であったことが大きい要因でした。
技術的な下地と真面目に仕事に取り組む姿勢があれば、研修制度などのフォローアップ制度によって、キャリアチェンジもしやすくなるでしょう。
経験マッチの転職
【ステータス】
45歳、現年収740万円のWeb系エンジニア
システムエンジニアとしてキャリアをスタートさせ、様々なWeb開発に携わっていらっしゃいました。また、システムの導入プロジェクトや導入後のカスタマーサポートなどもご経験されていらっしゃいました。
【転職理由】
更なるスキルアップを求めて、ご転職活動を始められました。
【年収アップポイント】
オープン系エンジニアへのキャリアチェンジとなりますが、技術力がありながら、お客様への提案や導入・サポートも経験しており、これらは今後の働き方と重なってくるため、即戦力として評価されました。
経験とマッチする求人を見つけることも、キャリアチェンジを可能にする1つのやり方でしょう。
自己分析からキャリアプラン作成まで
役立つワークシート
こんな方におすすめ
- キャリアプランを見つけたい
- キャリアの方向性を再確認して仕事のモチベーションを上げたい
- 能力や興味に合った新しいキャリアの方向性を見つけたい
40代でWeb系エンジニアを目指す方法
ここまで、実際の転職事例をご紹介して来ました。
続いて、求められるスキルをもとにWeb系エンジニアになるための方法を解説します。
Webエンジニアに求められるスキル
フロントエンドのスキル
ユーザーから見えるブラウザ部分を指します。プレゼンテーション層とも呼ばれます。
Webページを作成するための言語である「HTML」や「CSS」、ページの機能向上のための「JavaScript」などの知識は必須です。デザイン、UI/UXのスキルがあるとより役立つでしょう。
近年「JQuery」を使いこなせるだけではコーダー扱いとなることも少なくないため、モダンフレームワークの実装スキルを身に付ける必要があります。
バックエンドのスキル
OS・サーバーやデータベースの情報管理システムの開発を手掛けます。ユーザーからは見えない、Webサーバーで処理する部分です。
OracleやSQL Serverといった管理システムを用いてリレーショナルデータベースの構築を行います。
サーバーやデータベースの構築、システム開発、運用、保守、セキュリティに関する知識があるとWebエンジニアの仕事に役立ちます。
特に必要なプログラミング言語は「Ruby」と「Python」です。そのほか「PHP」「Perl」「Linux」「Java」が使用されるため、現時点で取得しているスキルと照らし合わせて習得を目指しましょう。
テクニカルスキル
Webページのエラーを解決するための継続的なテストの実施方法、エラーに対処するデバッグの方法も知っておく必要があります。分析力も求められる作業です。
検索エンジン最適化(SEO)の知識に対する需要は近年増加しているため、Webエンジニアとして身に付けておく必要があるでしょう。
要件定義のためには対人スキルや問題解決スキルも欠かせません。
Webエンジニアの仕事に役立つ資格
- ITパスポート
- PHP技術者認定試験
- HTML5プロフェッショナル認定試験
- Ruby技術者認定試験
- Oracle Certified Java Programmer
- Javaプログラミング能力認定試験
40代に求められるスキル
ビジネススキル
Webエンジニアの大事な素養に、論理的思考や課題解決能力があります。40代で転職を成功させるためには、これらのスキルを活用してどのような成果をあげたか、そして今後どのように活かしたいと考えているかをプレゼンすることが求められるでしょう。
また、話を聞き、正確に理解して自分の考えを相手にも正しく理解してもらうためのマーケティングスキルやプレゼンテーションスキルも欠かせません。
40代までに培ったビジネススキルを土台に、新しい情報をキャッチアップする主体性もアピールできます。例えばコミュニティに所属し一緒に学習する仲間がいる、学習の成果をアウトプットしているなどの実績です。
ヒューマンスキル
コミュニケーション能力はヒューマンスキルの代表格と言って良いでしょう。これまでに部下としても上司としても経験を積んでいるのであれば、40代ならではの強みをアピールできるポイントでもあります。
どのような業務でも取り組む前向きさや謙虚さは、成長しつづける人材だと評価してもらえます。自分だけでなく周囲の人にも目を向ける視野の広さは自身の資質向上に役立つだけでなく、会社全体の利益に目を向けていることにもつながるからです。
社内外で人脈を広げるために自ら進んで行動する柔軟性を持つ人は、社風や理念にも馴染みやすいでしょう。
コンセプチュアスキル
物事の本質を見極め正しい判断をする力、個人や組織の可能性を最大限まで引き上げる力を「コンセプチュアスキル(概念化能力)」といいます。「理解力」や「分析力」と言い換えることができるスキルです。
これまでの社会人経験から合理化・効率化を身に付け、ひとつの経験から多くを学びとる力がある人は組織の全体像を把握することができるため、経営方針や組織目標を正しく理解できるのです。
40代未経験でWebエンジニアを目指すことは可能?
転職事例で解説してきた通り、40代で転職を成功させた方は皆さま企業が求める人物像にマッチされていました。
40代未経験で転職を考える場合は、ご自身の強みを活かす必要があります。
例えば上述したような高いビジネススキルやマネジメントの経験です。
これまでの職場で培った交渉力、管理能力、提案力、部下への指導経験といった能力をいかにエンジニアの仕事に活かせるか、具体的なプレゼンテーションが求められます。
もちろん、技術的なスキルや知識も大事です。
Webエンジニアの勉強を始める際は、システムの基礎知識の勉強からスタートし、必要なプログラミング言語の学習と開発に必要な環境ツールの使い方を学びます。
IT職で大事なのは、主体的に学ぶ姿勢を保ち続けることです。
新しい情報や技術が次々出てくる仕事ですので、常にアンテナを張り続けることも忘れてはいけません。
40代だからこそアピールできるビジネススキル、ヒューマンスキルと、今後習得できる技術スキルが企業のニーズとマッチしていれば、未経験からWebエンジニアを目指すことも可能です。
Webエンジニアの転職に欠かせないポートフォリオ
Webエンジニアの転職には成果物を効果的にアピールするためのポートフォリオが重要です。
これまで行ってきた業務の振り返りの意味でも、ポートフォリオ作成が必要でしょう。
40代の転職を成功させるポートフォリオを作成するためにおさえるべきポイントは次の通りです。
- ・志望する企業が求めるスキルにマッチした情報が整理されている
- ・構成にも気を配っている
- ・Web・GitHubポートフォリオはコードを整える
作品が多い場合、取捨選択も肝心です。志望する企業によって求められている能力は異なるため、使いまわさず最適なスキルがアピールできるような工夫を心がけましょう。
自分でポートフォリオサイトを運用している場合はあわせてアピールします。また、ポートフォリオは秘密保持契約の範囲内であることにも注意が必要です。
最後に
いかがでしたでしょうか?
40代 Web系エンジニアの転職事例を振り返ってみて、大きく2種類の転職があったことがお分かりいただけたかと思います。
1つ目が「既存の技術力をさらに伸ばしていく転職」です。既存の技術をより磨くための転職活動となるので、自分自身の経験を活かせるポジションへの転職がポイントになるでしょう。2つ目が「新しい技術を身に付ける転職」です。これに関しては、研修制度の整った企業様への転職事例を取り上げました。
両者ともに共通するのは、自分の能力やスキルをしっかり理解すること、そして求人を幅広く見ることです。その両者が噛み合うことで、理想的な転職活動の実現に繋がると思います。
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