「キャリアチェンジで年収は下がる」は本当?実際のデータからキャリアチェンジと年収の関係を解説します
「キャリアチェンジを考えているけど、やっぱり年収は下がってしまうのか」と不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。そこで、キャリアチェンジで年収が下がると言われる背景や、転職エージェントであるギークリーのサービスを利用してキャリアチェンジされた方の年収データについて解説します。年収もキャリアチェンジも両方叶えたい方は必見の内容です!
目次
「キャリアチェンジで年収が下がる」といわれる理由
「キャリアチェンジをすると年収が下がる」といわれることが多いですが、なぜなのでしょうか。
年収が下がりやすい転職の傾向
転職でキャリアチェンジをする場合、職種や業界の経験が乏しく経験年数が浅いため、以前の職種や業界の経験を考慮しない場合、年収が下がる可能性があります。
また、新しい職種や業界でまだ経験値がないため、自分自身の能力を評価してもらうのに時間がかかることも考えられます。そのため、一時的に年収が下がる可能性もあるのです。
未経験の職種や仕事内容にチャレンジする場合は、年収が下がるリスクがあるといえるでしょう。
大手企業から中小企業など、規模が小さい企業への転職や、都心から郊外の企業へ転職する例も年収が下がりやすいケースです。
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年収が下がる場合の許容範囲は?
生活水準に影響を及ぼす年収の減少幅は、10%と言われています。
月給で考えた時に、30万円の人であれば10%減少すると27万円です。これが20%減になると24万円です。
もとの年収や世帯年収によって感じ方は様々ですが、10%と20%では大きな差があることがわかります。
転職による年収ダウンはめずらしいことではない?
令和3年度の転職者の賃金変動状況を見てみると、前職の賃金に比べ増加した人の割合は34.6%、減少した人の割合は 35.2%、変わらなかった人の割合は 29.0%です。
減少した人の割合が最も大きいことや、増加した人と減少した人の差を見ても、転職による年収ダウンは決してめずらしいことではないと分かります。
なお減少した人の割合が最も多い傾向は令和に入ってから続いています。
さらに、減少した人のうち、先ほど生活水準に影響を及ぼす基準として解説した「1割以上」と回答した人は 26.3%という結果でした。
これらの結果を踏まえ、キャリアチェンジの成功事例も見ていきましょう。
(参考:厚生労働省『令和3年雇用動向調査結果の概要』)
ギークリーでキャリアチェンジに成功すると年収はどうなる?
「年収が下がる」といわれているキャリアチェンジですが、実際はどうなのでしょうか。
弊社ギークリーでキャリアチェンジ転職を成功させた方のデータをご紹介します。職種ごとの年収上昇率やその背景も見ていきましょう。
調査概要
■期間:2022年1月~2022年12月
■対象:ギークリー経由でご転職され、キャリアチェンジに成功されたIT人材の方
■人数:1,038名 ※ランダムにサンプリングし、その中から例外のデータを除いた人数です。
■調査内容:転職された方の、「直近の年収」と「転職後の年収」を職種別に比較してみました。
ギークリーで転職された方は、キャリアチェンジでも年収が上がっている
もともとの職種ごとに、平均決定年収と平均年収上昇率のデータを見てみましょう。
- エンジニア:523万円(111.6%)
- クリエイティブ:500万円(115.6%)
- ゲーム:477万円(111.5%)
- 営業・マーケティング:496万円(107.8%)
- 非IT:427万円:(111.3%)
すべての職種において、年収が増加したという結果となりました。キャリアチェンジを目指した転職であっても、年収を上げることは可能だといえるでしょう。
特に、WebディレクターやWebデザイナーといった、Web業界に属するクリエイティブ職種からキャリアチェンジをされる方の平均年収上昇率が最も高いという結果になりました。
クリエイティブな能力だけでなく、プログラミングといったスキル、スケジュールやプロジェクトの管理能力など、様々な能力を必要とされるクリエイティブ職種は、キャリアチェンジであっても市場価値が高い人材だといえます。
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キャリアチェンジに成功し、年収アップした人はどんな人?
実際に、キャリアチェンジに成功し、年収アップも叶えた方の実例について詳しく解説します。
データサイエンティストのAさん:AIエンジニアに転職、年収約420万円アップ
- ご年齢:40代
- ご経歴:データサイエンティスト→AIエンジニア
- ご転職理由:スキルアップしたい
- 年収アップ額:約420万円アップ
Aさんは在籍している企業の規模感が小さく、ご自身のデータサイエンティストとしてのスキルにより専念できる環境を目指し、転職活動を開始されました。
統計やビッグデータ、分析に長けた職種であるデータサイエンティストの能力を活かし、AIや機械学習のシステムを構築するAIエンジニアへのキャリアチェンジの成功のみならず、ご自身の市場価値に見合う年収を獲得されています。
接客業のBさん:インフラエンジニアに転職、年収約180万円アップ
- ご年齢:20代
- ご経歴:接客業→インフラエンジニア
- ご転職理由:未経験でエンジニアになりたい
- 年収アップ額:約180万円
Bさんはインフラエンジニアとしてのキャリアを歩みたいと思い、転職活動を決意されました。
未経験からの転職であったものの、自己学習に専念されており、CCNA等のインフラエンジニアに必要なスキルを独学で取得されていたため、ポテンシャルと学習意欲を高く評価され、キャリアチェンジ転職に成功されています。
そのため、未経験からであっても、インフラエンジニアの相場のご年収を獲得されています。
法人営業のCさん:ゲームプログラマーに転職、年収140万円アップ
- ご年齢:20代
- ご経歴:法人営業→ゲームプログラマー
- ご転職理由:ゲーム業界でプログラマーになりたい
- 年収アップ額:約140万円
Cさんはゲーム業界で活躍するプログラマーになりたいと思い、未経験からのご転職活動を開始されました。
プログラミングスクールに通いながらゲーム開発プラットフォームであるUnityを学習され、ポートフォリオも作成されました。
未経験からの挑戦であったものの、ご自身のスキルをアピールする成果物を作成し、しっかりと企業に伝えることができたため、目標のゲームプログラマーにキャリアチェンジされ、年収アップにも成功されています。
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キャリアチェンジ転職で年収アップを目指すには?
転職軸を明確にする
そもそものキャリアチェンジを成功させるためにも、まずは転職軸を明確にしましょう。
今と異なるキャリアをなぜ歩みたいのか、そのキャリアで何を叶えたいのかを明確にすることで、おのずと転職軸や志望動機が明確になり、転職の成功率を上げることができるでしょう。
リスクが伴うキャリアチェンジ転職に対し、自分の本気度を再確認することにもつながります。
自分の市場価値を把握する
キャリアチェンジと年収アップの両方を叶えたい場合、現在の自分の市場価値を把握しておくことは非常に重要です。
市場価値は、転職活動を通して「書類がどのくらい通過するか」「面接がどのくらい通過するか」といった指標で測ることが可能ですが、年収診断といったコンテンツでも適正な年収を知ることができます。
年収も自分の市場価値を示す指標の一つですので、転職の前に必ず確認しましょう。
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スキルの棚卸を行い、持っているスキルと必要なスキルを整理する
キャリアチェンジ転職で年収を上げるためには、目指すキャリアでどんなスキルが要求されるのかを知る必要があります。
キャリアチェンジ転職はもとより、年収アップのためには企業が要求するスキルを兼ね備えていることが重要です。
そのため、現在持っているスキルや活かせそうなスキル、逆に足りないスキルを明確にすることが重要です。
自己学習を進め、企業にアピールできるポイントを用意する
先述したスキルの棚卸を行った後、実際に必要なスキルを身につけるためにも自己学習を進めておきましょう。
資格の取得やポートフォリオの作成により、企業にも「未経験でもこのようなスキルを持っています」とアピールすることができます。
また、自己学習をすすめることで、未経験であっても自主的にキャッチアップを行いながら成長できる人物であることをアピールできるため、進めておいて損はないでしょう。
- 例1
- 例2
- 例3
- 例4
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ギークリーに相談し、キャリアチェンジも年収アップも叶えよう
本記事では、ギークリーのサービスを利用してキャリアチェンジと年収アップに成功された方の例を通し、キャリアチェンジを目指した転職と年収アップを叶える方法について解説しました。
異なるキャリアを目指す場合でも、年収をあきらめてしまうことはもったいないです。
現在の自分が持っているスキルを棚卸し、足りないスキルを補いながら理想のキャリアと年収に近づきましょう。
また、キャリチェンジと年収アップを目標としている際は、転職エージェントに相談することもおすすめの手段です。
プロのカウンセラーがスキルやキャリアについてアドバイスをしてくれるだけでなく、非公開求人も含まれる豊富な求人を紹介してくれます。
キャリアや年収についてお悩みをお持ちの方は、是非転職エージェントであるギークリーにご相談ください。
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