コロナ禍の業界レポート~ゲーム業界、Web業界編~
ゲーム業界とWeb業界は当社の強みとして人材紹介を行っております。今年流行した新型コロナウイルスは経済全体に与える影響はとても大きかったですが、Web業界とゲーム業界にはどういった影響を与えたのでしょうか?今回はここに注目して、執筆したのでごらんください、
ゲーム業界
求人数は変わらず
新型コロナウィルスが流行る前と後とで求人数は変わっておりません。
全業界に目を向けると平均して20%~30%減の影響が見られますが、当社内のデータによれば、5%減にとどまる形となりました。
ゲーム業界全体からして、外出自粛要請の影響からゲーム需要が増加し、新規イベント企画や運営に企業としても忙しくなってきた表れかと思います。
採用企業の内訳にも変化
コロナ前と比べて決定企業の内訳が変わったのも変化点です。
パブリッシャーのゲーム会社中心の傾向から、デベロッパーのゲーム開発会社中心の構成に変化しました。
これは大手パブリッシャーが、外注を活用したゲーム開発や運営を強化したためだと考えられます。
強化するニーズの高まりとは裏腹に、コロナ禍によるコストカットの動きも合わせて、企業側では対応に追われていることがここからは読み取ることが出来ます。
デザイナー職やデバッカー職の採用本格化?
デザイナー職とデバッカー職については社内リソースを活用する企業も増えてきているそうです。
デザイナーであればキャラクターデザイン、イラスト、3DCGデザイン。デバッカーであれば、テスト設計やリーダー候補など、スキルに合わせて企業の採用熱が上がってくるかも知れません。
Web業界
求人数は徐々に回復傾向
緊急事態宣言解除前は、各社リモートワークが進み、案件自体が動きづらい現状でした。
これが緊急事態宣言解除後になると、案件が徐々に増え始め、キャッシュが増えた企業から採用に熱を入れ始めるという形になってきています。
弊社で言うと、Webディレクター職やWebデザイナー職の書類通過率も徐々に上昇してきています。
主にWeb受託開発や制作企業を中心に採用熱が高まってきている一方で、大企業の採用熱は若干下がり気味でもあります。案件を素早くキャッチして、素早くプロジェクトを進めることが出来る企業を中心に採用の熱が高まってきていると読み取っています。
資金調達企業動向
サービス種別ごとに、資金調達回数をランキングにしました。
1位:マッチング⇒仕事関連の企業での資金調達が増加2位:ヘルスケア・メディカル⇒オンライン診療やオンラインコミュニケーションの需要増3位:AI/RPA、Fintech、バイオ⇒オペレーション効率化がキーワードになります。
こういった特定の分野に特化した企業のニーズが少しずつ高まってきており、企業側の採用熱も高まる一方で、求職者側のニーズも高まってきているので、これから成長していくことが予想されます。
また先程少しずつ案件が動き出している話をしましたが、政府・自治体案件を早い段階から請け負う企業やECサイト、アプリ受託会社の開発案件を確実に掴めている企業は、着実にキャッシュを増やしていって、採用に力を回すことが出来ているようです。
さいごに
いかがでしたでしょうか?
ゲーム業界とWeb業界と、巣ごもり需要という言葉もある通り、その親和性の高さから企業としての価値も上げてきている印象があります。
振り返ってみると、ゲーム業界ではコロナ前後での求人数は変わっておらず、外出自粛要請から需要も増加し、コンシューマーゲームを中心に案件も伸びており、採用熱もそれに伴って上がってきているという構造になっています。
一方で、コストパフォーマンスの観点から、パブリッシャのゲーム会社中心に外注を活用した開発、運営を開始しており、デベロッパーゲーム開発会社を中心に、採用熱を高めていることを言及しました。
Web業界では、まずは資金調達を行っている企業を抑えるといいでしょう。
資金調達を行っている企業は、そのまま将来への成長性を結びつけることが出来ます。
昨年などはSaasなどがホットワードでしたが、直近では仕事関連のマッチング、ヘルスケア、AIバイオなど、コロナに影響を受けたワードもいくつかランクインしていました。さらに、EC企業も成長と資金調達を着実に行っていますね。
こういったところと関連してきますが、受託開発でのWebプロデューサー案件やデザイナー案件での採用が増えてきており、徐々に平常時に戻りつつあります。さらには、Web上での仕事の仕方が一般化しつつあり、この流れは今後も一定期間続くことが予想されます。
当社では、ゲーム業界とWeb業界の知見を元にして、多くの企業様の求人をご案内させて頂いております。企業様のご案内は勿論ですが、転職のご支援も、市場感の情報から加味して行えますし、ぜひお気軽にご活用いただければと思います。
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