入社後インタビュー~電通デジタルへの「転職」、電通デジタルの「リアル」とは?~
2018年9月、株式会社電通デジタル(以下、電通デジタル)にご入社された事業直轄 事業戦略室 開発部 マネージャー小野木さんに、転職活動中のこと、そして電通デジタルのリアルについてお聞きしました。設立4年目の電通デジタルならではの組織フェーズから、今年1月に発足した株式会社電通グループの同じ傘下にある株式会社電通(以下、電通)との関係性 、気になる「働き方」についてのお話まで、電通デジタルの「リアル」を小野木さんからお聞きしました。
目次
小野木 寛弥さん
PC向けのソフトウェア開発会社に新卒一年目にご入社され、その後インターネット広告代理店を中心に二社ほどご経験されています。2018年9月に、デジタルマーケティング領域におけるあらゆるソリューションを網羅する、電通グループの中核企業である電通デジタル様にご入社され、運用型広告のBI化やそのためのシステム開発、運用などを担当されていらっしゃいます。
転職活動中について
転職活動で実現させたかったこと、選考について
本多
まず、小野木さんは何を実現したいと思って転職活動を始められたのかを教えてください。
小野木さん
前職は広告代理店を経験しましたが、顧客企業に依頼されたものを開発・運用するだけで、実際にその広告を出した効果をもとに改善する、というプロセスが抜けてしまっていました。「広告に限らず、施策の効果までしっかり考慮した上で、PDCAサイクルを回せる環境に転職したい」と思い、転職活動を始めました。
本多
広告業界に限定していた訳ではなかったのですね。ありがとうございます。次に、どういった経緯で弊社をご利用いただこうと思ったのですか?
小野木さん
最初は別のエージェントさんも利用していましたが、「もっと他の選択肢を見てみたい」と思い、IT業界特化の御社を利用することにしました。結果的に、電通デジタルの求人をご紹介いただいたので、とてもよかったなと思います。
本多
以前も何回かご転職されていると思うのですが、今回の転職活動において、書類作成・面接対策で重視されたことはありますか?
小野木さん
年齢も若くないので、棚卸しはしっかり行いました。その中で、「やれること」と「やれないこと」が分かる形で、職務経歴書に反映させることを意識しました。また、書いてみた職務経歴書については、キャリアカウンセラーに見て頂いたりもしました。面接に関してもほとんど同じで、自分の「できること」というのを、知識面も含めてしっかり棚卸しをし、伝えられるようにしました。
本多
最終的に電通デジタルを選択されたのはなぜだったのでしょうか?
小野木さん
自分の持っているスキルを利用しながら、全く違う分野で働ける魅力を感じたからです。電通デジタルは、広告に限らずデジタルマーケンティングの全ての領域に対する、コンサルティング、開発・実装、運用・実行の提供といった多種多様な業種があります。なので、自分の持っている知見を活かしながら、自分の幅を広げることができる働き方ができるのではないかと思いました。
電通デジタル入社後について
現実と理想のギャップ(組織の変化フェーズ)
本多
改めて、ご入社された2018年9月から、小野木さんが行っている業務を教えて頂けますか?
小野木さん
運用型広告のデータを取得するためのシステムを作り、レポート取得を可能にさせました。これを運用にのせた結果、今までの数値をもとに予測できるようになり、業界や業種ごとの顧客企業の皆さまに対して「新しいキャンペーン提案」などの形で、役立てられるようになりました。その後、2019年1月より、開発部のマネージャー職に就き、チームのマネジメントやパートナーとのシステム作りをやっています。
本多
転職で実現したかったことを実現できましたか?
小野木さん
それでいうと「まだ」だと思います。そもそもの所で言うと、会社自体が成長フェーズであり、またデジタルマーケティングという特性上から組織も流動的に変化します。私が所属した組織では「開発する環境・開発するための人」が全く整っていない状態でした。そのため、今となってはありがたい、楽しめるポイントではあるのですが、まずはチームやグループでしっかり開発できる体制を作るのが最優先になっていました。
本多
「組織のフェーズ」について、もう少し詳しく教えて頂けますか?
小野木さん
もともと弊社は、4年前の2016年7月に3社が統合してできた会社で、年間約200名程の方が入社してきています。設立当初は約700名から始まった会社ですが、今では約1,400名の規模に成長しています。会社の設立からの期間が短い上に、年々多くの方が入社しています。
他にも、弊社は電通との関係性も深く、レギュレーションが確立されている部分もあります。設立4年目の会社だからこそのトップダウンの判断を下す場面がありながらも、大人な対応をしなくてはいけない場面もあります。そこのバランス感覚を捉えることが大事になってきます。
本多
この組織フェーズならではの「悩み」などありましたか?
小野木さん
それで言うと、ステークホルダーがとても多いので、常に連携を意識し、キャッチアップする必要があります。色々重要なデータも扱いますし、電通とのやり取りも多いので、思うように推進するのは難しくもあり、そこが面白い部分でもあります。少し話がずれますが、弊社は基本的に人を巻き込んで仕事をしていくスタイルになりますので、例えばエンジニアの方であっても、「話せる」スキルがうちの会社では大切かなと思います。
設立から4年目で、こういった問題を解消する仕組みを整備する段階にあったと思います。しかし、今後はこれをいかに仕組み化していくのか、というフェーズになっていきますので、会社も益々良い方向に変わっていくと思います。
電通デジタルの環境、一緒に働く人について
本多
電通デジタルの「働く環境」については、いかがですか?世間的なイメージもあるので、気になる所です。
小野木さん
すごく働きやすいですよ。まず全体の話でいくと、弊社はフレックス制度を導入しています。
私の場合は、平日は9時半始業なのですが、その時間には会社に来ています。朝、子供を送るタイミングと大体一緒なので、いつも子供を送ってから出社します。そして、ちゃんと子供の顔が見られる時間に帰宅しています(笑)。社では働き方改革を徹底推進していて、休日は仕事をしませんね。
本多
一緒に働くメンバーについては、いかがですか?
小野木さん
私の主観ですが、若い人も含めて、みんなすごくポテンシャルが高いです。開発部のマネージャーとは名乗っていますが、良い意味で楽しくやらせてもらっています。もちろんしっかり仕事を管理しますが、管理しやすいように、自主的にメンバーが動いてくれている、と感じています。また、上司と部下の面談である1on1を設けていますが、普段言えないことや抱えている悩みを打ち明けてもらい、風通しの良い職場になるよう心がけています。
最初は、チームとしてうまく機能していなかった所もあったのですが、自分で触って、システム構築していけるような開発環境もしっかり整えられてきています。そういった意味でも、みんなモチベーション高くやってもらえているのだと思っています。
活躍する人のイメージ
本多
御社で活躍する人は、どういった方ですか?
小野木さん
レイヤーにもよりますが、仕事を自分からどんどん取りにいく人はすごく伸びますね。
本多
これも人にはよると思うのですが、小野木さん自身、今のポジションに自分があるのは、何が評価されたからだと考えていますか?
小野木さん
まだ入社して1年強ですが、自分で作ったサービスを実装・運用して、きちんとサービスインしている状態に持っていったところが、評価されたのではと思っています。マネジメントに関しても、組織の役割や、やるべきことをきちんと整理して、まとめられたことが認められたのだと感じています。
まとめ
本多
まず、今後電通デジタルで実現したいことを教えてください。
小野木さん
「世界スタンダードのものを作りたい」と思っています。今の上司が、私が選考のときの面接官だったのですが、「電通グループなら、作ったものがデファクトスタンダードになるよ!」と言われたのがとても魅力的でした。世界で使われ続けるものを電通グループで作り上げたい。そう思っています。
本多
電通グループならではの、大きい夢で素敵です!
最後になりますが、「納得できる転職をするために必要なこと」について、小野木さんは何だと考えますか?
小野木さん
最終的に「好きなもの」を選ぶことですかね。悪く言うと「安定」なのかもしれないですけど、「できることをもう一度やろう」という想いで電通デジタルに入社しました。多分どっちに行っても納得しないわけにいかないと思うので、「入ったところに納得できるような働き方ができればいい」と私は思っています。
本多
力強いお言葉を頂けました。本日はお忙しい中、ご協力いただきありがとうございました!
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