株式会社ウエディングパーク ~ブライダル業界のインターネットリーディングカンパニー~
「幸せ」と聞いて「結婚」を思い浮かべる方は多いと思います。その一方で、少子化による婚姻組数や挙式数の減少など、ブライダル業界にある課題も見逃せません。株式会社ウエディングパーク様は、「結婚を、もっと幸せにしよう。」という経営理念のもと、現在は複数のウエディング専門メディアを運営。インターネットの力で、結婚を迎えるカップルとカップル向けのサービスを提供するクライアントをつなぎ・支える事業を展開されています。
作間 友幸さん
2004年11月に最初の営業担当として入社。15年目を迎え、営業からメディア開発まで幅広く担当され、2009年からは役員となり、現在はメディア開発本部の本部長も務めていらっしゃいます。
小山 翔平さん
2014年新卒入社。エンジニア新卒としては2期生。今年で6年目になり、今ではメディア開発本部のクリエイター部門でゼネラルマネージャーとしてご活躍されています。
ブライダル業界への挑戦
ブライダル業界への想い
本多
まず、ウエディングパークの事業がスタートした時のことやこれまでの歴史をお聞かせください。
作間さん
ウエディングパークは1999年創業、2004年サイバーエージェントグループになりました。現在代表を務める日紫喜(ひしき)がそのタイミングで参画し、日本初の結婚式場クチコミサービスをスタートさせています。
当時、結婚に関しては雑誌から得る情報がほとんどでした。今のようにSNSやブログなどの個人による発信ツールもなく、不特定多数の経験者の声を聞けるような環境は一般的ではありませんでした。クチコミサービス開始にあたっては、そういった状況をインターネットの力を使って打開できないか、という代表自身の想いがあったようです。クチコミを始めた当時は、業界からの反発もありましたが、今、式場探しにクチコミが活用されることが当たり前になってるのは、「結婚を、もっと幸せにしよう。」という経営理念をもとに継続的にクチコミサービスを続けてきたひとつの成果なんじゃないかと思っています。
弊社は今年で創業20年ですが、2012年度から新卒採用を本格スタートするというタイミングで、「21世紀を代表するブライダル会社を創る」というビジョンを掲げ、会社として大切にしたいことを言語化し、“日々これを意識していい会社をつくろう”という行動に落とし込んだ行動規範の「TRUTH」も誕生しました。
本多
私が御社のHPを見て気になったものも、行動規範「TRUTH」でした。これは、新しい幸せを提供するための普段の行動の心掛けとして言語化しているものなのでしょうか?
作間さん
弊社は、「21世紀を代表するブライダル会社を創る」というビジョンを掲げていますが、ある日突然ビジョンに近づけるわけではありません。この「TRUTH」では、毎日の行動レベルで何を頑張れば成果が出てビジョンに近づけるのか、わかりやすく言語化したものです。
「TRUTH」に記載されている項目のひとつである「永遠のフェア」は、Wedding Parkのサービス運営方針にも掲げています。サービスを提供する上では、ユーザーもクライアントも、そしてサービスを提供するウエディングパークの社員も、「三方良し」でなければいけないと思っています。
結婚式のサービスを実際に提供しているのは、「式場の方々」なので、カップルファーストだけではなく、「カップル」と「式場」の両方にとってベストなサービスを提供し続けたいという想いがあります。
これからのブライダル業界での挑戦
本多
先ほど少子化の話も出ましたが、現状ブライダル業界では挙式数も減っている印象を受けます。そんな状況の中でも、ウエディングパークならではの提供できる「価値」はどのようなところにあるのでしょうか?
作間さん
現状、年間約59万組が結婚しており、その半分が結婚式をやる『あり婚』の方、もう半分が結婚式をやらない『なし婚』の方、という風に2つに分けることができます。『あり婚』『なし婚』、そのそれぞれに対する当社のビジネスをご紹介できればと思います。
『あり婚』の方向けで言うと、国内での結婚式を考えている方へはWedding Park、海外挙式であればWedding Park海外、そして衣装選びのWedding Park DRESSという3つのサービスを提供しています。結婚式準備を開始してから当日までの期間は半年~1年程です。なので、結婚式当日の2~3時間だけではなく、その準備期間で「自分たちらしい結婚式が作れるか」「準備を楽しくできるかどうか」を重視するユーザーが非常に多くなってきています。招待したゲスト全員に一律じゃなくて、ゲスト一人ひとりにどんなおもてなしをするのか?を考えることが増えていますね。
そんなユーザーの傾向もあり、パーソナライズした情報提供を目指していますし、どんな式場でいつから準備をして、何ヶ月前から何をどんな風に準備したのかがわかるユーザー投稿型の「ハナレポ」というコンテンツも追加しました。それぞれのカップルの「自分たちらしいウエディング」を実現させるサービスを提供できればと思います。
本多
『なし婚』の方向けのサービスで言うと、何があるのでしょうか?
作間さん
『なし婚』の方だけ向けのサービスというわけではありませんが、Photorait(フォトレイト)とRingraph(リングラフ)というサービスを提供しています。
Photoraitは、フォトウエディングや前撮りなどの撮影スタジオ・サロンが検索できるクチコミサイトです。今まで結婚写真と言えば、「前撮りを親や親族に見せるためのもの」だったのが、SNSの普及などによって「撮影自体を楽しみ、シェアするもの」に変わっていて、様々なフォトスタジオ、フォトサービスが提供されています。また、最近では訪日外国人カップルが、日本らしい場所、例えば京都や沖縄などで撮影したいというインバウンドでの新しいニーズも生まれています。
Ringraphは、結婚指輪や婚約指輪のクチコミサイトです。ユーザーは一生に一度の指輪探しで、自分たちに合った指輪を探すためにリアルな情報を求めていました。たくさんの先輩カップルによって投稿された写真付きのクチコミをもとに、様々な条件でジュエリーブランドやショップを検索することができます。
小山さん
クライアント向けには、Wedding Parkのメディアを活用した広告プロモーションのご支援にあわせて、自社のオフィシャルホームページが簡単に制作できるCMSツールの提供もしています。
日々の業務のIT化・Web化により、結婚式当日のプランニングやカップルのサポートなど、本来時間を使うべき所にもっと集中できるようになりますよね。それによって、結婚式が今より低価格になったり、より良い結婚式が挙げられるようになったりすることは、式場・ユーザー双方にとってメリットがあることだと思います。
ウエディングパークの採用
理念に共感し、「幸せ」を考える人が集まる
本多
御社で働いている方は、どんな方が多いのでしょうか?
作間さん
当社の理念が「結婚を、もっと幸せにしよう。」で、そのサブタイトルが「結婚に関わるすべての人が最高に幸せを感じる瞬間を創るために新しい価値を提供する。」なのですが、それに共感してくれている、素直に「人を幸せにしたい人」が集まっています。
小山さん
クリエイターで言うと、ビジョン・理念の共感に加えて、インターネットテクノロジーによってまだまだ変化させられる余地の多いブライダルのドメイン・業界で仕事をすることに対して、すごくやりがいを感じているメンバーが多いです。
インターネットを使って新しい価値をどう産み出していくかを活発にディスカッションし、実際にプロダクトに落とし込めるところが、ウエディングパークで働くエンジニアやクリエイターにとっての一番の魅力だと思っています。
最後に一言
本多
最後になりますが、ウエディングパーク様に少しでも興味を持たれている方に一言頂ければと思います。
作間さん
もともとブライダル業界に強い興味がなくても、「人を幸せにしたい」という部分はやはり大事だと思っています。技術はあくまでも人を幸せにするするための手段であり、それが事業の貢献や業界の貢献につながると考えています。
それと、最近は「1メートルハピネス」が大事かなと思っています。「日本をどうにかしてやろう!」みたいな大それたことでなくても、自分から半径1メートルのすごく近くにいる人を幸せにすれば、その幸せが連鎖してその人達もまた1メートル1メートル、と増やしてくれると思いますから、そういう仲間を作れる会社として選んでもらえればいいなと思っています。
小山さん
僕らクリエイターとしての面白さは、自分たちの作ったものが人生の重要な意思決定のタイミングに関われるところだと思っています。そういう経験をしたい方にぜひ来て頂きたいなと思っています。
サービスづくりと併せて、チームづくりやカルチャーづくりも楽しんでいただける方にお会いできれば嬉しいです。
本多
ウエディングパーク様の考える「幸せ」や事業についての考え方がよく分かるインタビューでした!ご協力頂き、誠にありがとうございました。
【GeeklyReview】ウエディングパークの口コミを見る
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