【アンケート調査】自己研鑽を行っているIT人材は約80%以上!年代・年収ごとに見る自己研鑽の実態
今回弊社ギークリーでは、転職希望者のITエンジニア、クリエイター、ゲーム制作者を対象に、「自己研鑽」の実情についてアンケートを実施いたしました。IT人材の80%以上が自己研鑽を行っており、年代や年収別に自己研鑽に費やす時間や学習方法に差が生じていることが明らかになりました。キャリアアップや転職をお考えの方は是非ご覧ください。
目次
アンケート概要
株式会社ギークリーでは、4月~5月にサービスをご利用いただいたエンジニア、クリエイター、ゲーム人材の方を対象に「自己研鑽への取り組み」についてアンケート調査を実施しました。
技術が日々進歩している現代では、最新の情報をキャッチアップし、スキルを磨き続けることも非常に大切だと言えます。
アンケートの詳細な内容は次の通りです。
【調査対象】弊社を利用したエンジニア・クリエーター・ゲーム人材
【対象人数】360名(有効回答のみ)
【調査期間】2022年4月12日~2022年5月16日
【調査方法】Web上のアンケートフォームへの入力もしくは、アンケート用紙への記入
【質問項目】
1 . 自己研鑽(休日や勤務時間外で自身の能力を伸ばすための学習や自己啓発)として取り組んでいることはありますか?
2 . 自己研鑽として具体的に取り組んでいることは何ですか?(複数回答可)
3. 1週間で自己研鑽にどれぐらいの時間をかけますか?
アンケート集計結果
自己研鑽をされている方は約8割以上
今回の調査では、81.4%と8割を超える方が自己研鑽をされていることが分かりました。
IT業界は性質上、専門的なIT系の知識やスキルが多数存在します。
最新の知識やスキルを自らキャッチアップし、それを実務にも活かしていくことで成果に繋げることが可能です。
また、ITの知識や技術は日々進歩しています。個人だけでなく企業全体としても知識をインプットし、最新技術に触れることを求められます。
そのため、IT業界従事者の多くが自己研鑽していると考えられます。
週に2~5時間の勉強時間が最も多い
自己研鑽の時間として、最も多かった回答は「週に2~5時間」でした。
次いで多かった回答である「1~2時間」も加えると、半数以上の方が週に1~5時間程度は自己研鑽されています。
業務時間外に少し勉強に時間を割いたり、休日に何時間かまとめて勉強するなど、効率良く継続的に自己研鑽されている方が多いと考えられます。
最も多い勉強内容は読書
自己研鑽の内容で、最も多かった回答は「ビジネス書、専門書を読む」でした。次に「資格の取得(取得のための勉強も含む)」、「オンライン学習」がランクインしています。
特に、IT業界では取得できる資格も多く、資格取得のための学習を行う方も多くいます。
最近ではYouTubeやオンラインのプログラミングスクールなど、場所や時間を問わない勉強方法も非常に好まれています。
資格やスキルを取得することで、キャリアアップや年収アップを実現させることも可能なため、仕事と両立できる効率の良い勉強方法が好まれています。
年代別集計結果
20代が自己研鑽をしている割合が最も高い
自己研鑽をされている方の中で、年代別に見ると20代が最も高い結果となりました。
20代の方の多くが経験が浅いためスキルを身に着ける必要があり、専門性を高めることやキャリアアップを目的に自己研鑽をされていると推測されます。
また、30代~50代で自己研鑽をされている人の割合はいずれも70%を超えており、年代にかかわらず多くの方が自己研鑽されていることがわかりました。
キャリアやライフスタイルの変化によって自己研鑽に割く時間が変化する
週に行う自己研鑽の時間を調べた結果、20代~30代は「2~5時間」の割合が最も高く、40代~50代は「1~2時間」の割合が最も高いことがわかりました。
40代までは自己研鑽に使える時間が比較的多く、40代以降は自己研鑽に割ける時間が減少していることが考えられます。
背景として、40代以降は休日は家族と過ごすなどライフスタイルへの変化から、自己研鑽以外に時間を割く方が多いことが推測されます。
資格取得によるメリットはどの年代でも共通認識
自己研鑽の学習方法について年代別で見ると、20代~50代のどの世代でも資格取得に向けた自己研鑽をされている方の割合は約20%でした。
どの年代においても、資格を取得することでキャリアアップや年収アップなどのメリットがあるため、一定数の割合の方が資格取得のための学習や自己研鑽されていると考えられます。
年収別集計結果
年収500~600万円は自己研鑽の時間が最も少ない
自己研鑽に費やす時間を年収ごとに区切った結果、年収が上がるにつれ自己研鑽に割く時間が減るという結果が判明しました。
一方で、年収501~600万円のゾーンに注目すると、週に5時間以上自己研鑽している割合が最も少ないという結果が出ています。
経済産業省の調査によると、年収501~600万円は30代のIT人材の平均年収に近い値というデータがあります。
実際に今回の弊社で行ったアンケートでも、年収501~600万円と回答している方の約50%は30代となっております。
30代の人は結婚や家庭を持つなどライフイベントが多く発生しやすい時期であることから、自己研鑽以外に時間を使っているからであると推測されます。
ハイクラス層ほどセミナーや交流会に参加している
年収別の結果では、セミナーや交流会等への参加の割合に対し大きな差が生じています。
年収300万円未満の層がわずか3%であるのに対し、年収801万円以上のハイクラス層では18%と約6倍もの差があります。
特に、ハイクラス層では自らがセミナーを開催する立場になることや、マネジメントを行う立場になる機会が比較的多く、その勉強のためにもセミナーに参加する方が増えているとも言えます。
まとめ
今回のアンケート調査では、IT・Web・ゲーム業界で働く方々の「自己研鑽」の現状について調査しました。
自己研鑽に費やす時間や学習方法など、年代や年収によって細かな差はありますが、年齢や年収を問わず約80%のIT人材が何らかの自己研鑽を行っているという調査結果が明らかとなりました。
日々進歩し続ける知識や技術をキャッチアップし続けることがIT人材に求められることであり、その手段として自己研鑽は非常に有効的です。
キャリアアップや転職をお考えでしたら、ぜひ自己研鑽することでスキルアップしてみてください。
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