【アンケート調査】企業選びで重視するポイントとは?
今回弊社ギークリーでは、転職を希望しているITエンジニア、Web/ゲームクリエイターを対象に、企業選びや求人票で重視するポイントについてアンケートを実施しました。「働き方改革」や「副業」といったワードが飛び交うようになった昨今ですが、年代や年収ごとに重視している点が異なることが分かりました。
目次
アンケート概要
弊社ギークリーでは、12月にサービスをご利用いただいたエンジニア、クリエイター、ゲーム人材の方を対象に「企業選びで重視するポイント」についてアンケート調査を実施しました。
昨今では「働き方改革」や「副業」が推奨されるなど働き方の変化が生じている中で、求職者が実際に気にしているポイントを探ります。
【調査対象】弊社を利用されたエンジニア・クリエーター・ゲーム人材
【対象人数】173名(有効回答のみ)
【調査期間】2021年12月1日~2021年12月31日
【調査方法】Web上のアンケートフォームへの入力もしくは、アンケート用紙への記入
【質問項目】
1 .企業の特徴として重要視する内容をお選びください(複数回答可)
2 .求人情報でもっとも知りたい内容を下記よりお選びください
アンケート集計結果
副業の需要はまだ高くない結果に
「副業」や「複業」、「週休3日」など、働き方については多くの話題が飛び交っています。
しかし、今回の調査では企業の安定感や将来性を重視する傾向がまだ強いと言える結果となりました。
リモートワークの需要は引き続き高く、最も重視されている結果となっていますが、2位、3位には「定着率が高い」ことや「自社サービス保有」であることが続いています。
同時に、「副業可能」であることは5位という結果になりました。働き方の改革や多様化が進んでいるイメージのIT業界ですが、多くの求職者にとってはまだ重要性は高くないようです。
「働き方」への関心自体は高い
求人票で最も知りたい内容については「歓迎要件」や「働き方(リモートワークやフレックス制度等)」がほぼ同率の順位となりました。
「仕事環境(言語・フレームワーク、営業スタイル等)」の重要度が低いことから、転職においてどのようなスキルを得られるかといったスキル志向の方は全体としては多くないことが分かります。
「副業」や「スキル」といった項目の優先度が低く、「リモートワーク」や「働き方」の優先度が高いことから、労働環境がいかに整っているかが重要であることがわかる結果となりました。
年代別集計結果
副業への関心が高いのは30代、安定して働きたい40代
年代別での集計結果では、30代と40代が重視している内容が顕著に表れる結果となりました。
どの年代もリモートワークを重視していることは変わりませんが、30代では定着率への関心が低い代わりに副業やリモートワークへの関心比率が高くなっています。
スキルも身に着いてきて最も働き盛りともいえる30代は、より柔軟な働き方や自身の能力を発揮できる場を求める年代と言えるでしょう。
反対に40代においては、働き方への関心はそれほど高くなく、定着率が高い企業へ転職することの重要性が上がっています。転職で失敗したくないという気持ちの強さがあらわれているといえます。
ジュニア層の関心は働き方、ミドル層の関心は業務内容
求人票で重視している項目では、若手は「働き方(リモートワークやフレックス制度等)」への関心が非常に高い結果となりました。
一方の40代では「歓迎要件」への関心が非常に高くなっています。
「仕事環境(言語・フレームワーク、営業スタイル等)」への関心も高いことから、これまでのスキルを活かして働きたいと考える人が多いであろうことが想像できます。
年収別集計結果
ハイクラス層は自社サービスや副業への関心比率が高い
年収別の結果では、どの区分でもリモートワークや定着率の重要性は同程度に重要であるという結果となりました。
違いがあらわれたのは「自社サービス保有」や「私服勤務可能」、「副業可能」といった特徴です。
年収が低い層ほど私服勤務の重要性が増している一方、ハイクラス層はサービスへの関心や副業への関心が高くなっています。
年収が下がるほど働き方を気にする結果に
求人票で重視しているポイントにおいては、年収が低くなるほど「働き方」を気にし、歓迎要件は気にしない結果となりました。
先述の「私服勤務可能」であることを求める傾向と合わせると、年収が低い人ほど自分が快適に働ける環境かどうかを企業に求める傾向にあるといえるかもしれません。
年収が上がれば「副業可能」であることや「歓迎要件」に注目するようになることから、より自身のスキルを発揮できる環境かどうかが重要になると言えるでしょう。
まとめ
今回は求職者の方が重視している企業の特徴や、求人票上の情報についてアンケートを実施しました。
年代別では、20代はリモートワーク等の労働環境の柔軟さを求め、30代は副業への関心が比較的高く、40代は定着率の高い安定した職場を望んでいることがわかる結果となりました。
年収別では、年収が低いほどリモートワークや私服勤務といった会社の制度面への関心が高く、年収が高い層では副業可能であることや歓迎要件への関心が高いことが分かりました。
今後積極的にキャリアアップしていきたい方は、会社の制度や福利厚生ばかりを重視するのではなく、自身のスキルをどう発揮できるのか、どう伸ばせるのかといった観点で企業を選んでみてはいかがでしょうか。
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