【アンケート調査】IT人材の利用頻度の高いSNSは?興味関心の高いSNSの情報についても解説します
弊社ギークリーでは、10月中にサービスをご利用いただいたIT人材の方を対象に、「利用頻度の高いSNS」「転職を考えるきかっけとなったSNSの情報」についてアンケート調査を実施しました。果たして、IT人材はどのSNSの利用頻度が高く、どのような情報に興味関心があるのか実態に迫ります。
目次
アンケート方法概要
「IT人材が転職サイト・エージェントを選ぶ際に重視していること、転職を考え始めた時に最初に検索するキーワード」についてアンケート調査を実施。
【調査対象】弊社をご利用いただいた転職希望のIT人材
【対象人数】787名(有効回答のみ)
【調査期間】2023年10月1日~2023年10月20日
【調査方法】Web上のアンケートフォームへの入力
【質問項目】
- 利用頻度の高いSNSを以下よりお選びください。(複数選択可)
- SNSにおいて、転職を考えるきっかけになったことがありますか。(複数選択可)
- 直近、興味をもった広告の訴求(内容)は何ですか?(複数選択可)
【全体】アンケート集計結果
IT人材はYouTubeの利用頻度が最も高い
本アンケートによると、転職を検討しているIT人材の方は、YouTubeの利用頻度が最も高く、次いでTwitter(X)、Instagramという結果になりました。
YouTubeはコロナ禍からユーザーの視聴頻度は高まり、娯楽だけでなく情報収集のためのメディアとしても日常的に活用されています。
以前、弊社で実施したYouTubeに関するアンケートでも、転職活動での「業界研究」の際にYouTubeで情報収集しているという回答が多くなりました。
YouTubeは発信者の実体験に基づいたリアルな情報やノウハウを得られるため、情報収集としても活用されていると考えられます。
IT人材が「転職」を考えるきっかけは企業からのスカウトよりもSNS広告が多い
IT人材が、SNSを閲覧している際に転職を考えるきっかけとなったのは、若干の差ではありますが、企業からのスカウトよりも転職関連のSNS広告の場合が多い結果となりました。
現在、転職エージェントを利用せず、個人で転職活動を行う方も増えており、Twitter(X)では「#Twitter転職」というハッシュタグで企業と求職者が繋がっているケースもあるため、一見企業からのスカウトの方が転職を考えるきっかけなるかと思いますが、実際にはSNS広告の方が影響力が高いことが明らかになりました。
実際にIT人材が興味を持った広告の訴求内容を見ていると、年収や働き方に関する訴求が最も多い結果となりました。年収や働き方に関しては、現職の不満から転職を考えるきっかけになりやすいことから、広告とわかりながらも気になってしまい、クリックしてしまうのではないかと推測できます。
ここまで、IT人材全体の傾向を見てみましたが、年代別ではどのような変化があるのか見てみましょう。
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年代別の結果
どの年代でもYouTubeの利用頻度が最も高い
年代別で利用頻度の高いSNSを調べてみましたが、全体結果と比較してもさほど変わらない結果となりました。どの年代においてもYouTube、Twitter(X)の利用頻度が高いことが明らかになっています。
しかしFacebookを見てみると、20代・30代の利用頻度は低く、40代以降で利用頻度が高くなっていました。現在、Facebookはビジネス用のSNSとして利用されることも多いため、管理職など役職に就いている傾向にある40代以降で利用頻度が高まっていると推測できます。
年代が上がるほど「企業から発信された情報」が転職を考えるきっかけとなっている
年代別で転職を考えるきっかけとなったSNSの情報を見てみると、年代が上がるにつれて企業からのスカウトや興味のある企業の投稿など、企業から発信された情報が転職を考えるきっかけになっていることが明らかになりました。
特に企業からのスカウトに関しては、40代・50代と年代が上がるにつれて回答の比率が高くなっています。
年代別で興味を持った広告の訴求について調べてみると、どの年代も年収に関する訴求や在宅勤務などの働き方の訴求に興味をもっていますが、自分に合った仕事ができるなどのメッセージが発信されている広告に関しては、年代が上がるにつれて興味関心が高い傾向にありました。
転職を考えるきっかけとなったSNSの発信のアンケートの回答と合わせてみると、年代があがるにつれて、年収だけではなく、自分のキャリアやスキル、働き方に合う企業の情報を探しており、自分と企業の相性を測ることができる情報に興味関心を持っていると推測できます。
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職種別の結果
専門技術が必要な職種でTwitterの利用頻度が高くなっている
職種別で利用頻度の高いSNSを調査した結果、YouTubeの利用頻度は平均して高い傾向にありましたが、エンジニアやクリエイター、ゲーム職種など専門技術を扱う職種でTwitter(X)の利用頻度が高い傾向にありました。
Twitter(X)は拡散力も高く、自分が知りたい情報が集まりやすい仕組みになっており、簡単に情報を得ることができます。各種業界・職種の仕事のノウハウ(デザインやプログラミング言語)など専門的な技術に関する情報も発信されているため、専門技術を扱うIT人材にとっては、課題解決、インプットの場として活用されていると推測できます。
実際に弊社でTwitter(X)のフォロワーが多いCTO、エンジニアの対談企画を実施した際に、公開直後、Twitter(X)経由で閲覧数が大幅に伸びていたため、フォロワーの多い方の発信はTwitter(X)ユーザーへの影響力が高いと考えられます。
ゲーム職種、エンジニアの方ほど「企業からの発信された情報」に興味関心がある
職種別で転職を考えるきっかけとなったSNSの発信を見てみると、ゲーム職種で企業からのスカウトや、興味のある企業の投稿など、企業からの発信が転職を考えるきっかけになっていることが明らかになりました。
またエンジニアも上記の回答が多くなっていることから、クリエーターや営業職よりも、自分のスキルや経験からチャレンジできる環境を探していると推測できます。
職種別で興味を持った広告の訴求について調査した結果、平均してどの職種も年収や働き方に関する訴求に興味関心が高い結果になりましたが、エンジニアとゲーム職種でキャリアアップに関する訴求に興味関心が高い傾向にありました。
上述した転職を考えるきっかけとなったSNSの発信の回答同様に、本結果からもエンジニアとゲーム職種の方は自分の現在の専門的なスキルや経験を活かしつつキャリアアップできる環境を探していると読み解くことができます。
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IT業界・職種の最新情報は「IT転職のプロ」が持っています。
今回のアンケート調査では、IT・Web・ゲーム業界で働く方々の「利用頻度の高いSNS」「転職を考えるきかっけとなったSNSの情報」ついて調査しました。
アンケート結果からは、IT人材はYouTubeとTwitter(X)の利用頻度が高い傾向にありました。また、転職を考えるきっかけとなったSNSの発信は「転職の広告」で、中でも年収に関する訴求、働き方に関する訴求に興味関心が高いことが明らかになりました。
IT人材は業務内容によって年収も幅も大きく、働き方も多種多様、求人も多いため自分の理想に近い環境を見つけるのは大変かと思います。IT業界での転職は、IT業界の市況や”職種ごと特色”について深く理解している転職エージェントに相談してみましょう。
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