志望動機ってなにを書けばいいの?好印象を与える志望動機の書き方を解説
履歴書を書く際に「志望動機はどういう風に書けばいいのか分からない…」と悩む方は多いのではないでしょうか?志望動機を書くうえで、企業に「この人が欲しい!」と思うような文章にすることが大切です。本記事では、好印象な志望動機の書き方やNGとされる書き方についてご紹介していきます。
志望動機を書くときの基本
選考を受ける企業の良いと感じた部分を記載
志望動機は応募先の企業の魅力に感じた部分について記載することが基本です。
また付随して、自分が入社することで会社の成長にどのように力添えしていけるのかを記載します。企業から、入社後に実際に活躍するイメージをもたせ「この人を雇いたい!」と思わせることが大切です。
面接官は求職者が「何を目標にしているのか」「自社に入社して何ができるのか」知りたがっています。そして志望動機を知ることで、自社のニーズに合った人なのかどうか見極めようとします。
そのため、しっかりと企業研究をしたうえで、どこに魅力を感じ、どの部分で活躍できるかを書くことが大切です。
過去の実績を書く
過去の実績からどれだけスキルがあるのかアピールすることができます。実績を書くときは基本的に実体験をベースとして、できるだけ定量的に書くように心がけてください。
すると企業側は応募者がどれくらいのスキルを持っているのか把握しやすくなります。
志望動機の部分の空欄は極力少なくする
志望動機の欄には必ず文字数70%以上は書くようにしてください。履歴書を見たときに空白が多いと、本当に自社に入社したい気持ちがあるのか問われることになります。
いくら過去に良い経験をしていても、志望動機の部分で入社したいという気持ちが伝わらないと、早期退職を懸念されてしまいます。仕事で成果を上げてくれることはもちろんですが、会社の社風に合うかどうかも見られています。
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志望動機を書く時のポイント
自分のオリジナルの内容にする
志望欄に書くときは必ず、
・どうして転職をしているのか
・企業に入って成し遂げたい目標とは何か
・どういった分野で活躍ができるのか
という部分を自己分析したうえで、自分の言葉で具体的に記入してください。
例えば「作業内容が単純作業でもっとレベルの高い仕事をしたい」「もっと高いポジションの座に就きたいがまだ時間がかかる」といった転職理由だとします。
そういった場合には「御社なら自分にとってレベルの高い仕事ができると思ったから」という内容で具体的に書けるでしょう。そうすることで、「この人は自社の募集しているポジションでも活躍できる人だ」という印象を与えられます。
なので、まずは企業研究をするために求人情報やインターネットで情報収集をしましょう。
企業の強く魅力を感じた部分と転職理由を合わせる
企業に強く魅力を持ったところだけ書くだけではなく、どれだけ入社したいかの理由も合わせて記入しましょう。
志望動機に応募先企業が展開しているサービス・商品・事業内容・社風などの抽象的な魅力を記載することは大切です。しかし、それだけでは入社したい理由としては非常に不十分です。
魅力的にうつった部分は、他の人も同様に感じている可能性が非常に高いです。ただ企業の魅力だけを記載するのでは、ありふれた文章になってしまいます。
ですので、魅力に加えて自分ならではの志望理由も結び付けて記載するようにしましょう。
履歴書以外の書類があれば文字数を変更する
履歴書以外に職務経歴書や志望動機書なども一緒に提出するのであれば、履歴書の志望理由の欄の文字数を変更してください。
履歴書に記載している内容で十分伝わりますので、他書面に記入する際は簡潔に書くようにしましょう。
志望動機のNGな書き方
「御社の経営理念に共感しました」だけは書かない
志望動機を書くときは「経営理念やビジョンに共感を持った」だけは、なるべく書かないようにしてください。
他の企業にも同等な言い回しで記入しているのでは?と疑われる可能性があります。ですので最初に志望したい企業の情報を集めて、どの部分に対してなにを感じたのかを自分の言葉で説明できるようにしておきましょう。
志望動機と退職理由が一致していない
志望動機と退職理由が一致していないと、「条件だけで選んだのでは?」と思われる危険性があります。「条件が同じであれば他の会社でもいいのでは?」と企業側は退職理由に不信感を感じてしまいます。
そのため「前の会社では成し遂げられなかった事を御社ではそれを叶えることができる。だからこの企業に応募した。」とストーリー仕立てに志望動機と退職理由を統一するように記載しましょう。
また、転職前は辞める前にどのような努力をしたのか、前の会社では実現できなかった理由も相手に伝えることが大切です。
「学ばせていただきたい」はNG
「ここで学ばせていただきたい」という志望理由は記入しないように注意しましょう。熱心な人や謙虚な人だとアピールする言葉だと思われがちですが、自分本位で受動的に仕事をする人だと受け止められてしまう言葉でもあります。
基本的に企業の中途採用では即戦力を求めており、自ら行動して企業に貢献できる人を募集しています。つまり、学ぶ前提の受け身な人材は求めていません。受動的な姿勢な人だと思われないように「前の仕事で○○の経験を活かして企業に貢献したい」と自分の活かせる経験やスキルを伝えることが大事です。
そのうえで、「未経験の業務にもチャレンジしたい!」「御社で新しくスキルを身につけたい!」と前向きに伝えれば、自分は即戦力でもあり企業に貢献できる人だとアピールすることができます。
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志望動機についてのよくある質問
競合している企業と比較しても問題ない?
他の企業と比較するのは問題ありません。比較したほうが、業界自体の情報収集をして分析をしていると判断されます。また、志望理由がより明確になりますので、むしろ書いた方がプラスになります。
しかし、気をつけなければならないことが2つあります。
1つ目は謙虚な姿勢で伝えるように心がけてください。上から目線で志望動機を書いていくと、非常に不快感を与えてしまいます。基本的に低姿勢な文章で記入するようにしましょう。
もう1つは、他社との比較は志望動機と合わせて記入ようにしてください。自分の思いを踏まえたうえで記載することで、志望理由の説得力を一気に上げることができます。
他の募集職種と迷っていることは伝えてもいい?
他の募集職種と迷っている場合でも、理由が明確であれば伝えても問題ありません。確かに企業としては、即戦力として活躍してくれる職種に配置したいと考えています。しかし、別の職種であっても上回る活躍をしてくれるとイメージできれば検討してくれるでしょう。
なので、まずは別の職種を志望する理由を明確にしましょう。そのうえで、自分がどう活躍していけるか記載しましょう。
第一志望でなくても第一志望と伝えるべき?
この場合は面接で受かるためにも、志望度が高いことを伝えるようにしましょう。
曖昧な回答をしてしまうと企業としても不安に感じてしまいます。採用にも大きなコストがかかっているため、いざ内定を出した後に辞退されてしまってはコストが大きいです。
「本命ではない」「他の会社を志望している」なんて伝えてしまうと、即座に落とされてしまいます。なので、ここは社交辞令も踏まえて迷わずに「第一志望として考えております」と伝えたほうが面接官に良い印象を与えます。
もしくは、明確に伝えずに「御社も強くしていますが、別に悩んでいる企業が1社あります。」と伝え、悩んでいる理由を正直に伝えるのも1つの手です。
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今回は志望動機の「良い印象を与える書き方」をはじめとして、「基本的な志望動機の書き方」「NGな書き方」なども紹介しました。
基本的に企業でどんなことがやりたくて入社したいのか、何を理由に企業に入りたいのか、抽象的な表現を極力減らし、具体的に書くことが必須です。
自分の実績などを書いてどんな思いで企業に入りたいか、自分のオリジナル文章で相手に伝えるようにしましょう。
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