一次面接で落ちるのはやばい?5つの原因と転職で通過するポイントを解説!
転職しようと意気込み、書類選考を通過。気合を入れて面接に向かうも面接ではことごとくお見送り。そういう状況の場合は必ずどこかに問題があります。改善すれば通過することは可能でしょう。今回は、一次面接でうまくいかない原因と改善方法を徹底的に解説します。
目次
一次面接で落ちる原因はコレ!
①印象が悪い
一次面接は、社員の方と初めて会う場です。第一印象はこの一次面接で決まります。
そんな時に、身だしなみが整っていない、ハキハキしていない、声が小さい、目が合わないなどのマイナスな印象を与えてしまうと、それだけで評価に影響します。
どんな業種業界であっても、必ずコミュニケーションは取ります。慣れていないとしても面接の時は意識するようにしましょう。
対処法
友達や芸能人で、あなたが見ていて気持ちの良い人はどんな人ですか?
笑顔や話し方を真似してみてください。そして、ぜひそれを鏡の前で取り組んでください。鏡の中の自分と目を合わせながら、口角を上げて、話す練習です。
恥ずかしいかもしれませんが、騙されたと思ってチャレンジしてみてください。
コミュニケーションが苦手と感じている人でも印象は必ず変えられます。
②入社後の仕事のイメージができていない
面接をしている時にありがちなのが、当たり障りのない受け答えをする人です。
入社をするということは、新卒であれ、中途入社であれ、仕事をするということです。書類選考を通過した時点で、その方の経験に対し何かしらの期待をしていることは間違いありません。
だからこそ、その方自身がその経験やスキルを活かすイメージができている必要があります。
対処法
面接を受ける企業の事業内容や、可能であれば面接を受ける部署の職務内容を確認しましょう。
そして、その職務をこなす中で、今までのどの経験やスキルが活かすことができ、その結果どういう成果を挙げられるのかを分析しましょう。
文言を準備することはとても大事です。ポイントは、どこにでも使える文言ではなく、その企業にだけ使える文言を考えることです。
③キャリアプランが不明確
面接を受ける人の中には、企業がまるで学校であるかのような期待をしてくる人がいます。
「御社に入って成長したい。」
「御社の入社をきっかけに〇〇のスキルを学びたい。」
向上意欲があることは大事なことですが、それでは企業側が成長できる何かを提供してくれるのを待つ、消極的な人という印象を与えてしまいます。
対処法
あなたは3年後、5年後、そして10年後どうなっていたいですか?
そして、その目標を達成するためには、面接を受けている企業の何を活用する必要がありますか?
その点を明確にすることで、まさにその企業でしかできないことが見えてきます。
④モチベーションがお金や福利厚生
仕事に対するモチベーションはよく聞かれる質問の一つです。
もちろん、お金や福利厚生は非常に大切です。しかし、そこが1番のモチベーションであることは、他にいい条件があればそちらに行きますと宣言していることになります。
対処法
企業側にとって、一度入社した人にはなるべくやめて欲しくありません。逆に早くに転職や退職をしそうな人は、あまり入社をしてほしくありません。
長く働いてくれそうという印象を与えるためには、その企業の職務内容でモチベーションが上がる内容を考えましょう。
⑤社風に合わない
企業には、その企業特有の雰囲気があります。
上場企業としてしっかりとマニュアル完備された厳格な社風、若手企業ならではの流動的な社風、外資系企業のような自由な社風など、様々です。
その雰囲気に合わないと、早期退職につながる可能性が高くなり、面接で通りづらくなります。
対処法
会社の雰囲気や働きやすさなどは、転職サイトの口コミサイトなどで調べることができます。
どういった特徴があるのか、良いところ、悪いところをしっかりと確認しましょう。
そして、その社風に合わせることのできる人物であることをアピールできるような文言を考えましょう。
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一次面接が決まったら取り組むべきこと
では、書類選考を通過したらどのように準備していけばよいか、具体的に見ていきましょう。
STEP1:企業への理解を深める
まずは会社の事業内容と、応募職種の職務内容を確認しましょう。
会社がなにをしていて、募集職種の人になにをやって欲しいのかを知ることは基本です。
実際に入社するつもりで応募する前よりさらに深堀りします。
STEP2:求められる人物像を把握する
調べた事業内容や職務内容を踏まえて、どのスキルや経験を活かせば、評価される人材になれるのかをあなたなりに考えてください。
入社しなければわからないことは多いですが、入社後のイメージをしているかどうかが大事です。
入社後、必ず誰かが面倒を見てくれるとは限りません。その際に、自分で考え行動できる人は会社にとって良い社員になります。
手間がかかる社員と自走できる社員、ならもちろん後者の方が好まれるでしょう。
入社後の活躍イメージは自分だけでなく採用担当者にも伝わるよう、できるだけ具体的にかためておきます。
STEP3:会社の雰囲気をリサーチする
口コミサイトの確認をしましょう。口コミサイトには、全てとは言わないまでも、社員からみた会社の雰囲気や良し悪しが書かれています。会社概要だけでは分からないことがわかります。
また、人材紹介会社に頼るのも1つの手です。
募集要項からでは読み取れないような会社の雰囲気を知ることができます。また聞きづらいことがあっても代わりに聞いてくれます。
STEP4:面接練習を繰り返す
面接の練習をしましょう。笑顔や話し方の練習を鏡の前で行ってください。
ポイントは、鏡の自分としっかり目を合わせながら、ゆっくり話すことです。面接時は緊張からかどうしても早口になる人が多いです。
しかし、いくら良い内容でも伝えたいことが伝わらなければ意味がありません。
できたら第三者に見てもらうことをおすすめしますが、一度動画に撮って自分の話し方や声のトーン、表情などをチェックするだけでも改善点が見えてくるはずです。
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一次面接直前にするべきこと
いよいよ面接直前です。
面接直前に行うべきは、最後の笑顔チェックと身だしなみのチェックです。
寝癖やスーツの襟など、当たり前の部分を確認しましょう。
後姿や靴の汚れ、爪などにも気を配りましたか?
そういった部分がきちんとしていないと、「細かい部分に目がいかない人」という印象を与えてしまいます。
せっかく練習してきたこともそれだけですべて水の泡です。
直前になればなるほど、不安や焦りが出てきてしまいますが、面接室の雰囲気や面説官の特徴を観察するくらい面接を楽しむ余裕を持って取り組みましょう。
面接前に確認しておきたいこと
いざ面接に臨む前に、はっきりと決めておくべき事項が決まっているか、伝えるべき事項が何かも確認しておきましょう。
- ・なぜこの企業でないとだめなのか
- ・入社可能時期
- ・他社の選考状況
- ・譲れない条件と譲歩できる範囲
面接の場で求められるのは一貫性です。
用意した事故PRや志望動機などに一貫して伝えたいテーマがあるかどうか見直しておきましょう。
また、面接の場で聞かれて困らないよう、入社希望日や他社の選考状況などは自分なりにまとめておく必要があります。
その時の正確な情報を伝えられるよう準備しましょう。
また、給与や待遇面で絶対に実現したい、譲れない転職の条件と、ここまでなら譲歩できるという範囲はあらかじめ決めておくことで予定外の質問にも落ち着いて答えることができます。
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一次面接を通過するために見直したいポイント
一次面接では求職者のコミュニケーション能力やビジネスマナー、そして5年~10年先と将来的ビジョンをしっかりもっている人間か?などが選考の対象となります。
企業と求職者の間にあるズレ
転職は求職者が「◯◯の仕事に就きたい」「△△業務に携わりたい」と自分の目的を叶えようとする場です。
ですが、企業側は自社の社風や事業にマッチする、もしくは空いているポジションをすぐに埋められるような即戦力の人材を中途採用では特に求めています。
この企業と求職者の間にある認識のズレを把握しないままだと、いつまでも変わらず一次面接に落ち続けるだけです。
そうならないためにも、企業と求職者の初接触となる一次面接で、企業側が最初に知りたいと思っている意図を正しく把握する必要があります。
それでは企業の質問から求職者がその企業で求められている役割とは何かを読み取っていきましょう。
以下の項目では一次面接において、企業が求職者について知りたがっていることの代表例を紹介しています。
転職してどんなことが「できる?」のか
このセクションで面接官が聞きたいことは「求職者の職務経歴」についてです。
今までの職務経歴について回答しましょう。
- 社名
- 実績
- 経験して得たこと
過去から現在までの職務経歴を聞かれた際には、上記の3ポイントに注意しながら答えてください。
企業名だけでなくどのような業務に就き、そこで得た経験などについて以下のような流れで答えていきます。
- 携わった事業内容について
- その事業の業務内容について
- そして業務で活かしてきたスキル
転職して何を「実現したい」のか?
企業は一次面接で「なぜ、転職しようと思ったか?」という質問をすることがあります。
このセクションで企業側が知りたいことは、転職目的を知り、その目的が前職でなぜ叶わなかったのか?
今回転職活動するにあたってどういった形でその目標に近づきたいか?ということです。
企業側の一番困る返答が「残業が辛かった」「給与が低いから」というような転職理由です。これでは、
「前職がただ嫌になっただけなのでは?」「当社に入社しても何か壁があればすぐ嫌になって退職してしまうのでは?」
といったネガティブなイメージを採用担当者に与えかねません。
このような結果にならないためにも、転職活動を行う理由にやりたいこと(転職して実現したいこと)を含める必要があります。
以下の例文をご覧ください。
転職活動を行っている理由について
「前職では△△といったプログラミング言語のスキルを活かすため、◯◯開発に携わりたかったのですが、前職の環境ではそれが困難でした。
そこで目標へさらに近づくために転職した方が良いと判断し、転職活動を始めました。
私には現場だけでなく将来クライアントと直に接し、プロジェクトの立ち上げから完遂まで携われるような業務に就きたいという希望があります。
そのためには、前職の現場で培ってきた専門性の高いエンジニアとしてのスキルだけではなく、組織マネジメントやマーケティングについての知識も必要だと考えました。
経営陣と現場、上流工程と下流工程またはクライアントと現場といった上下の間を取りまとめる調整力を身につけたいと志したのも、転職活動を進める後押しになっています。
また、もっとも魅力を感じているのがチームマネジメント力を含めた広い意味でのコミュニケーションスキルについてです。
現在は特にチームマネジメント力だけではなく、企画力にも力を注いでいる企業に注目して転職活動を行っています」
上記は「なぜ転職したのか?」と採用担当者に問われた際の回答例の一部ですが、以下の順序を意識して回答を組み立てると有効です。
- 前職でなんらかの目的が生まれるorもしくは前々から考えていた
- 前職ではその目的が果たせない
- 2のために転職を決意した
一次面接へは、このような流れの回答を事前準備として用意しておいてください。
また、一次面接に限らず、求人に応募する際は前もってその求人のニーズを研究しておきましょう。
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一次面接で落ちてもクヨクヨしない
どんなに練習しても、合わない会社というのは存在します。それは運がなかったと思って、切り替えていきましょう。応募者にぴったりの会社は必ず存在します。
そのかわり、もし選考見送りだっただった企業からフィードバックがもらえるのであれば、必ず次に生かしてください。そして改善できる点は必ず改善してください。
昨日より今日、今日より明日の面接の方が良い状態を作り上げていき、最終的には内定が何社も出るようになれば、努力の成果が実ったということになります。
面接対策で悩んだら転職エージェントを活用しよう
一次面接で不合格が続いてしまうと、どうしても次の面接も投げやりになってしまいがちです。
しかし、そうなってしまってはいつまで経っても、就職先は見つかりません。
もちろん、なかなか就職活動に時間が割けない人もいるはずです。
そういう方は、ぜひ転職エージェントを活用してみてください。転職エージェントは企業ごとに担当が決まっている場合が多く、事業内容はもちろん、面接後のフィードバックなどを細かくおしえてくれるケースが多いです。
一次面接を合格しても、まだ面接は続きます。しかし、一次面接を通過したということは、あなたに対して魅力に感じている点がある、ということです。
不安に思うこともたくさんあるかもしれませんが、自信を持って次の面接に進んでください。そして、一次面接のために取り組んだことを忘れないようにしてください。
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