未経験から3DCGデザイナーになるには?求められるスキルと仕事内容、求人を解説
ゲームやアニメーションにおいて欠かせない存在の3DCGデザイナーですが、未経験でも必要なスキルを身につけて実績を積んでいけば、転職を目指すことも可能です。本記事では3DCGデザイナーの仕事内容や必要なスキル、転職のポイントについて解説します。
目次
未経験で3DCGデザイナーになる方法5つ
専門的な知識と技術が必要とされる3DCGデザイナーですが、未経験から転職を目指す方もいます。
ここでは未経験で3DCGデザイナーになる方法をご紹介します。
独学で勉強する
未経験の方はまずは3DCGについて勉強をするところから始まります。
独学で勉強する方法は、主に以下の3つです。
・書籍
・WebサイトやYoutubeなどからの情報収集
・オンライン講座の受講
3DCGについて学べる教本が販売されているため独学での勉強も可能です。
また、インターネットを通じて情報収集を行う、オンライン講座を受講するなどの方法でも学習できるでしょう。
専門のスクールで勉強する
未経験で3DCGデザイナーを目指すための選択肢の1つに、専門のスクールがあります。
3DCGを実際に作成するには専用の制作ツールが必要です。
仕事をしながら通う社会人のために、夜間や土日に開設しているスクールもあるため、働きながらでも効率よく勉強することができるでしょう。
ポートフォリオを作成する
3DCGデザイナーを目指すにあたって、ポートフォリオは必須です。
自分の能力を適切に伝えるために、ポイントをおさえたポートフォリオ作りを心がけましょう。
例えば静止画ポートフォリオであれば、あらゆる角度からのスクリーンショットと、制作過程を見てもらうためのワイヤーフレームや原画も掲載するのがおすすめです。
動画ポートフォリオ(デモリール)にする場合は、作品ごとにタイトルや注目してほしいポイントにテロップをつけるなどの工夫も必要です。
担当したパートの詳細や使用したソフトウェア、制作期間はもちろん、経緯におけるポイントなども加えることで、採用担当者に理解してもらいやすくなります。
自己分析からキャリアプラン作成まで
役立つワークシート
こんな方におすすめ
- キャリアプランを見つけたい
- キャリアの方向性を再確認して仕事のモチベーションを上げたい
- 能力や興味に合った新しいキャリアの方向性を見つけたい
まずはアルバイトで実績をつくる
アルバイトや単発の案件などで、3DCGデザイナーとしての実績を積むのもおすすめです。
まったくの未経験の場合だとアシスタントなどからスタートする場合もあります。
現場で作業を見る貴重な経験として、関連職種からのステップアップという方法を取るのもひとつの方法です。
アルバイトに応募する場合でも、関連知識やポートフォリオがあれば大きなアピール材料になります。
未経験可の求人に応募する
3DCGデザイナーの転職を目指すのなら未経験可の求人に応募するという方法もあります。
この場合は転職してから3DCGについて学ぶということになります。
しかし完全に未経験な方の育成に力を入れている企業を見つけるのは大変です。
基本的な知識を身につけてから転職活動をする方が現実的でしょう。
知識をある程度身に付けた後は、ぜひ転職エージェントに相談してみましょう。
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未経験でも3DCGデザイナーに採用されるコツ
中途採用のメリットを活かす
企業にとって中途採用のメリットは、即戦力としての活躍が期待できる点ばかりではありません。
すでに社会人経験をもつ人材に対し、業界知識やヒューマンスキルに魅力を感じている場合もあります。
例えば、3DCGデザイナーの主な就職先はアプリ制作会社やゲームメーカー、アニメや映像の制作会社などです。
同じ業界内の知識や経験があれば、転職の際にアピール材料にできるでしょう。
異なる業界であったとしても、営業職で培ったコミュニケーションスキルやマーケティングスキルなども、3DCGデザイナーの仕事に活かせます。
企業が求める人物像を掘り下げて把握し、マッチする経験がアピールできるとよいでしょう。
コミュニティに参加する
3DCGデザインのコミュニティへの参加もおすすめです。
アウトプットすることでスキルを向上させることができるうえに、業界の事情なども直接聞くこともできます。
また、人脈を築く機会を得られるため、その後のキャリア形成にプラスに働く可能性もあるでしょう。
自身の経験を活かす方法などのご相談は、転職エージェントでも承っているので、参考にしたい方におすすめです。
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3DCGデザイナーの仕事内容は?
3DCGデザイナーとはグラフィックソフトを使って3DのCG(コンピュータグラフィックス)をデザインする職種です。
パソコンやグラフィックソフトの発展によって、CGも2次元から3次元に進化しています。
そんな高度なCGをデザインする3DCGデザイナーは、エンターテイメントだけでなく製造業や医療業、建築業など幅広く活躍しています。
以下、3DCGデザイナーの仕事内容について解説します。
モデリング
元となるデザインを形にしていくのがモデリングです。
3DCGデザイナーの中でもモデリングの仕事をする仕事をモデラーといいます。
3DCGをデザインする中で最初の形作りをしていきます。
ゲーム制作では元のキャラクターに似ている必要があるので3DCGデザイナーとしての腕が試されるでしょう。
リギング
モデラーがデザインしたものを動かす仕組み作りをすることをリギングといいます。
この仕事で用いられるのが「Maya」「3ds Max」「3dtotal」といった3DCGソフトです。
リギングを担当する3DCGデザイナーをリガー・リギングアーティストと呼びます。
モーション
モデルを実際に動かしてデザインする仕事をモーションといいます。
ゲームやアニメーションのストーリーや世界観に沿ってキャラクターを動かすのがポイントです。
このモーションを担当する仕事をモーションデザイナーやアニメーターと呼びます。
3DCGデザイナーが活躍する業界
これまで3DCGデザイナーは、映画やアニメなどの映像業界で重宝され、作品のクオリティを大きく左右する存在でした。
現在では活躍が現在最も目立っているのが、市場拡大が続くゲーム業界です。
ARやVRなどの最新技術が取り入れられるゲーム業界では、3DCG制作技術においても常に最新が求められています。
また近年では建築・工業製品を開発する業界での需要も高まっているのが特徴です。
製品の設計段階における3DCADの活用などが進められています。
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3DCGデザイナーがもっておくべきスキルは?
3DCGデザイナーは専門的な知識や技術が求められる仕事です。
それでは、3DCGデザイナーはどのようなスキルをもっておくべきなのでしょうか。
デザイン力
3DCGデザイナーとして仕事をするためにはデザインやデッサンのスキルが必要です。
最新技術を使いこなすスキルも必要ですが、デザイナーとしてはデザインスキルがなければ活躍が難しくなってしまうでしょう。
未経験で3DCGデザイナーへの転職を目指すのなら3DCGの技術だけでなくデザインやデッサンのスキルが求められます。
創造力・表現力
3DCGデザイナーの仕事はものづくりです。
そのため何かを作りあげるという創造力が必要とされます。
またゲームやアニメーションの制作では表現力が試されることも多いです。
知識や技術はもちろんですが、創造することにやりがいをもつことができる方が向いている仕事です。
クリエイティブスキルの具体例
maya、3ds max、Photoshopなどのツールを扱うスキルが求められます。カメラや照明、エフェクトなどの専門知識も、あると業務に役立ちます。
またUI/UXの知見も3DCGデザイナーには欠かせないため、これまでに経験があれば選考時に積極的にアピールしましょう。
向上心
センスや感覚が優れていることも大事ですが、創造力や構成力をブラッシュアップし続けることも欠かせません。
技術の進歩が続くなか、新しい技術や表現方法に常にアンテナを張って自ら情報収集を行い、取り入れる姿勢を保つ集中力が求められます。
新しいものが好き、満足できないというタイプの方は適性があるでしょう。
コミュニケーション能力
コミュニケーション能力は多くの仕事に求められるスキルの1つです。
3DCGデザイナーだけで何かを完成させわけではなく、多くの職種が関わってものづくりがされているため、人とのコミュニケーションが上手くいかなければ仕事もスムーズに進まなくなってしまいます。
コミュニケーションスキルの具体例
3DCGデザイナーに求められるのは、顧客の要望をくみ取る力です。ヒアリング力があってこそニーズを形にする力が発揮されます。
また、イメージを双方ですり合わせながら意見交換を行い、自身の提案を説得力をもって提示できる論理的思考力と提案力も欠かせません。
対クライアント以外にも、チーム内、社内でもコミュニケーションが重視される場面が多々あります。スケジュール管理のためにも普段から円滑な関係を築いておく必要があります。
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3DCGデザイナーの年収は?
3DCGデザイナーの平均年収は約440万円とされています。
またこれは平均であり、実際のところは200万円台が提示される求人案件もあります。
3DCGデザイナーはスキルや実績が年収に直結しやすいため、経験を重ねることで年収アップにつながる傾向です。
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3DCGを独学で勉強するメリット・デメリット
未経験で3DCGデザイナーの転職を目指す方法の1つが独学です。
それでは独学で3DCGを勉強するメリット・デメリットを見ていきましょう。
独学のメリット
独学は費用があまりかからないというメリットがあります。
教本を購入するといっても通信教育やスクールほどの価格ではありません。
自分の空き時間で勉強を進めることもできるため、未経験で勉強してみたいと思う方が気軽に始めやすい方法です。
仕事の隙間時間を使って勉強する方も多く、期限を決めるなど計画的に学習を進めるのがおすすめです。
独学のデメリット
独学では基本的な3DCGの知識を勉強することはできますが、体系的に学ぶことは難しいのがデメリットとなります。
また自宅のパソコンで3DCGの技術を身につけるのはなかなか困難なことです。
独学のメリットの1つである自分のペースで勉強できるという点は、人によってはデメリットとなるでしょう。
自分で勉強のための時間を作れず勉強の仕方がわからないと、モチベーションを保てずに、3DCGの勉強自体が嫌になってしまうこともあります。
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3DCGをスクールで勉強するメリット・デメリット
独学かスクールか、未経験で3DCGを勉強する時に悩むという方も多いのではないでしょうか。
次にスクールで勉強するメリット・デメリットを見ていきましょう。
スクールのメリット
スクールの最大のメリットは実際に3DCGで作品を作ることができる点です。
人に教えてもらいながら作品を作るため、3DCGの技術も身につくでしょう。
また転職の際には作成したものをポートフォリオとして企業に提出することもできます。
3DCGデザイナーの経験者から学んだり一緒に勉強する方がいる環境はモチベーションにつながるでしょう。
スクールで知り合った人達とのつながりは今後の仕事に役立つということもあり、勉強だけでなく人とのつながりができるという点も、スクールに通うメリットです。
スクールのデメリット
スクールのデメリットは学費と時間です。
専門性の高いことを勉強するためどうしても学費がかかってしまいます。
また社会人として働きながらスクールに通うので時間の拘束が苦痛になる方もいらっしゃるでしょう。
せっかく学費を出してもスクールに通うことができなければもったいないため、自身のライフスタイルに合った方法を選択することが大切です。
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3DCGデザイナーを目指すなら業界特化の転職のプロに相談!
市場拡大が続くゲーム業界を始め、3DCGの技術はさまざまな業界で需要が高まる一方で、十分な技術を備えた3DCGデザイナーは不足しているのが現状です。
3DCGデザイナーへの転職を検討する方は、自身に合った方法で学習を進め、転職エージェントを活用して情報収集から始めてみてはいかがでしょうか。
「IT業界に転職して年収を上げたい!」
「将来性が高い職種で経験を積みたい!」
「3DCGデザイナーとしてのキャリアをスタートさせたい!」
などのキャリアのお悩みは是非、「IT・Web業界の知見が豊富なキャリアアドバイザー」にご相談ください!
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