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株式会社シナモンのビジネスモデル分析!アナログ×AIによるデータ活用とは【ビッグデータ企業への転職】

IT技術の進歩により、AI(人工知能)やビッグデータを活用する企業が増えています。時代の先端を走る技術としてAIやビッグデータを活用する企業は、就職・転職先として人気が高まってきています。その就職・転職先は大企業だけでなく、中小企業やベンチャー企業など多岐に渡ります。むしろ、事業のスピード感が命であるため、ベンチャー企業の方がこの分野では主役といえます。今回は、ビッグデータ企業の中でも最も注目を集める株式会社シナモン(「以下、シナモン」)をご紹介いたします。

会社概要

 

デスクトップPC

 

AIやビッグデータの活用は、私たちの生活に様々な影響を与えています。

ニュースでも経済面だけでなく、防災など公共の面でもビッグデータ活用の話題となります。

そして多くの会社の業務においてもビッグデータを活用することで大きく変化することができるのです。

仕事をしていると、本来の業務以外の負担が非常に大きいと感じることが多いのではないでしょうか。

例えば請求書が取引先ごとにフォーマットが異なっていたり、取得項目が変わる非定型の帳簿の扱いに苦労したり。

分類に時間を割かねばならなかったりという事態に直面している企業や担当者は多いでしょう。

こうした業務は重要ですが、書類の作成や分類が企業の本来業務ではありません。

シナモンは企業を本来の業務に専念させる環境を整えるサービスを提供しています。

 

ビジネスモデル

 

ビジネスの世界では時間の短縮、納期の短縮、早期のレスポンスが重要です。

これらの要素を満たすのに必要なのは「時間」です。

しかし長年、日本企業のウィークポイントは「決定に時間がかかること」といわれていました。

そのウィークポイントをカバーする技術や方法を提供するのが、シナモンのビジネスモデルといえます。

 

読み取りで入力作業をなくす「Flax Scanner」

 

ノートPCとデスクトップPC

 

このサービスは、フォーマットの異なる請求書や取得項目が定まっていない非定型の帳簿類の整理から企業や担当者を解放するものです。

こうした書類を整理する際には、結局担当者が自社のフォーマットに合わせるように手入力を行っているでしょう。

しかし、この作業は時間を取られるものです。

「Flax Scanner」は各書類をスキャニングすることで事前の帳票定義なしで、自然言語の中から重要語句を読み取っていきます。

特筆すべきは、PDFやWardだけでなく手書きの文書の読み取りも可能だということでしょう。その読み取り率は95%以上です。

そのため最終的には様々な書類を読み取るだけで、書類や帳票類の重要論点抽出や分類などが可能となります。

そのお陰で生み出された時間を、企業や担当者は本来業務に充てることができます。

こうした企業の事業支援が、シナモンの事業の柱の1つです。

 

音声を理解し、テキスト化するサービス「Rossa Voice」

 

イヤホンの繋がったスマホ

 

会社の無駄として度々やり玉に挙げられる会議。

内容のさることながら、議事録作成を行う担当者の方も他に業務を当然抱えていますから、その負担感も相当なものではないでしょうか。

シナモンはそうした業務からも解放します。

「Rossa Voice」は音声認識ができる、自然言語を理解しているAIを活用します。

AIに業界や企業の専門用語を定義づけすれば、会議や打ち合わせの際の音声から内容を理解、リアルタイムでの文字起こしを行います。

また、その会議や打ち合わせでのTODOリストの作成も可能です。

議事録のために残業することもなくなるでしょう。働き方改革を考える企業からも注目されています。

 

必要な情報を瞬時に提供する「Aurora Clipper」

 

「Aurora Clipper」はいわば文章を理解するAIを活用することで、情報を探し出す時間の短縮を行うサービスです。

企業の過去の膨大な蓄積の中から事業や業務に必要となる情報の抽出やテキストの分類、レコメンドなどは非常に時間のかかる業務です。

さらに事前の知識を持っている方が良いため、従来はある程度の経験を積んだ人が行っていました。

しかしこのサービスではノウハウが必要な業務でもAIが学習することで、文書の意味を理解し必要な情報を提供することができます。

 

シナモンの取り組む社会課題

 

シナモンのサービスによって、企業は煩雑で時間のかかる業務を簡単にしてくれます。

それによってどのような問題から解放されているのでしょうか。

 

本来業務に社員を充てられる強みを発揮できる

 

デスクで仕事をする女性

 

企業は社員が本来の業務に邁進・遂行できる環境を整え、社員も個人の能力をいかんなく発揮できる環境下で業務を行うことができます。

さらには、社会環境もシナモンの事業の追い風になっています。

 

働き方改革は時間の使い方改革

 

近年言われている「働き方改革」

いわゆる残業を少なくするということが主眼に置かれているようですが、その要諦は「時間の使い方」改革です。

短時間で成果を出すことが必要となる中で、就業時間をいかに社員それぞれが本来の業務に充てられるのか。

企業は、いかに社員に就業時間を本来の業務に費やせる環境を整えるのかが重要なのです。

その点では、シナモンはじめビッグデータ活用企業の重要性が高まってきていると断言できます。

 

今後の事業展開

 

ビッグデータを活用したサービスを幅広く展開している同社ですが、今後はどのような事業展開を考えているのでしょうか。

 

2022年までにAIエンジニア500人体制の構築

 

ノートPCとスマホ

 

シナモンでは事業の根幹を担うAIエンジニアの育成を開始しています。その目標は「AIエンジニア500人」です。

現在AIエンジニアの人数は40名ほどですので、今後のさらなる事業拡大に向けた段階に入っています。

そうした人材育成や採用に向けて、シナモンではベトナムに人工知能ラボを設立しており、大量採用に備えています。

事業拡大フェーズにおいてエンジニアだけでなく、様々な職種が必要です。

転職を考えている方にとっては、要注目の企業といえます。

 

資金面でもバックアップあり

 

グラフの資料

 

ベンチャー企業が苦しむのが、スタートアップから事業が軌道に乗るまでの資金繰りです。

特に技術系のベンチャー企業では多くの場合サービスの開発から入ります。

そのため当面は収入がないまま支出が続き、その間の赤字がしばらく企業に負担になってしまうということがあります。

しかし、シナモンにとってはその点の心配は無用です。

その技術の高さと有用性は社会的に高く評価され、国家レベルで期待されているベンチャー企業であると考えられます。

その根拠は、スタートアップ時にNEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術開発機構)から1億円以上の助成金を受けていること。

当然国家が認めた企業と事業ですから、将来性と成長性も期待できるといえます。

 

代表も世界的に注目されている

 

シナモンの平野未來・代表取締役CEOは、内閣官房IT総合戦略本部員に日本のスタートアップ企業の代表として参画しています。

経営者の手腕も国家から評価されているのです。

また役員にはソニーの執行役員も入っていますので、経営面でも安心できるといえるでしょう。

 

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転職採用例

 

ノートに書き込む人

 

シナモンでは事業開発やエンジニア、マーケティング部門など、大きく分けて以下の7つの分野で中途採用の募集をしていることがあります。

 

・事業開発

・リサーチャー&エンジニア

・ストラテジー

・マーケティング

・コーポレート

・オープンポジション

・プロダクト

 

ただし全分野で通年採用をしているわけではないようです。

求人情報によれば、それぞれの職種で経験があることが必須条件となっています。

しかしこの7つの分野のうち、1つは「オープンポジション」での応募枠です。

オープンポジションであれば、希望の職種では募集していないけれどシナモンに入社したい、という人も入社のチャンスがあります。

 

転職ポイント

 

シナモンは「創造あふれる世界を、AIと共に」というミッションを掲げています。

そのミッション実現のため、各部署でプロフェッショナルな人材を求めています。

シナモンが求めている人材とはどういった人物像なのでしょうか。

 

技術の進歩に負けないスピード感

 

ノートPCとノート

 

AIとビッグデータを活用したサービスを提供しているシナモン。

今後も技術の進歩に伴い、サービスの改善や事業拡大のチャンスは無限に広がっています。

IT技術の進歩が急速に進んでいる中で、そのスピードに乗り遅れることなく仕事に取り組める人を求めています。

そして急速に進歩している業界だからこそ、常にアンテナを張って新しい情報に触れることも大切です。

そうした情報に敏感でいるためには、当事者意識を持つことが必要でしょう。

自分であればどんな機能が欲しいか、それを実現するためにはどのような技術が必要なのか。

このように自分ごととして考え、仕事に取り組める人を求めています。

 

管理職や経験の豊富な方も出番あり

 

人員が拡大すると、ある程度の組織化が必要です。そうした中で、組織を管理する人材は社内だけで賄うのは限界があります。

その時に、管理経験をもつ人材が必要となってきています。

特にシナモンが目指すような企業規模になってくると、やがて管理経験豊富な人材が求められる時期は必ずやってくるといえるでしょう。

 

会社情報

 

株式会社シナモン

 

ここまでシナモンの事業や社会的役割、成長性などお伝えしてきました。

最後に、シナモンの会社の社風や福利厚生について解説します(2020年10月時点の情報です)。

 

スタートアップや拡大企業の雰囲気を味わえるのは今がチャンス

 

スタートアップ企業の社員

 

上り調子の企業のスタートアップ段階で働いている社員の姿を見ていると、とても生き生きとした表情をしている方が多いです。

自分の事業や業務が会社の業績に貢献しているのが目に見えるのがやり甲斐につながっているのでしょう。

スタートアップでの雰囲気を感じたい方はまさに今挑戦すべき企業だといえます。

 

福利厚生など

 

シナモンでは基本就業時間は9:00~18:00ですが、フレックスタイム制が導入されています。

コアタイムは11:00~16:00となっており、社員それぞれの生活スタイルに合わせた働き方ができるようです。

福利厚生として各種保険の完備や通勤交通費の支給があり、この他にも新しい制度を随時検討しています。

 

【GeeklyReview】シナモンの口コミを見る

 

まとめ

 

パソコンのキーボードを打つ手

 

シナモンをはじめとするビッグデータ活用企業は、今後、社会の在り方を大きく変える存在となります。

社会的意義を感じて働ける喜びやワクワク感を味わいたいのであれば、転職先としてビッグデータ企業はお勧めの業界です。

今後ますます進化するIT技術を駆使したサービスの運用に今のうちから携わることで、自身の成長にもつながるでしょう。

ビッグデータ活用企業への転職を検討されている方は、ぜひ転職転職エージェントにご相談ください。

シナモンのような魅力的な企業をご紹介します。

 

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この記事の監修者

西内信

IT系ベンチャー企業にて法人営業を経験し、そこで培った経験を生かし総合人材会社へ転職。その後ギークリーを創業しました。今までにご相談に応じた転職者は3500名以上に上ります。転職者のご不安や疑問点など一緒に解決しながら、最適な未来が描けるようなサポートをさせて頂きます。

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