転職のWeb履歴書の書き方を解説!NG事例から考える「受かる」書き方とは?写真の貼付方法も紹介します
Web履歴書は簡単・綺麗に作成でき、失敗しても修正ができるのがメリットです。しかしWeb履歴書だからこそ気をつけなければならない転職の落とし穴があります。Web履歴書の書き方やNG事例、写真の貼付方法をご紹介します。
目次
Web履歴書のNGパターンを大きく5つ
Web履歴書にも様々な形式があり、指定フォーマットに入力してアップロードするケースやフォーマットの手配から求められることもあります。
パソコンやスマートフォンを使って書類作成を行うため、レイアウトが整いやすいのがメリットです。
指定フォーマットがあれば過不足無く入力することができ安心感も大きいでしょう。
しかしこれがWeb履歴書の落とし穴かもしれません。手書きと違い、誰でも綺麗に作成できるため「差」が生まれにくいのです。
その結果、履歴書の中身で勝負することになります。
皆が同じように作れるWeb履歴書でマナー違反や迷惑行為だけは避けたいものです。
Web履歴書で避けたいNG事例は大きく5つあります。
その5つの事例のどれにも含まれる、基本的な考え方をまずご紹介しましょう。
コミュニケーションを取りながら仕事を進めるためには欠かせないものであり、転職に限った話ではありません。
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NG事例に共通した考え方
NG事例のどれにも共通することが、自己満足かつ独りよがりな書類になっている点です。
自分自身を他の人に「書面だけ」で伝えるものがWeb履歴書ですので、読んでくれる人を気遣う必要があります。
採用担当者はどの会社でも非常に多忙です。
気遣いができていないWeb履歴書はそれだけで採用担当者に負荷がかかるため、内容を吟味してくれるどこか見てくれることすらなくなります。
気遣いがあれば、後述するNG事例のようなWeb履歴書になるはずがありません。
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NGパターンその① 原稿の基本が整っていない
Web履歴書は文字通りWebを介した履歴書です。
PCなどのデバイスで原稿制作をして入力できますから、紙の履歴書にくらべると記入時のプレッシャーが少なく、比較的簡易に作成できます。
これは逆に、粗雑な履歴書を作ってしまう要因にもなり得るのです。
自分の気持ちだけをぶつけ、読む人の立場に立っていない書類ができあがってしまいます。
特に原稿の初歩的なミスを見逃しがちですので注意しましょう。
誤字誤植や「てにをは」を適切に
同音異字(貴社→記者 など)慣用句の勘違い(凌ぎを削る→鎬を削る など)の入力間違いの他に、読みづらさを助長するのが助詞の使い方の間違いです。
「手が負えない→手に負えない」のように一見間違いではなさそうなものでも、口にだして推敲することで、間違いに気がつく場合があります。
校正ソフトの利用や文章を音読することをおすすめします。
文字化けや正しい表記になっていない
最近は文字化けする頻度が少なくなってきたとはいえ、PCやスマホ等デバイスの違いで文字化けが発生することがあります。
特に名前に旧字体を用いる方は正しく表示されるか、別の端末で見て確認すると間違いがありません。
また会社名などは正式な名称を用いること、法人格も前付けなのか後付けなのか、しっかり確認しましょう。
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NGパターンその② 意思疎通がはかれる職務経歴になっていない
職務経歴は自身のこれまでの仕事を評価してもらう上でもっとも重要な項目の1つといえるでしょう。
学歴や人となりはもちろん知りたい項目ですが、採用担当者がまず最初に確認したいことはこれまでどのような仕事をしてきたかという点です。
そのため職務経歴欄は読みやすく、しっかりと意思疎通がはかれるものかどうかが重要なポイントになります。
曖昧な受賞歴の列記
会社によっては、インセンティブなど社内での表彰があるでしょう。これは企業内での業務実績ですので、重要な指標となります。
しかし内容そのものはハウスルールのため、採用側は名称だけ見ても判断できません。
どのような内容なのか、なぜ表彰されたのか根拠までをしっかりと記述しておかなければ、何が評価されたのかわかりません。
担当した業務が羅列されているパターン
担当した業務がただ連なっているだけのWeb履歴書もよくあるNGパターンです。
担当した業務内容に加えて残した実績や成功事例、培ったスキル、それによって生まれた得意分野、経歴からみるアピールポイントを記載しましょう。
担当業務ごとに箇条書きにまとめられているとより良いでしょう。
NGパターンその③ まとまりのない自己PR欄
自己PR欄は、応募者の持っているスキルやアピールポイントを伝えるために重要な項目です。
そのため曖昧な自己PRではセールスポイントが伝わらず、評価を下げてしまう結果になります。
具体的な実績をつかみづらい自己PR
アピールしたいポイントのみが書かれている場合、他に同じポイントで自己PR行う応募者がいると差別化が図れません。
自己PRを行う時には、アピールしたいポイントの具体例を交えることが効果的な訴求につながります。
求める人物像を意識した自己PRになっていない
自身のストロングポイントを強調できるのが自己PRですが、求める人物像に則した自己PRでなければ事業者側は検討しにくいでしょう。
例えば企業側が「コミュニケーションスキル」を求めている場合を例に取りましょう。
コミュニケーションスキルによって円滑に進めたい業務があるからこそ「コミュニケーションスキル」を重視します。
そのため応募者は自身のスキルで企業が円滑に進めたい業務をどれほどプラスに向けられるかをアピールする必要があるのです。
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NGパターンその④ 志望動機が使い回しされた事例
志望動機はその名の通りその企業をなぜ志望したのか、その動機を説明する項目です。
同じ業種であってもなくても、人事担当者には使い回しの志望動機がすぐにわかります。
使いまわしの志望動機はピントが非常に曖昧です。
通常は企業毎に志望動機が異なって当然であり、それを共通のものにするために焦点をぼかして書く必要があります。
それでは先方に見抜かれてしまいますし、何も伝わりません。
「〜なぜならば」という部分に熱意を感じ取れない志望動機
今までの実績やスキルがあれば、経験済み業種の企業を目指すであろうということは分かりやすいでしょう。そのため履歴書にも書きやすいはずです。
しかし「なぜこの会社を」志望するのかという部分が明確に書かれていない場合が少なくありません。
転職理由に立ち返って、なぜこの企業に応募するのか今一度考えて見るとよいでしょう。
具体的な体験が盛り込まれていない志望動機
応募企業に対して応募者自身の具体的な経験や体験が盛り込まれていないと「なぜこの会社に入社したいのか」が見えません。
志望動機に自分のエピソードを盛り込むことで、オリジナリティのある志望動機になります。
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NGパターンその⑤前職・現職にネガティブな印象が残る履歴書
転職の理由は人それぞれであり、志望動機もマイナスな理由であるケースもあるでしょう。
しかしそれをそのまま記してしまうとネガティブな印象しか残りません。
Web履歴書にはネガティブをポジティブに変えて記載する必要があります。
Web履歴書は応募者の商品カタログと同じ
家電でもパソコンでも、商品のカタログにネガティブな要素を載せることはありません。なぜならその商品を売り込むためのツールだからです。
採用担当者はすべての応募者が前向きな理由で前職を辞めた・現職を辞めようとしている、とは思っていませんいません。
とはいえ採用という先行投資をするためには、書面上の記述であっても前向きな姿勢が必要になります。
ぜひ会ってみたいと思う履歴書は前向きな内容
Web履歴書は面接に進むための手がかりとなる書類です。
輝かしい経歴があったとしても、まだ見ぬ応募者にネガティブな思考があるとそれだけで採用担当者は「会いたい」と思わなくなります。
前述した通り採用担当者は得てして多忙です。
もしも高いスキルがある応募者でも不安要素がある場合は、不安要素を取り除くことに時間を取られてしまうのではないか、という考えに至ります。
ネガティブな要素は決して記述しないようにしましょう。
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写真の添付方法を伝授
昨今、スマホでも高品質な写真が撮影できるため、履歴書の写真を自宅で撮影する場合もあるかもしれません。
しかし応募者が横並びに見られるWeb履歴書では、素人が撮影した写真はすぐに分かってしまいます。
決して印象良いものではありません。
できる限り写真館やスピード写真機で撮影しましょう。
町の写真館や駅前にあるスピード写真機、どちらでも高品質かつWeb履歴書に最適な撮影が可能です。
どちらで撮影する場合でも「データ付き」のプランを選択することがポイントです。
若干割高にはなりますが、何社にも応募するのであれば手間とコストを削減できます。
採用担当者に好印象をもってもらえるように、質の高い証明写真を用意しましょう。
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Web履歴書にあらわれる気遣いは転職成功の架け橋に
Web履歴書を受け取る採用担当者に「会いたい」と思ってもらうために必要なのは、やはり相手への気遣いです。
色々なNG事例はあるものの、その根底にあるものは共通しています。
企業が求人を出している背景として「新たな事業を開始するため」というものをよく見かけます。
それを担当する社員がいないということですから「人員が足りない」という理由もあるはずです。
新しい事業の担い手がほしい、人手がほしいという目的があるため「成長すると化けそう」などという見込み採用はほとんどありません。
そのためWeb履歴書は、求人条件に掲げた採用ビジョンにマッチする応募者かどうかを判断できるように仕立てる必要あります。
採用担当者への気遣いができるかできないか。
主観的な点ではありますが、転職のみならず今後の社会生活を営むうえでも重要なポイントになってくるでしょう。
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